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【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ/* 日付が変わってしまったなとこちらも思いながら過ごしております……どきどき…… そして質問に関しても承諾していただきありがとうございます! 特に希望はありませんでしたので、果物で問題ありません! 秋の果物を検索してみましたがキウイやザクロやぶどう…大量にということなので詰め合わせとかでもよいのかもですね。 問題なければそんな形で怪しまれない程度に話題に載せたり渡したりしたいと思います! 襲撃ロール自体は三日目になりますかね…? (お手伝い権使っちゃおうの話し始め等は、今から始まっててもこちらとしては問題ありません!) よき感じに波に乗りますのでお世話になります……よろしくお願いいたします! (-374) mspn 2023/09/17(Sun) 0:52:54 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ「……。」 貴方の言葉に黙り込む。 縁のある人の墓だとは想像は出来ていた。 けれど、マフィア関連と聞けば、今は思う事も多い。 「マフィアが原因で亡くなったのに マフィアを恨んでないんだな、ニーノは。」 運悪く、事故だったとしても。 何も感じない訳じゃないだろうに。 なぞる指を見つめながら、言葉が零れた。 (-375) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 0:55:02 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ丁度その時、男はやらないといけないことが一つ増えた辺りで。 さてこれをとりあえずは……と目の前のものを見つめていたところ。 震えるスマートフォンに気が付けば手に取って相手を確認する。 すれば大好きな貴方の名が表示されたから、いちもにもなく通話に応じた。 「──ねえさん? どうかした?」 声色は明るく、それでもどこか貴方を気遣うように。 今日の見回りで街中の様子を知っているからこそ、不安はそちらにも波及しているだろうと予測はできたから。 (-377) mspn 2023/09/17(Sun) 0:57:44 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ明るい声が返ってきて、ひとまずほっとする。 電話に出られる状況でいるというだけで、これほど安心できるものなんだなと思って。 「フレッド」 「ううん、今……凄く町がざわついてるじゃない?」 「大丈夫かなって思って。何かあっても、おかしくない状況だから……」 (-379) otomizu 2023/09/17(Sun) 1:02:26 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ貴方がそう思うのは無理のないことで。 けれど確かに指摘通り恨んではいなかった。 こくりと頷いた後に口を開き、語るのは。 「……オレ、その。 ちいさい頃はスラムで過ごしました。 生きるために誰かの加害者になることだってあった。 命こそ奪っていないけれど……法で言えば悪と同じ、です」 今は遠い過去の己の話。 細めた瞳はかつての景色を懐かしむように。 「だから、たまに思うんです。 ずっとあそこでそのままを過ごしていたら。 オレの立ち位置は向こう側だったかもしれない」 「じゃあその時のオレは。 ……"悪いことをしてやろう"と思って、 銃を握るんだろうかって」 己が仲を深めた誰かが。 例えば……今横に居る貴方が殺されたというのなら。 きっと抱く感情は違っただろうと分かっている。 こんな風に考えられるのは、墓の下に眠る人と言葉を交わしたことがないからに過ぎない。 でも現実は確かにそうだから、立てる予測の形はどうしても。 [1/2] (-384) mspn 2023/09/17(Sun) 1:23:58 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ「考えてみたら、そうじゃなかった。 そういうのじゃ、なくて」 「過酷な世界を何とか生き抜くために。 そんな世界から誰かを守るために。 覚悟を決めるんじゃないかって……思っちゃった」 恨んでいない──というよりは。 己の辿ってきた路を振り返れば、"恨めない"だけで。 その理由を示しながらも眉を下げて、笑う。 「警察……あんまり向いてないですよね、オレ」 [2/2] (-385) mspn 2023/09/17(Sun) 1:26:35 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ君が言葉を振り絞るのに、 葛藤するような様子を見せる理由は分からない。 だからこそ、君の動き全てを翠眼は捉え、 しかし何かを急かすこともなくただ見つめるだけ。 それが1分、10分、1時間。それ以上だとしても。 一度だって、急かそうとは思わない。 絞り出された問いを聞き、 男は手にしていたカップから手を離す。 隣に置かれたその中身には、小さな波が揺れていた。 「なれる──とは、言いきれないかもしれない。 君の心が迷路の中にいるうちはね」 何故聞きたがるのか。何故憧れるのか。 その理由を明確に聞いたことは一度だってない。 だから男に答えられるのは、己の感じるもの。 それを言葉としていくだけだ。 「…それでも、君がこうして俺に問いかけて、 それでそうなりたいと願って道を歩むなら、 不可能だとも言い切れないんじゃないかな」 「俺は、君ならきっと大丈夫だと考えているよ」 (-387) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:28:13 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ貴方が名を呼んでくれると安堵する。 内心で息を吐きながらも、やっぱりそういうことかとは納得して。 「──ぜんぜん! 大丈夫だよ、オレは。 今日も仕事元気にしてたし」 「今さ、ちょうどねえさんに連絡しようかなって思ってて。 だから電話来てうれしくもなって、さらに元気になったところ!」 「ねえさんも大丈夫そう? 困ってることとか、ない?」 (-388) mspn 2023/09/17(Sun) 1:30:43 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ/* あと20時間…… そうですね!では秋の果物詰め合わせセットをお願いすることにしましょう。 そうと決まれば始めてしまっても構わないのですが、眠いので… 明日の朝こちらから、開始の秘話を送らせて頂きたいと思います。 今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (-389) oO832mk 2023/09/17(Sun) 1:31:08 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 陽光の元で ニーノ「これくらいはサボりにも入らないし、問題ないよ」 慌てた様子のあなたに、笑いかけて。 チェスのことを持ち出されれば「勿論」と肯定の頷きを返した。 あなたはいつの間にか一番弟子を名乗っているから、これからも時間を見つけては対戦をするんだろう。 向こう3年くらいは負けるつもりはない。 「じゃあまた。キミも楽しい非番を」 手をふり去っていくあなたを、姿が見えなくなるまで見送って見回りの再開する。 ここはスラムの中央で、通り過ぎる人たちが場違いな自分たちを振り返って去っていく。 時代に取り残された、寂れた風景だ。 憂いはとっぷりと深く、静まっているけれど。 いつかきっと、陽は昇るものだと……そう思いたいものだった。 (-392) eve_1224 2023/09/17(Sun) 1:47:23 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ「…そうか。 いや、良く話してくれたな。」 如何に仕方ない事だったとはいえ 自らの行いを告白する事は勇気の要る事だ。 それを素直に褒めながら、ふむ、と考える。 「そもそも警察に向いてる人間って どんな人間の事を指すと思う?」 その表情は楽しそうに笑んでいて。 (-396) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 2:08:38 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ「ニーノくうん」 間延びした声が、署内でかけられる。 夕方のことだ。定時が近づき、女がいきいきとし出す頃。 「あんねえ。…ちょっとお」 「いーい?」 真面目そうな顔。ちょいちょいと手招き。 お呼び出しだ。 (-408) oO832mk 2023/09/17(Sun) 6:08:41 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ迷路の中にいる、と。 貴方に指摘されて気が付く、ああそうなんだって。 出口が見えなくて、見つけられなくて、何が正しいのかよくわからない。 だからやっぱりだめなのかもしれないと過った気持ちは、けれどすぐ。 「────」 ……塗り替えられる。 落としていた視線を上げて、丸くさせた瞳に貴方を映した。 不可能ではないと言ってもらえたこと。 大丈夫だって、信じてもらえたこと。 そのどちらもがこの心を打ったから、今度はせり上がってきてしまいそうなものですぐに言葉を紡げない。 とはいえ目の前でみっともなく泣いてしまうのは情けなくて恥ずかしいから。 堪えた代わりに眉を下げて、なんとか笑えた。 [1/2] (-427) mspn 2023/09/17(Sun) 9:51:24 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ「……ありがとう、リヴィオせんぱい。 せんぱいに信じてもらえるの、うれしい、……です」 「せんぱいが言う通りにオレ、きっと迷路の中に居る。 一緒で、ずっと、誰かが望んだ道を歩んでるだけで。 なるところまでは来れたけれど…… 本当にオレはここに相応しいのかなって足元、ぐらついてた」 「居続けるのが正しいのかわからない、です。 でも、わかんなくても。 ……いつかせんぱいみたいになってみたい」 ラベルを貼れず形を掴めない。 そんなものばかりが埋め尽くす胸中にも、はっきりと見える心はある。 それは例えば、貴方へ抱く憧憬、だとか。 「そうなれるの、ずっとずっと先かもしれない、けれど。 その、よかったら見守っていてほしいってねだるのは……」 「……甘えすぎ、ですか?」 [2/2] (-428) mspn 2023/09/17(Sun) 9:53:44 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ「ううん。 ……誰かに聞いてほしかった、んだと思います。 だからせんぱいが聞いてくれてうれしい」 つまりは告白はこちらの弱さでもあるのだと示しながら。 続く問いには瞬き、首を傾げ、それからうーんと悩む様子を見せた。 「…………」 「……悪いことは悪いことだって、割り切れて。 揺らがない信念のもとに動ける……ひと?」 それは己がそうあっていたい、と願う憧れも含んだ言葉ではあったが。 ひとまずは答え、どうかな……と貴方を窺い見た。 (-430) mspn 2023/09/17(Sun) 9:58:15 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ「? はーい」 名前を呼ばれると本日の書類に向けていた視線を上げる。 いつもの雑談かなと思ったところ……どうやら表情を見れば違うようで。 だから席を立ち貴方の方へと駆け寄って行った。 「どうしました? オレ、何か失敗やらかしました……?」 貴方がそういう表情を浮かべていることは少ないから、過るのは悪い予感だ。 恐る恐ると尋ねている。 (-432) mspn 2023/09/17(Sun) 10:00:36 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡──ひとつ、袋を片手にまた喫茶店の扉を開ける。 この前会ったばかりだけれど用事ができたので足を運んだ。 なんていうのはただの建前で……こんな騒動の中。 貴方と顔を合わせて少し安心したかっただけかもしれない。 「にーさん、いる〜〜〜?」 呼び出した声はいつものそれとおんなじ。 また不在だろうか、くるり、店内を見回した。 (-434) mspn 2023/09/17(Sun) 10:05:05 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ店内は、電気が消えていた。 珍しいことだ。いつもは点けっぱなしなのに。 けれど、アレッサンドロはカウンターに座っていた。 なぜかむっつりと口をへの字に曲げて、 扉を開けたあなたをじっと、黒眼鏡越しに見ていた。 「おう。 どうした」 (-436) gt 2023/09/17(Sun) 10:19:36 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ貴方の答えを聞きながら 窺い見る目の前で、人差し指を揺らした。 答えはNo.であるらしい。 「まあ一般的には正義感がある人間、って思えるよな。 悪人を捕まえて、住民の平和を守るのが俺たちの仕事だから。 だが“正義”ってのは結局個人の物差しでしかない。」 「ニーノにとって悪い事でも 他の人にとってはそうじゃない、なんてザラだ。 俺が思うに警察官に向いてる人間ってのは “他人を思いやり、疑う事が出来る人間”だよ。」 あくまで、ニコロの考え方だ。 警察学校で教わった事などとは違うかもしれない。 ただ、この男はそう思っている。 凝り固まった正義感が生んだ結果こそが 今のこの、法律の施行と言っても過言ではないから。 (-437) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 10:21:30 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡電気が消えていた。 珍しいことだから居ないのかなとふと過るも。 ちゃんとカウンターにはその姿があって、瞬く。 なんていうか、うん……すごく、機嫌が悪そう。 どこか昔の貴方を思い出した、ぼんやりと。 「……お、お裾分け……」 貴方の癖を受け継いだ男は、何かあればこうやって渡しに来るので。 今日もその一環だったらしい、カウンターへと寄っていく。 袋をぽすんと置きつつも改めて近くから窺い見ては。 「…………機嫌悪そう、なんかあった?」 素直に聞いた。 (-440) mspn 2023/09/17(Sun) 10:38:38 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ「事前に計画した仕事ってのは、まあ、うまくいかないもんだと思ってね」 黒眼鏡を外して、はー、と溜息。 顔をごしごしと掌で拭ってから、またかちゃりとそれをかける。 ――その時にはもう、いつものようなひょうひょうとした笑みがそこにあった。 「おお、ありがたいね。 こりゃあなんだ? ニーノ」 (-442) gt 2023/09/17(Sun) 10:45:51 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ「んー…それが、ねえ。」 部屋の片隅で、変わらぬ真面目顔。 同じくして日頃に比べれば硬質な声音で迷うように口にして。 ミントブルーがあなたをじいと映した後。 「…なあんて。」 「ふふー。驚きましたあ?」 「実はあ、お願いが、あってえ。」 「“お手伝い”…して欲しいことが、あるんですよお。」 へらり、と笑った。 誰にもバレないように、笑顔を作るのは、得意だ。 (-443) oO832mk 2023/09/17(Sun) 10:46:29 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ揺らされた指を視線で追う。 貴方が伝えてくれた答えには瞬き、そうして。 「正義は、個人の物差し……」 教えてもらえた考えを繰り返した。 数拍の空白を開ける間は瞬きを。 じきに動いた唇はひとつの疑問をあなたへと投げかける。 「……誰かを。 思いやりながらも、疑うんですか?」 この男は幼いころから、他人を信じ続けてきた。 疑いを持つよりも信じて裏切られた方がいい気がして、だから。 貴方の言葉の意味を少しでも飲み込めるようにと、問いの理由はそんなところ。 (-444) mspn 2023/09/17(Sun) 10:48:05 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ「ふふ、姉さんはいつだってフレッドが心配なんだから」 あなたも同じように大事に思ってくれていることが伝わる度、胸が暖かくなる。 こんな状況下でも、安心して笑うことができる気がするのだ。 「姉さんは大丈夫よ、ただ…」 「子供たちが心配だわ、養育院の経営者が万が一捕まったりするのを考えたら放って置けない」 「だから、なるべく見ておいてあげたいんだけど……」 (-446) otomizu 2023/09/17(Sun) 10:54:22 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡「なるほど……? お疲れ、大変だったんだな」 仕事がうまくいかなかったのかと納得。 貴方の素顔を久々に少し見つつも、普段通りの笑みが戻ればほっと安堵した。 「これは〜フルーツとお菓子! 職場のせんぱいがいっぱい果物貰ったんだって。 お裾分け貰ったんだけど食べ切れないから持ってきた。 キウイとかりんごとかざくろとか……」 とん、とん、とん。 カウンターに並べていくのは秋のフルーツ詰め合わせセットだ。 日持ちするなら自分でどうにかもちょっと考えたが、果物は傷みやすいので、と。 「で、こっちはオレが作ったクロスタータ。 苺のやつね、うまくできたからにいさんにもって」 次に袋から一切れ取り出したのはラップで包んだ苺のクロスタータ。 最近せんぱいに菓子作りを学んでいるのは貴方にも伝えていたことだろう、ようやく食べてもらえそうな出来になったのでこちらも渡したかったらしい。 並べてから満足気だったが、ふと味気のないパンを食べていた姿を思い出した。 「……味は甘いかも、食べられるかな、にいさん」 (-447) mspn 2023/09/17(Sun) 10:59:14 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ「そう。 人の為を想い、幸いへと出来る限り向かえるように。 ただ、それには鵜呑みにしない事も大事なんだよ。」 「法律はある程度の社会の秩序を担保してくれるもんだが いつ何時だってそれが正しい訳じゃない。」 混乱が起きないように 律を布くのが法律で、従う事で人々は穏やかに生活が出来る。 その法を下に裁くのが、警察官の職務だけれど。 「本当にそれでいいのか? その言葉は、誤ったものではないのか? もっといい方法があるんじゃないか?」 法を振りかざして人を顧みないのはどうなのだろう。 「それを常に疑い続けなきゃ 俺たちはただの独裁者になっちまう。 勿論、信じる事も大事だけどな。」 (-448) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 11:00:03 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラご、ごくり……。 せんぱいから怒られることは、まあままあるのだが。 同じ階級の貴方から何か……というのはないので。 緊張したのも束の間のこと。 「……あ、あれ?怒られるわけじゃない?」 拍子抜けした様子で瞬き、それから。 「!!!」 "お手伝い"と聞けば分かりやすく表情を明るくさせた。 「よ〜やく決まったんですか? なになに?オレができることならなんでも!」 (-449) mspn 2023/09/17(Sun) 11:01:44 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ「オレだってそうだよ、ねえさんのことがいっつも心配」 いつものように気遣ってくれる言葉が胸に染み渡る。 電話越しに伝わる声は喜色を帯びたものだと、そちらにも伝わることだろう。 ただ届いた不安を耳にすれば表情を引き締めて。 「……そんなこと、ないのが一番だけどな。 でもどうなるのか全然わかんないもんなぁ……」 「えっと、オレも空いた時間は様子見に行くようにするよ。 ちょうど持っていったらいいかなってものもあったし……」 貴方は変わらない、昔からずっとそうだ。 子どもたちを大切にして、愛してくれる。 そんな貴方がいるから今の自分が居るのだと、改めて噛み締めるような思いを抱きながら。 すればなんだか顔が見たくなってしまったものだし、元より用事もあったことだから、と続けた。 「ねえ、フィオねえって今どこにいる? ちょっとだけ会えたりしないかな、渡したいものあって。 ただのお裾分けなんだけどさ、にいさんには渡したからねえさんにもって思ったんだけど……」 (-450) mspn 2023/09/17(Sun) 11:09:10 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ「大人は大変ってことだな」 適当な言葉を言いながら笑っている。 「おお、こりゃいいな。 果物って自分じゃ中々買わねえからな…」 食に興味の薄いこの男なら、なおさらだろう。 カウンターに並んでいくフルーツを見て、 身を乗り出し興味深そうにのぞき込んでいる。 「で――ヘエ、お前こんなん作れたのか!」 そしてクロスタータには本当に驚いたよう目を見開き、 ラップで包まれたそれをあちこち、矯めつ眇めつ眺め回し。 ……ぷは、と突然吹きだすように笑って、 そのままぐしゃぐしゃとあなたの髪を撫でまわす。 「オッサンは甘いモン苦手かもってか? もらうよ。お前すげえな、大したもんだ」 ぐしゃ、ぐしゃ、ぐしゃと――なかなか痛い。 (-451) gt 2023/09/17(Sun) 11:14:39 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノへらへら顔で、頷く。 怒らないよお、疲れるもん〜とは当人談。 そうやって、人々の油断を狙ってきた。 「えへへ〜、お待たせしちゃったねえ。」 「今あ、ちょっと困ってることお…あってえ」 笑顔には少し気後れする様子だ。 緩んだ口元を、一度閉める。 「……ちなみになんだけどお、ニーノくんってえ」 「警察の外にも、お友達とか、多い方〜?」 これには、少なからず「YES」に近い返答が返る。 女はそう察しつけている。 (-455) oO832mk 2023/09/17(Sun) 11:36:14 |