人狼物語 三日月国


255 【身内RP】猫様としもべのもしもの夢【R18G】

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視点:


【秘】 悪者になれなかった レグナ → ずっと幸せな夢の マオ

強引に。そう、ただ触れる様な口づけではない。
口内に温い舌が入り込み、唾液が混ざり合っていく。
わざと音を立てているのかと思うぐらい、頭の中にくちゅくちゅとした水音が鳴りやまない。

「は…………っ、……、」

そのまま、今度は角度を変えようとしてきた、そこで。
伸ばされた手を掴み、引き剥がす。
糸が唇を、名残惜しそうに繋いでいる。

唯じゃれついているにしては、明らかにおかしい。これでは、まるで――


(-1) smmmt 2024/04/01(Mon) 0:37:28

【人】 悪者になれなかった レグナ

「……ッ、
マオ!!


そのまま、身体を離させて。

「何の、つもりだ!?いや……、
 
あんたの記憶の中での俺は、どうなっている?


混乱の冷めやらぬまま、あなたに――尋ねる。
(21) smmmt 2024/04/01(Mon) 0:38:06

【人】 ずっと幸せな夢の マオ

「…………………………」

この身はあっさりと引き剥がされる
呆気に取られたように揺れる若草色があなたを写した。

マオだって、そこまでバカじゃない。
これは、はっきりさせるための行動。
でも、もう半分はほんのすこしの期待だった。
「しょうがねえなあ」って言ってくれるかなって


マオの瞳から大粒の涙があふれて
ぽろぽろ、ぽろぽろと静かに頬を伝っている。
まるで雨に当たった人形みたいに表情もなく
しばらく立ち尽くしていた。

(22) DT81 2024/04/01(Mon) 3:07:38

【人】 ずっと幸せな夢の マオ


「……の……」

「……グナの……」

(23) DT81 2024/04/01(Mon) 3:08:35

【人】 ずっと幸せな夢の マオ

「レ〜グ〜ナ〜の〜ば〜かぁ〜〜〜〜」


そしてマオは突然子供のように声をあげてわんわん泣き出した。

「レグナぁ〜〜〜レグナはわしのじゃのに〜〜
 レグナはやっぱりマオ様がきらいなんじゃぁ〜〜〜
 レグナはうそつきじゃぁ〜〜〜〜
 おやつ勝手に食べたの怒ってるのか……?
 勝手に夜中に布団に入るの嫌じゃったか……?
 わしが美しくてかわいすぎるせいか…………?
 もうわがまま言わないからぁ……
 わしをかわいがれ〜〜あまやかせ〜〜〜〜〜
 すてないでくりゃれ〜〜〜〜…」


「わ゛し゛の゛レ゛グ゛ナ゛を゛か゛え゛せ゛〜゛〜゛〜゛」


弱々ねこぱんちを何度もあなたのみぞおちにくり出している。
質問に答えるどころじゃなさそうだけれど
この反応や先の行動から察せられるはずだ。
(24) DT81 2024/04/01(Mon) 3:09:57
マオは、言ってることが無茶苦茶なことには気づいていない。
(a2) DT81 2024/04/01(Mon) 3:26:53

【人】 悪者になれなかった レグナ

「……。ああ〜〜〜〜…………」


ボロボロと涙が落ち、からの子供の様な駄々捏ね。
更に中々に滅茶苦茶な反応
(というかサラッと夜中に布団に入ってるとか言ったか!??)
、そして先程の行動。

ねこぱんちが弱々なので、一先ずそこは良いとして……状況はなんとなく理解した。
これ、マオの記憶の中での俺達、それはもう物凄い事になってる。


……どうしような???いや、どうしよう。
返せと言われても返せるようなものではないし、説明を聞いてくれる様な状態でもない。

「ええー、あー……。
 一先ず嫌ってる訳じゃないから落ち着け、な?」

めちゃくちゃ今後が不安になりつつ、子供をあやす様に頭を撫でる。
いや、どうしよ……??
(25) smmmt 2024/04/01(Mon) 13:03:10

【人】 ずっと幸せな夢の マオ

「あ゛あ〜〜〜嫌いじゃないって言い方わし嫌いじゃ〜〜〜嫌いじゃないならなんなのじゃぁ〜〜〜マオ様の愛をきょぜつしたくせに……」



完全なる駄々こねじじいと化している。
愛情表現をしたら拒絶されてしまった=すなわち嫌い
とマオの脳内では勝手な式ができあがっているのだろう。

だれよりも心根に、嫌われ、捨てられることを恐れているマオには一大事だ。最近は特に敏感になっている。

一人の人間を愛してしまったがゆえに狂わされたあわれな人外。

(26) DT81 2024/04/01(Mon) 14:43:51

【人】 ずっと幸せな夢の マオ


「……っ……うぅ……っく……」


頭を撫でられて、少しだけ冷静になったように喚くのをやめる。
濡れた若草色が訴えるようにあなたの瞳を見つめた。
ひく、としゃくりあげながら自分で涙をぬぐうおうとも
どこまでもしずくが溢れ出てきて止まらない。
あなたの肩口に額を押し付けて、ゆびさきだけでひかえめに服を掴む。真っ赤になったみっともない顔を隠すように。

「取り乱したのじゃ。……わかってるのじゃ……
 レグナは、あんな嘘つかないのじゃ……
 マオ様のこといっぱい愛してくれたのじゃ」


「だからおまえはわしの知ってるレグナじゃないのじゃ。
 ……どうしてしまったのじゃ? 記憶がないのか?」

今のあなたから見れば、物凄い事になっているのは確かだし。
マオのほうがどうかしてると思っても仕方がない。
さっきの時空がどうとかは話半分だったし。
けれど話を聞いていようがいまいが、この答えにたどり着いただろう。
質問をしながらも、首をいやいやと横に振ってなにも聞きたくないと拒否モード全開だ。むぎゅうと音がしそうなくらいしがみついている。

完全に落ち着くまでもう少しかかりそうだ。
(27) DT81 2024/04/01(Mon) 14:45:47

【人】 悪者になれなかった レグナ

「両極端だなあんた!!

 ああもうほら、こんなにぐっしゃぐしゃにして」

恐らく記憶の齟齬のせいとはいえ、流石にこうも泣かれるとばつが悪い。
同時にこうなるまでにしたのが自分なのか……と、マオの記憶の中の自分に思う所も無いわけではないのだが。

(28) smmmt 2024/04/01(Mon) 19:11:58

【人】 悪者になれなかった レグナ

そうして暫し時間が経った後。
とりあえず無理に顔を上げさせることはせず、答えに辿り着いて質問をしてくるあなたを撫で続けたまま。

時空の歪みに関しては、ここが夢だと気付いている自分ならばそんな事も起こり得るのかとうっすらと理解は出来なくもないが。
あなたがそうではないというのは何となく察している。
……さて、どうしたものか。

「……そうだな。俺はあんたの知ってる俺とは違うんだと思う。
 記憶は……屋敷で共同生活を送った事は覚えていて、そこであんたと会った。だから、あんたの事を全く知らない訳ではない。
 とりあえずここまでは、いいか?」
(29) smmmt 2024/04/01(Mon) 19:13:40

【人】 ずっと幸せな夢の マオ

「レグナぁ…………背中も撫でてくりゃれ〜」

グズグズと涙やら鼻水やらでレグナの服を汚している。

「わかったけどわからないのじゃあ…………
 マオ様のこと好きじゃないレグナということか?」

自分中心でしかものを考えられないのであった。
じゃあ本物のわしのレグナはどこいったんじゃ?
とキョロキョロしはじめて───

「レグナをさがすのじゃ……」

ごしごしと涙をぬぐって。
とん、とあなたの胸を押して、離れていく。
(30) DT81 2024/04/01(Mon) 22:35:36
マオは、ふわ、と謎空間に浮かんだ。
(a3) DT81 2024/04/01(Mon) 22:36:58