人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 陽光の元で ニーノ

>>87 フィオレ

「ぐ……ねえさんにそう言われると変えなくてもいいような気が……」
「…………イヤッ、でも舐められないかっこいい大人にはなりたいし……」

「……ご、五年後ぐらいにニューチャームポイント見つけるから期待してて!」

ずっと見守ってくれていた貴方がいつか抱くかもしれない寂しさは、弟側からは見えないもの。
びしっと何やら言い放って未来への決意を表明したところで。

「一人でいるより誰かと居る方が好きだし、ねえさんならなおさら!」

邪魔したわけではないから安心してほしいのだと真っ直ぐに言葉を重ねた。
それから先に座った貴方の隣にこちらも腰を下ろし、ちらりと袋の中身を覗き込む。
教えてもらえた情報と重ね合わせて「なるほど」と納得した様子だ。

「そうだったんだ、バー……かっけえ。
 にいさんの喫茶店とはまた違うところ?」

あれやるのかな〜カクテルの、カシャカシャするやつ……かっこいいよな。
脳裏に思い浮かべているのはシェイクしている貴方の姿だった。
うん、やっぱりいいな、かっこいい……と一人で頷いている。
ポワワ……。


#商店街
(90) mspn 2023/09/09(Sat) 15:49:35

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

「オレの顔見て帰りたくなったってコト……!?」


ガーン……!


言葉を受け取りショックを受けて悲しそうに眉を下げるのは、まあ束の間のことだ。
感情の起伏がそこそこ激しいのは貴方も知っての通り、立ち直りが早いのも同様に。

「う〜……もし浪費させちゃったらオレ、何かちゃんと返すんで……、
……あ、だからそう、早く聞かなくちゃ、えっと、


「その、テオせんぱい今日花屋の前に居たじゃないですか!
 ニコロせんぱいと一緒だったから声かけなかったんですけど……
 何か新しい種買ったんですか?秋になるから新作?」

花について教えてもらえるようになったのは春頃のこと。
まだ四季一周を経験していないから、秋の用意はどんなのだろうとわくわくして気になっていたらしい。ちょっときらきらになった瞳が向けられている。
(-426) mspn 2023/09/09(Sat) 15:59:16

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「んー、おけおけ」

頷いて、離れた指先はすぐに口許の棒キャンディに添えられた。
手持ち無沙汰にその柄を1度2度、くる、くる。

「最近かあ」

同じように歩を進め、視線は外に向けつつ思案。
この質なものだから、雑談に興じてくれる同僚は有難い。
サボりにならない範囲で息を抜きながらであれば、過ぎる時間も早いものだ。

「面白いかは分かんないんだけどお」
最近家に冷凍の蟹が1杯届いたんだよねえ

「どおやって食べよっかなあって思っててえ」
「ニーノくん、なんかおいしい食べ方、知ってるう?」

ところでこれは『面白いなって思うこと』にあたるのだろうか。
(-429) oO832mk 2023/09/09(Sat) 17:00:26

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「いりませんよ、あなたが出せる物なんか知れてます。
 ……ああ、あの時の。大した買い物じゃないんですが」

また少し不機嫌そうな声色が滲んで、
けれどそれは相手に起因する物ではないから、
何とか胸の内に抑えて、いつも通りの無関心さを作る。

「まずはスイートピーpisello odorosoは植えようかなと。
 それと花ではないですがルッコラの種を買いましてね。
 上手くできたらサラダにでもしてくれます」

あからさまに季節の花に期待している様子だったから、
別途で購入していた種の名を述べつつ、きちんとあの時買った物のことも言う。こんなところで嘘をついても仕方ない。

今年の春から今に至るまで菜園に触れたことはなかったが、
長く植物を手掛けてるのだから一度や二度手を出していたりはする。恥じるべきこともあるまい。

「秋の花の鉢も幾つか店に出るようになりましたから、
 手っ取り早いインテリアとしてならそっちを買ってください。
 多少は……来たる冬の寒気にも負けないでしょうしね」

どのみち手入れすることにはなるのだから。
種が欲しいと言われてはそれだけ教えるものも増えそうだし。
(-430) backador 2023/09/09(Sat) 17:12:06

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

好意を抱く相手の話を聞くのは楽しい。
同僚も、上司も、友達も、かぞくも。
なので面白いかは分かんないの部分ではどんなのでも大歓迎〜といった表情を浮かべていたのだが。

「──え?
 すごく、
身に覚え……


驚愕隠さぬ表情で貴方を見つめているまんまる瞳、足も止まる。
"あなたも?"の表情であったが、すぐにはっと我を取り戻した。

「アッいやでも、届くことありますよね!蟹がね!うん!」

「オレの家は家政婦さんgovernanteが料理してくれるから、その人任せって感じなんですけど。
 でもパスタに入れてたり、サラダに入れてたり……あ、生で食べてみてもおいしかったです」

それらが家に届いたときのメニューを思い出しながら料理情報を提供しつつ。
そっと歩き始める最中、最後にちいさな声で尋ねた。

「ちなみに、誰から届いたんですか……?」
(-441) mspn 2023/09/09(Sat) 19:55:46

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

「す、すごく悔しい感じがするけれど何も言い返せない……」


知れてます、の言葉にぐっと拳を握って堪えた、何かを。
にしてもよくない質問だったかなと声色に滲む色を読み取っては内心首を傾ぐ。
だがこういう不安も大概は杞憂であることが多いとここ数か月の経験上、すぐに焦るようなことはせずに。

「へえ、スイートピーに……
ルッコラ!

 テオせんぱい、花だけじゃなくて野菜も育てられるんですね。
 すげ〜、自分が育てた野菜で作るサラダ美味そう……!」

ルッコラを選んだときの貴方の心情を知る由もない男は、素直に"花だけじゃないんだな……!"と瞳の輝きを強くしていた。尊敬のまなざし。
鉢も出ているよ情報に関してはふんふんと頷いていたものの。

「え〜っと、ちなみに……
 ……種から育てるのは難しいですか?」

今度はこてんと実際に首を傾いで問いを形にする。
此処から続く言葉は大抵予想が付くことだろう。
──『オレでもできますか?教えて欲しいです!』の、いつもの流れだ。
(-442) mspn 2023/09/09(Sat) 19:58:34

【人】 陽光の元で ニーノ

>>92 フィオレ

「うん!
 だから五年後も元気にオレに会ってくれよな、フィオねえ」

そんなことわざわざ告げなくてもいい気がするのだが、気が付いたらすぐそういう心配をしてしまう。
風邪を引いていないかとか、ちゃんとご飯は食べれているだろうかとか。
今も未だ貴方との色濃い記憶は幼い日で止まったまま、それもこうして逢瀬を重ねていけばいつかは変わるだろうか。

「へへ、でもねえさんもそうだろ?
 ん、仕事でもちゃんと仲良くは……できてるはず。オレの一方的なかたおもいじゃなければ……
 あ、最近さ!いろんなせんぱいの“一番弟子”になったんだ。
 趣味教えてもらってる、お菓子作りとか、花育てたりとか」

あとチェスにハーモニカも!と指折り数えたそれを貴方に伝える姿は、やっぱり幼いときとそう変わらないままだが。
教えてもらえた店については「へ〜……」と、知らない世界を覗き見てそわつくような声色を。

「Collare……初めて聞いた!
 個性的って、店主さんが面白い話とかしてくれるってコト?
 オレでも行っていい場所かな〜、一応お酒はもう飲めるし……。
 遊びに行っても怒られない?」

#商店街
(96) mspn 2023/09/09(Sat) 20:18:20

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「ええ?ニーノくんもお?」
「そっかあ」

あなたに吊られて足を止め。
何が面白かったかけたけたと笑った。

「あーパスタ。いいなー。トマトクリーム」

他の案もふむふむ頷き聞いている。
いいなー家政婦さん。なんて最後にひとつ添えたあと、歩き出した1歩先。
あなたの小声に、ひとこと。

「Papà gambalunga」

振り返った後、歩き出す。

「お母さんのお友達だと思うんだけどお」
「あたしがひとりになってから、よく色んなもの送ってきてくれるんだあ」

「変な人、だよねえ」

気怠げな声音に変わりなく。
ただ微かな感慨だけ、表情に滲んでいる。
(-450) oO832mk 2023/09/09(Sat) 21:27:44

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ


──Papà gambalunga.

振り返った貴方が伝えてくれた一言を繰り返すように唇を動かした、音はない。
気が付いたらまた足が止まっていたので、追いかけるようにして慌てて少し早足に。
隣へと辿り着き届く言の葉に横顔を覗き見れば、感じ入る何かがそこにあるような気がした。

「ええと、そう…ですね」

ここで同意したら怒られるのかな、いや、あの人なら笑うか。
もしかしたら違う誰かかもしれないし、でも、蟹なんだよなあ。

「あの、失礼なことを聞いてたら聞かないでって怒って欲しいんですけど。
 ひとりになったって、ご家族がもう……その。
 ……他界されている、ということ?」

"親元から単に離れただけ" ももちろん考えられることではあるけれど。
なんとなくそちらだろうかと思った、差出人の気の掛け方が。
(-455) mspn 2023/09/09(Sat) 22:37:08

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ


──この世界におけるLIN〇的なメッセージツールにて。

『ねえねえ、ロメオさん、見て』

メッセージ一つの後に写真が一枚届けられる。
道端だろう、野良猫ならぬ自由猫が二匹、寄り添い合って気持ちよさそうに寝ていた。
そんな二匹の尻尾がハートの形を為すようにくっついていて、どうやらこれを見せたかったらしい。

『かわいい』

……パン屋に何度もお邪魔して世間話をしている内に懐いて仲良くなって、そうして幾度か遊んでいる間にさらに懐いたのだろう。
遊ぶ予定を立てるときぐらいしか当初は連絡を取っていなかったが、時たま何てことないご報告が貴方に届くようになっていた。
これもそのひとつである、本日はねこちゃんかわいいを共有したかった模様。にゃー。
(-456) mspn 2023/09/09(Sat) 22:38:30

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

『ほんとだ。かわいいじゃん』
『猫いいね』

程なくして返される返信。
ロメオからの返信は日中は早めに、夜になると間を置いていつも返される。今日もいつも通り。
どんなに他愛ないメッセージでも、ロメオは律儀に返事をした。
こういうやり取りができる相手は少ないから、純粋にうれしいのだ。

『猫好き?』
(-460) susuya 2023/09/09(Sat) 23:50:29

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「んー?そうだよお」

あなたの懸念を他所に、女は何でもないように答えた。

「5年くらい前?お母さんが、飲酒運転に撥ねられてえ」
「怖いよねえ、お酒。ニーノくんお酒って飲むう?」
「飲む時は車に乗らないように、気を付けてねえ」

へらりと笑う様子は普段と変わらなく見える。
実際普段通りだった。この話に胸を痛めることは今はない。

「元から母子家庭だったからさあ」
「そんだけで、ひとりになっちゃってえ」
「成人前でしょお?困ったよねえ」

ただしその視線だけはあなたへと向かず。
それが見回りの正しい姿ではあるのだが、街中の歩行者へと、散っている。
(-463) oO832mk 2023/09/10(Sun) 0:20:08

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「難しいとは言いません。
 寧ろ先の二つは初心者向きとさえ言えるでしょう」

視線にはばつが悪く目を逸らしつつ、
相手の言葉からその続きを見透かして、
口を開く前にこちらから続けざまに話をしていく。

「寒さに強く、そのおかげでこの時期から育てられるため、
 水やりの頻度は少なくていいし、虫や病も沸きづらい。
 ルッコラに至っては一か月二か月でもう食べられるでしょうね」

ここで一段落、ではなく。

「ただ、一から物を育てる以上は、
 覚えるべきことはそれなりにあります。
 漠然と水をやり、肥料を与えるだけでは良い物は育たない」

畳みかけて、反対のネガティブなイメージも並べ立てていって。

「土の整理に種蒔き、追肥……それなりに面倒くさいですよ。
 それでも投げ出さないと約束できるなら勝手に学びなさい」

言葉には嘘をつかず。それでいて相手を遠ざけるようなものを選んで。乗り越えてまだ関わりに来るなら向き合ってやる。
傲慢ながらも、男なりの人付き合いの形であった。
(-476) backador 2023/09/10(Sun) 6:37:26

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

『でしょ』
『うん』
『ねこすき』

なんてことない内容を送ったとしても、いつも律儀に返事が返ってくる。
夜は寝落ちしてしまっていることも多いので、その通知に気が付くのは朝なことも多いのだけれど。
目覚めて返信が来ているのがわかるとうれしくて、一日の始まりに幸せを貰ったような気になる。

『ロメオさんはねこすき?』
(-481) mspn 2023/09/10(Sun) 7:36:58

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

あまり深く尋ねてはいけない内容かもしれないと思っていた。
それでも気になって形にした問いに、存外貴方は何でもないように答えて。
実際そうなのかもしれないし、いつかの痛みは既に乗り越えた後なのかもしれない。
それでも、そうじゃないかもしれない、は残ってる。

「そ、……だったんですか」

笑って受け答えすることはできないまま、お酒に関しては飲まないを示すように首を横に振った。
いつかの日、突然ひとりになってしまった貴方を想えば気遣うような視線を注いで。
見回り中の警官の行動としては相応しくないのだろうが、どうにも。

「……そこから、この職に就かれたの。
 すごいなって思います。
 急にひとりになって、生きていくだけでも大変だったと思うのに」

どうにも、と。
言葉をぐるり、探していた。
(-482) mspn 2023/09/10(Sun) 7:57:49

【人】 陽光の元で ニーノ

>>117 フィオレ

投げかけた約束が、少し形を変えて戻ってくると驚いた様子で瞬きを繰り返す。
けれどそれは嬉しさを呼び起こすものであったから、当然のようにすぐまた笑みを浮かべた。

「──わかった!約束する!
 ねえさんは流石だな、オレも頑張ろうにしてくれるんだから」

約束は心のよすがだ。
降り注ぐ冷たい雨が頬を打ったとしても、俯いて蹲ってしまわないように。
手渡されたものを真っ直ぐに受け取れるのは貴方と過ごした時間のお陰。

「すっげ〜〜〜楽しい!
 あ、勿論仕事も頑張ってるけど!
 愛されてたら……うん、いいな。
 オレはせんぱいたちのことだいすきだから」

向けている好意と同じものが返ればいいと望むことはなんだかくすぐったい。
それでも本人たちが目の前にいるわけじゃないという状況に甘えて、貴方の前で願いを言葉にする。
語る人々が貴方の友人であるということも勿論、知らないままに。

「ホント?じゃあ今度行ってみよ!
 ねえさんの職場は気になるし、バー初体験もしたいし……あっ」

「やべ、そろそろ行かないと。
 ねえさん、道一緒のところまで荷物持ちしようか?
 それともまだ買い物する?」

#商店街
(118) mspn 2023/09/10(Sun) 8:15:24

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「えー?ほんとお?すごいー?」

棒キャンディを口にくわえて、すぐ離す。

「でもお、あたしにはpapà gambalunga がいるしい。」
「いろんなもの届くしい。蟹はどう食べようか困るけどお?」

可笑しそうに笑った直後、のたりと視線があなたへ映る。
食べかけの棒キャンディをそっとあなたの方へ伸ばし。

「ほうら。ね。」
「あたしはだいじょーぶ。」

「それよりちゃんとお仕事しないとお、怒られちゃうよお?」

あなたの口の傍でぴたりと止めた。
それ以上気にしてくれちゃうんなら、次に口を開いた時この飴をそこに入れちゃうぞなんて、戯れのような脅しつきだ。
……いい子だねえ。ニーノくんは。
(-488) oO832mk 2023/09/10(Sun) 9:58:14

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ


"難しいとは言いません"

その一言を聞けば『じゃあ』とすぐに声が出てしまいそうだったが、貴方の言葉がまだ続いていくと理解すれば噤んだ。
初心者向きの理由の後に並ぶ、正反対のネガティブイメージ。
耳にする作業は何も経験してなかった頃よりも大変だと分かる、伴った経験から得ている実感。
だから面倒くさそうに思いません、なんて取り繕いの即答はしなかった。
それでも遠ざけるようにして選ばれた言葉たちは、下手に好印象となるイメージを並べ立てるよりずっと、"誠実"なものに思えたから。

「──はい!約束します!
 大変でも投げ出さない、から!
 ……勝手に学ばせてください、また」

「オレ、好きだなって思って、花の世話をするの。
 大変でうまくいかないこともあるけれど、愛情を注ぐのって大変なんだなってわかるし。
 それにテオせんぱいの、仕事で接するだけじゃわからない一面も見えるし」

「だから……秋にも楽しみできたって思ったらうれしいです!
 あ、今度種とか土とか買いに行くの、ついてきてもらってもいいですか?」

オレ一人じゃ変なの選んだりしそうだから、と。
遠ざけられた距離をえいと乗り越えてきた男は、その先でおねだりも追加していた。
(-493) mspn 2023/09/10(Sun) 11:10:15

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 陽光の元で ニーノ

/*
返答遅くなってしまい申し訳ありません。しまむらです。

>子供のいなくなるスピードについて
こちらについては『島の観光化が進んで裕福になって、引き取り手が増えたのかも知れない』といったふうに答えるでしょう。あくまで様子を見に行っている程度の身であって運営方針に関わっているわけではない、というような態度になります。
実際、その後の子どもたちの便りを聞かないことを除けば、みな幸せに暮らしているように思えるでしょう。島外の引き取り手を受け入れるようになったらしい、とも言われています。

>フレッドくん
かしこまりました!
公私共に努めて今の名前で呼ぶようにはしますが、時折気を抜くと前の呼び名を使いそうになるかもしれません。そんなに隙のあるふうでもないのですが、最近は疲れているようなので。
料理についても構いません。こちらは立派なものがつくれるというよりかは、煮込みなんかの家庭料理がいくらか……というようなイメージなので、イタリア 家庭料理で検索して参考にしていただければ幸いです。
(-494) redhaguki 2023/09/10(Sun) 11:21:00

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

はたり。
目の前、ぴたりと止まった棒キャンディを見つめ、そのまま貴方の方へも視線は注がれる。
だいじょうぶ、と口にしているし、仕事をしないといけないのはそうだし、キャンディを口に入れられるのはちょっと困る気もするし。
それでも、……それでも、と。

「そっ、……え、っと、ぁの」


そぅ、と。
キャンディを持つ貴方の手に熱が触れる、先程と同じ。
こちらから指先を伸ばしたことは今までなかったから、これがはじめて。
瞬間に振り絞った勇気は肌に伝わる微かな震えに表れていた。
情けないなと思いながらも、口を開けば。

[1/2]
(-503) mspn 2023/09/10(Sun) 12:35:18

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ


「だ……だいじょうぶって言ってるところに、こういうの。
 あんまり言わない方がいいかも、なんですけど。
 ……でも、もし、いつか。
 だいじょうぶが消えちゃったり、さみしかったりしたら……」

「──呼んでくれてもいいですからね!オレでもよかったら!
 家族がいなくなるのってとても、辛いことだと思う、ので。
 ……受け止められない人だっている、くらい」

「あの、え〜〜っと、……そう、保険みたいな?
 恩返しみたいな!そういうのです、お節介かも!すいません!
 あと仕事しないとだめですね!うん!わかってるんだけど!
 これでちゃんと終いにするのでキャンディはダニエラさんが食べてもらって……!!!」

時折詰まりながらも勢いを乗せて言葉はしばらく続いた。
とはいえ最後まで伝えたかったことを伝えきれば指先は落ちていくことだろう。
もちろんどう足掻いても言い逃れぐらいできないぐらい"それ以上を気にした"わけだが、キャンディを貰うのはやっぱりさすがになので一歩足を退くなどもしていた。そろ……。

[2/2]
(-504) mspn 2023/09/10(Sun) 12:36:38

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

脅しは所詮脅しで、どちらかと言えば戯れで。
だけどそれでこのことにあなたが触れずにいてくれればなんて、本当に幼稚な願い事でもあって。
普通の人より少し温かい手のひら。
震えるそれが触れた時、願いは叶わなかったと悟った。

「ニーノ、くん……」

驚きの余韻が幾許か。
そうして瞬きをくりかえしたけれど、ついぞ女は哀しい顔はしなかった。
代わり、少しだけ困ったように、笑う。
(-509) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:17:58

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「大丈夫って言ってるのにい。」
「……でもお、うん。」

「ありがとお」

迷惑だとも、お節介だとも思いはしない。
だけどその気遣いは少しばかり
効いた

そしてそのことだけは、絶対に胸に秘めなければいけなかった。

「それじゃあー」
「いつか、淋しくなったらあ、言うねえ?」
「そしたらお母さんの代わりにい、ぎゅーってしてもらおー」

だから、困らせるようなことを言う。
この望みをあなたは叶えられますかって。
…でもそれは、今、急いで叶えなければいけないものでもないから。

「だからあ」
「……これからも、がんばろおね。ニーノくん。」

指先が落ち完全に離れてもそこには温度と感触が残る。
自分から初めて触れたあなたが残した震える指先の感触は、暫く消えてくれそうになかった。
(-512) oO832mk 2023/09/10(Sun) 15:18:30

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「はい。あなたが勝手に学ぶんです。……ただ、やり遂げることを約束するところくらいは評価してあげますよ。
 それが口だけでないことは知りましたからね」

面倒なものをある程度飲める相手だから、
学ばせる程度ならば煙たがりもしないでやろう、という形。

「思う儘にはいかないですが、うまく伝わればそれだけ成果で返してくれる。
 それが好ましく思えるのは向いている証拠でもありますね。──……それは教えたくて教えてるわけでないことを肝に銘じるように」

「ああ?はあ……予定は合わせませんが、空いてたら別に。
 どうしても行けなければ写真かメモは用意してやります」

そして一度面倒を見ると決めたら、それなりに律儀なのだ。
植物に対する姿勢と共通している。性分ともいえる。
(-519) backador 2023/09/10(Sun) 17:08:45

【秘】 陽光の元で ニーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
お気になさらずです!ご返信ありがとうございます。

・子どものいなくなるスピードについての回答に関しては、そう頂けたのならそれ以上を訝しむようなこともなく素直に納得します。『それならよかった、いいことですね!』と安心したように笑っていることでしょう。
便りが無い点については、便りが無いのは元気な証拠ともいうしな……とこちらについても何かを探るようなことはありません。

・前の名を呼ばれることについては何も嫌がったりはしませんし、寧ろ少しだけ嬉しそうにしています。ただそれはそうとして自分にも把握できる疲れが見えることに関しては気に掛けているかと思います。
料理のイメージも承知いたしました!『ヴィトーさんが作ってくれるの、ほっとする味がするから好きです!』と本人はお気に入りです。嬉しいです。ありがとうございます。

それではまた本編にて!
お話できる機があればぜひよろしくお願いいたします。
(-523) mspn 2023/09/10(Sun) 18:00:13

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

貴方の表情からは大丈夫は消えていないまま、寂しいも悲しいも読み取れないまま。
それでも困ったように形作られた笑みを、声音を受け取ればやはりお節介だったろうかと思う。
けれど返ってきたのはありがとうの感謝一つと、

「……」

それから、望み。
聞き零す筈もなく拾い上げれば少しばかり目を瞠ったが、すぐにふと目尻を緩める。
言葉を紡ぐ僅かな時間、自分から触れることさえ震えていたくせに。

「……はい」

「ダニエラさんが代わりを必要とするときは、いつだって」

そう・・望んでくれるなら叶えられるような気がしたから、これは決して強がりではなかった。

[1/2]
(-524) mspn 2023/09/10(Sun) 18:17:46

【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ

……で、その後にはこれからもがんばります!といつものように元気に返事をして、だからお願いしますね、そんな一言も付け加えて。

「よし、じゃ〜今はひとまず見回りがんばりましょっか!
 あ、前から思ってたんですけれど足元は気を付けてくださいね、キャンディ食べながら歩くの……こけたら危ないと思います」

言いづらいことを言葉にした流れで普段思っていたそんなことさえ伝えていた。
満足すれば普段通り、横を歩くときに開いた距離もいつも通り。
その内につつがなく、本日のパトロールを二人で終えたことだろう。

[2/2]
(-525) mspn 2023/09/10(Sun) 18:18:34

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

本当は、「頑張ります」と頷く姿にちょこっと茶々でも入れようと思っていた。
「頼むよお〜?」なんて小突くような、それだけで空気を払拭できるような。
だけど、返った言葉に思いの外静かな自信を感じると、その気すら失せてしまって。

「ん。」

こちらも静かに頷いて、棒キャンディを口に入れた。

[1/2]
(-526) oO832mk 2023/09/10(Sun) 19:27:50

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

それから先は、いつも通り。
ゆるっとだらけた空気を漂わせながらも職務にはあたる。

「ええー。でも、美味しいしい。」
「……わかりましたあ、転ばないよう、気をつけまあす。」

おどけた仕草で頷いて、今度は変わらぬいつもの笑顔。
そんなのどかな昼下がり。
この日は大荷物のおばあちゃんを助けたくらいで平和に業務を終えたのだった。

[2/2]
(-527) oO832mk 2023/09/10(Sun) 19:28:13

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ


あ、今褒めてもらえた……?
ちょっと褒めてもらえたかも……!?


評価してくれるらしい発言を聞けばそんな風に考えて心が浮足立つ。
表情にもまあまあ現れてしまっているが。

「へへ……向いていたらいいなって、思います!
 ので、テオせんぱいにそう言ってもらえて嬉しいです」

教えたくて教えているわけではない、は、わかっているのかいないのか、一応笑顔で頷いてはいたが。
そしてやっぱりこうなると面倒見がよいのだよな、とは数か月過ごして理解できたことのもうひとつ。

「オレが予定合わせにいくんでだいじょうぶです!
 じゃあまたその内に……楽しみにしてますね!
 喋る時間くださって、ありがとーございました!」

浪費になってないかな、なってたらまたごめんなさいをしよう。渡せるものは知れてるし……。
ひとまず話したいことを話し終えた一番弟子は満足気、引き留められたりしなければそのまま「じゃあ本日もお疲れさまでした!」と伝え、貴方のデスクを離れていくことだろう。
(-533) mspn 2023/09/10(Sun) 21:20:23