人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

――それから、暫く。
メッセージを受け取った女が姿を見せたのは、夜が深け始める頃だった。

はやる気持ちがないでもない。
だが、慌てた母猫は目の見えない仔猫を産むLa gatta frettolosa fa i gattini ciechiものだ。

女の影が倉庫の中で、きょろりと辺りを見回している。
(-250) oO832mk 2023/09/16(Sat) 2:52:48

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

指定された倉庫の一角に、ブルーシートがかけられた荷物があった。
シートには「signorina DD嬢へ」と書かれている。
……

シートをめくれば、
ボストンバッグとスーツケースが身を寄せ合っていた。
バッグの中には中には硬質で重量のあるものが、乱雑に詰め込まれているようだ。

バッグには、
『開けずに家に置いておけ』
…なんて書かれている。

君の家を荷物置き場かなんかだと思っているようだ。
(-255) gt 2023/09/16(Sat) 7:53:35

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

ブルーシートに目を留め、近寄る。
どうやらこの下のものが目当てのブツらしい。

剥ぎ取り、しゃがみ込む。
バッグに書かれた文言には、ついくすりと。

「…まあ、いいですけどお。」

ただ、そこそこ重量がありそうなことだけ、文句を言ってバチは当たらないと思う。
あたし女の子なんですけどお、とその心のままに独り言ちる。それでも声音はそう満更でもなさそうだ。

そうしてバッグを運び出す。
スーツケースはどうだろう。重さやらで中身の有無を確認すると、必要そうならばそちらも運び出しただろうか。
(-257) oO832mk 2023/09/16(Sat) 8:48:47

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

バッグはずっしりと重く、ガチャガチャと音がする。
まったく、女子に運ばせるようなものではないだろう。

スーツケースの方も同じく、何かが入っている。
こちらも大分ずっしりと重く、しかし バッグ程…つまりは金属ではなさそうだ。
キャスターが付いている分、バッグよりは楽だろうけど。


…それを家に持ち帰ったのなら、新しい宅配便が届いている。
箱を開けると、

『おだちん』

なんてメモと一緒に、
まるでイチゴのジェラートのような薄紅色のバスボムが、
ファンシーなラッピングと共に収められていた。
(-263) gt 2023/09/16(Sat) 13:31:21

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

昼夜問わず、女の姿なくとも明かりのついた一室。
だから帰りついた女は、玄関時点ではあなたの在室に気付かなかった。

「……? あー」

だからあなたに気づいた時、そんな間の抜けた音を漏らす。
多少の肉体労働のあとで、このとき女も少しばかり疲労していた。
そうっと近寄り見つめた後、傍に静かにしゃがみ込む。

……電気、消した方がいいのだろうか。
顔の上の新聞紙を見ながら、そんな逡巡。
(!4) oO832mk 2023/09/16(Sat) 13:45:34

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

アパルトメントへと荷物を運び込み。
なかなかの肉体労働だった。次に会ったとき何か仕返しに困らせることでも言ってやろうか。
結局実行になんて移しやしないくせに、そんな益体のないことをひとりで思う。

ダンボールの積まれた室内に、スーツケースとボストンバッグが仲間入り。
…もうひとつ、新しい荷物が届いていた。
箱を開け、中を見る。バスボムを持ち上げ見つめた後、もう一度箱に戻した。

左手小指のエナメルがまた欠けている。
それに気付いたのは、もう更に後のことだった。
(-266) oO832mk 2023/09/16(Sat) 14:19:37

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

…暫くして、立ち上がり電気を消した。
振り返った室内は暗く、それでも何も見えないほどじゃない。

「…」

今朝持って出た
弁当
の中身は、半分ほども減っていない。
昨日と打って変わって食欲がしなかった。
…パオロは今頃、どうしているんだろう。檻の中の冷たさを女は知らない。

それでも彼が眠っているうちに、これだけは空にしたかった。
黙々とひとくち、ふたくち、食べ進める。
(!5) oO832mk 2023/09/16(Sat) 16:42:26

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

新聞紙のたてた音に振り返る。

「おはようございまあす。」
「…お疲れの様子ですねえ。」

何事もなく女は笑みを浮かべた。
手元のお弁当は、完食にこそ至らなかったがそれでもほとんど減ったらしい。

「休める場所が他にないなら、気にせずいてくださいねえ。」

「でも、そおですねえ。」
「次の調査対象の話は、早いうちに聞いておきましょおかあ。」

早く取りかかれた方が休む時間もできるかもしれませんしいだなんて、気遣いのようなことを言う。
(!7) oO832mk 2023/09/16(Sat) 18:13:19

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

頬と髪。それに触れて嫌な顔をされない者はたったの二人だ。
ひとりは、自分。そしてもうひとりが、あなた。
そのあなたの口から伝わる静けさを受け取り、
真面目な顔で暫し、考える。触れたままの手は、そのままに。
髪の水気があなたの指を湿らせる頃、その手に手を重ねた。

「いいや。毎日だって会えるさ。
 だって俺は変わらず街ん中を歩くから、
 巡回の警察と会う事くらいおかしくない。
 秘匿回線で通信するのもいいな。端末隠しとけばいいし。
 まあ開き直って毎日通ってもいい。
 俺から警察署に行ってみるってのもアリか?」

重ねた手にすり、と頬を寄せる。
手の平に唇をつけ、上目遣いに微笑みを渡す。
冗談なのか、本気なのか。子供染みた、屁理屈のような言葉。

(1/2)
(-282) shell_memoria 2023/09/16(Sat) 18:25:12

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「……なあ、エリーダニエラ

昔はきっと、そう呼んでいた。
けどいつからか、ファミリーネームの方で呼び始めた。
理由を聞けば、そっちの方が可愛いとか、言っていたけど。
一度だけ、徹夜と酒でふにゃふにゃの時に零した事がある。
『この名前は俺だけが持っていたいから』。
他人に聞かせないように、内緒でしまいこんだ大事な名前だ。
それを取り出す時は、決まってあなたの傍にいると決めた時。
カンターミネがノッテに入る時も、きっとそうだった。

「そんな寂しそうな顔するなよ。釣られちゃうだろ。
 大丈夫だ、俺はいつだってお前の傍にいるから。
 捕まったら?その時は……はは、毎日尋問しに来てくれ。
 エリーが捕まったら毎日面会に行くさ。
 それで俺が捕まったら、隣同士の独房になって、
 毎日壁越しにモールス信号でお喋りだ。
 いいだろ、楽しそうで。足りない?それじゃあさ――」

いつもの笑みとも、楽しそうな笑みとも、違う。
頬に触れる手を、唇でなぞりながら。

「今日を、お互い一生忘れられない夜にしてみる。
 ……ってのは、どうかな、エリー。」

誘惑するように、唇の端を歪めた。
(2/2)
(-284) shell_memoria 2023/09/16(Sat) 18:29:07

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

子どもの頃から、あまり思いを顔に出さない方だった。
だけど、笑おうと思えば笑うことだってできる子どもでもあった。
どれだけ寂しくても、笑って母を見送れる、そんな子ども。

そんな女の“寂しい”に気づける人は数えるほどしかいない。
そしてその1つ目の指に、あなたがいる。

ミネmine……。」

ほんのささやかな、言葉遊び。
たったひとりの友人の名前を縮めると、とある国では“わたしのもの”と意味する言葉になるらしい。
ほんの少しのいたずらごころが芽生えた子どもの頃からずっと、女はあなたをそう呼んでいる。

(1/2)
(-302) oO832mk 2023/09/16(Sat) 20:10:05

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

あなたの髪に触れ湿った指先にうすらと熱が灯る。
けれどそれは女から見える蠱惑的な景色を理由としたものではなかったように思う。
ただその言葉がひとつひとつ、じんわりと胸に染み込んでいって、息が詰まる。

「…うん」

「ミネが捕まったら、尋問にこっそり食べ物持ってくしい」
「一緒に捕まったときはあ、夜通し、おしゃべりするんだあ…」

するりと衣の擦れる音がして、あなたの身体に覆い被さる。
その耳元に顔を埋めた。心臓の音が、とくん、とくん。

「約束…するの。忘れないよおに」
「ミネがいつも傍にいるって、…あたしが忘れちゃわないよおに」

やおらになだれ込むように。あなたの身体と一緒に、布団にころぶ。

「…忘れられない夜」
「ご教授、お願いしまあす」

へにゃり、と笑った。
今度は寂しさを隠すための笑顔では、なかった。
(-304) oO832mk 2023/09/16(Sat) 20:11:06

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア。
長駆の上級警部殿。

「…………“怖いおじさん”」


口の中で転がした小さな声は、きっとほとんど聞き取れない。
考えるようないとまのあと、ラザニアの残りをまた口に入れる。

「わかりましたあ。お任せしますねえ。」
「あとで前金と、今回の報酬もお送りしておきますう」

きっと前回と同じように、どちらも手早く振り込まれるはずだ。
やはりいち巡査が躊躇なく支払うには大きな額であるはずだが。

「……」
「心配事、はあ」

言い淀んだ瞳が、傍らの鞄へ向いた。
中には薄紅色のバスボムが、丁寧にラッピングされて入っている。

「…捕まらないで欲しい人がいる、くらいですかねえ。」

静かな声。続いた声は、それに比べると朗らかだった。

「お兄さんは、そういう人、いますかあ?」
(!9) oO832mk 2023/09/16(Sat) 20:44:58

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「そう来なくっちゃな」

くすくす、笑いながら肌が重なる。
薄衣二枚、所により一枚、或いは遮られず。
鼓動が響く。皮、肉、骨、血液、伝わっていく。
――余裕そうな顔をしながら、あなたよりずっと速い鼓動が。

「……ばれちゃった?」

ふへ、と笑う。何が、とは絶対言わないけれど。
だって、今更恥ずかしくて言えないし。
笑顔で誤魔化せないその分を、
動かない口の代わりに身体に乗せて。
おずおずと指先を絡めて、衣の内に指を這わせる。
上に居るあなたに、顔を寄せて、重ねた。
建物に打ち付ける雨音に、微かな水音と吐息を混ぜて。

「エリー」「約束、して」「俺にも、エリーを刻んでよ」

見上げる微笑みに、瞳を潤ませて。

「傍に居させてくれよな」

きっと、昔と同じように、屈託のない笑顔で。
あなたの傍で、あなたを求めた。
(-308) shell_memoria 2023/09/16(Sat) 20:52:05

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*

こんばんは、おさとうかえでです。
よき余生をお過ごしいただけているでしょうか。
…言っておいて苦しくなりましたので、本題にさっさと移ります。

確認は、襲撃ロールの内容についてです。
先日お伝えしましたように、お手伝い権を用いて罠にはめるような予定です。
内容について運営Mさんと共にうんうん悩ませて頂きましたこととその感謝をここに色濃く残しておきます。

そこでこちらから出ました案は、
・ダニエラが大量の食べ物を用意してニーノくんに処理の『お手伝い』を頼む
・警察はダニエラが配るからニーノくんは他のお知り合い(村のメンバー上マフィア)に配ることに
・(マフィアに食べ物をお裾分けしたあと)マフィアとの密会の疑いで拘留、逮捕
上記のような形になります。

仲のいいマフィアの方がいらっしゃることが前提になりますので、まずは提案として。
墓落ち後にも墓落ち前時空でお裾分けロールなどできそうですし、どうかな〜と。…どうでしょう?
(-328) oO832mk 2023/09/16(Sat) 22:16:24

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

重ね絡めた指の先。
控えめに艷めく、マリーゴールドの色をしたエナメル。

「…えー。」
「知ってたよお。」

くすりくすりと、喉を鳴らして。
そう言ってしまえば恥ずかしがってくれるかなとか。
そこまで深くは考えなくとも、自分にしか見せないあなたの姿をつよく望む。
するりと素肌に滑らせたもうひとつの指先もまた同じように。
誰も知らないあなたを求めて。自分を求めるあなたを求めて。

「…うん。約束。」
「あたしも、ずっと」「ミネの傍に、いるよお」

「だから」「ミネも。」

落とす言葉に、吐息を混ぜて。
時折2人の吐息も交ぜて。

「そばに、」

ぱちんと頭の中が白んで震えて。
それでももっと、もっとと、あなたを求む。
(-336) oO832mk 2023/09/16(Sat) 22:57:33

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>66 ロメオ

「あれえ」
「こんにちはあ、お兄さあん」

よく見る顔が、全然見ない場所にいる。
遠巻きにその長身を見つけた女は、軽く手を振って寄ってきた。

…足元に何かいる。
猫とあなたと見比べた後、小首を傾げ。

「…何してるんですかあ??」
(69) oO832mk 2023/09/16(Sat) 23:17:20

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

名が出たことには率直に驚いて。大きく瞬いたミントブルー。
けれどその視線を少しずつ低く落としていく。

「覚悟、とかあ。」
「そーゆうの、よくわかりませんけどお…」

フォークを1度置く。
上手く言葉にできないけれど、妙な蟠りだけ溜まっている。

「自己満足とは、違うんです…よねえ?」
「自業自得だから、心配してない〜とか」
「……いやあ、ええとお」

結局、言い表せないままかぶりをふった。
ごめんなさいー、と一言置いたあと。

「母子家庭、だったんですう。」
「だからあんまり、」
「男の人の考えてる事はわからない…って、言いますかあ。」

「でも、そういうもの、なんですねえ…。」
(!11) oO832mk 2023/09/16(Sat) 23:41:52

【独】 日差しにまどろむ ダニエラ

/*
>>69
何も考えてなかったけどキリ番だ!
むくです!
(-346) oO832mk 2023/09/16(Sat) 23:48:59

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

今日が大騒ぎの日でなかったなら。
もし、その上で来ることが分かっていたなら。
そしてそれでも同じような事になっていたのならば。
きっと、こちらの指先も瞳と同じ色に染めて、
あなたの全てを見ようとしていた。

「……ずるいよなあぁ〜……」

結局、全部見られていたのは自分だった訳だから、
頬に朱を差す羽目になる。顔を隠そうにも、
両の手はもう捧げて、絡めて、滑らせ、重ねているし。
吐息も、心も、身体も混ぜるような、そんな距離では。
きっと、薄い闇なんて衣では、ミントブルーを遮れない。

「した、からな」「約束」
「取り消せ、ない」「から……っ」

それは、自身の内に。そして、相手の内に。
刻むように、深く。抉るように、強く。
吐息だけじゃ足りないから、と重なり、混ぜて、交ぜて。

ああ。

抑えが、利かない――。

「そば、に――」

そうして幾度も、幾度も。幾度も……。
どちらともなく、どろどろのまま、眠りに落ちるまで。
或いは、落ちても。どこまでも――忘れない夜を、過ごした。
(-347) shell_memoria 2023/09/16(Sat) 23:54:59

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

/*
こんばんは、おやすみ硫酸ナトリウムです!
早い宣告のお陰で己の尻を叩きながら余生を過ごしております、ありがとうございます…

そして内容について承知いたしました。
Mさんともたくさん悩んでいただいたとのこと、双方に対して私からも感謝を…
お手伝い権の行使方法、逮捕への経緯について問題ありません!
ニーノ自身は相手がマフィアであるとは知らないのですが、仲の良い方は数人いらっしゃるので丁度よいかなと思います。
良い感じに"悪"な使い道で私自身はテンションが上がりました、罠に嵌めてくださりありがとうございます。

一点お聞きしたく、お裾分けロールですが三日目入る前に話題に出していても問題なさそうでしょうか?
(丁度仲のいい方から話し始めの秘話を頂いたところなので、提供が叶うかはわからないですが話題に載せようかなと…)
少々時空が歪んで不都合あるかもなので、三日目入ってからの方がよさそうであればそこからの開始としておきます〜!
(-364) mspn 2023/09/17(Sun) 0:22:06

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*
刻々とその時が近付いており苦しんでいます。
この情報は無料です。

承諾の旨、ありがとうございます!
ご質問の件ですが、構いませんよ。ぜひぜひどうぞ!
ただ何の食べ物にするかを考えきれておらず…ご希望あったりしますか?
なければ、冷凍庫が蟹で埋まっていることですし、傷みやすい何か(果物とか)が無難かなと考えていたりします。
もしそちらがお渡ししたい食べ物があれば、こちらの都合は気にせずご提案ください!

よろしくお願いします!
(-369) oO832mk 2023/09/17(Sun) 0:40:37

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

/*
日付が変わってしまったなとこちらも思いながら過ごしております……どきどき……

そして質問に関しても承諾していただきありがとうございます!
特に希望はありませんでしたので、果物で問題ありません!
秋の果物を検索してみましたがキウイやザクロやぶどう…大量にということなので詰め合わせとかでもよいのかもですね。
問題なければそんな形で怪しまれない程度に話題に載せたり渡したりしたいと思います!

襲撃ロール自体は三日目になりますかね…?
(お手伝い権使っちゃおうの話し始め等は、今から始まっててもこちらとしては問題ありません!)
よき感じに波に乗りますのでお世話になります……よろしくお願いいたします!
(-374) mspn 2023/09/17(Sun) 0:52:54

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

――そうして。
声も、水音もいづれ聞こえなくなくなって。
微かな雨音と呼気の音だけが残されてから、暫く。

穏やかに眠る女の寝顔があなたのすぐ隣にある。
身じろぎ。擦り寄るように、肌に触れる。

「……んぅ…」

ゆっくりと、目を開けた。
そのミントブルーに映ったのは、あなたの体に残ったいくつかの鬱血痕キスマーク
女からあなたへ、あたしのひとmineと主張するためだけの。
必要とした証。必要とされた証。…約束の証。

満足げに目を細めて、またそっと口を寄せた。
(-386) oO832mk 2023/09/17(Sun) 1:27:22

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*
あと20時間……

そうですね!では秋の果物詰め合わせセットをお願いすることにしましょう。
そうと決まれば始めてしまっても構わないのですが、眠いので…
明日の朝こちらから、開始の秘話を送らせて頂きたいと思います。
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
(-389) oO832mk 2023/09/17(Sun) 1:31:08

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「ニーノくうん」

間延びした声が、署内でかけられる。
夕方のことだ。定時が近づき、女がいきいきとし出す頃。

「あんねえ。…ちょっとお」
「いーい?」

真面目そうな顔。ちょいちょいと手招き。
お呼び出しだ。
(-408) oO832mk 2023/09/17(Sun) 6:08:41

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

昨日……もう一昨日になるか、その時とはまた別の、
幸せそうな穏やかな寝息と寝顔。
そんな深い眠りも、約束の前では形無しだ。
だっていつでも、お姫様を起こすのは王子様のキス――

「……これじゃ立場が逆じゃんかぁ……」

ふにゃふにゃの声と顔。伸ばした手がぎこちなく髪を撫でる。
ライムグリーンの監視カメラは、自分と同じような状態の
素敵な装飾品キスマークで着飾った姿を映しただろう。

「肌の出る服、着れないな?……いや、着てもいいけどさ」

ベッドの上で、もぞりと動く。
淫靡さではなく、親愛を込めて身体を重ねて熱を共有した。
それと同時に、気付いた事がある。

「……またシャワー行こうぜ、朝が来る前に」

互いに浴び、擦りつけ、吸い……証明し続けた結果。
そこには『どろどろ』なんて言葉が生易しく思えるほどに、
二人の混ざり物が広がった痕跡が残る。
恐ろしい事に、それにすら――愛しさしか、感じない。
だから提案はしたけど……あなたの手を取って、口を付ける。
狙いは一か所だけ。左手の、薬指に。少し長めに、お返しを。
終わった後に、少し残った頬の朱を自覚しながら。

「あのさ」
(-422) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 9:46:29

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「だいすきだよ、エリー」

今まで軽口や早口で言っていたものとは違う。
心根の奥底から、そう。
自然に溢れたあなたへの約束の証を耳に沁み込ませて、
きっと霧と闇で見辛い中でもよくわかる、
耳まで真っ赤な顔が、真っ直ぐにあなたを見つめていた。
(-425) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 9:50:40

【念】 日差しにまどろむ ダニエラ

「……」

一瞬の沈黙。受け取ったナプキンで口元を拭う。

「お母さんは、亡くなりましたあ。」
「飲酒運転の車に、轢かれて。…でも」

「お母さんが生きてた頃から、支援してくれる人がいてくれたのでえ」
「…親孝行。親じゃ、ないですけどお。」
「その人に、してるつもり…ですう。」

できてるかはわかりませんけど、と。
茶化す素振りなく真面目な口調で言い切って。

「…ごちそおさまでしたあ。」
「ありがとおございます。用意してくれた人にも、お礼、言っといてくださあい。」
(!13) oO832mk 2023/09/17(Sun) 9:58:18

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「? はーい」

名前を呼ばれると本日の書類に向けていた視線を上げる。
いつもの雑談かなと思ったところ……どうやら表情を見れば違うようで。
だから席を立ち貴方の方へと駆け寄って行った。

「どうしました?
 オレ、何か失敗やらかしました……?」

貴方がそういう表情を浮かべていることは少ないから、過るのは悪い予感だ。
恐る恐ると尋ねている。
(-432) mspn 2023/09/17(Sun) 10:00:36