人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「ま、覚悟が決まってんのは良い事だな」

死ぬ気は無いが、万が一の際死ぬ覚悟は決まっている。
そういった人間は、こちら側の世界には少なくないだろう。
この男も例外ではなく。

「おう」

短い返答の後、車は静かに路肩に停められ、一時停止。

「何だ急に。俺はお前じゃないからわからんが。
 まあ……それなりに情はあるんじゃねえの。
 あんな法案にしっちゃかめっちゃかにされて荒れる程度には。
 少なくとも俺は軽口叩き合える程度の仲だと思ってるが」

「お前も所属して長いしな。
 俺にとってファミリーがもう一つの家であるように、
 お前にとってもそうなんじゃねえの」

知らねえけど、と無責任に付け足される。
それが合っているのか間違っているのかは、
あなたにしかわからない事だ。
けれど、合っているか間違っているかのどちらかはわかるだろう。
(-570) unforg00 2023/09/20(Wed) 10:51:49

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

上部層にいるわけでもない一端のマフィアと、上級警官である貴方を捕まえるのならたしかに旨味の軍配はそちらに上がるだろう。
高圧的だが不動たる貴方が揺れる姿を望むものは多いように思えた。

「オル……あの人は今、
 ―――は? それ、は」

ボスは今はバカンスだとはっきり言いそうであった愚か者は、その差し出されたものに息をのんだ。
アタッシュケースに目を見開いてから改めて貴方の表情を見る、中身はこの際関係はない、続く言葉を聞いた瞬間にそれは大きな意味を持ってしまったが。
反応が遅れてぞんざいにされたそれの動きまで様になってるなと、場違いな感想を持つほどにこの行動を理解することが出来なかった。

「なんで……。
 あんたは今ここで俺をしょっ引くことぐらい余裕なのに」

あくまで警察だ、殺されはしないと踏んでいたが何らかの処罰や拘留は覚悟していた。
もしかしたらまだこれからこの事実を告げられるのかもしれないが、今渡されたのは手土産のように思える。

「今ならまだ身を隠せば捕まらんかもしれないだろ!
 捕まったらどうせろくな目に、たとえ……くそ……っ」

ああ、貴方は何処にとっても何か仄暗いものを持っている男であったのか。
自分の敬愛する上司の事件にも関わっていれば、十二分にマフィアとの縁も捕捉されている。
その上自分はすぐに恨み言すら吐けない甘ちゃんだ、たしかに無罪とはもうこの口から言えなくなってしまっていた。

「……黒眼鏡もあんたが務所にぶち込まれて喜ぶやつじゃないだろ」
「どうにか、ならんのか。ただ俺は……」

一番誰かを責めたいのは、此処で理不尽な目に合うのは貴方だと言うのに。
男は貴方が検挙されることを愚図って嫌がる子供のように意味もない言葉を吐いた。
(-571) toumi_ 2023/09/20(Wed) 11:01:19

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

「姉さんが会いたいんだから良いのっ」

「そうね…カッサータが好きよ、チーズクリームにフルーツがたっぷり入ってるの」
「それが難しいお菓子だったら、ビスコッティでも」

なんて言うものの、明らかに前者に期待がこもっている。
子供のようにワクワクと目を輝かせてみせた。

「時間があると、お店に行ってるから自然とね」
「自営業とはいえお手伝いくらい増やしたら良いのに」

あなたの寂しさには気がつかないまま、会話を続けて。
すぐ言い訳するんだもの、なんて言って呆れ顔。

「それなら私のことはフレッドに任せちゃおうかしら!ふふ、これで理不尽な逮捕も怖くないかも」

覚悟の表情を見せるあなたに、全面的な信頼を寄せる。これだけ強くなれたら大丈夫だと。

翌日の朝にはそれが打ち砕かれることになると、今の2人には知る由もない。
(-572) otomizu 2023/09/20(Wed) 11:12:59

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

街が法の施行でざわめきたち
空模様もどんよりと落ち込みつつある日々の何処かで。
貴方の幾つかある携帯端末の1つが着信を告げるだろう。

画面には、以前に飲みに行こう、と誘っていた
巡査部長である男の名が表示されている。

飲みの誘いかな、という事は分かるだろう。
(-573) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 11:13:41

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

「寂しいに決まっているわ、ヴィー」
「あなたのお店も無くなってしまっていて、本当に心配したんだから」

綺麗な顔が台無しだわ、とガラスに手を当てる。
その顔のキズを目立たなくしてあげたい。手の汚れを拭いてあげたい。
ただ一枚の板が、それを阻むのだ。

「ヴィーのそれはなんともないなんて言わないのよ」

と、嗜めもする。
(-574) otomizu 2023/09/20(Wed) 11:19:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の葉 ニコロ

その日の男も忙しなかった。
しかし他でもない
貴方から
の誘いだ、勿論と言って快諾した。

此方のおすすめの場所でよければ個室が充実しているバーを紹介される。
勿論貴方の行きつけの場所でも構わないが気分は個室だったらしい。

そうして時間通りに訪れれば、その男は既に黒革のソファーの席につき足を延ばして寛いでいただろう。

「おう、やっと来たかニコロ。好きな酒を頼め。
 今なら気分がいいから半分の金を出してやっていい」

どうやら本日は飲めば飲むほど相手に金額を上乗せできるシステムだ。
(-575) toumi_ 2023/09/20(Wed) 11:38:10

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

快諾して貰えたならば勿論、と
特に何か店を決めている訳でもなかった男は二つ返事で応じる。
個室が良いのならば、此方としても好都合だから。

「悪い、色々こっちもごたごたしててな。
そっちも忙しいんじゃないのか?」

好きな酒を頼め、と言われれば
アリアニコを頼むのだろう。
気に入りの赤ワインだ。ここぞという時に、飲むもの。
(-576) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 11:47:47
カンターミネは、テディベアを抱っこしている。ふかふかだ。
(a23) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 12:37:31

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「色男と美女とのデートで忙しくてなあ」

毎度言うこの台詞が本当に嘘ではないのをあなたは察せられる。
本当にデートと言えるほど遊んでいるか語らっているので。

「おー、ワインか。帰り道はちゃんと歩けるようにセーブできるか?
 俺は飲んだくれを運んでいってやらんぞ」
(-577) toumi_ 2023/09/20(Wed) 12:45:19

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「……。」

欲しいもの。

「………コーヒー、が」

真っ先に浮かんだのは。

「飲みたいです。…アレッサンドロさんの。」

…泣き言だ、これは。
いつ叶うかも分からない。叶うかどうかも定かでない。



離れてゆく指先を見守り思う。

「未来、とか」
「そんなの、考える余裕、ないですう。」

なんで自分にばかり未来があるんだろう。
いっそのことさっさと地獄にでも堕ちた方が気が楽だ。
…それとも今のこれが、地獄だろうか。
真綿で締めるみたいに大切なものをひとつひとつ取りこぼしていくことが。

「アレッサンドロさんは、あたしにどうなってほしいですかあ」

聞き入れてやる義務なんてないけど、聞くだけ聞いてみる。
自分ひとりじゃ、すぐ浮かびそうにはなかったから。
(-578) oO832mk 2023/09/20(Wed) 12:58:34

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロ

/*
やったあ!ありがとうございます!
ですが運営Mさんからいただける地の文を見てからRPに至りたいかなと思いました。
ですので、開始は日付変更後…そちらの都合の良い時に、開始の合図を送っていただければと思います。
(いきなり導入とかで構いません)
また日付変更後は情緒が死ぬ予定がありますのでお返事遅くなる恐れがあります。
ごゆるりとお待ちいただければ……………
(-579) oO832mk 2023/09/20(Wed) 13:01:22

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「羨ましいねえ、こんな時勢だってのに。
流石のルチアーノも黙ってないんじゃねえか、なんてな。」

含みを持たせた物言い。
まるで貴方がマフィアだと、分かっているかのような…

「大丈夫だよ。
明日も仕事だからな。程々にするさ。
それより次いつ飲めるか分からねえからな。
今のうちに飲みたいものを飲んでおくさ。」

なんて、笑いながら言うのだ。
(-580) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 13:01:35

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「フィオレに? あー……」

もしかしてあいつはちゃんと食べてなくて、寝てなくて、元気でいないのだろうか。

「…………
フィオレに?


二度言った。そんなことない気がしていたんだがな。
何かこの俺が自分の部下の調子を見逃しているとでも言うのだろうか。もしくは眼の前の貴方が心配性なだけかもしれない。

「ほお、そうかそうか。ちゃんと伝えておいてやる……。
 今はあいつも混乱してるんだろ、そんな風に引っ込んでないで話しかけてやってくれ。
 同じ寂しがりやだから、会えたほうがほうが喜ぶ」

自分と違って交流が広い彼女のことを思いながら頬を緩ませる。
出生からして貴方も彼女もこのファミリーを裏切ることも離れることもないだろう、だから更に微笑ましく思えて。

「それじゃあ、そろそろお暇しよう。時間を取らせた。
 またなにか
聴きたいこと
があったり金が借りたくなったら言いにこい。
 俺の貸す金は旦那の金じゃねえからな」

話の端々でわかったかもしれないが、男の取ってつけたようなプライドとこだわりの間には妙な甘さが残っている。
その上そこそこ誰かに、ここでは例の上司に貸しを作っていることも嫌なことであるようだったそうな。
(-581) toumi_ 2023/09/20(Wed) 13:06:00

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや、知り合いの受け売りだよ」

貰ったことがあるかと問われれば、どちらとも言えない。
でも、与えようと考えてくれたことはあったのかもしれない。
今となっては分からないし、問いようもないが。

もう一度だけ手の甲を撫でてから、
左手へと伸ばされた君の手を受け入れる。

「…はは、そうだね。今得たいとは思えない。
 今更だからとも言えるし、返せるかが分からないからね。
 俺は臆病だから、逃げてしまいたくなる」

ずっと得られなかったものを受け入れることは恐ろしい。
手を伸ばすのもそうだ。もしもを考えて踏み出せなくなる。
ただのリヴィオには、とても難しいものだった。

その結果が今だ。何かが起こる前に自らで手放そうとしている。
嘘の自分が得たもの全てを、壊そうと考えている。
(-582) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:27:25

【独】 無敵の リヴィオ

/*肩書き変わってる人達イイネ!
エピローグまで変えるつもりないので
人が変えてるのを楽しむ人になる

簡易メモもそう
書き逃したので永遠に何もない人

とりあえず後輩達に合わせる顔はありません
面会にどの面で?と言い続けて会いに行けねぇよ…
あと2日目の時空ごちゃってるけどなんかいい感じになった
そういうことにしておいて下さい
(-583) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:37:03

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

巡る季節、美しい響き。言葉だけで移り変わる景色が思い浮かぶとは、彼女もこの暦を聞いた際に思ったものだった。
二度と訪れない何かは、彼女にもまた。


「…ああ、そう思う」

特別なこともない、いい夜だ。
夢で多くを知る彼女は、現実では何も知らない己が普通に言う何かを渡すだけ。小さなきっかけで、ほんの少しでも良い方に揺れ動くのなら。それが望ましいものだから。
……そしてその小さなものが、確固たる何ぞかに影響できるほどでないことも知っている。己の行いにはどうにも無駄が多いと思えても、そうしないこともできないのだ。彼女はそういう人だった。


そうして何事もなく夜は過ぎ、
あなたが店を出る際には、年の暮れの挨拶が送られたのだった。
 

「良い年を」

凡そ可能性がないことと考えていようとも、
彼女はただ祈るだけ。
(-584) 66111 2023/09/20(Wed) 13:38:27

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

──────
────
──


その夢は、静謐とはかけ離れた様相を呈していた。

どす黒く、どろりとした粘着質の重さを持ったうねりは、"情報屋"の目にはどう映ったものだろう。目を細め、何やら思案するような沈黙があった。
その沈黙は、この匿名希望の情報屋を担う者としては必要のないもの──ともすればない方が望ましいものであるのだが、それをあなたが知ることもない。
(-585) 66111 2023/09/20(Wed) 13:40:54

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

 

「──イレネオ・デ・マリア」
 
(-586) 66111 2023/09/20(Wed) 13:41:41

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

「なるほどな。
でも、気にはなるんだろ。
それを与えた奴の事が。」

何があるのかは全く分からないけれど
どうでも良い、ととるにはその仕草は
何かを気にするようであり、惹かれるようでもあり。

「参ったな。
お前は手放してしまいたいかもしれないが
俺はますます、手放しづらくなってきた。」

この手を離したら何処かに行ってしまいそうで。
離す事が出来ないし、離したくない。

「ほんと狡いよ、お前って奴は。
そんな事を言われたら、逆に捕まえてたくなる。」
(-587) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 13:43:19

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

たっぷりの沈黙の後に落とされた返答は、至ってシンプルなものだった。前任者であればもっと色を付けただろうに。

とは言え、誰であるかがわかればそれで十分、行える手立ては増えるはずだ。

/*
おつかれさまですありがとうございます! こちらこそ遅くなりました。
先んじてPL連絡させていただいた通り、返答は上記の通り既に犠牲者になっている人物ですので、樹木子の能力行使先は「パス」として受け付けていますね。
(-588) 66111 2023/09/20(Wed) 13:43:53

【独】 情報屋 エリカ

/*
PLの語彙力ないんですけど、本当に表現がうつくしいんだよなヴィンセンツィオさん。しっとりとしんみりの静かな夜の後にめちゃくちゃやべー嵐が来たのに、おお…となっておりました。すごい、すごいから俺への秘話読んで人類。
この一個目ながれから二個目こうきたら、ぴゃあってなるんよ。
ありがとう(ありがとう
(-589) 66111 2023/09/20(Wed) 13:50:12

【秘】 マスター エリカ → うたかたの ダニエラ

遠からず訪れる未来は、あまりにもあなたにとってひどい結果と言えるもの。しかし──
  
因果応報
 悪因悪果  
 自業自得  

──己の行いは、己に返る 
そのことを考えれば、至って当然の帰結とも言えたのだった。

/*
御機嫌よう。あいさい行使先「ニコロ」で受け付けました。
よろしくお願いされています〜〜〜〜ダニエラちゃん……エン…
(-590) 66111 2023/09/20(Wed) 14:08:21

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

されることに抵抗はしない。
抵抗が無意味なことはもう知っている。
今の己は幼子の玩具と何ら変わらない。
貴方達が満足するまで弄ばれて、
ただ飽きるのを待つのみの玩具。
……それ以外でこのやり取りを終わらせる気は無い。
何かを話すなんて、以ての外だ。


「ッ!」

そうして、その指先が圧迫されれば。
平静を装っても条件反射に眉は歪んでしまうし、
ぶわっと汗も吹き出してくる。
あなたの手のひらを汚す男の血は、膿と混ざって
ねとりと不愉快な粘度をを持っていた。

「…………あら、ご丁寧にどうも…………
……貴方のことは、なんて呼べば?」

瞳は鋭く、あなたを睨んだままだ。
(-591) arenda 2023/09/20(Wed) 14:30:42

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

「ふふ……ごめんなさいね、暫く一緒に寝てあげられなくて。
煙草の不始末で燃えちゃったのよ。残念だわ。」

あくまで普段通りの様子でそう話す。
そうは言っても声には疲労の色が残ってはいるが。

板の向こう、傷だらけのヴィットーレがこうなっているのは、
きっと取り調べに対し、何も話さなかったからだろう。
ファミリーの事も、交友関係も。
かつて経営していた孤児院のことだって。
何も漏らさず、誰にも飛び火させないようにと歯を食いしばった、
努力と覚悟の証だ。

「あら、ふふ、叱られちゃったわね。
……でも、どうにもならないわ。
開放されるまで暫くはこの生活のままね。
キャシー、あなたも気をつけないとダメよ。
あなたが同じ目にあったらアタシ、泣いちゃうわ。」

仲のいい人にはこんな傷も、あの痛みも味わって欲しくない。
貴方はヘマなんてしないだろうけれど、心配だわ、と
気遣わしげに眉をひそめた。
(-592) arenda 2023/09/20(Wed) 14:40:42

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「そんな風に言われたら、気になるだろ……」

何を面白がっているのかと、ジト目で見ながら考える。
自分が怒りそうな隠し事とは、一体なんだろう。
怒らない保証はないから、怒らないから言えとは、ちょっと言えない。

「…………」
「僕の望みはたった一つ。
 もう二度と、居なくならないで欲しい……それだけだよ」

二度大事な人を失った時、どこかで捻れてしまった感情がある。
三度目が訪れたなら、その時自分自身がどうなるかわからないから、大事な人はもう作りたくない。
それでも、あなたは別なのだ。
再会した時どれほど嬉しかったか、あなたにはわかるまい。

だからあなたとは恋人になりたくないと言った。
傷つきたくは、ないから。

「逆に聞くけど……キミは、僕が傷つかずに居たら幸せかい?」
「キミの要求はひっくり返せば、僕には何の期待もないみたいだ」

別に、期待をしてほしいわけではないけれど。
キミにとっての僕は、僕にとってのキミほど、重くはないのかもしれないな。

「……、その理由を聞きに行くんだ」
「どうしてこんな法を作ってしまったのかも……全部ね」

「別に………素直に捕まってもらおうなんて、思ってない」


ただ、他の誰からも捕まらないでほしいと思っているだけだ。
(_13) eve_1224 2023/09/20(Wed) 14:52:55

【独】 法の下に イレネオ

/*
オネエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜玩具になんてならないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-593) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:07:30

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「あ、…ぅ……」

最初はただ、くすぐったいだけだった。
噛む力も弱かったし、舌の感触がなんだかぞわぞわする感覚がして身を震わせた。
けれども強く噛まれはじめれば、それに耐えるような声を上げて、でもそんな声を上げるのには耐えられなくて唇を噛む。

苦しくはない。
強引なのも嫌いじゃない。
求めてくれるのは、好きだ。

求めてくれたなら、与えることができるから。

「……っ、」

腹を撫でる手に気づけば、今度は何をするのだろうかと。
期待なのだか不安なのだかよくわからないまま、背中を掴む手に力を込めた。
(-594) eve_1224 2023/09/20(Wed) 15:07:36

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「それは失礼。
 うちの犬は正義感が強すぎてね」

犬に転ばされてしまったのかい? と、あざ笑う。

「はぁ……、今のことを聞いてるわけじゃないのはわかってるだろ」

今の姿を見れば確かに加害者と被害者ではあるが。
けれどもそれは、お互い様なのだろうにと肩をすくめた。

「強引な男なのはわかってるけど、それでもたった一人で無茶をするには理由があるはずだ。
 お前たちは、過去にも何かあったんじゃないのかい?」
(-595) eve_1224 2023/09/20(Wed) 15:13:12

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
忘れていました。追記です。
四日目時空の黒眼鏡様のパンツは「グレーの無地」です。お納めください。
(-596) 66111 2023/09/20(Wed) 15:16:47

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

こくこくと頷いてから、頰を掻く。

「心配している……と言うと、心を痛めてしまうかなと。
 こういう時にどう言えばいいか、分からなくて」

彼女は優しくて顔が広いから、気にかける人は沢山いるだろう。
それでもやっぱり心配で、何か言葉をかけたくなってしまう。

「はい。また会ったら俺からも伝えます。
 ……ありがとうございます」

さまざまな苦難は絶えず襲い来る。

友人とも仲間とも言い難い関係のことを、未だなんと呼んでいいのか測りかねている。
失ってから名前をつけるのでは遅すぎるから、声が届く間にまた会いに行こう。

「借りなくて済むよう頑張りますよ。
 また、いろいろ教えてくださいね」

その甘さを優しさと捉え、勝手に感謝を送っている。
そうして去り行く貴方の背を見送った。
(-597) NineN 2023/09/20(Wed) 15:21:01

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「居なくなってないだろお、牢屋の中にも住所はあるぞ」

一体何を心配しているんだか。
捕まったあとのことは分からないが、貴方が見たり周りがなにかしてしまうんだろう分かっている。
そこまでして捕まえることにこだわってる理由がわからない。

「あー、そうだなあ」

期待がないと言ったら大きな嘘になるし、期待があると言ったら聞いてくるのだろうな。
それは困るんだ、言われてなってほしいわけじゃない。

「俺が大事にしてる幼なじみが何処かの誰かに暴力を振るわれていたら苛つくのは当然だろ」
「そんな単純な話だ。
 俺はなあ……怒るのも喧嘩するのも得意じゃないんだ。
 だから極々普通の表社会に住んでるご友人は、それらしく過ごしていてくれと月並みな言葉しか言えん」

「そう拗ねるな、全くお前は……」

貴方はまだ知らない。
ルチアーノの首にはもう古ぼけた首輪がつけられていることを。
それは今はまだ効力こそないが彼の精神を確実に捕まえている。


「俺は知ってるがな、その理由。イレネオも、ニーノも。
 教えたら行かんでくれるのか?」

そして望んでもないそのことに男自身も気付いてはいないのだ。
(_14) toumi_ 2023/09/20(Wed) 15:37:32