人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【秘】 ユスティ → エウロパ



   忘れたくないのに忘れてしまいたい。


            驕り高ぶった凡人の告白なんて。


(-36) 西 2023/09/26(Tue) 0:18:19

【秘】 ユスティ → エウロパ



   それから長く年月が経つと
   
   あの有名な魔法学園トカリスが
   優秀な魔法使いを育てるために
   推薦によるスカウトをはじめる時期となる。

   選ばれた者には手紙が届くという。
   ユスティにとっても大切な一大イベント


             そしてこれこそが惨劇の序章。**



(-37) 西 2023/09/26(Tue) 0:18:53

【人】 エウロパ



   本当に私の事が嫌いなら
   私が関わる隙さえ見せないはず。

   
無理難題を言うより、無視してしまえばいい。

   

   というか、条件を出してくれるってことは
   出来るって期待してくれてるってことだよね!>>43

  
(56) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:22:29

【人】 エウロパ


   
   そこで出来ないって決めつけたくないのは
   挫折を知らないから?
   自身の実力を疑わないから…?

   
そうじゃ、ない。>>44


   諦めてしまって、
   君との繋がりが絶たれるのは嫌だから。


  
(57) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:23:02

【人】 エウロパ



   普段から魔法の制御に難がある私が
   空を飛んで見せよう、なんて。

   失敗したら大怪我では済まないかもしれないのに?   
   私は私なりに、覚悟があるからやってるの。


  
(58) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:23:27

【人】 エウロパ



   詠唱は……そうだね、
   普段サボってるのは否定しないかな。>>46

   ちゃんと覚えきれなくて
   かといって適当なことを言うと大惨事。
   だから、頭の中でイメージして
   無言のまま魔法を使ってしまうことが増えた。

   ……先生には悪い癖だって言われるし
   直さないといけないんだろう、とは思う。


  
(59) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:23:48

【人】 エウロパ



   わかってる。
   制御の失敗の原因の一つは
   曖昧なイメージのまま使う
   無言詠唱のせいだってことくらい。 


          
それだけじゃ、ないけれど。


  
(60) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:24:06

【人】 エウロパ



   空を翔るための詠唱。
   それは、授業で習ったものじゃない。
   空を飛んでみたいな、と思った私が
   図書館で何十冊何百冊と調べ、
   先人の知恵を組み合わせたもの。

   こんなことしてるから宿題が終わらないんだ。


  
(61) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:24:23

【人】 エウロパ



   降り立ったと同時に、ユスティと目が合う。
   扉の方にいるってことは、
   こっちに来れたら、とか言ってたけど
   本当は迎えに来てくれるつもりだったのかな
   なんて、都合のいい想像がよぎる。

   
……違うんだ、ってすぐ突きつけられるんだけど。


  
(62) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:24:53

【人】 エウロパ



   「
え、褒めてくれてるの?ありがとう!

    でもね、
    一人じゃできないから頼んでるんだよ?」

  
(63) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:25:20

【人】 エウロパ



   距離を取られてしまうのは悲しい。
   あの時みたいに傍に居たいって
   そう思ってるのは私だけ?

   ……だったら、寂しいな。
   どうすれば、こっち向いてくれるんだろう。


   それこそ魔法じゃどうにもできないことで
   地面に少しの間、視線を落として。


  
(64) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:25:50

【人】 エウロパ




   「分からないかどうかは
    聞いてみなきゃわかんないし


             
私は分かりたいの!」



 
(65) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:26:18

【人】 エウロパ



   あのころとは違う、黒の混ざった瞳。
   あのころはもっと、楽しそうにみえたのに。

   私に手伝えることだったら
   喜んで手伝うのにな。

        今ならその力だってあると思ってる。


  
(66) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:26:56

【人】 エウロパ



   君が真面目なのは知ってる。
   約束を反故にするはずないとも思ってるから
   ユスティの後ろをついていくんだ。
   
本当は並んで歩きたいのに。


   行き先が図書室だと分かれば
   やっぱり手伝ってくれるんだ、とわかって
   嬉しくなった。
   一緒に居たいだけだから
   本当は手伝ってくれなくたっていいんだ。

   
……手伝ってくれた方が助かるけど。

  
   
(67) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:27:36

【人】 エウロパ

 

   そんなことを考えていると
   ガクン、と急に足に力が入らなくなって。

   前へと転びそうになって―――。
   縋るように前にいる君へ
   手をのばしてしまったけど
   巻き込んじゃったかな、どうだろう。


 
(68) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:28:02

【人】 エウロパ



   
   きちんと魔力を制御できていれば
   本来ここまで疲弊することはない。
   魔力の少ない者が無理に魔法を使ったならともかく
   人より魔力の強い自覚はあるんだから。
   この程度じゃ本当は疲れるはずないんだ。

   なのに疲れてしまうってことは  
   何かが上手くいってないってこと。
   それが簡単に分かれば、苦労しないんだけど……。


   ……大成功に見えた魔法も
   実は穴だらけ、というわけ。


 
(69) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:28:40

【人】 エウロパ


   
   「
ごめんね、ちょっと、……。


    おなかすいちゃった、のかな……。
    あ、でも宿題が先だよね!」


   ふらついてしまったことへの言い訳は
   多分かなり下手だったと思う。
   それでも、ここで離れたくない私は
   図書室へ行こうって、言うんだ。*

  
(70) alice0327 2023/09/26(Tue) 1:29:11

【秘】 ユスティ → エウロパ




      「じっとして。」



(-38) 西 2023/09/26(Tue) 19:06:27

【秘】 ユスティ → エウロパ



   エウロパの手を引くと彼女を抱き締める。
   魔力が流れる蓋を少しだけ締められれば
   あるいは不必要に湧き出て器から零れるものを
   掬いあげて整えることが出来れば。


            それが適切だったかどうか……


(-39) 西 2023/09/26(Tue) 19:07:44

【独】 エウロパ

/*
えーーーーずるじゃん……
ユスティが優しい……
こことか>>81避けられても仕方ないとすらと思ってたのに((
(-40) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:13:45

【秘】 エウロパ → ユスティ



   私の周りには魔法が使える子が多かった。
   そういう子たちが集まってたのかな。
   その中で、魔法が使えなかった私は
   笑いの対象にしかならなくて。

   
仲間外れにされてしまったんだ。


  
(-41) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:17:08

【秘】 エウロパ → ユスティ



   そのことがすごく悲しかった。
   魔法が使えない人もいっぱいいるよ、と
   両親はそう教えてくれたのに
   まるで魔法が使えることが
   当たり前みたいに言われて、輪から外されて。

   ひとりぼっちになってしまった私は
   森の奥深くに迷い込み
   君の秘密の場所へと辿り着く。


  
(-42) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:17:29

【秘】 エウロパ → ユスティ



   魔法が使えなかった私の傍に居てくれた。
   それだけで、私にとって君は一番なんだ。


         
……君が凄い魔法使いじゃなくたって。
    

  
(-43) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:19:16

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「すごいよ?私は出来ないし
    他の子の魔法ともちがうもん!」

  

   心から凄いって思ったんだ。
   魔法が使えないと思っていたから
   魔法のことを何一つ知らないから。
   何のためらいもなく、賞賛を口にできる。

  
(-44) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:19:47

【秘】 エウロパ → ユスティ




        今は……どうだろう。
        言っても君が受け取ってくれないかも、と
        嫌な想像がよぎって口を噤んでしまう。

 
(-45) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:20:07

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「……わたし、仲間外れにされちゃったんだ。
    まほうが使えない子とは遊ばない、って。

           ……ユスティは、遊んでくれる?」



   どうしてここに、と聞かれれば
   言われたことを思い出して
   少し表情が暗くなってしまったと思う。
   君の方を見る瞳にも、きっと不安が滲んでた。

  
(-46) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:20:38

【秘】 エウロパ → ユスティ



   でも、君はまた魔法を見せてくれるって。
   私の頼みを断らないでいてくれた。

   何度も秘密の場所で会って
   君の魔法を、魔法の練習を見せてもらった。

   最初はね、魔法が見たいって気持ちの方が
   強かったのかもしれない。

   でも、そんなの最初だけだった。
   君と一緒にいることが、会う目的になって
   時を重ねていけばいくほど
   君が大切なんだ、って想いは強くなっていく。


  
(-47) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:21:28

【秘】 エウロパ → ユスティ


   
   大切だという想いは今も変わらない。

   あの頃は意図していなかった魔力供給。
   今なら、自分の意志で、それができる。

   君になら、全てを渡してもいいとすら思うのに。
   ……それも哀れだって、君は言うのかな。


  
(-48) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:21:52

【秘】 エウロパ → ユスティ



   
私にとっての一番はずっと君なのに。


   一番でありたいという心を
   打ち砕いてしまったのが私だったなんて。

   

   月日が流れて、魔法学園に入学できるほどに
   私もユスティも成長した。

   幼い頃よく遊んでいた私達。
   勿論、そのつながりは変わらないままだった。

   
これからも変わらないんだと思ってた。


  
(-49) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:22:43

【秘】 エウロパ → ユスティ



   その日は一人で魔法を使ってみようって
   外で練習してたんだったかな。
   近くで君の魔法を見続けていたからなのか
   私はその日、ようやく魔法を成功させて。
   手に小さな青紫の花を握ってたんだ。

   魔法で咲かせた、スターチス。
   君を想って咲かせた花。 


   君に渡したいって思ったの。
   初めて魔法が使えたんだよ?って。

  
(-50) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:23:24