人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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【赤】 七海 聖奈




   そっか、私は誰かに好かれることはなくて。
   たとえ誰かを好きになっても
   想いを伝えることは諦めるしかないんだな。



 
(*28) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:48:44

【赤】 七海 聖奈



[いつしかそう思うようになりました。
 自分には価値がないからしかたない。
 価値がないのだと言い聞かせるように
 何度も手首を傷つけていれば、傷だらけになりました。]


  
(*29) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:49:08

【赤】 七海 聖奈



  
そう、私は頑張っても誰にも好かれない。


         
―――――でも、諦められないから。


  
(*30) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:50:25

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎




    
せめて、あなたをずっと見ていたい。



 
(-7) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:51:04

【人】 七海 聖奈



[お辞儀をしてから、見上げれば
 そこには私の大好きな作家さんが立っていて。
 
 ―――――こんな偶然が起こるなんて。

 私、とっても運がいいみたいです!]

 
(14) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:51:55

【赤】 七海 聖奈



[まさか目的の人が隣に住んでいるなんて。
 こんなに都合のいいこと、滅多に起こりませんよね?]


  
(*31) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:52:51

【人】 七海 聖奈



   
え、あっ……、
サイン会以来、ですね……。

   こんな偶然、あるんだ…………。


[柔らかな微笑みに暫く見惚れて。
 言葉が浮かばず頭が真っ白になってしまった私ですが
 名前を聞けば、反応せずにはいられませんでした。]

  
(15) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:53:27

【人】 七海 聖奈



  葉山祐太郎……、ミステリー作家の?


[反射で口に出してしまったのは
 それだけ葉山先生のミステリーが好きだから。

 でも、同一人物だと知らない私は
 まさかそんなわけないよね、と思い直して。]

  
(16) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:54:01

【人】 七海 聖奈



  なんて、すみません急に。
  私、葉山先生のミステリー、大好きなんです。
  だからつい。お名前、同じなだけ…ですよね?


[あはは、と頬をかいて誤魔化そうとしましたが
 上手くいったでしょうか。

 どちらにせよ、手土産に持ってきた
 バターサンドを差し出して。]
 
(17) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:55:26

【人】 七海 聖奈



  あの、甘いものがお嫌いでなければどうぞ!
  紅茶によく合うんですよ。
  

[にこっと微笑むと、その場は後にしたのでした。]**
  
(18) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:55:54

【赤】 七海 聖奈

***


[隣を伺っていれば、
 不在になるタイミングも自然とわかります。

 月曜日と金曜日の午後、5時間ほど家を空けること
 そして、どうやら家を空けるとき、
 窓は開けっ放しになっていることも。

 カーテンをしていなければ
 部屋の様子くらいは見れると思って
 バルコニー伝いに侵入したときに
 窓が開きっぱなしなことに気づいた時は
 少しびっくりしてしまいました。

 いくらここが中層で角部屋とはいえ
 無警戒にもほどがあると思って。]
 
(*32) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:05:34

【赤】 七海 聖奈


[確かに困窮、というほど生活に困ってはいませんが
 所詮は大学生ですから。
 
 別に裕福って程でもありませんし
 お隣さんが作家さんだと知っていれば
 侵入される可能性がないとは言えないのに。]

  
(*33) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:05:59

【赤】 七海 聖奈



[でも、私にとっては好都合。
 電源タップに偽装した盗聴器と
 いくつかの小型カメラを手に、
 好きな人の部屋へ侵入しました。]


 
(*34) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:06:21

【赤】 七海 聖奈


[換気をしていても、
 煙草の匂いは完全には消せないらしく
 ほんのり煙草の匂いが残る室内。

 執筆に使っているらしきデスクの横には
 私が渡したぬいぐるみが倒れておかれていました。
 きっと、風で倒れてしまったのでしょう。
 なんの躊躇いもなく手をのばして
 ぬいぐるみを起こしてあげると、
 本来の目的を達成するために部屋の物色を始めるのです。

 コンセントに盗聴器を仕掛けて、
 見たい場所……デスク、キッチン、浴室の三か所に
 出来るだけ隠すように小型カメラを仕掛ければ
 今日はおしまい。あとは見つからないことを願いつつ
 葉山さんが帰って来る前に戻るだけ。

 何かを落としたりはしなかったはずです。
 強いて言えば髪の毛は
 落ちた可能性があるかもしれませんが
 葉山さんも私も白い髪ですし
 そこまで目立たないだろうと気にするのはやめて。]

 
(*35) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:07:17

【赤】 七海 聖奈


[カメラを通して見る葉山さんは
 当たり前ですけれど知らないことばかりでした。

 男性の一人暮らしともなれば
 自炊よりは外食の方が多いのかなと
 勝手な想像をしていましたがそんなことはなく。
 朝ご飯もしっかり摂っているのを見ながら
 私も手作りのたまごサンドを作り、
 葉山さんが飲んでいる紅茶と同じ物を買ってきて
 ミルクティーにして飲むのがルーティンになりました。

 朝ごはんをしっかり食べると
 頭もよく働きますしいいことばかりですね!]
 
(*36) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:07:49

【赤】 七海 聖奈



[ずっとずっと見ていたいのですが
 残念なことに学生である以上、通学は避けられず
 昼間講義を受けている間は
 あまり葉山さんを見ることは出来なくて。
 先生があまり厳しくない講義では時折スマホから 
 カメラ越しに何をしているのか、見ていました。

 とはいえ、お忙しいのでしょう。
 執筆している姿を見ることが大半でした。

 編集者さんとの打ち合わせ以外の外出では
 何処に出かけているのでしょうか。

 気になってしまえばすることは決まっています。
 後をついていけばいいんです。]

 
(*37) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:08:17

【赤】 七海 聖奈


[葉山さんの前では着ないようにしている地味なパーカーを
 羽織り、こっそりと後をついていき。

 近くの居酒屋で飲んでいるらしいと知れば
 いいなぁ、私もご一緒できたらいいのに、と
 一瞬思いましたが、それは出来ません。
 お酒にすごく弱い体質で
 チューハイ1缶で酔ってしまうから……なんて
 体質的な理由でそもそもお酒を飲むのは苦手ですが
 理由はそれではありません。]

 
(*38) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:08:53

【赤】 七海 聖奈


[……少しずつ距離を縮めようと頑張ったとして
 葉山さんがこっちを見てくれることなんてないからです。

 7歳下の異性なんて異性として
 見られる気がしませんし、
 私が誰かに好かれるわけがない。

 幼い頃に植え付けられたものは
 消えることなく、私の中に残っていますし
 忘れようとしても手首にもそれが刻まれていますから。]

 
(*39) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:09:18

【赤】 七海 聖奈


[……とはいえ、未練がましい行動はやめられないもので
 朝のゴミ捨てで顔を合わせたときに
 軽い世間話を装って、]


  私、大学と家の往復ばかりで
  この辺のお店とかまだ知らなくて。

  葉山さんのおすすめとかいきつけのお店とか
  あったりしますか?


[なんて、聞いてみたりはするのでした。
 答えなんて知ってるのに
 知らないふりをしながら。]*
  
(*40) alice0327 2024/01/11(Thu) 23:09:50

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



     ……今度、一緒に行ってみる?


(-12) 西 2024/01/13(Sat) 4:06:31

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



      [そこに一滴の甘美を添えて。]*


(-13) 西 2024/01/13(Sat) 4:08:01

【人】 七海 聖奈



[神様の悪戯だとしたら、>>19
 きっと神様は私の味方なんだと思いました。]

 
(27) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:52:01

【赤】 七海 聖奈



[このマンションに都合よく空き部屋が出来たのは
 ただの偶然なんだと、信じ込んでいました。]


 
(*49) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:52:23

【赤】 七海 聖奈


あなたがこのマンションに居るのは知っていました、

 とは言えないので思ったほど驚いてないと思われたら
 どうしよう、と不安は少しだけあったものの。
 疑われていないならこの話を掘り下げることはせず。]
 
(*50) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:53:06

【人】 七海 聖奈


[同じ名前のミステリー作家がいると聞いて
 調べてみようと考えている姿を見て
 少しだけ、引っかかりを感じたものの
 その場は話を誤魔化しておしまい。

 話題を買えるようにバターサンドを差し出せば
 快く受け取ってもらえて、ほっとしました。
 挨拶に、と持ってきたお菓子は
 どうやら喜んでもらえたみたいです!]
 
(28) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:54:35

【人】 七海 聖奈



   私も紅茶が好きなんです!
   
   
あっ……私でよければ、ぜひ……



[お茶でもしよう、と言われて
 それが社交辞令だとしても舞い上がってしまい
 顔を赤くしつつも微笑んで見せるのです。

 きっと葉山さんは優しいから
 私なんかにもお茶しよう、なんて優しい言葉を
 投げかけてくれるのでしょう。

 丁寧なお礼には、
 美味しく食べてもらえたならそれで十分ですよ、
 なんて笑顔で返して。
 その日の挨拶は終わりにしたのでした。]
 
(29) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:55:06

【人】 七海 聖奈


[もし、葉山さんからお茶しようって
 お誘いがあったなら
 どんな予定があってもキャンセルして
 時間を空けたでしょうけれど。

 挨拶の時のやり取りは社交辞令だろうと思っていた私は
 自分から何か行動をすることはありませんでした。]**

 
(30) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:55:38

【赤】 七海 聖奈


***

[朝、いつも通り葉山さんが出る時間に合わせて
 ゴミ捨てに向かっていたある日の事。

 鍵を忘れてしまったのか
 入れずに困っている葉山さんを見かけました。
 ゴミ捨てに行く程度なら鍵をかけ忘れたかどうか
 確認を忘れることもあるでしょうし
 鍵を持っていないのに気づかなくても無理はありません。

 生活を覗き見ている私は
 しっかり者の葉山さんでも忘れることあるんだな、
 なんて微笑ましい気持ちになったりもしたのですが。]
 
(*51) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:56:19

【人】 七海 聖奈



   この時間は管理人さんいないですもんね。

   いいですよ、私もたまに忘れそうになりますし
   気にしないでください。>>25


[困った時はお互い助け合いですよね。
 鍵を掌に載せて差し出すのでした。]
 
(31) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:56:47

【赤】 七海 聖奈


[本当に鍵を忘れて、締め出されて
 オートロックを開けたいだけなら
 別にわざわざ鍵を渡さずとも私が開けるだけでいい。
 貸して、ではなく開けて欲しい、でいいはず。


 貸した後、あれ?とは思いましたが
 別に貸すのなんて一瞬の事ですし。
 深く考えるのはやめてしまいました。


 話しながらだったから意識は其方にそれてしまって。]
  
(*52) alice0327 2024/01/13(Sat) 10:57:26