人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡

「流石にわかるよ、もう」

最初は珈琲の味に慣れなくて難しい顔をしていたことも多かった。
が、飲み続ける内にすっかりと慣れて、今ではこの店を訪れたときの楽しみのひとつ。
言葉にはしないが香りに目を細めて出てくるのをそわりと待ちながら。
あの車に乗ってドライブもまた行きたいから今度ねだろうかな、とも考えながら。

「おみせの人としてど〜なの、その発言……」

続く言葉にはついジト目になってしまった。
貴方らしいといえば貴方らしいのだけれど。
尋ねたそれには「あ、そうそう」と用件を伝える前、出てきたカップとお茶菓子に目を輝かせて。

「やった〜!おやつもありがと!」

「……あ、で、そう、うん。
 なー、にいさんってカンターミネって人知ってる?
 え〜〜〜っと……先生?らしいんだけどさ」

今よりもう少し陽が高い頃の出来事を思い出しながらも問いかける。
返事を待つ間にまずはカップに口をつけ珈琲を一口。香ばしい苦味が口内に広がって、それが不思議と心地よかった。
(-156) mspn 2023/09/13(Wed) 15:49:57

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

後部座席の人物が何を考えているか。
男でなくとも、それを悟ることは難しい。
だから少なくとも、鼻歌でも歌いそうな調子でハンドルを握るこの男が、口に出さず留められた想いを知ることはないだろう。

そこに思い悩む様子もない。
彼が見せるのは道行く車たちとすれ違い、海辺の道に出て、
ぱあと開けた視界に、

「お」

声が漏れて。

「お嬢様、見えましたよ海」

ほらほら、とバックミラーで笑う、能天気な顔だけだ。


「確かあっちにフリットラ売ってる屋台があったはず…ん」

海辺の道をゆきながら、
あなたの言葉を聞いて、ほう、と応える。

「まぁそうだよな、警察の仕事内容までは良く知らんが」
「いじめられたりしてないよな〜?」

ハンドルをゆっくりと回す。
海岸線にそったゆるやかなカーブを、フィアット500が進んでいく。

そっち・・・についても、
 そのくらい分かればいい。リスクは少なく、な」
(-167) gt 2023/09/13(Wed) 19:54:34

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「あいつそんな暇あんのかよ」

もっと仕事押し付けてやろうかな。
ろくでもないことを呟きながら、カウンターの裏に置かれていたパンをてにとってがぶり、とかじる。
焼いたり、バターを塗ったり、そういう味付けをした様子が全くない…
つまりは味気のないホットドッグ用のパンだ。
ソーセージがはさまれている様子はないが。

「美人さんじゃしょうがない」
「あー……噂通りなら、かなり強引で…リスクまみれだ。
 俺の好みじゃないし」

10年前ならともかく、今の彼ならそういうだろう。
あなたの言葉を、ふうん、とばかり興味無さそうに、
珈琲のお供くらいに聞いて。

「まぁもし俺が関係者なら」
「もっと賢く・・やりな、って言うだろう」

黒眼鏡の奥で、ちら、と瞳が動いて、あなたの顔を見た。


(1/2)
(-168) gt 2023/09/13(Wed) 20:03:38

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「で」



「そりゃ、俺がファミリーを裏切ってるって意味か。
 ドラ猫」



――あなたなら、よくわかっている。

10年前にがらりと変わった男の中には、
その黒眼鏡の下には、
10年前と同じものがまだ、
赤熱した焔のようにとぐろ・・・を巻いて渦巻いている。

(2/2)
(-169) gt 2023/09/13(Wed) 20:07:29

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「あはっはっは、いい理解者を得て幸せだ、俺は」

なんとも楽しそうに笑う。
自分の分の珈琲をカップに注ぎながら、
本人は……ソーセージをはさんでいないホットドッグ用のパンをかじっている。
これもまあ、昔からだ。
この男は、味気のあるものにあまり興味がない。


「ここは俺の店だ。
 つまり俺が決める」

商売をまともにする気があるとは思えない発言をしながら、
尋ねられたことには首をかしげて。

「カンターミネ…ああ。
 知ってるよ、店に来ることもある。
 あいつがどうした」

またロクでもないやつに関わったな、なんてことは口には出さない。
(-170) gt 2023/09/13(Wed) 20:11:17

【人】 黒眼鏡

>>113 ペネロペ

ドライブ中のボードはちゃんととっぱらわれているが、
だからといってカウンターにいるわけではない。

「おー。
 待ってろー」


…だがどうやら奥にはいたようで、そんな声が聞こえてくる。

「おう、珈琲飲むよな」

カウンターの裏の扉から顔を出す。
つまり飲めということだが、…いつものことだ。

「そこ、クラッカー抓んでいいからな。ビスコッティも。
 ちょっと待ってろ、片づけてくる」

カウンターの上にあるものを指さしながら、手に付けたままの軍手を外してどこかに放り投げている。
車いじりの最中だったようだ。

#Mazzetto
(115) gt 2023/09/13(Wed) 20:14:15

【神】 黒眼鏡

『珈琲持って行っていきます』

妖怪珈琲飲ませるおじさんが参戦した。
ポットで持っていくつもりだろう。

『仕事で遅れるかもしれないから、
 その場合はソルジャー・ロメオにもっていかせる』

こっちは本人の許可を得ていない。

#ノッテファミリー
(G2) gt 2023/09/13(Wed) 20:16:25

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「…なるほどなあ。
確かにシンプルだし疑う要素は無い。
つまりは被った損害への報復、ってことか。」

貴方の話を最後まで聞き終えて。
零れる感想は殆ど納得のもの。

「ならついでに聞こう。
今回の作戦が上手くいってマフィアが壊滅したら。
報復を終えたら、その後はどうするつもりだ。」

協力した分の恩赦はあるかもしれないが
貴方もマフィアである以上、ただでは済むまい。

「それと、アンタに根掘り葉掘り聞いてる分
こっちに疑問があれば答える。」
(-174) ぴんじぃ 2023/09/13(Wed) 20:44:14

【人】 黒眼鏡

>>116

「ダヴィードも、座れ座れ」

座り方を気にする様子もなく、手を拭いながら戻ってくると
手際よく準備しながらサイフォンに湯を注ぎ、火をつける。
用意する珈琲は三人分。
ふわりとあがった匂いを、ごうごうと鳴る空調が遮って。

「どうだ最近」

…雑な話題だ。
(119) gt 2023/09/13(Wed) 20:59:31

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

育ち・・が悪いものでね。
 贖いにはそれしか思いつかない。
 別にする理由があるかといわれれば、わからないが、
 そうしなければならないと俺の人生が言っている」

どこか淡々と。ひょうひょうとした笑みを浮かべながらも、
淡々と語る――当たり前すぎて言葉にもならないほど、
それは暴力で生きてきた彼の人生の延長上。

その顔はどこか、哲学者めいていた。

「壊滅は無理だろうな」

だから、賢しらに。…あるいはそれも当然のこととばかり、
こう返す。

一人残らず・・・・・マフィアを潰すことは不可能だ。
 だから、後などない」

「最後までやる」


それだけだ、と答えて。

「取引は公正であるべきだろ?
 俺が、家族であるマフィアだって潰す理由を言ったんだ。
 誰であれ、それこそ警察だって捕まえてやろうという、
 お前のほうの理由を聞きたいね」

そうだろ? と、首を傾げた。
(-178) gt 2023/09/13(Wed) 21:06:24

【赤】 黒眼鏡

/*襲撃まわりの描写について、いかがいたしましょうか。
 アリソンからは初回は特にありません。
 運営ちゃんさんには、寄付者の名前としてアリソン・カンパネッロ女史を伝えてあります。お二方から描写などありましたら投げて頂きましたら!
(*24) gt 2023/09/13(Wed) 21:11:37

【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡

本当に思ってんのかな〜なんて考えながらも、貴方が楽しそうなのはいいことなので胸は暖かくなる。
何とも随分シンプルなパンを食べているとは思うが昔からなので今更指摘もしない。
喫茶店してるくせにあんまり興味ないんだよな、そういうところ。

「客入り気にしないならそれでいいと思うけどさ〜」

「え、ここにもくるの?そっか……
 いや、今日スラム近くで子猫にミルクやってたんだけどさ。
 道通り辛そうにしてたから大丈夫だよって話しかけたんだけど」

「なんかオレの素性知ってる変な人で……
 めちゃくちゃ早口だし……
 
…………さらっと肌見せてくるタイプで、すげ〜苦手


経緯を話そうとしたつもりが後半愚痴になった。
幼少期の身売り経験から、男はずっと"そういう"のが苦手だ。渋い顔。

「あのへんだと有名だって、評判聞いてみろっていうから気になったの。
 にいさんだったらなんか知ってるかなって。
 先生って呼ばれてる理由とか」

今でも足を運ぶものの、それでも家に引き取られる前と比べたら随分と頻度は減ってしまった。
そちらの情報には疎くなってしまったので、こうして貴方に聞きに来たというわけである。
(-182) mspn 2023/09/13(Wed) 21:28:25

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

その声を受け、外へ向いていた視線は不思議と車内へ向いた。
まず映ったのはフロントガラスの向こうに広がる景色。
開けた道とその先の海。同じくらいに広い空。

そして。

「…ほんとお」
「きれーですねえ、」

やおらに、女の表情が移り変わる。
頬が緩んで、それを隠してツンと澄ますまで緩やかに。
この車に乗るのは、好きなのだ。
たとえ狭くて窮屈だとしても。…そしてもしかしたら、それすらも。

「いじめなんてありませんよお。」
「アレッサンドロさんの部下は優秀ですから、ちゃあんと、上手くやってるんですう。」

くすくすと、ささやかに笑う。
口元に当てた左手に、小指のエナメルが煌めいた。

「だから、安心しておまかせくださあい。」
「お時間は、その分いただきますけどねえー。」

歌うように言って、また外を見た。
別に目新しくもない見慣れた海辺だ。
だけど窓ガラスに映った顔は、どこか楽しそうな色を浮かべていた。
(-183) oO832mk 2023/09/13(Wed) 21:30:52

【人】 黒眼鏡

>>120 >>121

「おう、喰え喰え」

黒眼鏡の生態として、
若いのが飯を食っていると嬉しそうにする。
もしかしたらおじさん全体の生態かもしれないが。

片付けに関しては「気にするな」と手をふって、
ダヴィードに座るよう促した。

「いつも通りが一番だ、商売も人生もなんもかも」

含蓄があるんだかないんだか、わからないことをいいながら。

「アマラントか、最近行ってないな。
 行ってみるか」

自分の分の珈琲も準備し終わって、カウンターに肘をつく。

「俺も……特にはねえな。
 なんだか騒がしくなりそうだが、
 デキる男の俺は仕事に常に余裕を持っている。
 つまりは問題なしってコト」

ず、と珈琲を傾けて。

「まぁそんな忙しさに向けて、お前らの様子を見たかっただけだ」

#Mazzetto
(122) gt 2023/09/13(Wed) 21:38:54

【秘】 黒眼鏡 → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

メール。

『知ってることあるか』

端的すぎる。
…恐らくは、例の法のことだろうが。
(-185) gt 2023/09/13(Wed) 21:48:09

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「俺はデキる男ゆえ、ちゃんと収入はある。安心しろ」

あまり信じてはいけない類の大人の言葉だ。
パンののこりを口に放り込みながら、

「ああー……」

女の行動を聞いて、……難しそうな顔になる。

「そういう女だ。気にするな」

…なんてわけにはいかないよな、と顎に手をあてた。

「街で…ガキ相手に青空教室みたいなことをしてるらしくてな。
 あのとおり、話すのが好きなやつだから」

口から生まれたに違いない。

「だから『先生』。誰が呼んだかまではしらねえなあ。
 いろんなところで喋るし話も聞くから、いろんなことが耳に入るんだ。
 お前の素性も、誰かから聞いたんだろうさ。
 
 ……お前、ああいう女と関わらない方がいいぞ。
 趣味じゃないだろ」

腕を組む。

「フィオと遊んでろよ」
(-186) gt 2023/09/13(Wed) 21:51:12

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「ああ」

海を見る時、黒眼鏡はなんとなく遠くを見る。
フロントガラス越しの、三日月島の海をじっと眺めているようだ。
だが、あなたの言葉には頷いて、

「綺麗だ」

「…ドライブ先にはよかったな」

ミラー越しに笑顔を垣間見たのか、笑みが混じるような声。

「ほんとか〜?
 困ったことがあったらいうんだぞ」
「怖いおじさんもいるからな、あそこは」

恐らくは特定の個人のことを指しながら、はははは、と声を上げて笑った。

(1/2)
(-187) gt 2023/09/13(Wed) 21:58:38

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 黒眼鏡

「お。」

何台かある端末の内、黒くてシンプルな物を手に。

「アレっさんは仕事の事となるとこれだからな〜あぁ」

画面を高速で叩き続ける、ぼやきの方が返信速度より長い。

『例の、ですね?どれも噂の域を出ませんがね』
『"警察の新署長の評判が悪い"』
『"その署長殿肝入りの策か"』
『"草案時点でお蔵入りだろ"』
『そんな具合ですか』
『普通に考えれば即施行とはならないかと』
『普通に考えれば』

次々と文字列が送られてくる。
ひとつにまとめないのはこれの癖だ。

『警察内部に何か仕掛ける訳にはいきませんからね』
『リターンに対してリスクが高すぎるもので』
『なので会議室にこもって何かされてたらお手上げです』
『あ』
『だからって俺の大事なエーコに無茶させないでくださいよ』

後半は愚痴混じりの雑談だ。端的なあなたとは対照的に、
締められなければ報告であっても口は止まらないらしい。
(-188) shell_memoria 2023/09/13(Wed) 22:01:51

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

途中、道端で営業している屋台の前に車を滑り込ませると、
フリットラ――パンにコショウとレモンの効いた牛のくず肉煮込みを挟み込んだもの──を二人分買って、

「ん」

と後部座席に手渡した。


「デートにゃ色気のないモンだったな」

悪いね、などと笑いながら、ふたたびアクセルを踏み込む。

「まぁ、安心してるよ。
 時間もかけていい。お前なら、変なリスクは取らないだろ」
「マフィア稼業で危険を取るなんざ、まったく、くだらないことだ。
 ……俺がいうのもなんだけどな」

再び、ガラスの向こうを海が横切る。
白波がさんざめく海面が、きらきらとした青と橙に瞬いた。

(2/2)
(-189) gt 2023/09/13(Wed) 22:02:25

【秘】 黒眼鏡 → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「オンラインでもうるせえやつだなあ〜」 

ぴこぴこと連続で着信を伝える端末にしかめつら。
ぼやかれてるとは知らずにぼやきながら、

『立つかコケるかはわからんが、
 近く動きがあるだろ。
 中に入れなんざいわないから、
 何かわかったら俺にも流せ』
『どちらにしろ、港を引き締めなきゃいかん』

ファミリーの流通業務諸々を総書して“港“という。
それを取り仕切る黒眼鏡は徹底してリスクを避けた、瑕疵なき安定した運営を続けているが、末端の部下までそうとは限らない。
ぽこぽことあらたなメッセージが更新される中、長めのテキストをぽこん、と送る。
(-190) gt 2023/09/13(Wed) 22:16:21

【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡

声にはしないが、『ほんとお……?』と顔で訴えた。
とはいえ貴方がきちんと収入があるのは時折やってくる贈り物が証明してくれている。
自動車の仕事儲かるんだなって、最終的な理解はそこに落ち着くわけだが。

「あの人が青空教室〜……?
 
……意外と良い人……?


青空教室のイメージとしては慈善活動っぽさがあったので。
うん……?と首を傾げつつも、続きにもきちんと耳を傾けた。
ひとまず先生と呼ばれる理由には納得し、最後。
信頼している相手から“関わらない方がいい”を聞けば素直に受け取った、ふか〜く頷く。

「オレはああいう人よりねえさんの方が好き……。
 でもにいさんがそんな顔する相手も珍しいよな」

「あ、フィオねえには最近会った?
 オレは会った」

ふふんと謎に自慢げな態度を見せ、そこでようやくアマレッティを摘まんで口に運ぶ。
さくりとした食感とアーモンドの香ばしさ、珈琲との相性もばっちりなので目を細め、うま〜の表情。
(-191) mspn 2023/09/13(Wed) 22:19:29

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

収入についてそれ以上細かくいうことはなく、
納得した様子ならそのままに。

「どうだかな、子供相手にも態度を変えない奴だからな…」
「話し相手が欲しいだけじゃないのか」

…ただあの女のことは、と、少し付け足して。

「やかましいんだよ。
 あれはあれで便利だが。
 頼んだことは大体やってくれるしな。

 …ま、お前にはそうだな」

珈琲を一口。

「フィオか、ちょうど最近うちに来たぞ」
「お前も会ったか」

ほー、と一声。
(-193) gt 2023/09/13(Wed) 22:46:27

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「…そうかい。
だったらその手伝いくらいはしよう。
必要があれば、俺は喜んで手を貸そうじゃないか。」

マフィアの根絶そのものは
衝突が頻発する警察官にとっては願っても無い事。
だから、貴方を止める理由は男にはなかった。

むしろ、貸せるものなら手を貸そう、と。
そんな風に言える始末。
果たしてそれが貴方に必要かは分からないけれど。

「ああ、そうだな。
勿論、聞かせてやるさ。」

フェアである為に、男は頷く。

(-195) ぴんじぃ 2023/09/13(Wed) 22:56:06

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……、っ……」

ビリビリと空気が張り詰めたのがわかる。
ヘビに睨まれたカエルのようにあなたとの視線を外すことなどできなかった。

「……黒眼鏡が俺たちを捨てるわけないだろ」

自分がついていこうと信じた人間の瞳がそこにある。
あの日から一度も疑ってなんかいない。

それでも『知ること』は、
何よりも勝る安心を己にもたらしてくれることを知っている。


「伝があれば連中と繋がれてもおかしくはない。
 ……なにか思惑があって潜入している可能性もあった」

「言い方が悪かった、怒んなよ。あんたの前でまで頭使いたくねえんだ」
(-196) toumi_ 2023/09/13(Wed) 22:57:36

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「まず、俺はマフィアを潰したいと思っている訳でも
警察内部に不満がある訳でもない。
ただ、弟妹を守るために立候補した。」

恨みからの復讐で貴方が動くのであれば
此方は度を超えた親愛と庇護欲からのもの。

「まだ俺がガキの頃の話だよ。
俺の目の前で、弟妹たちがマフィアに攫われたんだ。
まあ、特に大事なく保護されたんだけどな。
その時から決めたんだ。」

「もう二度と、こいつらの事を傷つけさせないって。」


「そいつらは今や、警察官だ。
片や巡査、片や警部補、って肩書で。
今、警察内部は所長代理殿のせいでごった返してる。」

「強硬策を推してんだからな。
内部分裂、なんてことも起こりかねない。
それはアンタも分かるだろ。」

「だから現場の最前線に俺が立って
それで上手く、あいつらの危険にならないように
もし警察内部で不穏分子があれば検挙でもして取り除いて。
そうやるしかないって思った。」

淡々とそう話すだろう。
(-199) ぴんじぃ 2023/09/13(Wed) 23:06:21

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 黒眼鏡

「お、真面目なタイプのやつだ。
 いや〜立たないでほしいんだけどなあぁ〜、
 だってなんか起きたらアレっさん怖いしなあ〜」

端末越しのぼやき合い。お互い知らぬが仏であった。

『りょーかいです』
『引き続き情報収集に注力しときます』
『あとはまあ、ウチのソルジャーにも
 「余計に動くな」と伝えておきます』
『まあウチに部下ほとんどいないですけどね』

元より、これの部下も引きこもり気質が多い。
流れて来る膨大な盗聴盗撮データを見聞きし振り分け、
重要度順にしてカンターミネブレインに渡す者達。
上からの指示を聞かされれば肩を竦めて、
『元から不動のチームです』と返すような連中。
少なくとも、"港"の不利益になるような事はあるまい。

『あ、それはそれとして』
『食事会の珈琲多めでおねがいしまーす』

ついでに添えられたこれは仕事外の連絡。
当日いけない可能性は考慮せずに堂々と頼む女だった。
(-203) shell_memoria 2023/09/13(Wed) 23:38:45

【赤】 黒眼鏡

/*それで大丈夫と思います!
お二人は現場にいくということでよいですよね?
(名前は出しませんが)
それで大丈夫そうなら運営ちゃんにいっておきます!
(*26) gt 2023/09/13(Wed) 23:45:22

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「チーム員の同意を得られて嬉しいよ。
 当然だが、メインで動くのはお前たちになる。
 "アリソン"は金と口をだすだけだ」

満足そうに頷き、珈琲を一口。
あとはその"理由"を、黙ったまま聞く。
黒眼鏡の奥の瞳は、じいとあなたを見つめたまま動かなかった。

――


コーヒーカップが空になっても、それをゆらゆらと指先で揺らしている。

「……」

「児童売買か。話には聞いたな。
 ……事実として話しておくが、俺の仕事じゃないな」

やったら覚えてる、と真顔で言って。

「理由があってそう選んだなら、いいだろう。
 選ぶやつは、立場が分かりやすくて付き合いやすい」
 ……そして、そういう理由があるなら考慮したい。
 そいつらの、お前が守りたい名前は?」

言いたくなかったら構わんが、とは付け足して。

「間違って摘発でもしちまったらたまらんだろ」

と肩を竦めた。
(-208) gt 2023/09/14(Thu) 0:50:44

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「――……」

かちゃ、と黒眼鏡を指で押して。

「お前が分ってることくらい、
 分かってるさ」

苦笑。いつものように、ひょうひょうとした笑みが張り付いている。
別にこの顔だって、全くの嘘ではない。
ただアレッサンドロにとっては、どちらも彼の顔だというだけだ。

「……そうだな、サツだけで手いっぱいなのに、
 ファミリー相手に頭を使うなんざまっぴらだよなあ。
 怒っちゃいないさ。
 ただ、俺の立場は明確にしておかねえと、お前も困るだろうから」

とん、とあなたの肩を拳で突いて、珈琲の御代わりを沸かしだす。

「確かに伝手はあるし、この件について…忠告だの、情報共有だのは受けてるよ。
 だがどうにも、摘発チームの内情が見えねえ」

「お前の方の伝手はないのか?」
(-210) gt 2023/09/14(Thu) 0:56:19

【秘】 黒眼鏡 → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


『たのむ』
『必要ならうちから経費を出す』
『いつもの口座から使え』
『部下の飯代くらいなら使ってもいいぞ』

部下の部下については、口を出さずに金を出す。
現場時代が長かった黒眼鏡は、そういった扱いをきっぱりと割り切っているところがある。
そう入力してから、表示された文字に頬を歪めて。

「また代理のやつが来るんじゃねえのか…?
 今度店に引っ張ってやらんとな」

ぼやぼやしながら、整備していた自動車のボンネットをバン、と閉めた。
傍らに置いていたタブレットを叩く。
器用にも片手だけ、一本指で操作しているが、これは操作に慣れているわけではなく普段から一本指打法なだけだ。キーボードでも同じである。
なのでそこそこに入力は遅い。

『注文有難うございます』
『今後ともMazzettoをごひいきに』

広告みたいなメッセージ。
(-212) gt 2023/09/14(Thu) 1:01:39