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![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[頂点に差し掛かった頃。 祥子が手を握って来た。 この遊園地を選んだ理由、思い描いていた恋人とのデート。 その最後に観覧車に乗って、夕陽の中で……そんな夢を語ったのを覚えていてくれたから。] 祥ちゃん……好き とっても…大好き [告白は済んでいたから必要はなかったかもしれないけど、でもやっぱり言いたくて。 頬に差し込まれる手の熱に蕩けて、恋人の顔が近くなって行くのに合わせて、自分も目を閉じて── 涙が溢れるぐらいの優しくて熱い感触が重なり合って。] (*44) Yuun 2022/11/08(Tue) 21:21:27 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛ん…っ 祥ちゃん…好き……んっ [何度も重ね合わせているうちに唇の間にあたたかい感触が滑り込んで、一瞬だけ目を丸くしたけれど……それが祥子の舌だと分ると自分も差し返して…唇と舌と両方でより熱いキスを交わした。] (*45) Yuun 2022/11/08(Tue) 21:21:46 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[観覧車から降りるギリギリまで続けてしまった。 手を繋いで降りて少しの間だけ早歩き。] ……見られちゃってたかな………? [二人だけの世界になっていたけれど、隣のゴンドラは視界が届く範囲だったものだから、降りて熱が引いてから急に恥ずかしくなりまた熱が上がった。*] (*46) Yuun 2022/11/08(Tue) 21:22:05 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[帰りの車内。 夢のような時間は過ぎて、家に戻るまでの狭間。] 祥ちゃん…今日はありがとう 今度は、私が祥ちゃんの夢を叶えさせて? [それが何かは聞いたかもしれないけれど。 とにかく恋人のために何かしてあげたくなった。] (*48) Yuun 2022/11/08(Tue) 22:01:44 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[寝てていいと言われても。 後部座席に乗っている時はよく寝てたけれど…… 隣の席で運転する祥子を残して寝るのは申し訳無いと思うし、せっかくのドライブが勿体無いとも思うし、それに……] 私が今日寝るのは… 祥ちゃんの腕の中でって決めてるもん [という理由で意地でも寝なかった。 睡魔が手強いとか間が持たないとかになった場合は、えっちな刺激でも良しとするかもしれない。*] (*49) Yuun 2022/11/08(Tue) 22:02:05 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[結局、祥子の気遣いによりすやってしまい、気が付いたら家に着いていて。 祥子があれやこれやしているうちにトランクをごそごそしたりとかあって…夕食。 普段着に着替えて、食事を摂りながら…時折、祥子に視線を向けたり視線に気付いたり。 口元に運ぶのが恥ずかしくて赤らみながらの食事は、いつもより少し長くかかった。] (*51) Yuun 2022/11/09(Wed) 8:26:00 |
![]() | 【赤】 お嬢様 水宮 雛[そして食事後… 昨晩はふたりで部屋で遊んで楽しく夜を迎えたわけだけど…] ねぇ祥ちゃん 今夜は…今から一緒にいるんじゃなくて…… みんなが寝静まった頃にこっそり来てほしいの [遊園地デートは普通の女の子としての夢だったけれど、今夜はお嬢様が想いを遂げるためのもので。 ダイニングから出る際に、祥子の夜這いを待つ旨を囁いたのだ。*] (*52) Yuun 2022/11/09(Wed) 8:27:19 |