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![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「はは、分かるよ。俺も書類は苦手だ。 …俺は警察になった時点で、ちゃんと望まれた道を歩めたから。 だからそれ以上に、出世だとかは興味がなくてね」 こう見えてそれなりに真面目に働いているんだ。 手を抜ける時にふざけたことをしているだけで。 続けられる言葉に僅かに目を細めて笑いながら、 腰掛けた椅子の背に深くもたれ掛かる。 「運命共同体ってやつかな? 君とそういう関係になるなんてね」 自分だけなら落ちたとて何も思わないが、 君を思えば上がる方がいい。 相反する心を抱きながら君に頷いて。 「…あぁ、そうだね。俺はそれなりに従うつもりでいるし、 そこは安心していい……今はね」 含みを理解しながら細めた目を閉じる。 男は、出来ればそうならないままに最後まで、 自分を使ってくれと小さく願う。 別に、その行いへと躊躇いがある訳ではないが。 (-184) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:54:08 |
![]() | 【赤】 無敵の リヴィオグラスの中の小さな波に時折視線を落とし、 端末の振動音にまた、顔を上げ記されたものを視界に映す。 『了解です。アリソン女史にAlberoもお気を付けて』 『一先ずはイレネオを摘発。 無事に済んだその後に、どちらかを考えましょう』 危険な芽は早々に摘んでしまいたいが…。 どちらも同じくらいに注意すべき存在ならば、 早急に決めずとも、時が来れば自然と決まるだろう。 揺れる船上で緩やかにグラスを傾けて、 横目に、煌めく灯りを眺め続けていた。 (*16) sinorit 2023/09/15(Fri) 20:07:10 |
![]() | 【人】 無敵の リヴィオ>>42 ルチアーノ 「しかし俺よりも扱いを心得ているだろう? それはもうエキスパートの部類じゃないか?」 猫に限らずという余計な言葉は飲み込んだ。 言葉にはその意図が含まれていたかもしれないが。 「ふむ、ご利益か。まぁ俺だからね。 そういう効果もあるかもしれない。 つまり今日の君はとてもラッキーということだ」 何がラッキーなのかは全くもって不明だが、 自信満々に君に笑いかけながらハンカチを取りだし、 赤い線の上へと被せて君へと頷く。 「あいにく治療道具は持ち合わせていないな。 良ければその素敵なマダムの店へエスコートしてくれるかい? 振られてしまった悲しさを癒したい気分だ」 そうと決まればさっさとこの場から抜け出そう。 長居すればするほど傷が痛んで悲しみが増してしまう。 #路地裏 (43) sinorit 2023/09/15(Fri) 20:19:58 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「なるほどな。 ま、そういう事なら欲が無いのも頷ける。」 弄んでいた缶のプルタブに指を掛けて カシュ、と音を立てて開ける。 一口、コーヒーを啜れば息を吐くだろう。 「こうなっちまったらな。 どうなろうが運命共同体さ。黒眼鏡の旦那も、な。 俺の方も思わなかったさ。 まさか、リヴィオに黒眼鏡の旦那と組む事になるなんて。」 お互い想定外、けれど選んだ道だから 後悔はしていない。 「ま、改めてよろしく頼むよ。 俺の方はそのくらいだが、そっちは聞きたい事とかないかい?」 (-195) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 21:04:15 |
![]() | 【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ一口の大きさが違うのは、体格が違うから当然なのかもしれない。 相手が食べ切るのを待つ時間を苦に思う先輩ではないと知っていたから、甘えて自分のペースで食べ切っていたのだろう。 そうしてじきに投げかけた問いの、返答を聞けば男ははたりと瞬きを幾度か繰り返す。 幾つか並べていた憶測の一つに近い形ではあった。 しかしだからといって驚きが無いというわけではないから、少しの間を置いてから口を開き。 「……じゃあ、家族への恩返しだけ、ですか?」 初めににその言い方をしたのは、自分は"そう"だったから。 「それとも警官になりたいって。 リヴィオせんぱいも、憧れるようになった?」 次にその言い方をしたのは、自分は"そう"ではなかったから。 何かの答えを少しずつ知ろうとするみたいに、ひとつふたつと問いは重ねられてゆく。 (-197) mspn 2023/09/15(Fri) 21:23:01 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 無敵の リヴィオ非常時用、と書かれた、無機質なテキストの羅列だ。 『摘発された場合…私のことは言っていい。「互い」のことは知らないと言えばいい。』 『私が不在になった場合…お好きにどうぞ。元々私は上司ではなく、出資者にすぎない。』 『この端末が通じなくなった場合…お好きにどうぞ。もし聞きたいことがあるなら、この番号に。』 緊急連絡先らしいものがかいてあるが、今かけても誰もでないし、検索しても出てこない。 『以上』 『幸運を』 (-215) gt 2023/09/15(Fri) 23:39:25 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ本当は他にも理由があるが、 それをわざわざ自らで語ることはない。 開いた瞳でコーヒーを啜る君を眺め、 同意するように頷いた。 「…あぁ、こちらこそよろしく。 聞きたいことは……そうだね」 考える素振りだけをとって、直ぐに緩く首を振る。 理由はちゃんと聞けた。 それ以上に欲しいものは今のところ思いつかない。 どちらかと言うと君の方がまだ、 聞きたいことがあるんじゃないかって。 そう考えながら、隣に置いたボトルに手を伸ばし。 「…何かまだ聞きたいことがあるなら、 俺の家においで。その方がきっと、話しやすい」 はぐらかすように終わらせるのもなんだからと、 そんな誘いをひとつ残して、椅子から立ち上がった。 (-286) sinorit 2023/09/16(Sat) 18:45:24 |
![]() | 【赤】 無敵の リヴィオ/* 告知について了解しました! 一応念の為の確認ですが 襲撃セットに関して全員でセットでよろしかったですか? 樹木子や猫又等を考えてかつ 襲撃相手とのやり取りを考えて一人にするか 全員セットで襲撃も全員で向かった形でいくか… どうだろう?と考えてしまったので相談失礼いたします。 ちなみに今はイレネオさんにセットしております。 運営ちゃんにはまだ未連絡ですが…! (*19) sinorit 2023/09/16(Sat) 18:58:30 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ瞬きを繰り返す君へ視線を向け、 増えた問いに笑みを浮かべて口を開いた。 「…そうだね、恩返しがひとつ。 それと……褒められたかったのかもしれないね」 だから、警官になりたいと考えてのことではない。 もちろん、憧れてのことでもない。 君と同じではないかもしれないが、 その形は本当によく似ているのかもしれない。 「あの時の俺にはなりたいものがなかったから。 それも、決められた道を歩んだひとつの理由だ」 (-292) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:16:30 |
![]() | 【人】 無敵の リヴィオ>>51 >>53 ルチアーノ 「へぇ、用事か。ここでゆっくりしてて平気なのかい? 運のあるうちにさっさと向かう方がいいかもしれない。 …あぁでも、エスコートはしきってくれよ?」 ツキを分けるって意味でもね。 再度冗談めかして笑いながら君の隣を着いて歩けば、 あっという間に目的地へと辿り着いた。 「はじめまして、素敵なレディ。 お手を煩わせてしまうが、お願い出来るかな。 …何、可愛い子猫ちゃんに振られてしまっただけさ」 丁寧な所作で頭を下げ、まずは傷の手当をお願いする。 てきぱきと癒されていく傷のおかげか、 もうさっぱりと心の傷は癒えたかもしれない。 手当をされながら数あるメニューを眺め、 迷った挙句に君へと問いかける。 「ここのおすすめを聞かせてくれるかい?ルチ。 俺はそのおすすめを頼むことにするよ」 #路地裏 (63) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:47:59 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 黒眼鏡届いたメールを眺めた男は、ただ頷きだけを返す。 それからすぐ、見送られるままに、 やはり誰よりも先に会合からその場を後にしたのだろう。 もちろん、この頷きはこのメールに対し、 全て行う上で頷いた訳ではないが… それをわざわざ語るような男ではなかった。 (-299) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:58:50 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「ん、お前の家に?」 何か質問が飛んでくると身構えていたから そう言われるときょとん、と目を瞬かせた。 不意打ちに少しだけ考える間を持たせてから。 横目で貴方を見るだろうか。 「いいのか、俺が行っても。」 それは貴方がはぐらかした事も聞くぞ、という確認。 (-313) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 21:16:50 |
![]() | 【秘】 マスター エリカ → 無敵の リヴィオ/* 御機嫌よう運営です! 能力行使周りの確認に参りました。 本日の能力行使は「パス」になるかしら? それとも狼全体で襲撃先をあわせているかな。特に何もなければそのどちらかと考えておきますね。 以降、更新前に変えたくなった場合には、なるべく早くにお知らせください。 この初回はほとんど問題ないけど、以降の日付になってくると場合によってはストップをお願いすることもあるので。 …というお知らせでした。そんなで引き続きおたのしみくださいませ〜Ciao! (-319) 66111 2023/09/16(Sat) 21:35:21 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「…はは、別に聞かれなければ答えないだけだ。 それに、はぐらかしても君は後で問いかけて来そうだしね」 それなら最初から話をする方がお互いに楽だろう? こうして、話す機会があるうちにね。 「もちろん、来なくても構わないよ。 …俺はどちらでも構わないんだ、ニコロ」 どうする?問いかけるように男の首が傾いた。 (-322) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:43:43 |
![]() | 【赤】 無敵の リヴィオ/* アッ かしこまりました! メールと忘れ物でもしや?とは思いましたが… それではN.N.は今回パスにセットしておきますね 別行動、あるいは今回は留守番役ということで Alberoの行動についてはお任せします あくまでN.N.のセットがパスという形で… 我々が一気に落ちることはなさそうですが念の為! 運営ちゃんにもパス連絡しておきます 樹木子と猫又に恐れているN.N.PLより… (*22) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:57:12 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ/* 運営チャン!ご連絡遅くなりました! 本日の能力行使ですがリヴィオは「パス」にセットしています さっきまで全体でしたが相談した結果… 遅く!なって!すみませんーーー!!!! これ以降変更はないのでご安心くださいませ 次回以降はもう少し早めに連絡出来るようにガンバリマス (-325) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:01:45 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「………。」 また少しだけ、考える間があっただろう。 けれど、それはそう長くなくて。 「いや、行かせて貰うぜ。 折角だし、な。」 話せるうちに話さなければ 何があるかなんて分からないから。 「ところでお前の家ってどこにあるんだ?」 如何に同僚と言ったって家の場所まで知っている訳もなくて 首を傾げる貴方に合わせて、此方も首を傾げただろう。 (-329) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:17:56 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ君が考える間、男は黙って翠眼を向け続ける。 しかし答えを聞けば、笑顔で頷いて。 「OK、それじゃあ近々……今夜でも構わない」 また明日、その明日が来るかなんて、 今の状況では何も言えない。 それなら早めにどうだろうと誘いをひとつ増やした。 「家はここからそう遠くない。 出社しやすいように近くを選んだんだ」 徒歩で通勤出来るくらいの距離。 口で説明するのもなんだからと一緒に帰りに向かうか。 あるいは君の連絡先に住所を送るかの二択。 家へ招待するのは君が初めてだから、 どの方法が楽なのかあまり思い付かなかった。 (-334) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:52:20 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「マジか。えー…じゃあ、お言葉に甘えて。 今晩でも邪魔させて貰おうかね…」 珈琲を煽り切って、缶を軽く潰す。 そうしてくずカゴに捨てるまでは一連の動作で。 「案内は頼むぜ。 住所見ながらでも行けそうだけど、迷ったら困るしさ。」 多分楽なのは貴方についていくこと。 迷う事がないからだ。 (-338) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 23:09:18 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「はは、分かった。それじゃあ今夜よろしく。 聞きたいことを考えておいてくれ」 とは言っても、話す内容によって続く質問は異なるだろう。 考えたところでものによっては問となることなく消える。 軽い自宅飲み程度の緩さで考えているくらいが丁度いい。 「それじゃ、仕事が終わり次第君の部署で」 迎えに行くよ、言葉にはせずとも暗に含んで。 この時は一度、 解散の流れとなるだろう。 (-354) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:01:07 |
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![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ/* こんばんは、夏に瓶ラムネです。 このまま続けても良さそうであれば 迎えに行った後の描写でお送りさせていただくか あるいはお送りいただければその続きを描写いたします。 家に着いた時点からでも問題ございません。 勿論お手隙であればとなりますので 更新後でも大丈夫です。 誘いに乗っていただきありがとうございます! (-358) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:04:59 |
![]() | 【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ踏み込まれたくないこともあるかもしれない、とは思う。 それでもひとつひとつ重ねてしまう自分に、貴方は笑んだままに言葉を返してくれた。 そうして返った答えに瞳は見開かれ、はくりと動かした唇はすぐには音を為さない。 次第に落ちていく視線は、少し冷めたパネッレを意味もなく捉えていた。 「……じゃあ」 数秒の空白の後に落ちた声はちいさなもの。 そこまでの経緯を知った上で形作ろうとしている、この問いがきっと一番知りたかったことなのに。 なぜか勇気を振り絞らないと声にできそうになくて、ぎゅっと指先に力を込めることで、ようやく。 「どうしてせんぱいは…… そんなにいつも――胸を張れるんですか?」 なりたいものがない、貴方の姿を想像することはできなかった。 思い浮かべようとしても見えるのはたったひとつだけ。 いつだって自身を誇り胸を張る、己が憧れるかっこいいせんぱい。 「誰かの願いに沿って、歩いてきて。 自分があやふやで、うまく掴めなくても」 「それでもずっと歩いていたら…… ……いつかせんぱいみたいに、なれるのかな」 (-359) mspn 2023/09/17(Sun) 0:05:02 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「おう、考えとくよ。 こっちこそよろしくな。 多分○○時には終わると思うからよ。」 なんて言いながら その場の解散の流れには乗って。 各々の職場に戻っていくのだろう。 そうして終業時刻になれば 迎えに来てくれた貴方と共に家に向かう事になる。 向かう道中、手土産に、とワインを1本買うだろうか。 かくして、初めてのお宅訪問になるのだった。 /* ご連絡ありがとうございます、こんばんは。 匿名アイベックスです。 此方こそ、お誘いいただいてありがとうございます! お言葉に甘えさせていただきまして このまま描写を続けさせていただきました。 道中は此方は描写通り買い物を済ませた程度で お家に到着した体で大丈夫です。 引き続きお付き合いよろしくお願いいたします。 (-361) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 0:18:29 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ君が言葉を振り絞るのに、 葛藤するような様子を見せる理由は分からない。 だからこそ、君の動き全てを翠眼は捉え、 しかし何かを急かすこともなくただ見つめるだけ。 それが1分、10分、1時間。それ以上だとしても。 一度だって、急かそうとは思わない。 絞り出された問いを聞き、 男は手にしていたカップから手を離す。 隣に置かれたその中身には、小さな波が揺れていた。 「なれる──とは、言いきれないかもしれない。 君の心が迷路の中にいるうちはね」 何故聞きたがるのか。何故憧れるのか。 その理由を明確に聞いたことは一度だってない。 だから男に答えられるのは、己の感じるもの。 それを言葉としていくだけだ。 「…それでも、君がこうして俺に問いかけて、 それでそうなりたいと願って道を歩むなら、 不可能だとも言い切れないんじゃないかな」 「俺は、君ならきっと大丈夫だと考えているよ」 (-387) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:28:13 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ手土産なんて気にせずにと笑う男は、 適当な肴として惣菜等を籠に放り込んでお買い上げ。 本当に気にせずと考えているのか微妙なところではあるが、 どうせ君はそうは言ってもワインを購入するのだろうと、 そう考えてのことだった。 「もう少しで着くよ」 そうして家──マンションの下へと着けば、 カード式のキーを取り出し入口付近のセンサーに翳し。 中に入ればエレベーターで上へと向かって、 同様のカードキーで扉の解錠を行えば、 「どうぞ」と君を部屋へと招き入れるのだ。 奥へと進めば、テーブルにベッド。それからタンス。 必要最低限のものだけが置かれたシンプルな部屋に辿り着く。 君の知る男にしては、少し物足りない印象を覚えるかもしれない。 ベッドに転がったクッションを2つテーブル付近に置いて、 そこへと座るよう促し、袋の中のものをテーブル上へ。 (-393) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:48:19 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオこの男が購入したワインは 『アリアニコ』というブドウを使ったもので フルボディのしっかりした味わいの赤ワインだった。 「確かに、職場からそんなに離れてないな。 へえ、此処がリヴィオの家か。」 貴方の言っていた通りの場所にあるマンションを見上げて そして貴方について上がらせて貰うのだろう。 招き入れられた部屋がシンプルな内装であるのには 意外そうに目を瞬かせる。 「…意外だな。 かわいいもんとか自分磨きの道具とか そういうの置いてそうなイメージだったぞ。」 お邪魔します、と声を掛けながらクッションのうち1つ 促された方へと座るだろうか。 (-395) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 1:59:04 |
![]() | 【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ意外そうだと語るその表情に、 凡その反応を予想していた男は微かに笑みが浮かべて。 「人を呼ぶことがなかったからね。 部屋までらしくする必要はないかと思って」 それ故、家に人を呼ぶことはなかった。 らしさを見せる部屋は実家にあるし、 わざわざ1人の場でもそうある必要はないだろうから。 キッチンへと向かいワイングラスを2つ手に取って、 テーブルの上に置いた後にようやく、 男もまた空いたもう1つのクッションへと座る。 「それで?聞きたいことは決まったかな? …あぁ、テーブルの上のものは好きに食べてくれ」 カプレーゼにブルスケッタ、それからドライトマト。 ラザニア、ポルペッテと本当に適当に選んだらしい食材が テーブルの上に並んでいる。 (-397) sinorit 2023/09/17(Sun) 2:26:19 |
![]() | 【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「それはそれで意外だが まあ、飾らないでいる空間も必要だよな。」 普段は人嫌いという様相でもないから 人が招かれた事が無いと言う事にも少し驚きつつも それが全て“演技”なのであれば納得も出来るというもの。 コルク抜きをコルクへ刺し込みながら んー、と間の抜けた声を出す。 「幾つかは見繕ってきた、かな。 まずはそう、もう少し掘り下げようかな、と。 どうしてそこまで素の自分を隠したがるのか。 何というかしっくりこねぇって言うかさ。」 「その、建て前の自分を演じてきたのに 疲れたから自己破滅を望むっていう落差っつうのかな。 もっと深い理由があるんだろうとは思ってるが。」 ぐり、ぐり、とまわしていけば 太いネジは徐々にコルクに食い込んでいく。 (-420) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 9:40:00 |
![]() | 【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ迷路の中にいる、と。 貴方に指摘されて気が付く、ああそうなんだって。 出口が見えなくて、見つけられなくて、何が正しいのかよくわからない。 だからやっぱりだめなのかもしれないと過った気持ちは、けれどすぐ。 「────」 ……塗り替えられる。 落としていた視線を上げて、丸くさせた瞳に貴方を映した。 不可能ではないと言ってもらえたこと。 大丈夫だって、信じてもらえたこと。 そのどちらもがこの心を打ったから、今度はせり上がってきてしまいそうなものですぐに言葉を紡げない。 とはいえ目の前でみっともなく泣いてしまうのは情けなくて恥ずかしいから。 堪えた代わりに眉を下げて、なんとか笑えた。 [1/2] (-427) mspn 2023/09/17(Sun) 9:51:24 |