人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 掃除屋 ダーレン → 宝石集め カリナ

「仕組みに関しては俺も知らねえよ。
 まあ、都合よく出来てるもんだろ。協力を募ってでも、聖女は祝福を与えたかったんだよ」

自分には祝福なんて必要ないと思っている男は、何ともなしにそう答えてのける。
バツの悪い気持ちがないわけでもないが、あなたが嫌そうでないのならそう振舞う必要もなかった。

「……」
「もう一度、会いたかったんだよ。
 俺が人生で唯一、愛した女に。それだけだ」

それだけのために、ただ痣を与えられたというだけの他人を犠牲にする。
そういうことのできた理由だった。
もう叶わないと思っていた願いに、手が届くと分かったから。

本当にただ、それだけの話。
(-131) otomizu 2024/02/08(Thu) 19:51:25

【置】 掃除屋 ダーレン

エゴで、他人を縛って。
そうして叶える願いは、本当に───が望むものだったのだろうか。

答えは出ないまま。

そうして置き去りにしたものと板挟みになって。
男は、
(L0) otomizu 2024/02/08(Thu) 19:53:49
公開: 2024/02/08(Thu) 21:00:00

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

「……」

「もしかしてあなた、」

もし互いの状況を察しているのであれば、これ以上はうまく話せないのも道理。
ただ、どこぞの誰かが言ったようにあなたは気の利くいい男のように見えてきて、気は抜けていった。


「……私に声がしたのも、この人の祈りの力も、あの子の力も……聖女が祝福を増やす為のものだったのかしら」


不満はあれどその言葉に込めていたのは真実の追求だ。
話を聞く限り拍子抜けしていくことはいくつかあり、嘆き悲しみよりも追いつかないものが多いのが現状であった。
ただ、今ここに悪い人はいないと嬉しくて、それだけが知りたいのだけ。

「……正直私、痣が光らないことを願っていたの。 
 比べるようなものではないのだけれど、私も光らなかったらやりたいことがあったから」

「嫌味な女って思う?
 でもあなたの祈りの理由を聞いたらもうよくなっちゃった。驚いたけどロマンチックで素敵で」

勿論それだけが理由ではないのだが、あなたの理由と彼女の中で抱えていたものは運良く喧嘩することはなかったのだ。

「あ……私ばっか込み入ったことを聞いてごめんなさい。
 一応聞きたいことは聞けた。……その……。
 シヴァがあなたをいい男と言っていた理由が……ちょっとだけわかったわ」
(-138) toumi_ 2024/02/08(Thu) 20:53:20