人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>121 ニコロ

「自分から俺の所に来てちょっと引いてんじゃねーよ。
 なぁんだサボりじゃないのか。てっきり朝から
 しわくちゃの顔でトボトボ歩いて、周辺住民から
 元気をもらって今に至る……って感じかと思ったのに」

やたら具体的な想像だ。もしかしたら似たような状態を
過去に先生がどこかで見ていたのかもしれない。
にへらにへら、笑う目元にはくっきりクマがある。
残念ながらこれも「変わらぬ事」であった。

「勿論
ガキ共
は今日も元気一杯だぜ。
 おかげでピザの情報も知れたしなあぁ〜。
 で、後なんか面白い事でもねーかなと散歩してる訳だ」

先生はおまわりさんではない。実は正義たっぷりでもない。
それゆえに即刻手の平は返される事となった。
そしてここにきてやっと最初の質問への返答。
余りに遠回り、余りに滅茶苦茶。今日も先生は絶好調らしい。
(125) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 11:40:10

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*
返答遅れており申し訳ありません。しまむらです。

理由についてはおそらく話したい様子でなかったので聞かなかった、になるかと。
ただその後は身を守るためにエルヴィーノさんを類似の事件から外したり、
逆に解決の糸口が見えているものについては配置を進めたりしていたかもしれません。
それについて聞かれれば適材適所というふうに答えていたかも。

一般家庭の女性について承知いたしました。
親交については知らないということでこちらから話題に出すことはないでしょうが、
全てとは言わず印象の大小はあれど、子どもたちのことは覚えているかと思います。

今回お話頂いた事項がどんなふうに関わってくるのか楽しみです。
お手伝いできることがあればお申し付けください、よろしくお願いいたします。
(-497) redhaguki 2023/09/10(Sun) 11:42:44

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
お疲れ様です。しまむらです。
お声がけいただきありがとうございます!

幼馴染二人のことについて、承知いたしました。
ヴィトーから過度に深掘りすることはないものの、仲の良さそうな様子から三人の関係を察したり見守ったりというくらいはしているかもしれません。

出世しないことについては口出しはしないものの、
三人ともども警察学校の教官などはどうか……など提案することはあるかもしれません。
なんにせよニコロさんや、二人の意志に反しない程度ですが。

これから方面は違えど関わっていくこともあるかもしれませんが、
村内でもよろしくお願いいたします。
(-498) redhaguki 2023/09/10(Sun) 12:05:59

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 路地の花 フィオレ

/*
対応遅れてしまい申し訳ありません、しまむらです。熱中症きをつけて……

ここ最近からである旨、承知いたしました。
実際ヴィンセンツィオも顔を合わせても(立場をお互い知らないだろうというのもあり)、
手伝いに来ていることへのねぎらいの声を掛けるくらいで深く話すことはないかと思います。
ただ、手伝い自体は本心から有り難いことだと思っているので、
困ったことや足りないものがあったら教えて欲しい……のような話くらいはするかもしれません。

村内で何か質問等あればお申し付けいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!
(-499) redhaguki 2023/09/10(Sun) 12:09:30

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

手を引かれゆるりと寝室へ。
見慣れたというには頻度が低いその部屋が、変わらず使われている様子がないことにだけまた少し笑った。

「んー、シャワーはあ、朝浴びるう」

間延びした声は何も眠気からではなくいつもの事だが、眠気は確かにそこにある。
スーツくらいは壁だかクロゼットだかに掛けて、さっさとベッドに転がり込みたかった。

「ご所望はあ」
「ミーネ」

甘えたような声がした。
こういう時、大抵続く言葉は決まっている。

「一緒寝よお」

この際本当にあなたが寝るか否かは問われない。
添い寝して欲しい、と求めるこの女はこの歳にしてまだ子どものような甘えたがりだった。
5年前に唯一の家族である母を亡くし、その母が存命の時すら夜の仕事で不在がち。
そんな生い立ちや現在の立場もあってだろうか。
女が今素直に甘えられる相手は、どうやらあなたしかいないらしい。
(-500) oO832mk 2023/09/10(Sun) 12:14:33

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → pasticciona アリーチェ

/*
お疲れ様です。しまむらです。
プロローグはじまってからの慌ただしい打診で申し訳ありません。

幼少期に誘拐された……とのことですが、
こちらについて、時期や状況等もう固まっていますでしょうか。
差し支えなければ
誘拐した側
のグループの立場で立候補したいのですが、いかがでしょうか。

といっても顔を見られることにはいかない(そちらの交流に支障を来してしまう)ので、
お話の進め方によっては上手いパスは出せないかも知れません。
いろいろ労力のいる話だと思うので、気長にお考えいただければと思います。
もしご興味ありましたらお返事いただければ幸いです。
(-501) redhaguki 2023/09/10(Sun) 12:15:33

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「おいおいぃ〜、パキパキにキマった俺とぉ〜?」

無意識に間延びした声を真似てしまう。
大体の場合、こうした真似も幼さの証とされている。
身体ばかりは大人びて、脱ぎ捨てた白衣は床に放った。
ブーツも脱いでソックスも雑に丸めてブーツに入れた。
『お姫様』を差し置いて先にベッドに転がり、
大の字になって視線を送る。

「勿論大歓迎。さあどうぞ、お好きな所にお好きなように!
 エーコと一緒ならカフェインもどっか飛んでくだろ。
 おやすみのキスはいるか?ん〜っ。」

ジョークのように唇を尖らせてから、喉を鳴らして笑った。
(-502) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 12:28:34

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

はたり。
目の前、ぴたりと止まった棒キャンディを見つめ、そのまま貴方の方へも視線は注がれる。
だいじょうぶ、と口にしているし、仕事をしないといけないのはそうだし、キャンディを口に入れられるのはちょっと困る気もするし。
それでも、……それでも、と。

「そっ、……え、っと、ぁの」


そぅ、と。
キャンディを持つ貴方の手に熱が触れる、先程と同じ。
こちらから指先を伸ばしたことは今までなかったから、これがはじめて。
瞬間に振り絞った勇気は肌に伝わる微かな震えに表れていた。
情けないなと思いながらも、口を開けば。

[1/2]
(-503) mspn 2023/09/10(Sun) 12:35:18

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ


「だ……だいじょうぶって言ってるところに、こういうの。
 あんまり言わない方がいいかも、なんですけど。
 ……でも、もし、いつか。
 だいじょうぶが消えちゃったり、さみしかったりしたら……」

「──呼んでくれてもいいですからね!オレでもよかったら!
 家族がいなくなるのってとても、辛いことだと思う、ので。
 ……受け止められない人だっている、くらい」

「あの、え〜〜っと、……そう、保険みたいな?
 恩返しみたいな!そういうのです、お節介かも!すいません!
 あと仕事しないとだめですね!うん!わかってるんだけど!
 これでちゃんと終いにするのでキャンディはダニエラさんが食べてもらって……!!!」

時折詰まりながらも勢いを乗せて言葉はしばらく続いた。
とはいえ最後まで伝えたかったことを伝えきれば指先は落ちていくことだろう。
もちろんどう足掻いても言い逃れぐらいできないぐらい"それ以上を気にした"わけだが、キャンディを貰うのはやっぱりさすがになので一歩足を退くなどもしていた。そろ……。

[2/2]
(-504) mspn 2023/09/10(Sun) 12:36:38

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「ヤな予感で終わればいいが、
 心配するのが仕事なもんで」

ぱたん、とタブレットが伏せられる。
自分が用意していた冷えたコーヒーに手を伸ばし、

「じゃあ少し。
 ……いや、あったかな?
 あとでちょっと見てくる」

あまり食事にこだわりがない男がそういって首をひねった。

「カフェか。俺ももう少し出かけるかな」

大きく伸びをしながら、自嘲するように笑う。
男はカポとしての仕事に注力すると、他のことをあまりしなくなる。
今日も家にこもりきりだったようだ。
(-505) gt 2023/09/10(Sun) 13:09:26

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
お疲れ様です、ご確認ありがとうございます!
お気になさらず…………!

それでは内容について、こんな感じで進めさせていただければ!
仲良く喧嘩します!!!!

張り合いのなさを指摘しない程度には大人になってしまって、
けれど昔みたいに接することはなく
会うたびにすこし微妙な会話を繰り広げたりしていると思います!

あらためて、よろしくお願いいたします。
(-506) gt 2023/09/10(Sun) 13:12:34

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

貴方が食べるのがどんなに遅くたって、
ヴィットーレは何にも気にすることもなく。
貴方が食べ終わるまで、カウンターに頬杖をつきながら
にこにこ眺めている。
気分は子供を見守るお母さんだ。

「ふふ!素敵なデートにしなきゃね♡」
「うまくいくことを祈っているわ!じゃあ、そうねぇ……」

差し出された指を、少しごつごつした男の手で優しく取って。
指の下処理だとかはきっと必要ないだろうから、
まずは貴方の爪にベースを塗って、そしたらネイルポリッシュを
取り出して………貴方にはきっとブルー系が似合うのだけれど、
ヴィットーレが選んだのはコーラルピンク。

「可愛いフィオレちゃんにぴったりよ♡」

なんて、貴方の女の子らしさを押し出したいみたい。
ふんふん、と鼻歌を歌いながら爪に色を塗ったら、
次にトップコートも塗っていって………
そしたらあとは、ちょっとした飾りつけ。
ストーンをピンセットでつまんで、貴方の左手薬指の爪に
ちょん、ちょんと乗せていく。……出来上がったのは、お花の形。

「相手が秋の花よりも、このお花を摘みたいと
 思ってくれますように、ね♡」

くすくす、笑って思惑を告げれば、あとは最後にもう一度
トップを塗って、完成!
貴方のお仕事の内容だとか、夜の関係だとかは関係なく、
一人の恋に沸き立つ女友達にそうしてあげるように、
きっちり可愛らしいネイルを施してあげたのだった。
(-507) arenda 2023/09/10(Sun) 13:25:11

【人】 黒眼鏡

教会には似つかわしくない男が教会にくれば、
それは白い布にぽつんと落ちたインク染みのように
周囲から浮き上がって見えるものだ。
特に、サングラスを外さない長身でがらの悪い男などなおさらである。

近所に散歩にでかけるようなラフな格好で、ぶらぶらとやってきたその男はしっかりと浮いている。
誰かに話しかけられることもそうそうなく、
ただ静かに礼拝の席に座っていた。

#教会
(126) gt 2023/09/10(Sun) 14:20:18

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>124 テオドロ

「別に構いやしないんだが、お前が我が儘言うとは余程だな。
まあ所長代理殿がああじゃそうもなるか。
あんまり背負い込み過ぎんなよ。俺は手を出せねぇけどさ。」

それほど弟分が手を焼いているとは
表面になかなか見せられないだろう内情も口に出てしまう。

「Si. そのくらいなら喜んで。
ついでにドルチェも買ってやるよ。」

ピザを渡しながらにんまりと。
素直じゃないところも可愛らしいというものだ。

#商店街
(127) ぴんじぃ 2023/09/10(Sun) 14:35:48

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>125 カンターミネ

「あの勢いに慣れろってのが酷じゃ……って待て待て。
先生あんた見てたのか???」

そう、あれは少し前のこと。
苦手な書類仕事が降ってきたので耐えきれずに
街へとおサボりで飛び出したのだった。

帰ったら待つ書類仕事にしわくちゃ顔をしていたら
顔見知りの住人にえらく心配されたものである。

後に弟分にバレてこってり絞られたのは言うまでもない。

「今日はそんな事ねぇからな!
んで、元気そうなら良かったぜ。
最近何かと妙な噂が流れがちだからな。
面白い事か…俺の周りはいつも通り過ぎて何もないな。」

#街中
(128) ぴんじぃ 2023/09/10(Sun) 14:43:48

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

同じように革靴を脱ぎ、ストッキングを丸め入れ。
眼鏡をチェストの上に載せると、乱視の視界は少しぼやける。
それでも先に横になるあなたを見ては、その片腕の傍に躙り寄った。

「キスはあ、ミネが、したかったらあ」

へにゃと笑って控えめにごろん。
ベッドはこんなに広いのに、腕枕をねだればあんまり関係もないみたい。

「したかったらあ、…いいよお……」

ごろんと同時にうとうとし出す。
これが子供ならきっと親の苦労はない。
だけど、電池の切れた子供のような入眠だった。
(-508) oO832mk 2023/09/10(Sun) 14:47:40

【人】 法の下に イレネオ

>>113 ダヴィード

「火を通せば食えるのか。料理はする方か?」

背が高ければ当然足も長い。歩くのも速い方ではある。
その速度が心なしか落とされているのも、やはり貴方と並んでいるからなのだろう。
往来を見回せば並ぶのは秋の色を纏った商品たち。衣類も、食品も、季節と共に移り変わって目を楽しませる。

「確かに。」

店頭やら貴方の生え際あたりやらに目を向けつつ。

「近頃は随分過ごしやすくなった。」
「陽が落ちるのも早くなっている。あまり遅くまで出歩くなよ。」

大人らしいことを呟いて、目当ての店はどれかと探した。

#街中
(129) rik_kr 2023/09/10(Sun) 14:49:20

【人】 月桂樹の下で ニコロ

いつも街を見回る明るいおまわりさん。
それがこのニコロという男について回る印象だ。

歩けば声を掛けられ、時に物を貰い
語らい笑うのが常ではあるけれど。

ごく偶に人が少ないのか
歩く場所のせいか
一人でのんびりと散歩をすることもあるのだった。

その手にはハーモニカが一つ。
職務中、とは違いそうだ。

#街中
(130) ぴんじぃ 2023/09/10(Sun) 14:57:01

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>128 ニコロ

「あーはぁ。いいか、おまわりさん。
 『子供達』ってのはな、その辺の監視カメラより
 よっぽどよく見てるんだぜ?しかも、
 上司や監視役なんか通さず素直に教えてくれる。
 悪い事はできねーよなあぁ〜?」

身体をゆするようにしてけたけた笑う。
五指で顔を覆うようにして眼鏡に手をあて、
白衣を風に靡かせる様は先生というより狂科学者の類だ。

「あ〜なんか大人の方から聞く噂はあるな。
 なんだっけ、新しい警察のお偉いさんの足が臭いだか、
 口が臭いだか、胡散臭いだか……
 ま、面白くはなさそうな話題だよなあぁ〜。
 もっとこう、おまわりさんのニコロ、熱愛発覚!
 とかさあぁ〜そういうのが欲しいよなあぁ〜。
 ちょっとその辺の奥様でも口説いてみてくれよ、
 写真撮って警察に売り込みにいくから」
(131) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 15:00:43

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

脅しは所詮脅しで、どちらかと言えば戯れで。
だけどそれでこのことにあなたが触れずにいてくれればなんて、本当に幼稚な願い事でもあって。
普通の人より少し温かい手のひら。
震えるそれが触れた時、願いは叶わなかったと悟った。

「ニーノ、くん……」

驚きの余韻が幾許か。
そうして瞬きをくりかえしたけれど、ついぞ女は哀しい顔はしなかった。
代わり、少しだけ困ったように、笑う。
(-509) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:17:58

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

ごろんしたその頭に腕を貸し、笑って顔を向ける。
かかる吐息にはコーヒーの香り。

「そりゃご褒美が随分豪華だなあぁ〜……」

囁くように呟いて、空いている腕でもって
その癖毛に指を通して梳き撫でる。
時折ぽんぽん、子供をあやすように優しく手を触れ、
するりと意識を手放したのをみたなら
常の緩み切った笑顔とは少し違った穏やかな笑みを浮かべた。

「una regina fulgida e bella al pari d'una fata
 siede accanto alla culla tua dorata...」

口から零すのは、カフェインを纏った子守歌。
指にひと房絡めた髪で頬をくすぐり、放し。
その手を背中に回して抱き寄せる。

静かな寝息をほんの一瞬だけ奪い去り、
またその寝顔に微笑むと、瞼の重さに従って、
三日ぶりに長く長く、目を閉じた。

きっと翌日は、あなたの方が起きるのが早いのだろう。
起きた時に見るのは幸せそうに緩み切った寝顔と、
どばどば垂れるコーヒーのにおい漂うよだれ。
それから、しっかり鬱血した腕枕。

きっと起きるのは昼を過ぎるだろう。
だって、今までも毎回そうだったから。
だから、後は去るでも、なんでも、お好みで。
(-511) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 15:18:29

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「大丈夫って言ってるのにい。」
「……でもお、うん。」

「ありがとお」

迷惑だとも、お節介だとも思いはしない。
だけどその気遣いは少しばかり
効いた

そしてそのことだけは、絶対に胸に秘めなければいけなかった。

「それじゃあー」
「いつか、淋しくなったらあ、言うねえ?」
「そしたらお母さんの代わりにい、ぎゅーってしてもらおー」

だから、困らせるようなことを言う。
この望みをあなたは叶えられますかって。
…でもそれは、今、急いで叶えなければいけないものでもないから。

「だからあ」
「……これからも、がんばろおね。ニーノくん。」

指先が落ち完全に離れてもそこには温度と感触が残る。
自分から初めて触れたあなたが残した震える指先の感触は、暫く消えてくれそうになかった。
(-512) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:18:30

【独】 日差しにまどろむ ダニエラ

でもね。ニーノくん。
その“いつか”はきっと来ない。
あたしはあなたを騙していて、あなたはあたしに騙されている。

それでも“いつか”を迎ることは。
【血の掟】に従って、絶対、一生、有り得ない。

だって、全部、嘘だから。
今日までの日々も、全部。…全部。
(-510) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:19:23

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
レオンカヴァッロ『Ninna Nanna(子守歌)』
Ninna nanna, o mio bimbo,
una regina fulgida e bella al pari d'una fata
siede accanto alla culla tua dorata.
Un re ti guarda e un popolo s'inchina!

ねんね、ねんね、私の赤ちゃん
妖精のように光り輝く美しい女王様が
あなたの金色の揺りかごの側に座ってます
王様はあなたを見て 人々はお辞儀をしています


なんだってさ。文中で抜粋したのは真ん中2行。
「妖精のように光り輝く美しい女王様」を
自称しているのか、ダニエラちゃんを指してるのか……?
(-513) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 15:23:55

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

まどろみの中、幸せな夢を見たような気だけする。
目を覚ますとどんな夢だったかなんて全然覚えていないのに、何だかとってもいい夢だった気だけがしているのだ。

寝ていた間に起きたことなんて女は知らず。
ただ瞳と同じ色のライムグリーンを指先で壊れ物のように撫でた。

コツコツと革靴の底が鳴り、部屋を出入りする音がする。
シャワーを借りて浴びた時の音だ。
表向き自堕落でずぼらを演出する女からは想像もできない話だが、昨晩のコーヒー缶を集めてカウンターを片付けた。

そうして戻ってきて、涎の寝顔を見下ろす。
ふと何を思い出したか、ぽつりと小声が落とされた。

「結婚、かあ……」
「ミネには、幸せになって欲しいなあ」


呟いたあと少し可笑しくなって肩を竦める。

「……行ってきまあす」

眠る親友にそう告げて、来た時と同じように、靴底で床を鳴らしこの日は立ち去っていった。
(-514) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:52:09

【人】 法の下に イレネオ

敬虔な信徒というわけではないが、人並みに祈りはする方だ。
見回りのついで、それとも出勤前か後。教会へと足を伸ばした。

「……」

単に祈りに来ただけで、或いは見回りに来ただけで、そんなつもりはなかったのに。
見知った顔、或いは一方的に知った顔。ノッテファミリーのカポ・レジーム。
およそ教会に似つかわしくないその姿が視界に映れば、知らずのうちに顔が歪んだろう。あからさまに苛立った、不快そうな声で呟いた。

「……何のつもりだ」

ここは教会。大事にするつもりはないが。
相手はマフィアで、何もしないとは言い切れない。体躯を端に寄せ、貴方の動向を暫し見守っていたことだろう。

#教会
(132) rik_kr 2023/09/10(Sun) 16:01:08

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/* 「には」とか言うなよお!!!!!!!!!!!!!
ってカンターミネが暴れています やめろやめろ暴れるな
(-515) shell_memoria 2023/09/10(Sun) 16:14:59

【人】 黒眼鏡

>>132 イレオネ

「何って」

顔をあげる。サングラス越しに開かれた目は、あなたの顔を見てもなんの躊躇いや引け目がないといいたげだ。

「『あなたがたはみな、信仰によって神の子供です』だろ?
 市民が公共バスに乗るように、
 俺もこうして祈っているだけだ。
 イレネオ・デ・マリア君」

教会の座席で、思ったよりは真摯な様子で座ったままにそう答えて。

「まあ座りな。神の元には平等だ」

そして、自分の隣の座席をぱんぱんと叩く。

#教会
(133) gt 2023/09/10(Sun) 16:23:22

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
>>イレオネさん


アアアごめんなさい、既知情報送ったつもりで送信できてませんでした…!(いまきがついた)
以下、イレオネさんが把握してそうな情報ですので
よきように知っていたりいなかったりしてください!


・アレッサンドロ・ルカーニアはスラム街出身のマフィアです。
10年前まではファミリーの構成員として暴力沙汰をよく起こしていましたが、10年前に幹部になってからはすっかり大人しくなりました。

・10年前に彼の上司だったカポが死亡。
かつてはソルジャーだったアレッサンドロは他のアソシエーテを飛び越えて、上司の仕事(物流関係)をまるごと引き継ぐ形で幹部になりました。何か根回しがあったのではないかと警察には思われています。

・表向きはだらだらと平和な日々を送っているようにみえますが、「港」…いわゆる物流関係を取り仕切る幹部であり、密輸や禁制品の売買などは彼の仕事です。
ただ仕事ぶりは真面目(マフィアとして)で、カタギにはあまり被害を出さないこともあり犯罪組織としては大人しいタイプです。
 
・後ろ暗い人間が、よくないものを手に入れたり売ったりする時の窓口になっています。
「黒眼鏡」はそういう犯罪者たちの間での彼の呼び名です。


ご確認、よろしくおねがいします……!
(-516) gt 2023/09/10(Sun) 16:24:10

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「……別に世の中の全てが理解できるとは思ってません。
 ただ俺は───不確定要素のある人との関わりは、あまり増やしたくないだけ」

相手に裏切られること。それ以上に自分が裏切ってしまうこと。それが起き得ないように気を張り巡らせる必要があって。これは何かに対する恐れとすら言えるのかもしれない。
低い場所を見て呟く横顔は薄く笑みを浮かべてはいるものの、嫌味たらしいというよりかは酷く自嘲的なものだった。

「本当に!いっそ恨んでほしいんですがね!
 ……百歩譲って、能力や性質に惹かれたとしましょう。
 けれどそれは前者ならビジネスパートナーである方がいいし、
 後者は───反りが合わないよりよっぽどろくでもない相性です」

半端に救われたくはない。
自分の歪みが肯定されるほど脆い救いの手もない。
そして己はもうその手のひらの上では生きていけない。それだけ。

「幸せにはなりません。誰も。
 テオドロひとりならどうでもいいが、哀れな女は一人でも少ない方が良い」

「───喚き散らしますよ。大の男が、床の上で」

今のところ最も可能性が高そうな方法を言われて寒気が走る。


「感謝するくらいなら相応の報いは欲しいんですが。
 ええ、それらの可能性を掴めなかったのは明白な俺の落ち度です」

己の甘さが見えてくるたびに、反発するかのように棘のある言葉が出る。音の鳴らないよう戸を閉じた店内では流石に抑えはするけども。

「うんと苦いエスプレッソでも飲みたい気分ですね、もう……」
(-517) backador 2023/09/10(Sun) 16:26:57