人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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カナイは、
「うらみち?」
(c1) 榛 2022/07/12(Tue) 13:42:19

【墓】 甚六 カナイ

>>28 >>c1
昇降口の隅に、目を留めて。
そこに一人蹲る少年に駆けよった。

「どうし…
 な 泣いてるのか」


おろおろと両手を無意味にうろつかせて。

「こわいこと、あったのか」

「なぁ」

「泣くな、泣くな」


透明の声をきみに掛ける。
隠れたからだで、きみのそばに居る。

(+13) 榛 2022/07/12(Tue) 13:43:22

【墓】 隠鬼 カナイ

>>+13

「……ぼくの、見たか?」

「ごめんなぁ」 
「……見つけてくれて、ありがとなぁ」


「あとは ねーちゃんが、なんとかしてやるから」

「な?」




「大丈夫だから、泣くなよ」

「こわくない、こわくない……」
(+14) 榛 2022/07/12(Tue) 13:44:51

【秘】 陽炎 シロマ → 甚六 カナイ

繰り返し、伝えた筈だ。
本心を、貴方に明かした筈だ。
なのに返ってくるのは、拒絶ばかり。

「……、伝わらないかぁ」

その笑顔に影が差す。
理解されないことは、誰だって寂しい。無論、それは死者も同じ。
だと言うのに、分かり合えない。
どうしてだろう。


「同じ人間でも、分かり合えないんだ。
 直ぐに分かってもらうのは難しいよね。
 もしそんなことができるなら、戦争だって起こらなくて……私だって焼けなかったんだから」

しかし。

「でも、大丈夫」

ここで諦めてはいけない。
何故なら────、

(-130) wazakideath 2022/07/12(Tue) 14:32:18

【秘】 先生 シロマ → 甚六 カナイ

 
 
解るまで、一緒に頑張ろう?



────白間コズヱは、先生なのだから!

 
(-131) wazakideath 2022/07/12(Tue) 14:33:55

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ


「……こずちゃん?」


翳る笑顔を見れば、反射的に。
気づかわしげな声で呼びかけてしまう。
こんなときにさえ。
きみが悲しい顔をするのは、


(-136) 榛 2022/07/12(Tue) 16:47:30

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ

焼ける肉の匂い。


「――― ぅ、」

目を見開く。
ぼた、汗が滴り落ちる感覚。

一転、翳りを照らし出すような。
無邪気で、他愛無くて、目も眩むような笑顔。

腹の虫の音。



ぃ っしょに
、……て」

      「
、ぁ 
って」


 
「こず 
ちゃ……」


焦げる夏の、匂いがして。

(-137) 榛 2022/07/12(Tue) 16:47:55

【秘】 劣等生 カナイ → 陽葉 シロマ


「っ ひぃ、 ぅ」
  


引き攣れた息をひとつ―――ぷつん。
暗転、目の前の少女せんせいの胸元へくらりと倒れこんだ。
(-138) 榛 2022/07/12(Tue) 16:48:51

【秘】 空っぽ カナイ → 元弓道 マユミ

『拙はもう、どうしたらいいのか分からないのです』


抜け殻の喉は、声を発せない。
亡骸の耳はもう、零れ落ちた音を拾えない。

ただ、そこにあるだけの。
これはきみに、何も返しやしない。

瘠せ衰えた死体は、ただ眠るだけだった。


▽ 
 
(-143) 榛 2022/07/12(Tue) 18:02:39
甚六 カナイは、メモを貼った。
(c2) 榛 2022/07/12(Tue) 18:22:20

追憶 カナイは、メモを貼った。
(c3) 榛 2022/07/12(Tue) 18:24:18

【墓】 空白 カナイ


それでも、



「まぁ」



それでも、
(+15) 榛 2022/07/12(Tue) 18:26:11

【墓】 半足 カナイ


それでも。


もう一度、会えるのなら。
(+16) 榛 2022/07/12(Tue) 18:29:01

【秘】 幼なじみ カナイ → 元弓道 マユミ


ぎぃー… と、軋む音。
スニーカー片方だけを履いた足が、床を鳴らして。


「まぁ」


なんしとるん……、
ね  
ぇう


靴ひもを踏んづけて、転んだ。
死んでまでも、どんくさい。
(-144) 榛 2022/07/12(Tue) 18:30:56

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「なんで、か」


ふい、と外を見る。古い窓ガラスが張り巡らされているそこを。
いや、それはどちらかというと。

窓ガラスそのものに映った何かを見ているかのように。


最初は、ただの。模倣だったような気がする。
だが、その形だけは良くなじんだ。

なんでも、じゃなかった。その先に連なるものを。

「解決したいからかな。きっと、ただの趣味さ」

──それはもしや。情のようなものだったのかもしれないけど。
もう、形に飲まれてよく分からない。
(-152) chizuaquarii 2022/07/12(Tue) 20:34:36

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

 
ぽかん。倒れた椅子を、見て。
  
―――今の。ぼくに、できたのか?


のたのた慌てて、起き上がる。




    
『ねこや』

『ねこや』
  


猫に呼びかける少年の声を背にして、
廊下に続くのとは別の、もう一つの扉へ飛び込んで。


「な なんかないか」

「あるだろ」

「いっこくらい、あれよ……」


(-159) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:00
カナイは、準備室。ガタガタ漁って見つけるのは、
(c4) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:22

カナイは、画板とそれから、いい感じ度が38くらいのもの。
(c5) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:36

カナイは、見つけたそれらを抱えて、このあと転ばない
(c6) 榛 2022/07/12(Tue) 22:01:04

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

ひとまず見つけたそれらを持って、
わたわた、のたのた。さっき居たところに駆け戻る。
(ネコジマには、画板がひとりでにやってきたように見えるのかも。)



そうしてぼろっちい画板の表面に、
ちびた鉛筆を走らせようとした……のだけども。

「あえぁ…」

積もってこびりついた埃のせいで、なかなかうまくいかない。
思わず助けを乞うように、猫と少年を交互に見た。
(-160) 榛 2022/07/12(Tue) 22:02:32

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ

 

 
 
(-167) 66111 2022/07/13(Wed) 0:12:04

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ

 

 
 
(-168) 66111 2022/07/13(Wed) 0:12:09

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ

 

 
 
(-169) 66111 2022/07/13(Wed) 0:12:22

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ


画板と鉛筆の浮いていた高さだとか。
 
持っていたものを簡単にとられちゃったところだとか。
 
とられた後、すぐは動けないでいるあたりだとか。
 
知っている人なら、きっとあなた。
 
あなただとおもった。
 
 
(-171) 66111 2022/07/13(Wed) 0:14:30

【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス

窓の方を向いた横顔を、ぽけ、と見つめる。
向かい合う鏡写しを、見たような見なかったような。

「……ひとごと?」

ぼそ、と呟く。きみの口振りが、そう聞こえたから。
(-172) 榛 2022/07/13(Wed) 0:20:35

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ


猫島はそうやって思い付いた時に、本当は画板と同じく
取り上げてしまおうかと思ったけれど、猫が鳴いたものだから。


「・・・・・・まぁ」

「猫島も鬼じゃありませんから」

「何かあるならききますよ」

「なにもないのはさみしいです」

「かなネエなんすよね?」

「かなネエじゃなかったら、なにもなくていいです」
 
(-173) 66111 2022/07/13(Wed) 0:25:06

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「ひとごと、だった」


「僕は、相馬栗栖だった」


理解できない言葉だ。所詮、意味がない言葉。
それに込められた意味を理解できるものは、多分……、いないかもしれない。
自分でさえ。

「ま、やりたいからやってるのさ。知りたいから知ろうとしている」
「ただ、知るだけじゃ満足できなくなってたのは困り者だがね」
(-174) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:25:35

【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス

だった が二つ並んだ。
並んだところで、よく分からないが掛け算になるだけだった。

「そぉまは、難しいこと 
ばっか 言う…


ごにゃごにゃ。
不服そうで、だけどちょっと嬉しそう。
それからやっぱりよく分かっていない感じに首を傾げて、

「……『ほしがり』 か?」

はっ、と閃いたみたいな顔をして起こした。
(-177) 榛 2022/07/13(Wed) 0:44:47

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「あっはっはっはっは! ほしがり、ほしがりか!」

笑い声が響く。笑っていないのに、確かに、己に諦念はない。
ただ、そうしたいと思ったことをそうするだけ。
うまく現実にすりあわせて、破綻がないように、諦めることなく。

「フフ、フ。そうかそうか、」

(-178) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:50:03

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ




   「内緒だぜ?」
(-179) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:50:28

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

にゃあ。猫の鳴き声で我に返る。
きいてくれるのか、と今度は手のひらと鉛筆を見比べて。

「……えぅ」


ちょっとの時間、迷って、考えて。


しばらく固まって、それから慌てて両手を伸ばしたり。
相変わらず、情けない声をあげていたり。
名前を呼ばれて、ちょっと嬉しそうなのが隠せなかったり。
知ってるよ、と静かに呟いたり。

そういうのはいっこも、伝わんないけど。


(-180) 榛 2022/07/13(Wed) 1:24:14

【秘】 友達 カナイ → 友達 ネコジマ

カナイはきみと向かい合ったまま、短く綴る。

先の丸まった芯が手のひらの上を、ゆっくり。


   
みのる
 
おかえり



間抜けにも、逆さまの文字を。
(-183) 榛 2022/07/13(Wed) 1:33:57

【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ

 

「もっと他に言うことあったでしょ。ただいま、かなネエ」
 
(-190) 66111 2022/07/13(Wed) 12:05:45

【秘】 気狂 ネコジマ → 甚六 カナイ

 

「じゃあかなネエは生きていますね、よかった」
 
(-191) 66111 2022/07/13(Wed) 12:06:30

【秘】 気狂 ネコジマ → 甚六 カナイ


「生きてないと何もできないんだから」

「何かできたなら、生きているんです」

「見えないのはー…猫島の目が悪いんでしょう」

「聞こえないのも、猫島の耳が悪いんでしょう」

「だから猫島は放っておいたら、さみしいあなたを傷付けます」

「今もちょっと、すこし、割と。…そうでしょ?」

取り上げた画板を適当な場所に置く。
これだってけっこう、衝動的な行動で。
 
猫島にとって、死人は何かをできてはいけない。絶対に。
(-192) 66111 2022/07/13(Wed) 12:09:24

【秘】 気狂 ネコジマ → 甚六 カナイ


「だからね、じゃあねかなネエ 

「大丈夫です。ちゃんとよくしてきますよ、目も耳も」

そうして、他の何かを伝えられてしまう前に 
猫島は足早に図工室から出て行ったのだった。
(-193) 66111 2022/07/13(Wed) 12:10:17