人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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【人】 葉山 裕太郎

***

[とはいえ、新しいお隣さんがやってきてから特に何か変わったということも無く、葉山の生活はいつも通りだ。
朝六時に起きてモーニングルーティンをこなし、執筆をしながら時折外に気分転換に出かける。

毎週月曜日と金曜日の13時から18時の間だけは編集者との打ち合わせで家を空けるものの、他はほとんど家で執筆作業だ。

そんな味気のない生活に、親しみやすいお隣さんができたというだけのこと。

生活リズムが合うのかなんでなのか。ごみ捨てのときなんかもばったり顔を合わせることも多くて、時折七海の寝癖が直りきっていなかったりとお茶目な一面を知ることもあった。


しかしそれ以外何があるというわけでもない。
出掛ける時にいつもやっていたルーティンも健在だ。]

(11) 西 2024/01/11(Thu) 4:19:18

【人】 葉山 裕太郎



      窓、開けたままでいいか。


(12) 西 2024/01/11(Thu) 4:21:00

【人】 葉山 裕太郎


[ここはマンションの中でも中層に近い場所で、外からの空き巣など入ってこない。それに自分がいるのは角の部屋で、肝心のお隣さんもよく知っている人物。

とても七海が空き巣を働くほど生活に困窮した人間とも思えない葉山は、その警戒を強く持たず、外出時には窓を開けたまま換気をする習慣を継続し止めることはしなかった。

たとえバルコニー同士が隣接してて侵入が容易だとして、出来るのは唯一七海だけ。その七海もあまり心配が要らない。問題は無いはずだ。]**

(13) 西 2024/01/11(Thu) 4:22:16

【独】 葉山 裕太郎



あの日後ろをつけてきた人物が誰かは直ぐに分かった。

スーパーでぶつかった時の彼女と歩き方が同じだったから。

だから俺は思ったんだ。

彼女が“本物“なら、隣の部屋を空室にすれば

ここまで追ってきてくれるんじゃないかって。



(-1) 西 2024/01/11(Thu) 4:23:34

【独】 葉山 裕太郎



[初めてぬいぐるみを手に取った時、葉山の中では数々の点が確信を帯びた線に変わった。袋の中にある硬い小さな塊と差し入れには大袈裟な代物。

自分を異端たらしめてきたこの狂気を、攻撃や防衛ではなく好意の暴走として手懐けた人がいたのだと。

人の敵意に晒された葉山にとっては、七海のそれが敵意とは対極的な感情であることくらいすぐに分かった。]



(-2) 西 2024/01/11(Thu) 4:25:01

【独】 葉山 裕太郎



      ああ、知りたい。

         君はどんな子なんだろう。



(-3) 西 2024/01/11(Thu) 4:26:29

【独】 葉山 裕太郎



     こんなに嬉しいように転ぶなら

     前に住んでいたあの人もきっと浮かばれるはずだ。


     今頃は精神病棟で療養中だろうけどね。


(-4) 西 2024/01/11(Thu) 4:30:42

【独】 葉山 裕太郎



      ほら、君のために開けといたんだ。

      おいでよ。可愛い可愛い子猫ちゃん。



(-5) 西 2024/01/11(Thu) 4:33:46

【独】 七海 聖奈

/*
葉山くんと七海ちゃん白い髪仲間だから仲良くしよう……
(-6) alice0327 2024/01/11(Thu) 12:26:48

【赤】 七海 聖奈



    私なんて、誰にも好かれない。
    好かれるほどの価値がない。


  
(*15) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:39:40

【赤】 七海 聖奈



  「せなちゃんは"いけにえ"なんだよ。
   だから……ごめんね、
   わたしもせなちゃんとなかよくするの、やめるね。」

  
(*16) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:40:19

【赤】 七海 聖奈



[小学校の時、クラスの子全員から無視されました。
 小さい頃の私は今より泣き虫で、
 今より体力もなければ運動神経だって悪くて。
 学校の大縄跳び大会の練習で
 うまく跳べずに足を引っ張ったのがきっかけ。
 最初は女子のほんの数人から無視されてるだけで、
 私は友達と笑って過ごせていました。
 ……結局私は跳べるようになったのに、
 その子たちは無視を止めることはなく。]


 
(*17) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:41:18

【赤】 七海 聖奈



  「ねぇ、なんでせなちゃんなんかと話してるの。」

  
(*18) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:41:41

【赤】 七海 聖奈



[他の子にもそう言い始めたのです。

 逆らえば次の標的は自分かもしれない。
 自分が標的になるくらいなら、無視するだけなら……
 そんな思いで私を無視する子は増えていき。


 友達だと思っていた子に生贄だと言われたのを最後に、
 私はクラスで孤立しました。]


 
(*19) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:42:27

【赤】 七海 聖奈



[勿論、両親は気づきました。
 担任の先生に相談しているのを私は見ていました。]

 
(*20) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:43:47

【赤】 七海 聖奈



  「でも、無視されるってことは
   聖奈さんにも何か問題があるんじゃないですか?」


  
(*21) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:44:15

【赤】 七海 聖奈




    
―――――………。



 
(*22) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:45:13

【赤】 七海 聖奈



[見ていなければよかったのかもしれない。
 今思えば、そう思うのですが、過去は変えられません。]


 
(*23) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:45:44

【赤】 七海 聖奈



[私は二度と同じ目に遭いたくなくて
 家から離れた中学校に進学することに決めました。
 私に問題があったのかもしれないから
 中学生になったら体力を付けようと思って
 自転車で長い時間かけて通学したり、
 休日だって運動を欠かさずにして。
 もちろん勉強だって頑張りました。]

  
(*24) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:46:32

【赤】 七海 聖奈





           
[………それでも、だめでした。]

 
(*25) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:46:59

【赤】 七海 聖奈



  「聖奈ってなんかいつも人の顔色伺っててキモい。」

  「優等生ぶっててむかつく。」


  
(*26) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:47:20

【赤】 七海 聖奈



[上手く、馴染めなかったんです。
 何が悪いのかわかりませんでした。

 ……対象は誰でもよかったのかもしれません。
 ただ、私ばかりが損な役回りを引くだけで。]


 
(*27) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:47:57

【赤】 七海 聖奈




   そっか、私は誰かに好かれることはなくて。
   たとえ誰かを好きになっても
   想いを伝えることは諦めるしかないんだな。



 
(*28) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:48:44

【赤】 七海 聖奈



[いつしかそう思うようになりました。
 自分には価値がないからしかたない。
 価値がないのだと言い聞かせるように
 何度も手首を傷つけていれば、傷だらけになりました。]


  
(*29) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:49:08

【赤】 七海 聖奈



  
そう、私は頑張っても誰にも好かれない。


         
―――――でも、諦められないから。


  
(*30) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:50:25

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎




    
せめて、あなたをずっと見ていたい。



 
(-7) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:51:04

【人】 七海 聖奈



[お辞儀をしてから、見上げれば
 そこには私の大好きな作家さんが立っていて。
 
 ―――――こんな偶然が起こるなんて。

 私、とっても運がいいみたいです!]

 
(14) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:51:55

【赤】 七海 聖奈



[まさか目的の人が隣に住んでいるなんて。
 こんなに都合のいいこと、滅多に起こりませんよね?]


  
(*31) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:52:51

【人】 七海 聖奈



   
え、あっ……、
サイン会以来、ですね……。

   こんな偶然、あるんだ…………。


[柔らかな微笑みに暫く見惚れて。
 言葉が浮かばず頭が真っ白になってしまった私ですが
 名前を聞けば、反応せずにはいられませんでした。]

  
(15) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:53:27

【人】 七海 聖奈



  葉山祐太郎……、ミステリー作家の?


[反射で口に出してしまったのは
 それだけ葉山先生のミステリーが好きだから。

 でも、同一人物だと知らない私は
 まさかそんなわけないよね、と思い直して。]

  
(16) alice0327 2024/01/11(Thu) 20:54:01