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【秘】 エウロパ → ユスティ「あなたはとても強い魔力の持ち主ね。」 「ぜひ、魔法学園トカリスに来て欲しい。」 通りかかった大人に、 花を咲かせた瞬間を見られてすべてが変わった。 私をスカウトしたのは学園トカリスの関係者。 誰だったのかはもう、よく覚えてない。 (-51) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:23:49 |
【秘】 エウロパ → ユスティ……選ばれたのは、それを求めてた君じゃなかった。 魔法が使えないと思われていた私に 選ばれたものの証である手紙が届いて。 ユスティは魔法学園に入学するんだと思ってたし 魔法が使えない私は入学出来ないとも思ってた。 だからね、手紙が来たのは素直に嬉しかったんだ。 君も喜んでくれるんじゃないかって 勝手に、そう思ってた。 (-52) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:26:07 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「ユスティー! きいてきいて! この間、魔法が成功したの! お花咲かせたんだよ! ユスティにも見て欲しいなって思って。 それとね、魔法学園トカリスから手紙貰った!」 自慢なんかじゃなかったの。 ただ、私は、これで君と同じ魔法使いだね、って。 同じ場所に行けるよね、って。 ただそれだけのつもり、だったのに。** (-53) alice0327 2023/09/26(Tue) 19:26:52 |
【秘】 ユスティ → エウロパ魔法が使えることがそんなに偉いのか 迫害とも呼べる文化的風潮の暴力に晒され まるで逃げるようにやってきた少女 魔法というものを忌み嫌ってしまっても おかしくないはずなのに たった一言賞賛を口にできることが どれだけ素晴らしい行為なのか 知れば追い返そうだなどとは決して思わない。 (-54) 西 2023/09/26(Tue) 23:32:09 |
【秘】 ユスティ → エウロパ幼き少年は少女の不安げな声に首を縦に振る 暗い表情が物語るその出来事は この場所では起こらないのだと示すように。 「魔法のコツは想像力なんだ。 イメージがすごく大切なんだよ。」 やれるまで練習すればきっとできる そう信じて疑わないユスティは 自ら学んできた魔法の扱い方を エウロパに惜しみなく伝えて 時には練習に付き合うとさえ 言ってみせるようになった。 (-57) 西 2023/09/26(Tue) 23:35:47 |
【秘】 ユスティ → エウロパいつかキミと二人で魔法を使えたら。 エウロパに魔法を教えていくにつれ そんな憧れに近い空想が身体を突き動かす。 最後はもう理屈で語ることは出来ずに ただひたすらに彼女の成功を願う。 (-58) 西 2023/09/26(Tue) 23:37:06 |
【秘】 ユスティ → エウロパそれが功を奏したのか はたまたエウロパの観察眼の賜物か 恋心から造られた想像の具現は あまりにも大きな軋轢を生んでしまった。 (-59) 西 2023/09/26(Tue) 23:38:48 |
【秘】 ユスティ → エウロパ時は流れ、そろそろスカウトが終わる時期 ポストの中身を確認する日課も今日で終わり。 結果は褒められたものではなかったけど あまり落胆はしていなかった。 自分が特別優れているとは思ってなかったし それでも挑戦できたことには 確かな意義があったとユスティは疑わない。 そしてなにより その努力の中でも大切な時間を過ごせたのだから。 (-60) 西 2023/09/26(Tue) 23:39:37 |
【秘】 ユスティ → エウロパユスティはその日もまた 魔法の鍛錬に勤しんでいた。 今日もまた来てくれるであろうエウロパに ダメだったという結果を伝えて。 それでもまた一から頑張って自力で トカリスに入学してみせるという 決意を表明するために。 (-61) 西 2023/09/26(Tue) 23:40:09 |
【秘】 ユスティ → エウロパ天才なんかじゃなかった。 それでも良かったのだ。 普通の魔法使いとして 普通の彼女の傍にいれるのなら どこまでも頑張れる気がした。 (-62) 西 2023/09/26(Tue) 23:41:16 |
【秘】 ユスティ → エウロパ動悸が止まらない。 ユスティは堪らず胸をうずくまった。 脳が煮えたぎり、黒い血が駆け巡る。 エウロパが受け取った手紙は有能の証。 つまりエウロパの力は自分よりもずっと上で 魔法を使えないというのは嘘だったということ。 そこに当人の自覚があろうとなかろうと 彼女の力は本物で、自分には無いものだと もはや疑いようのない事実。 (-67) 西 2023/09/26(Tue) 23:47:25 |
【秘】 ユスティ → エウロパこの数年、自分も成長したと思っていた。 いままで出来なかったはずの魔法が使えて いままであやふやだった魔法も エウロパといる時だけは強力な形となって 大人にも引けを取らない仕上がりになった。 好きな女の子前で努力したらいつもより頑張れたと 己の都合のいい解釈をしただけで その実態は自分よりずっとずっと優れた少女の力を ただ借りていた、己は狐でしかなかったのだ。 (-68) 西 2023/09/26(Tue) 23:48:43 |
【秘】 ユスティ → エウロパもし彼女がなにか尋ねようとも 立ち上がるユスティが何かを答えることはなく。 その日を最後に ユスティがその場所を訪れることはなくなる。 エウロパに声をかけることも エウロパと行動を共にすることも 全てを拒絶するように 秀才は天才の前から姿を消した。** (-73) 西 2023/09/26(Tue) 23:54:43 |
【人】 エウロパ 努力してない?そうだね。 私は足りないものを身に着けるための努力を 怠っていると思う。 努力する気になれるはずがないでしょ? (86) alice0327 2023/09/27(Wed) 5:56:28 |
【人】 エウロパ 私一人が駆け上がっていったところで 何の意味もないの。 ユスティと一緒に居たいから。 私がここに入学した理由なんてそれだけなのに 高名な魔法使いになりたいからじゃないのに。 努力すればするほど、君から遠ざかってしまう。 自分のもつ力を過小評価も過大評価もしない。 わかるよ、理屈ではなく感覚でわかる。 (87) alice0327 2023/09/27(Wed) 5:57:18 |
【人】 エウロパ君の言葉から、声から 微かに滲む怒りを感じ取ると 目を見開いて、言葉に詰まる。 天才じゃない、はきっと怒らせてしまう。 天才であることに抗いたいとか 天才が秀才を理解したいとかそんな話じゃないのに。 どうして、わかってもらえないんだろう。 理解から遠い憧れの気持ちが ユスティの目を曇らせているとも知らない私は 咄嗟になにかを言うことも出来ない。 (91) alice0327 2023/09/27(Wed) 6:01:38 |
【人】 エウロパ何も言えないままによろけてしまった私を 君は支えてくれた。 言葉は冷たく感じられたって 優しい君のままなんだ。 ……そう思っちゃ、ダメなのかな。 ため息をつかれてごめんね、ってもう一度つぶやく。 (92) alice0327 2023/09/27(Wed) 6:02:26 |