人狼物語 三日月国


45 【R18】雲を泳ぐラッコ

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視点:


【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月



  だから、俺は「今」の菜月が好きだよ。


 
(-48) シュレッダー 2020/10/06(Tue) 9:48:38

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
ベンベン……
(-49) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 10:03:55

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
ベンベン……
あーーーー空飛んで行きてーーーーーー
(-50) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 10:12:41

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
>>20 >>21やばい
その間の秘話もやばい
なんでこんなに拾い方うまいんや
なんでこんな上手に寄り添えるんや……
ベンベン……
(-51) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 10:14:04

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
つるぎのまいをありがとう
敵(上司)刺してくる(汚い心
いやこれは強い心だ
(-52) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 10:42:11

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
←上司と闘いすぎて疲れた顔
社会がどんどん私を戦闘民族にしていく
(-58) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 18:41:58

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
>>24 >>25
絵がなー
絵が綺麗なんだよなー
(-59) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 18:42:55

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
>>22
ハートマーク書いて消すの可愛い
ああああああんお別れちゃんとできてないし好きっても言えてない……
(-60) kumiwacake 2020/10/06(Tue) 18:56:11

【人】 二年生 早乙女 菜月

[家に帰ってからも、私たちはやりとりを続けた。
 スマートフォンと違って、通知も一切なかったけど、
 時々、友君が書いている瞬間に立ち会えた。

 そういう時は、椅子とコップをもう一つずつ。
 一人用の勉強机に二人分並べて、
 頬杖をついて便箋を眺めた。]
(26) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:16:23

【墓】 二年生 早乙女 菜月

[あはは、ごめんね。
 お客さんに上の子見てもらうために頑張ってたのに。
 ちょっとすねすねモードはいってた。

 そんなことを、返事に書こうかな。]
(+9) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:17:14

【人】 二年生 早乙女 菜月

[青インクと黒炭の染み込んだ便箋に、
 赤いハートが浮かび上がる。>>22
 可愛いの。見ちゃった。
 すぐに消そうとするのも可笑しくて、
 くすっと笑いが漏れる。

 自分のもろさをさらけ出す私に、
 友君はたくさん寄り添ってくれる。
 友君との会話が楽しすぎて、永遠に続いてほしくて。
 だから便箋はぼろぼろで、
 いつか破れてしまうことは分かっていたのに、
 目を逸らし続けてしまった。]
(27) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:17:42

【人】 二年生 早乙女 菜月



[終わりの時間は、唐突で。]


 
(28) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:18:40

【人】 二年生 早乙女 菜月

[世界の破ける音がした。]


 ……あ!?


[友君、破っちゃったのか。
 便箋、薄くなってるもんね。
 分かっていても、大きな裂け目がメッセージを破くのは、
 ショックな光景だ。

 ちぎれた断面を合わせると、
 もう一度、びり、と破けた。]


 え、うそうそ、 やだ、


[びり、びり、紙がひとりでに破けていく。
 便箋を押さえつけると、手と机の間から、
 一羽の蝶が飛び立った。
 青いはねを一心に動かして、
 透き通った美しい翅脈が見えるほど近くを通り過ぎる。]
(29) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:20:42

【人】 二年生 早乙女 菜月

[もう一羽。もう一羽。
 するり、するりと手のひらの下から、
 蝶の群れがあふれ出す。
 友君と私の言葉を含んだ蝶は、
 青い翅をきらめかせ、
 銀の鱗粉を振りまきながら、
 窓から空へを昇っていく。

 月が二つに分かれた。違う、涙でぼやけているだけだ。

 ねえ、待って。
 もう一度だけ時間が欲しい。

 だって私まだ、好きってことさえ言えてない。

 そう蝶に訴えても、一羽だって振り向いてくれなくて、
 
 私達は、ちゃんとお別れさえできなかった。]**
(30) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 6:21:25

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
うぉああやえあえあああああ
(-100) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:25:03

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
あの
あの
言葉がなんかこう出てこないので
ひっくり返ってくる……
(-102) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:25:39

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
あえあえあえあーーーーーー
しんどい……
(-103) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:26:21

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
>>+11 ころすきかよ
あああえあえあーーーーーーー
ほんで煩悩刺激したのちに切ないフェーズ落とすのやめてくれ感情にはな息継ぎってもんが必要なんだ
ちょっと
ひっくり返ってこよ……
(-104) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:28:32

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
>>35
ベン……ベン……
(-105) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:29:00

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
⊂( ⊂  _ω_)⊃ 
(-107) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:33:11

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
べそべそタイム
(-108) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:34:14

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
青窓で
キャアアああともくんんんんんんん!?!?!?!?
ってなった後に
表で
うぉあああああと゛も゛く゛ん゛ん゛ん゛ん゛
ってなる
わかるか わかるな つたわるか つたわるな
(-110) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 19:41:17

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
ベンベン。。。
(-111) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 20:01:31

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
ふてねたいむ
(-112) kumiwacake 2020/10/07(Wed) 20:01:54

【人】 二年生 早乙女 菜月


「せーの!」「あ、い、う、え、お!」「せーの!」「か、き、く、け、こ!」……

[グラウンドに響く声は大きい。
 ちなみに体育館では発声練習禁止です。つば飛んじゃうから屋内はちょっと。
 肺一杯に空気を詰め込んで、おなかの底から声を出していると、頭がぼうっとかすんでくる。華やかさとは裏腹に、チアは地味な反復練習が多い。頭で考えなくても動けるように、ひたすら体に覚え込ませる。何十分も同じ動きをしていると、頭が白く溶けていく。
 そういう時間が、今の私には必要だった。]

「菜月、笑顔! みんなを元気にするのがチアなんだから!」

[指摘されて、にっと口角を上げる。
 笑ったんじゃなくて、口角を、上げた。

 皆を元気に、なんて、私にできるはずがない。
 友君に勇気づけられてばっかりだったんだから。

 細くなった筋肉に、必要以上に負荷をかける。
 生まれたての小鹿みたいに、歩くたびに膝が折れる。]
(41) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 5:58:07

【人】 二年生 早乙女 菜月

「ナツキ……戻ってきたのは良いけど、正直、怖いよ。
 前はもっと、休憩時間も騒いでたのに。
 今のナツキは、練習だけしに来てるみたい」


心配してくれるのはわかるけど……ってこと
  俺もよくあるよ。

 友君の言葉がいつも、頭をよぎる。

 なにそれー私すんごい熱心じゃん! なんてはやし立てる。
 笑い飛ばして、無かったことにしようとする。]

「ろくに食べてないよね。
 いくらトレーニングしても、食べなきゃ意味ないでしょう。本当にやる気あるの?」

[そう言ってきた先輩もいた。さすが上級生、よく見ている。
 ウス、先輩ご馳走してくれるんスか? ありがとうございます、なんてへらへら笑ったら、もっと怒られた。
 あーあ、失敗しちゃった。]
(42) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 6:00:17

【人】 二年生 早乙女 菜月

[柔軟体操をしていると、アキナと目が合った。
 アキナは一瞬、なんとも言えない表情を浮かべると、何かを言いかける。
 けど、その言葉が出てくる前に、他の部員に話しかけて、結局何も話さなかった。
 復帰しても結局、こんな感じだ。
 あれからうまく話せていない。
 ペアも外されてしまった。

もしかしたら自分の中に
汚い気持ちがあるかもしれない、って
菜月は言うけれどもさ
少なくとも「今」の菜月は
そんなことしないだろ。


「今」の私はどうだろう。
 優しい老夫婦が人魚を売ったように、表と裏はくるくる変わる。
 きっと私もたやすく、良くも悪くも転ぶ。

 チアリーディングはスポーツだ。
 グラウンドの外の花じゃない。技を競う真剣勝負。
 勝利の証は、会場に溢れる笑顔。
 誰かを応援するために、競い、高め合う。

 だから、応援したい人を失ったら、強くなれないのは当然のことで。]
(43) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 6:01:13

【人】 二年生 早乙女 菜月

[そんなことは分かっていても、私は必死にチアに打ち込む。
 そうしていないと、友君のことを思い出してしまうから。
 線路や、紅葉や、月や。
 何気ない風景を見るたびに、友君の言葉が思い浮かぶ。

俺も、絵があるのも好き。
  けど、この本は写実的っていうか……
  読んでるうちに頭の中に風景が浮かぶんだ。


 そうだね、友君。
 世界にはこんなにも、友君と拾い集めた風景が散らばっていて。
 何もしないでいると、空を眺めるだけで泣いてしまう。

 自分の体を苛め抜いて、泥のように眠る。
 だけど夢の中では、いつもあの図書室にいて。
 目を覚ませば、友君ともう会えないことを思い出して、べそべそと泣いた。]
(44) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 6:02:06

【人】 二年生 早乙女 菜月

「また延長ですか」

[司書の先生が呆れたように言う。
 あれから、図書室と友君の世界は断ち切れてしまった。それでも二週間に一度は足を運ぶ。
 小川未明童話集、「赤いろうそくと人魚」。私が唯一借りた本を、何度も延長する。
 「何か月借りるつもりですか」「卒業する時に買います」「これ備品だから高いよ。アマゾンの本が安いですよ」「この本が良いんです」「もう読み飽きたでしょう」「まだ読み終わってません」
 そう、まだ私はこの本を読み終えていない。
 友君と一緒に読もうと思っていたから。

 きっと、この本を読み終えることは、無い。]**
(45) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 6:03:03

【独】 二年生 早乙女 菜月

/*
前髪は無くなりました。
(-137) kumiwacake 2020/10/08(Thu) 6:11:23