人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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視点:


【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ

バッ!!!
ここここ怖がってねぇよ!!!

 ガキの頃の、話だろ?!!」

子供の時は大層なビビリヘタレだったが今は違うと顔を必死に横に振る。
都会にいってビッグな男になってきたのだ(当社比)

「お前は今も変わらずビビりみたいだけどなっ!!!」

変な汗をだらだら流しながら、フン!とそっぽを向いた。
(-208) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 13:41:33

【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ

ピャッ!!
 
……ぇぅ…


大声にびっくりした。
縮こまったあと、のろのろと弛緩して戻る腕が当たる。
漂う線香の匂いは、きみの近くから離れない。

「こ こわいけど、き 
来たもん…

「うらみちはなんで、ぃ いっしょあそび 来てくれたん」

「……こ こわがりなんに」
(-209) 榛 2022/07/10(Sun) 14:04:21

【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ

「多くの顔はわからない。靄みたいな物でさ。
 色がぶわーって陰ってる。暗い煙が世界に浮いている。
 泣いていそう、怒っていそう、苦しそう。
 ……喜んでいる人はみないかな。

 事故にあったんだって、殺されたんだって。
 友達と仲直りしたいんだって、お家に帰りたいんだって。」

淡々と普段から見えている物を説明してから一区切り。

怖いよね。

 できるだけ話しかけないようにしていたんだけど、
 どうやらボクはここで幽霊と話してしまったみたい。

 
キミたちも、話してた


くすくす、と、聞きたそうな君に優しく甘い声で囁く。

「―――優しくて、可愛くて。

 
好きな子を好きだった気持ちをずっと大事に思っている子」
(-210) toumi_ 2022/07/10(Sun) 14:07:13

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ


焼けた肉の臭いがする。


蚊取り線香の煙が、仄かにたちのぼる。
いつもの夏を切り取ったような、日常に漂っていた香り。

 
ぁ 集める て。


縋る手が焼かれるように熱い。
きらきら綺麗なだけの糸は鋭くて、

「どうや ……って」


ぼくが見たかったのはそんな、おかしな幻じゃなかった。





焼けた肉の臭いがする。
(-212) 榛 2022/07/10(Sun) 14:56:19

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ

「あは」
「き 
決まってる
 よな」

青褪めた顔が、乾いた笑いを漏らして。
壊れた蛇口みたいにぼとぼと言葉を吐いていく。

「ぼくでも。わかる、ぞ」

「なぁ、こずちゃん」


「……こ 」


「ころすん か」


ぼた、ぼた。
大粒の汗を落として、ぐる。間の抜けた音。
誰のだ。

焼けた肉の臭いが、渦巻き型の夏の香りを覆っていく。


「せ 
先生、に
 なりたいから、
 ?」
(-213) 榛 2022/07/10(Sun) 15:01:04

【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ

「……はぁ、わりぃ……」

虚勢を張りつい大声をだしてしまい、また相手を怯えさせてしまった事に気付くと、自分を落ち着かせるために深く呼吸をしながら謝罪した。

「………」

嘘をつこうと見栄を張ろうと、相手にとっては昔の素の自分しか映っていない。

「………会いたかったし…、ぉ……皆に」


諦めたようにポツリと本音を零した。
もにゃもにゃと口ごもるようなしゃべり方は昔の自分に似ている。
(-214) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 15:07:28

【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ

「ん…」

大丈夫、というように頷いて。
それからちらと覗き見える、懐かしい幼馴染の昔の顔。

「……んふ、ふ」


「ぼくも。うらみちと また遊べて…嬉しい、ぞ」


それはきっと、お互い様。
ずっと昔のカナイはよく喋って、男みたいな口調だった。
(-221) 榛 2022/07/10(Sun) 15:24:27

【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ

「まぁ、俺も………田舎はやだけど、お前らとまた遊べんのは……
嬉しぃ…かな


照れくさそうに言いながら後頭部をかしかしとかく。

「お前も、ちょっと変わったか?」
(-222) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 15:50:50

【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス

栗栖が次々と放り込むはやさに、目を回す。
ひとまず、どうにか引っ掛けたのは最後の言葉。

「……欲しかったもの?」

きみが。えっとつまり……カナイ、が。
んぅ、とか、ぅぇ、とかなんとか。
小声で鳴きながらうんうん唸りはじめて。
(考えろと言われて考える、たぶん学校の宿題をしているときと似たような光景となった。)


んぁ……
 はっ」

目をひらいて。
ぱちぱち、瞬きののち。

「ほ 
ほしがりじゃ ない…


周回遅れの、よわよわしい否定をぺそ、と投げつけた。
(-223) 榛 2022/07/10(Sun) 15:52:32

【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ

照れくさそうな素振りを見る。
一段と小さな声の最後までを拾って、目を細めた。

「…んぅ。か かわったかいね」
「うらみちは、お洒落さんになっとぉ よなぁ…」

そうして、自身の変化には無頓着。
明るい色の髪と、面影が残る横顔をじっと。
(-231) 榛 2022/07/10(Sun) 18:55:51

【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ

「……  」

絶句、のような。
空白があいて。

「そぉか、あ」


「ゆうれぇ、と。ぼくも、喋っとったん、なぁ」

どの子だろ、と呟く。
聞き出そうというよりか、つい漏れた独り言といった感じに。
(-232) 榛 2022/07/10(Sun) 19:02:29

【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ

「知りたい? 教えてあげるよ」

「あの子は知られること気にしていなさそうだ。
 ただ、――揺蕩っている」

信じてくれるんだね。驚いて居るはずなのにね

「一人目は深雪くん。
 ――――きっとまだいる。
 ボクはその子を見つけてあげようと思う」

痛みや苦しみを感じることが生者の特権だ。
恨みこそあれ何も感じなくなることが死者だ。

「かわいそうだから。
 鹿乃くんは、どう思った? これを聞いて」


――――今この瞬間だけでも。
彼らは手に入れたのだろうか。
態々、生きる辛さと苦しみを。
喪ってから気付く、命の重みを。
それは、幸せな事なのだろうか。
生き地獄なのではないだろうか。
(-239) toumi_ 2022/07/10(Sun) 20:20:36

【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ

「だろ!?向こうでは皆髪色染めてピアスとかもバチバチなわけ!
 俺も、元々金髪だったんじゃね?ってぐらい似合ってるっしょ?」

お洒落と言われればご機嫌な様子で自分の前髪を一房摘み上げた。

「お前もなんか染めてみれば?
 ピンクとか赤とかさぁ」

そう言って大胆にもあなたの頬にかかる髪に触れ掬いあげた。
(-240) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 20:33:52

【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ

────起立、気をつけ。
どこか懐かしさを覚える、快活な声が脳の裏を焼く。

んぁ、と間の抜けた覚醒。

鳴き声の主は、がばりと身を起こす。
大きな、長袖のパーカーを身に纏った小柄な少女だった。
着席の姿勢を保った少女が居るのはどこか暗い一室のようで、目の前の机に突っ伏して眠っていたらしい。
窓から鈍く刺しこむ月明かりのほかに光源は存在せず、掛け時計のあるべき壁にはその痕だけが残されて。今が何時なのか、見当もつかない。

すぐにでも窓の外を見に行きたかったけれど、逸る気と裏腹にどうにも手足に力が戻らない。
次第に思考も霞がかって、只ぼんやりと月の光に照らされていた。


じりじりとした時間が過ぎて、薄闇に目が慣れた頃。
再び正面に視線を戻せば、黒い板が目に飛び込む。
壁を横切る堂々とした質量に加えてこちらを向き鎮座する教卓とくれば、ここが教室であることは一目瞭然だった。

自分は、一体いつから眠っていたのだろう。

不安を覚えた少女は、ぐるりと辺りを見回す。
静けさが耳に痛いほどで、毛羽立った居たたまれなさが際立つ。
息を潜めるように、焦れったい程にゆっくりゆっくりと正面から視線をずらせば────視界の端に、人影が、引っ掛かる。
誰かが、斜め前の席に突っ伏している。

皺の寄ったシャツが月を反射して、白々と冴えていた。
いつからそこに在ったのだろう。ひぅ、と息を呑む。
しっかりとした体格を表すような広々とした背中、男の子のように見える。
身じろぎ一つしない背中が、生物の形をした置物のようで薄ら寒い。

肩越しにどうにか彼の顔を見られないかと思い立ち、座ったまま首を伸ばすと、
(L7) 榛 2022/07/10(Sun) 20:58:56
公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00

【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ


頭には、見慣れた麦わら帽子



雲間が途切れ、窓から入る光がさっと床を照らし出す。
埃を掻き分け踏んだ幾つもの、人と猫の足跡。細く、僅かに伸びた赤い痕跡。

つん、と鉄臭さが少女の鼻をつく。

些か唐突に過ぎるそれは、路傍の石が不意に思い出されたようなものだった。
記憶の底から立ちのぼるような、まだ新しい血の匂いは、一気に生々しさを以って少女に迫る。


 
―――え?



息を殺していたことも忘れ、跳ね上がるように立ち上がる。
しかし間もなく追いかけてくるはずの、


椅子の倒れる音は、いつまで経っても響かなかった。
(L8) 榛 2022/07/10(Sun) 20:59:31
公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00