人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[私がデートの約束をした人なんて
 一人しかいないんですから。


 
何より、私があなたの声を聞き間違えるはずがない。]


  
(-8) alice0327 2024/01/16(Tue) 3:13:05

【赤】 七海 聖奈



[中途半端に昂った身体を宥めながら
 好きな人を監視し続ける生活は変化を遂げて。
 ただ、監視するだけではなくなっていくのです。]**


  
(*19) alice0327 2024/01/16(Tue) 3:13:48

【赤】 七海 聖奈



[起きたときにはもうすっかり辺りは明るくて
 カーテンの隙間から陽が差し込んでいました。

 昨日の出来事が夢ではなかったと証明するように
 身体の内側に残る違和感と
 体液で濡れたまま乾ききっていないシーツ。

 
そして……スマホに残されたメッセージ。>>*4


 
(*20) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:43:28

【赤】 七海 聖奈



[どうやって部屋に入ってきたのかなんて些細な事。

 
     
スマホを手に私はにっこりと笑っていました。]


 
(*21) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:44:13

【独】 七海 聖奈

私の事を見ていてくれたんだ、嬉しい。淫らに私を責め立ててくれたのは私を欲の対象として見てくれたからなんでしょう?夢にまで見たあなたとの交わりが、たとえ最後までされなかったとしても嬉しくないわけないんです。だって私なんか…私なんかを認めてくれるのはきっとあなただけ。どれだけ異常に愛を語ってもあなたなら全部許してくれる、そうでしょう?そうだと言ってくれないなら認めてくれるまで私はあなたを追い続けますよ?あなたが私の気持ちを分からないわけない、分からないなら分からせるだけ。
(-9) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:44:38

【赤】 七海 聖奈



[―――――つまり、デートの日まで我慢していれば
 極上のご褒美をあなたからもらえる。

             そういうことですよね?]**


  
(*22) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:45:00

【人】 七海 聖奈


[葉山さんと食事の約束をしてから。
 約束の日まで、舞い上がってしまった私は
 ふわふわとした気持ちで日々を過ごしていました。
 バイト先では、何かいいことあったの?と
 店長に聞かれるくらいには機嫌よく
 出勤していましたし、講義が長引いたって
 憂鬱になったりもしませんでした。

 とはいえ、毎日しなければならないことが
 疎かになることは決してありません。
 大学生活とバイトを両立しながら、趣味にも精を出す。

 誰が見てもいたって普通の女子大学生です。]
 
(0) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:45:34

【赤】 七海 聖奈



    
―――――………。



[大学に着いてすぐと講義が終わって帰宅する前。
 近くの公衆電話から葉山さんの携帯に
 電話をかけては、5コール数えて切る。

 葉山さんが出てくれたとしても何も喋らないのは
 話すのが目的じゃないから。

 ただ、一瞬声が聴きたくて
 電話をかけたのが誰なのか考えてくれたなら
 その思考さえ私のものにできると思うから。

 電話をかけたのが私だと気づくなら
 それはあなたは私を見ていてくれてる証だから。]

 
(*23) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:46:25

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[あなたの心まで知りたい、覗きたい。

            ねぇ、私の事だけ考えていて。]


  
(-10) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:46:53

【赤】 七海 聖奈


[あの日あなたがスケジュールを見せてくれたおかげで
 忙しい日が続くと知っていましたから
 少しでもあなたに元気でいて欲しくて
 あなたのためを想ってあなたが好きな料理を作っては
 いつものように開いている窓から部屋に置いてくる、
 そんなことを繰り返すようになりました。 ]

 
(*24) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:47:27

【赤】 七海 聖奈



[食べてくれてるかどうかはカメラで確認すればいい。
 捨てられていても関係ない。
 食べてくれるまで置くのはやめないし
 食べてくれたなら置き続けるだけ。

 料理には何の細工もしてませんし
 きっとあなたなら食べてくれる。

               
―――――食べて。


 
(*25) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:47:56

【赤】 七海 聖奈


[お礼?そんなもの要らないですよ?
 
勝手にもらっていきますから。


 洗濯カゴに入ったまだ洗っていない服を
 持ち去って、次訪れるときには新品の同じ服を
 買ってきて戻すことを繰り返しました。

 持って帰った服を抱きしめて眠る姿を見られても
 別に構わないんです。
むしろ見ていて欲しい。

 
(*26) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:48:42

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎




[本気なんです、私は。
 あなたが、あなたの全てが欲しくてたまらない。]



 
(-11) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:49:11

【赤】 七海 聖奈


[だから私、いい子にしてデートの日を待っているんです。

 いつも自分を慰めていたのに
 それをやめて何度も、何度も寝返りをうちながら
 無理やり身体を宥めて眠りにつく日々。

 不燃ごみの日に玩具だって捨てたんですよ?
 部屋に会ったら手を出してしまいそうだったから。]

 
(*27) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:49:42

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[こんなにいい子にしてるんですから。

       ―――――約束を反故にしたら嫌ですよ?]*


 
(-12) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:50:40

【独】 七海 聖奈

/*
書き忘れ発生したのに気づいて泣いてる
ネトストしようと思ってたのに書いてないじゃん((
(-13) alice0327 2024/01/16(Tue) 20:53:06

【赤】 葉山 裕太郎


[あの日から変化は目まぐるしい頻度で起き始めた。いつも決まった時間にかかってくる電話は要件も伝えずに切れ、当初は悪戯かとも思っていたのに、窓には好物だったものが置かれている。

もう隠れる気がないと言いたげな熱い想いを持ってなお、直接渡してこようとはしない。
何かに怯えているのか、それとも目的あっての事なのか。]


(*28) 西 2024/01/17(Wed) 21:38:00

【人】 葉山 裕太郎


[なんやかんやと予定が詰まるのは、そろそろ新刊の締切が近づいてきたからで、打ち合わせが乱立するカレンダーにひとつだけ赤い丸をつけた、それが今の葉山にとっての一番の楽しみだ。

仕事以外で誰かと食事に行くなど久しく、ただの休息だったとしても申し分ない話。
万が一入れなかったら嫌だと店の予約までしておいたのだから、ぬかりはないはずだ。]

(1) 西 2024/01/17(Wed) 21:38:37

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈


葉山 裕太郎血腹 妖の好物がエビピラフだなんて、プロフィールには載っていない。知ってる人なんて一人しかいないのに。]


(-14) 西 2024/01/17(Wed) 21:40:14

【赤】 葉山 裕太郎


[葉山は冷たい顔でエビピラフを食す。
なにか危ない薬でも入っているだろうか、疑いだしたらキリがない。知らない誰かのものを食すのはリスクが満載だが、知っているあの子のものならば何も怖くはない。

彼女は自分のことを求めて危害さえ加えてしまうような子ではないし、それにここから先に予定を入れているのだ。それを反故にするほど短絡的ではない。

だがそれはそれとして、人知れず置いていくのは違う。
葉山の小さな怒りに触れたのはその行為だった。]

(*29) 西 2024/01/17(Wed) 21:42:02

【赤】 葉山 裕太郎


[不燃ごみの日、七海のゴミの中にあの玩具があった。こちらからの言いつけを守っているという意思表示なのか、隠していた盗聴器で聴いても、カメラを覗いても約束を破る様子は見受けられない。

健気でいい子だと思う。
いい子が過ぎてつい壊してしまいそうな程に。]


(*30) 西 2024/01/17(Wed) 21:43:10

【赤】 葉山 裕太郎



[約束の日まであと半分、ちょうど折り返した頃。
葉山はもう一度だけ彼女の部屋へと忍び込んだ。

時刻は日付も変わった深夜、目的はもう分かりきっているはず。見覚えのある首枷と手枷、目隠しはその日の夜のことを雄弁に語り尽くしているだろう。

そう、これはご褒美という建前に隠れた、お仕置きだ。

今も他人のふりをして遠回しに干渉してくる行為はまだこちらに堕ちていないと示しているかのようだったから。
ストーカーとしての激情など今となってはまだ足りない。ストーカーは他人以上には決してなれないのだから。]


(*31) 西 2024/01/17(Wed) 21:51:56

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



      ねぇ、いつまで“他人“のつもりなの?


(-15) 西 2024/01/17(Wed) 21:52:39

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



      こっちにおいでよ、子猫セラちゃん。


(-16) 西 2024/01/17(Wed) 21:54:04

【赤】 葉山 裕太郎


[あの日と比べたら乱暴に彼女を責め立て嬲る姿はあの時リクエストされた小説を思い出させるかのようで、しかし小説とは異なり、妊娠させるための卑劣なシリンジはなく、七海の身体を絶頂には運んでくれない。

乳房の花を強く摘み、一番強い振動に設定した玩具で敏感な場所を責め立てていく。

強引なのも、道具で弄ぶのも変わらない。
しかし永遠とも思しい責め苦も、常に絶頂の一歩手前で止め、中への挿入はおろか、指でさえ半端なままに止めてしまう。

理不尽な、まるで八つ当たりのような責め苦の夜。
葉山は初めて彼女に自らの下劣な感情を見せたのだった。]

(*32) 西 2024/01/17(Wed) 21:55:40

【赤】 葉山 裕太郎


[しかし七海に向けたのもそれが最後のこと。
何事も無かったかのように監視し、監視される歪な関係は続く。

そしてその節目と言わんばかりに、その日はやってきた。]**


(*33) 西 2024/01/17(Wed) 21:57:49

【赤】 葉山 裕太郎

***

[約束の日、集合場所として家の前を提示したのだが七海はどうだったか。互いに示し合わせたその場所にやってくる葉山はいつもとは異なり外行の服を纏っていた。

当然だ、今日ほど楽しみな日なんてないのだから。
彼女に会えれば葉山は微笑みその名前を呼ぶことだろう。]

(*34) 西 2024/01/17(Wed) 21:59:21

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



やぁ、聖奈ちゃん・・・・・


(-17) 西 2024/01/17(Wed) 22:01:14

【赤】 七海 聖奈


[仲が良かったと思っていた人から
 別に自分はそう思ってなかったと掌を返される。
 
 自分から想いを伝えるなんて
 ただ傷つくだけで、いい事なんてなんにもない。]

  
(*35) alice0327 2024/01/17(Wed) 23:42:00

【赤】 七海 聖奈



[もし、相手の想いを確信する術でもあったなら
 この行為をやめることも出来たかもしれませんが。]


 
(*36) alice0327 2024/01/17(Wed) 23:42:19