【人】 桧垣 やよい[ ん …… 両手をめいっぱい上へと伸ばす。 窓から入る日差しは傾いていたけれど、 髪の毛に残る熱がさっきまで この場所を照らしていたことを教えてくれる。 何か夢を見ていたような気がするけれど、 内容はよく思い出せいまま瞼をこすった。 制服のまま寝ちゃったんだ。 えっと、今何時だっけ? 時計を確認しようとスマホを持ち上げると、 メモに残された「宿題」の文字に口が半開きになる。 ] (18) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 0:39:05 |
【人】 桧垣 やよい[ 眠気には抗えなかった。 分かっているけれど!分かっているけれど! 1時間前の私に声を大にして言いたい。 後回しは良くないよ!!って。 文句を言ってもどうしようもないから、 抱きしめていたぬいぐるみをベッドの定位置に戻し 起き上がるとわたしは机へと向かった。 ] (20) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 0:40:16 |
【人】 桧垣 やよい[ 今年になって始めた一人暮らし。 古びたぬいぐるみに思い出の写真。 友達や幼馴染からもらったもの。 並べられた大切なものや好きなもの、 それを見るたびに一人だけど一人じゃない気がする。 他の友達みたいに、帰宅を迎えてくれる家族はいない。 賑やかな食卓でご飯を食べることはできない。 だけど、学校に行けば会える人たちがいる。 それは私にとっての幸せのひとつだ。 ] (21) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 0:43:32 |
【人】 桧垣 やよい[ そんなことを思いながらスマホを開いて、 今日の出来事を取り留めなく、 日記のように記していった。 ]** (23) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 0:43:44 |
【独】 桧垣 やよい/* やよいちゃん お待たせしました。 本日の宿題担当はづきです。 ごめんなさい、回想はもう少しお待ちください。 はづき (-16) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 0:46:41 |
【独】 桧垣 やよい/* はづきちゃん ありがと、素敵…! そだ、お気に入りのぬいぐるみ、別の子でも成り立つように、表では書いてます(現軸も当時のことも)(当時の記憶がどっちのものかわからないので…)。 やよいのお気に入りは犬にしたけど、はづきちゃんは猫でもいいんだよ(ちらちら)。 のんびり回せたらいいな。 多分ho3に一目惚れしたのはやよいのほうなので、そのへんの回想を今日どこかで入れるかもです。 やよい (-19) 桧垣やよい 2023/02/11(Sat) 5:29:21 |
【秘】 →視界に光が射し込む。 まるで眠りから覚めたかのように、 意識が身体へと落ちると私は驚いた。 さっきまで算数の授業を聞いていたと思ったのに 黒板に書いてるのは「スイミー」の文字。 今は国語の時間らしい。 この不思議な感覚は何度目だろう。 (-20) papico 2023/02/11(Sat) 9:43:07 |
【人】 愛智 哲弥[ 参考書ばかりで隙間の多かった本棚は、 今まで俺が興味を持たなかった ファッション雑誌などで、少しずつ埋まっていく。 青色で統一された殺風景な部屋が、 色付くように物が増えていくのが妙に嬉しくて。 部屋をちらり、と見渡して、 一人小さく笑っていた。 宿題を終えて、止めたペンをくるり、と 機嫌良さげに回してから、筆箱にしまえば、 明日の授業の予定を確認して、荷物を整理する。 そうしていれば、窓の外はすっかり暗くなっていた。 そろそろ父が帰ってくるから、 夕飯の準備をしなければいけない。] (24) kasuga_2jp 2023/02/11(Sat) 9:43:16 |
【人】 愛智 哲弥[ ぱたり、と静かに部屋をでて、 足音を殺してキッチンへと向かう。 小さなアパートだから、気を付けないと 階下に足音が響いてしまうから、 いつのまにか、こうして歩くようになった。 冷蔵庫から食材を取り出して、手際よく調理していく。 料理はべつに上手くはないけど、 人間が生きていくには、食事は必要だから、 作れる時はこうして作っていた。 程なくして出来上がった炒飯とスープ。 一人分をよそって自分だけで食べる。 父の分も盛り付けておけば、ラップをかけて 机の上へと置いていく。 一緒に家に住んでいても、あまり顔を合わさない。 顔を合わせても何を話せばいいのか お互い困ってしまうので、楽でいいのだけど。] (25) kasuga_2jp 2023/02/11(Sat) 9:43:18 |
【秘】 →こんなこと誰にも話せなかった。 昨日の朝は仲良しのユキちゃんが怒ってた。 わたしがユキちゃんちに遊びに行くって言ったのに、 来てくれなかった!って。 そんな約束したっけ?って質問したら、 ユキちゃんはもっと怒っちゃった。 「やよいちゃんなんてもう知らない!」って。 それでもわたしは、わたしのことを うまく人に話すことができなかった。 可笑しい子だと思われるのが怖かった。 (-22) papico 2023/02/11(Sat) 9:43:19 |