人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 11歳のある夜、ふっと目が覚めたんだ。
 虫の報せ、ってやつかな。
 兄ちゃんがいなかったから、
 なんだか心もとなくなっちゃって。
 部屋から出たの。

 そしたらね、リビングが、なんだか
 おもったるい気配なんだよね。

 俺、そーっと近づいて、
 部屋の外の壁に、ピタってくっついた。
(482) だいち 2022/10/20(Thu) 19:37:32

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 『約束だったろ、父さん、母さん。』
 『1/4の確率に賭けて、弟か妹かを産んでも良い』
 『でも、必ず、生まれてきた弟か妹かを
  俺より優先しなきゃいけないって』
 『賭けに勝っても負けても必ず』
 『だから、ダメだ、絶対』

 『仮にそれで俺が治ったとして、
  大地になにかあったらどうする?』
 『それも、一回とは限らないんだぞ』
(483) だいち 2022/10/20(Thu) 19:37:52

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 あんまり深刻な気配だったから、
 俺、怖くなってそーっとその場を離れたの。

 その会話の意味が分かったのは、
 しばらく後になってからだった。

 つまりね、兄ちゃん。
 自分が助かるために俺に代償を払わせることを、
 嫌ったの。
(484) だいち 2022/10/20(Thu) 19:38:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[それはどこまでもつまらない話。
 兄ちゃんが、どこまでも俺を甘やかした理由。

 両親の中では、いつだって、
 兄ちゃんが一番で、俺はサブだった。
 善良な人たちだから、
 それを表に出すことはしない
 けれど、結局人間は心に逆らえない。

 それをわかっていたから、
 兄ちゃんは、兄ちゃんだけは、
 誰よりも俺を愛してくれた。

 11歳の俺から、
 骨髄を取る方法がなかったわけじゃない。
 でも、兄ちゃんは俺を愛しすぎてた。]
(485) だいち 2022/10/20(Thu) 19:38:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ねぇ。
 君に、『これ』あげる。

[ことん、と机の表面が音を立てた。]

 うん。
 良いんだよ。
 どんなに大切でも、
 『もう要らなくなった大切だったもの』って
 あるでしょ?
 そして、それが必要かなって人にあげるの、
 普通のことでしょう?

[俺は笑う。
綺麗に、笑えてるかな。


 指先で、机に置いた銀色のロケットに触れる。

 21gなんかには全然満たない
本当は、何にも入っていない
軽い遺骨ロケット。
 それは、俺が独りで
兄を亡くして
生きていくために、
 その準備をする間に必要な、補助輪のようなものだった。

 いい加減、卒業しなきゃいけなかった。]
(486) だいち 2022/10/20(Thu) 19:40:27

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 良いんだよ。
 コレに、魂がこもっているわけじゃない。
 死んだ人は、どこにも残らない。

 でも……
 ココにいる。

[俺は、自分の胸の真ん中を指さした。]

 でもね、コレには確かに、
 兄ちゃんの魂は入っていないけれど。
 俺の、大切な気持ちは、存分に入ってるから。

[それは例えば思いやり。
 例えば執着。
 良い感情も、悪い感情もきっと、
 ただただ『大切』の気持ちを核にした、
 雑多な感情が詰め込まれている。

 しみ込んでいる。]
(487) だいち 2022/10/20(Thu) 19:40:43

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 誰かを想う気持ちって、消耗品じゃないんだ。
 使っても、減る類のものじゃない。

 だから、良いんだよ。

[ねぇ、君には大切な人がいた?
 誰かの幸せを願った?

 俺はね、どうしても、
 君が悪い
存在
には見えないんだ。

 どっちかといえば、
 優しくて悲しい存在に見えるんだ。

 君は、ここで独り、誰を、何を待ってたの?]
(488) だいち 2022/10/20(Thu) 19:41:00

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

   俺の気持ち、君にあげるよ

  [大丈夫、俺はもう、独りで立てる]

 
(489) だいち 2022/10/20(Thu) 19:41:51

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

『俺の弟に生まれてくれてありがとう』

『俺に、人生で一番楽しい時間をくれてありがとう』

『俺を、兄ちゃんにしてくれてありがとう』

『大地と出会えて俺は、幸せでした』

『俺がいなくなっても、泣くんじゃないぞ』

『俺はもう、抱っこしてやれないからな』

『父さんと母さんをよろしく』

『でも、自分自身の人生を生きなさい』
(490) だいち 2022/10/20(Thu) 19:42:04

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[兄ちゃんに愛されてたこと、
 もらった温もり、その言葉、

 もう一度思い出した>>411から、もう、大丈夫]
(491) だいち 2022/10/20(Thu) 19:42:17

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 『願い事』?
 良いんだよ、俺は。
 あぁ、でも……
 お願いひとつ、してもいいかな。

[君が尋ねるから、俺は結局甘えてしまう]

 今日ここに、
 俺が大切に思う人が来るかもしれない。
 多分来ると思う。
 そしたら彼の願いを少し……
 助けてあげてくれないかな。
(492) だいち 2022/10/20(Thu) 19:42:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[彼の願いは結局分からずじまい
 でも、きっと切実な願いだ。]

 願いは叶えてあげて欲しい。
 でも、もし彼が帰ってくることを願うなら。
 明日や未来を願うなら。
 その手助けを、してあげて欲しい。
 ……帰ってきて、欲しいんだ。

[温もりが去った後の寂しさを、
 既に知っている俺は、
 喉が締め付けられるような気持ちになる。]
(493) だいち 2022/10/20(Thu) 19:42:48

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 そうだな。
 帽子を被った男子が来たら、
 ちょっとだけ、思い出して欲しい。
 そんで……
 『明日の朝、屋上で待ってる』って言っといて。

[さぁ、25%の賭けをしよう。

 君は帽子を被ってくるか?
            
────50%

 君は、僕の伝言に応えてくれるか?
              
────50%


 オッズが適当?
 言わないでくれよ、知ってる。
(494) だいち 2022/10/20(Thu) 19:43:14

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[本当は、もっと手を伸ばしたい人はいる
 
 けど、手を伸ばして良いか分からなくて

 伸ばしあぐねた

 伸ばして良いなら、伸ばすよ君にも>>2:270
(495) だいち 2022/10/20(Thu) 19:43:44

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺がその場を去るまで、
 誰にも出会いはしなかった。

 それは、その朝誰も旧校舎に来なかったのか

 或いは気配を察して避けたのか

 もしかしたら、彼女の力だったのか


 それは、俺には分からない。**]
(496) だいち 2022/10/20(Thu) 19:43:58

【独】 未國 聖奈

/*
えーん、大地君泣いちゃうね…(かってにないてる
(-172) ししゃもん 2022/10/20(Thu) 19:45:51

【人】 軽音部 千葉郁也

[本来生徒がいないはずの授業時間中の中庭で。

お互い顔だけ知ってるって間柄のその女子は、
声をかけるまで、いや、かけてからも
どこかぼんやりとして見えた。>>464

何か考え事でもしていたのだろうか。
先輩と呼ばれて、後輩の立場だと相手の名前知らなくても
呼びかけられるから便利だよなとか考えてた。

真面目そうな印象があるから俺みたいな上級生が話しかけて
警戒されないかとも思ったが、
帰ってきた返事は気軽な響きがあったので安心する。]

 そ、昼飯食い損ねたからサボってた。
 ああ、俺は千葉ね。2年C組。

[問いかけに肯定し、ついでに自己紹介しておいた。

昼休みのことを問いかけられれば、
ああ、とあの時の自分の必死さを思い出して苦笑する。]
(497) dix73 2022/10/20(Thu) 19:46:05
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a58) だいち 2022/10/20(Thu) 19:48:08

【人】 軽音部 千葉郁也

 
 ちょっとな、昼出勤の社長から呼び出しがあって
 ダッシュでお出迎え?
 いや、お見送りしに行ってたんだわ。

 何言ってんのかわかんねえな、これじゃ。

 ……ほっとけないクラスメイトの地雷踏みにね。
 思い切り踏み抜いたっぽいけど、
 まあ、結果良かったからいいのかな。

[肩を竦めて答えるけど、
おそらく表情は明るいものだったと思う。

地雷云々は何も知らないだろう相手だからこそ、
気軽に話してしまったのはあるが。

津崎の名を出す理由がなかったのと、
津崎を知っているとは思っていなかったので
曖昧な表現になったから
津崎のことを意図して聞いたわけでもない相手に>>465
結局何を言っているかが彼女に伝わるかは怪しいが。

津崎のクラスを把握しているなら
伝わるものもあったかはどうだろう。]*
(498) dix73 2022/10/20(Thu) 19:49:17

【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

/*
何がしたいんだか俺自身わかんないよ
(-173) だいち 2022/10/20(Thu) 19:50:34

【独】 軽音部 千葉郁也

/*
後半行、津崎が並びすぎて津崎の三段活用みたいになってるな…。そして活用はしてない。
(-174) dix73 2022/10/20(Thu) 19:51:12

【独】 大木慎之介

/*
小鳥遊くん……かわいいね……
泣けるね……いいねえ……
(-175) Siro_neri 2022/10/20(Thu) 19:51:37

【独】 大木慎之介

/*
今日はできたら更新までいたい……

……のだが、それをやると体調が死ぬ気しかしねえ……
(-176) Siro_neri 2022/10/20(Thu) 19:55:20

【独】 秋月壮真

/*
みんな……!行動力がありすぎるよ!!!
えーーん色々反応したいのに!
一つ一ついきます(生きる
(-177) kogeneko 2022/10/20(Thu) 20:03:22

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 拒んでしまった筈の約束を
  まるで変わらず生きていたみたいに語られて。>>396

  何だか凄く、安心させられた。 ]

こっちも卒業までに出来るのか分からないな
千葉に半端なもの聴かせたくない

[ こいつがあの動画を見てしまったからって言うより、
  オレの持ち合わせたプライドの問題と
  きっと、過去じゃなくて現在の音を褒められるようになりたくて。

  他人の生き方に干渉させることで
  重みを幾つか分け与えてしまった責任は
  気持ちを取り戻したことを、演奏で証明出来たらと。>>274 ]
(499) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:05:26

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 進路について一緒に悩んで、勉強を一緒にする。>>397

  それはもう、
  ただの暇つぶしの話し相手ではないだろう。>>394
  オレもやっとそう自分を認められそうだよ。

  ボロボロで願いを隠すことも出来なくなったオレがもし、
  千葉が覚悟を持たない内に醜態を晒したら
  取り返しがつかない方向で関係は変化して
  そのまま独り消えてしまう可能性もあったのかもしれない。

  生きてて良かったと思えるのは未来のこと
  今はただ、こうしていられることを喜ぶだけ。

  心の問題が絡む出席日数は、難しい問題で
  ついつい、一時苦い顔にもなってしまったけど。
  その後すぐ「頑張ります」って千葉に宣言した。

  怠慢を正し気力を取り戻していったら、
  そうした目に見えない傷も治していけるのかもしれない。

  安堵するような笑みが崩れない行く先があるといい。 ]
(500) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:05:40

【人】 帰宅部 津崎絵音


そうか

[ ついでみたいに切り出された、でも大切なこと。
  返事は短く促すように、
  でも少し声色が嬉しそうになっていた。
  
  ずっとずっと悩み続けてた千葉が決めた願い。
  聞く権利を得られたのなら、知りたい。
 
  ちゃんと顔を上げて、向き合って、その目を見て
  ────確かに聞き遂げた。 ]

……それ、最高の願いだな

[ やっぱり熱心に思考を語ることは無かったけど
  心からの祝福を込めて、そう返した。

  誰かを救い、強い意思で自身の決断も出来る奴。
  これから歩む先をファン1号として見ていたいと強く感じた。

  こちらも同じく片手を挙げ、千葉に背を向け歩き出す。>>398
  投げやりな思いや恐ろしさも無い今は、
  フェンスの穴を潜り、旧校舎へ、その奥へ
  迷いなく一歩一歩進んでいく。* ]
(501) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:05:54

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 旧校舎 ──



[ 草木が生い茂る敷地にある旧校舎は、
  やはりどこか自分達が通う校舎より暗く感じたけれど
  昼間と夜では見え方がかなり違う。

  幽霊が出る場所というよりは、
  ただ忘れ去られた物寂しさと過去を彷彿とさせられた。
  オレはきっと、この場所みたいになりたかったんだな。

  歩みに合わせ軋む床の音だけが聞こえる空間は静かだ。
  やはり、あの時と同じで何も起きる気配が無い。“今は”

  映画やゲームといったフィクションだと、
  幽霊は一つの建物内の特定の位置や部屋に出たりする
  所謂地縛霊ってやつ。

  ただ一度出会い、二度目もそうだったとして
  彼女がそれだとも限らなく解き明かすつもりも無いけど、
  足は自然と月夜に出会った二階の廊下を目的地とした。 ]
(502) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:06:12

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 気がつけばその突き当たり、まさに邂逅の地へと立っていた。
  ──途中までしか記憶が無い。

  この先のことを思うばかり、無心で歩んで来たのか
  はたまた、選択の期日を伝えグラウンドに皆を送ったように
  今度はその膝元まで連れて来られたのか?……なんて。

  いつにも増して睡眠不足に苛まれているせいで、
  ファンタジーじみた思考になっているみたいだ。

  白く、淡く光る人影は記憶のままにその場所に>>1:n1
  ただ違う点が彼女の側に備え付けられた>>476
  死者には不必要で、ある意味では必要なものたち。
  お供えだって、すぐに分かった。

  ならその椅子はなんだろう?彼女と対話する為のもの?

  そこまで想像に難くないけれど、
  オレはそこに座らない、オレは対話を求めない、オレは]
(503) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:06:25

【人】 帰宅部 津崎絵音



……神様、

[ 自然、思考もなく膝をつく姿勢になっていた。
  
  彼女は可笑しそうにしている。旧き学び舎に佇む幽霊を
  救いの主のように呼び敬意を示す生者の様に、なのだろう。

  愚かだろうか、狂っているだろうか。

  それでも、
  何かに縋らないと生きられない人間もいる。
  あなたにとって、望ましかろうとそうでなくとも。


  相変わらず床に足をつけることもなく、
  白昼夢じみて宙で揺蕩いこちらを見下ろす彼女は

  やはりひどく優しい声で、
  ──願いは決まったのかと問い掛けてくる。 ]
(504) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:06:46

【人】 帰宅部 津崎絵音




オレは、オレの願いは……

 喉が乾く、  
  鼓動が激しくなるのが分かる、  
  独り温め続け、  
  諦めた願いが再び頭を過る。 ]
(505) ガラシア 2022/10/20(Thu) 20:07:45