人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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リアンは、今日のうちに出来る事をしておきたい。
(a12) otomizu 2022/05/05(Thu) 1:27:08

リアンは、右半身をよくぶつけている。
(a13) otomizu 2022/05/05(Thu) 1:27:31

【秘】 ライアー イシュカ → 花信風 トット

 
「な、なに……?ふ、っざけるな!ぼ、僕が選ばれる意味なんてどこにある!?やめ、くそッ、離せ!離せよ!?行かないって言ってるんだ!!
い゛ッ


大人達を視界に収めた瞬間、あり得ないと思っていた事が即座に現実に変わる。
反射的に羽交い絞めを喰らう前に膝で蹴りを入れようとも、特に鍛えていない身体では傷を負うレベルではないの暴力を加えて“確保”を行う大人に勝てるわけがない。

「……っざけんな!痛い事されない保証どこにあるんだよ!気持ち悪い事すんなよお前さぁ!よ、よりによって、なんで僕を……」

「……なんで、僕を選んだんだよ……なあ、」

抵抗が何の意味も成さない事に怯えの色が濃くなって、そう叫んだのを契機に大人達に組み伏せられれば、普段の威勢の良さもあっという間に消え失せて。

「あ、謝るって、だから許してっ……どうして僕が、こんな……ぅ、い、嫌だッ、嫌なんだ!絶対ろくでもないんだ!お前わかってんのか!?これ、本当に痛いとか痛くないとかで済まない時も……そう、そうだよ……あの時だって、」
 
「だって、  も、帰ってこなかったんだッッ!!」


 きもちわるい。
味方のはずなのに。

 体が動かない。
ラピスの方がマシだった。

 声が出ない。
"せんせい"、帰ってこなかったよ。


叫んで緊張の糸が切れたのか、楯突く気力もへたるように消え失せ成すがままにされていたが、少しして思い出したように顔を上げ、貴方を視界に宿す。貴方に向けるのは悔しさと怯えと、

「…………ふ、
あははっ


嘘つき


「僕の、世界で一番嫌いな物だよ」

ちり、と残り火のように瞳に宿る、確かな嫌悪。それだけを吐き捨てて、後は“大人”が何とかしてくれた事だろう。最後まで貴方の顔から眼を逸らしたまま、一度も見る事はなかった。
(-34) poru 2022/05/05(Thu) 1:31:59

【赤】 花信風 トット

「ん!」

腕で大きく丸を作って、OKのサイン。

「まかせて!ちゃんとしめとく」
「ちゃんとやすんでねクロノ!あんまりむりするとダメんなっちゃうぞ〜」

「ラピスもクロノをよろしくね!」

そう言って、二人を見送ることだろう。
(*20) susuya 2022/05/05(Thu) 1:37:39

【赤】 童心 クロノ

こくと頷いて、
大人しくラピスに手を引かれて着いていく。
扉から出る前に、一度だけトットを振り返って

「……、」
……お花もらえて、わたしも役に立とうと
せめてやる事をちゃんとやって、頑張ろうと思ったのに、な。

……もうひとつ頷くだけして、教室を後にするのだろう。
(*21) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 1:47:51
神経質 フィウクス(匿名)は、メモを貼った。
unforg00 2022/05/05(Thu) 1:50:21

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

石のように動かない心を本当に手に入れたら、どうなってしまうのだろうか。
渦のように巻く感情と思考から解放されるのは少しだけ心を惹かれた。
だから、まだこの心は生きている。

『それなら、その時はクロノちゃんのこわいを
 私が受け止めてあげます』

「………」

『忘れませんよ』

心が冷え切ってしまわないように、温かいホットミルクを飲む。
優しい味と雰囲気に包まれて、静かなお茶会がそのまま過ぎていった。

(-35) dome 2022/05/05(Thu) 1:51:40

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

【4日目】


「………。」

あなたの手を引いて、寮の部屋に戻ってくる。
いつもより少し、早足に。
その背中にどんな感情が滲んでいるように見えただろうか。
少なくとも失敗したあなたへの非難ではなかった。
昨日は見ないふりで過ごしたが、翌日になっても直らない様子を見かねたらしい。

部屋に引き入れると、かちゃりと施錠の音が響く。
手は繋いだままで、室内に。
同じくらいの背丈だけれど、年齢の差はありありと力に出る。
恐らくは昨日の出来事を引きずって、わけもわからないままのあなたをぽすん、とラピスのベッドの上に置いた。

几帳面に整えられたシーツの上に、ゆっくりと二人分の重みがかかる。

/*
うおあ〜〜〜!!!!時系列としては4日目会議の後として引き続きお付き合い頂けると幸いですわ 不都合あれば可変式時空でお送りしますわ
お話………しましょう………
(-36) dome 2022/05/05(Thu) 1:58:05

【秘】 花信風 トット → ライアー イシュカ

「ッ、…………」

あなたの叫びも、あなたの怯えも、全て黙って見ていた。
笑顔はとうに消えていた。貴方に向けられるのは感情の抜け落ちた顔。
はっきりと見えなかった……いや、見なかったのであればそれも分からなかっただろうけど。

そばに居るおとなの袖を掴んで、組み伏せられる貴方を見下ろす。

「うるさい」

息が浅くなる。視界が微かにぼやける。


「おとなだからしずかにつかまってくれるとおもったんだけど」
「おもったよりギャーギャーいうんだね」

おれがいいたいのこんなことばじゃない。


「かっこわるいんだー……」


……トットは動かない。貴方の元へ寄る事もなく、けれど貴方から目を逸らす事はしなかった。
あたまがいたい。


「────ね、イシュカ。」

(-37) susuya 2022/05/05(Thu) 1:58:45

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

/*
時系列問題ありませんわ!お話……しましょう……!


手を引かれながら、部屋へと戻って来る。
俯きがちに見ていたあなたの背が、
何を言っているのかは、分からない。
非難では無いけれど、
ただ心配≠ニ呼ぶには力強い気がして、だから分からない。


手を繋いだまま室内に。
けれどそこから椅子では無く、
連れて行かれるのはベッドの上で。

「ぇ、
 ……ラピス、ちゃん?」

困惑を映した菫色が、控えめにあなたを見上げている。
気心知れているあなた相手故にか、恐れる事は無く、無防備に。
(-38) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:07:45

【秘】 うそつき トット → ライアー イシュカ

「なんでイシュカをえらんだかおしえたげる!」


「イシュカのこと、だいっっきらいだからだよ!」

         
──全く以て貴方の言う通り。


「……あは」
「ふ、ふふふ! バイバイ!バイバイイシュカ!」
「つぎあうときはイシュカも『いいこ』になってますように!!」

「じゃあね〜〜!!」

場違いに明るい声。
震えている。

場違いに明るい笑顔。
慣れた。


貴方が連れて行かれて見えなくなるまで、トットは貴方を見ていた。
最後まで、一度も目を逸らすことはなかった。
きっとこのあと一人で森を抜けて帰るのだろう。
死にそうなくらい胸が痛いから、すぐにお部屋に帰らなきゃだから。
(-39) susuya 2022/05/05(Thu) 2:09:53

【秘】 静かな怒り フィウクス → 半分の仮面 リアン


知らない?きっとそう思っていたいだけだ。

「薄々気付いてはいるんだろう」

行われる"治療"の、もう一つの目的も。
"神隠しの森に消えた者"の真実も。
それは何も、大人や当事者だけの問題ではないという事も。

「何もかも今に始まった話じゃない。
 お前にだって、ここがどんな場所か、嫌でもわかる頃だ。」

この場所は今もなお、あなたの思うままの城ではない事も。

「少なくとも、俺は。
 10年も居たんだ。
とっくの昔に気付いてた。

 どうすれば大人達の機嫌を取れるか、…
 ……何があいつら大人達を喜ばせるか。」

だから取引を持ち掛けた。返答は検討するというものだった。
大人は狡猾だ。自分達の想像よりもずっと。
だからその言葉を鵜呑みにしてるわけじゃない。
ただ、この役目を負う事は都合の良い事だった。
(-41) unforg00 2022/05/05(Thu) 2:12:18

【独】 うそつき トット

/* 俺……………………俺は…………
(-40) susuya 2022/05/05(Thu) 2:12:36

【墓】 ライアー イシュカ

【とある日の診療録】

「僕には 出さないって言っただろ!?あ、アオツキだって一緒じゃないか!   は一緒なのに、僕は    あいつは   で、“こんな事”を黙認してるのはどっちも同じで……!」

「くそ、くそくそくそッ!!何が嘘つきだよ!僕は嘘なんて吐いてなかった!僕に勝手に嘘つきのレッテルを張って、誤解ってわかってるくせに放置して……ッ、それで……ッ」

「……なんで、僕を本当の嘘つきにさせるんだよ……」


約束していた事は沢山あった。
契約ではなくとも、むしろ違うからこそ学生時代に意地でも拒絶していたそれらをやり直そうとしていた。

男にとっては、内容自体はささやかな物でも、
それが持つ意味は彼の中でずっと大きかった。

「……ッ……なに、何だよ、僕は間違ったこと」

……だからこそ、その日。
約束を悉く反故にさせられて、
男が最も嫌う嘘つきに仕立てあげたのは、
治療よりも苦しめ蝕む事になる。

「………ぁ、な、なに。ぅあ、やめッ、やめろよッ」

と、思ってた。現実はそんな温くない。


「い、いやだッ!嫌だ嫌だいやだぁっ!だ、だれ、か、」

「たす、け」

「 せん、せ  」
(+5) poru 2022/05/05(Thu) 2:13:04

【秘】 静かな怒り フィウクス → 半分の仮面 リアン


「それも……飽くまでも取り入る為の手段の一つだ。
 何も俺一人でどうにかするわけじゃない。
 そこまで自分を過大評価してるわけじゃない。
 ただ…似たような考えの奴は、案外多いらしいからな」

たとえ誰が志半ばで心折れようと、自分は違う。
齎された理不尽に憤る事ができるならどこまでも歩いていける。
この病が、怒りさえあればそれに突き動かされる事ができる。
どんな苦しみの中であったとしても。

「どうにもならなきゃ、……
それまでだ
。」

もしも仮に、いつかその全てが燃え尽きてしまったら。
全てを諦める事ができたら。
それはそれで、きっと楽になれるんだろう。

「それでも……
お前は共謀者になってくれるか
?」

真意を問うその視線に応えるように。
片側だけの、透徹した眼が見返した。

きっとすべてが上手く行くと思える程楽観的にはなれない。
それでも今はまだ、フィウクスは心折れない。
自分への怒りではなく、誰かの為の怒りがある限り。
(-42) unforg00 2022/05/05(Thu) 2:13:15

【独】 ライアー イシュカ

Q.何でこの日に書いてるんですか?
A.あらゆるものが間に合わなかったためです……
 ……え〜ん……sorry……
(-43) poru 2022/05/05(Thu) 2:17:08
バラニは、夕食の頃には、いつの間にか部屋に戻っている。
(c1) 7_hertz 2022/05/05(Thu) 2:19:40

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

ベッドの上。
粉が落ちてしまうから、黒板は使わない。
黒板もチョークも床に落として、
ベッドサイドテーブルの引き出しから手帳とペンを取り出す。
塗り潰されたように真っ黒な頁は飛ばして、インクを滲ませる。

『昨日』
『なにが ありましたか』

ずい、とベッドボードにクロノの背を押しつけるように距離を詰める。
淡々と事実を問う薄い表情が、あなたを見つめている。
(-44) dome 2022/05/05(Thu) 2:23:22

【独】 ライアー イシュカ

GW戦士でまるで普段と変わらないため、
噛まれるとなった時に書くのに時間かかる人間にござる
おお……オオ……
ところで被襲撃のロールめちゃむずじゃないですか?
噛む側の方がやりやすい……(村の半分を狼陣営してる)
(-45) poru 2022/05/05(Thu) 2:26:12

【独】 ライアー イシュカ

なんか文章がえらいみちみちなのはわざとです
ミズガネ、キレた時捲し立てるイメージないですか?
(-46) poru 2022/05/05(Thu) 2:30:50

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

ちらと見えた黒いページには、少しだけ気を取られる。
それに気を取られるのは、現状から逃避したい
僅かばかりの自己防衛反応なのだろう。


けれども文字が手帳に綴られれば、それを目で追えば
追いやられながらも、視線を落として。
菫色の瞳が、惑うようにゆらゆら揺れる。

「…………、」


「わ、………わかんない……」



そう言って、また視線を逸らして

(-47) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:37:40

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

たどたどしく、
言葉を続けていく。

「エルナトくんを、連れてく、から
 図書室から、呼び……出して……」

「……大人たちに、あとで、来てもらうよう、お願いした、
 奥の教室まで、エルナトくんの、こと、つれてって、」


「大人がくるまで、閉じ込め、ようとし、たんだけど」


なんて言えばいいのか、分からなくて
言葉に迷うように、はくはくと口を何度も
開いて閉じてを繰り返して。
自分の片耳に、手を触れる。



「………お願い、きいてくれるなら」


「守ってあげる、て、」



それで、と息だけで言って
唇をぎゅっと結んで、あなたを見上げた。
これだけだと。
我が身可愛さに甘言に惑わされた、裏切り者だ。
けれどもその先を言う事を酷く躊躇って、口を閉じる。
(-48) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:42:15

【独】 花信風 トット

「は」

──あの夜。
イシュカをおとなに差し出した帰り、半ば駆け転がるように自室へ戻ってきた。ドアを後ろ手に閉めてすぐ鍵をかける。
背中を預けるようにしてズルズル崩れ落ちて肩で息をする。
同じ部屋で暮らす人はいないから、大きな音を立ててドアを閉めたって誰も怒る人などいない。

「ぁ、あ。やった」「おれ」「あ、」

頭が痛かった。視界が回っていた。息がうまくできなかった。
取り繕うのは得意だった。ニコニコしていればうまくいくことが多かったから、なるべく笑顔でいようと思って、そうした。

「は、っふ、あは、あははは!はは、ははは!!」
「やった、やった、おれできたよ、できた、ちゃんとやった」
「ちゃんとやった、ちゃんと、おれ、んふ、ひ、ひひひひ」

やるしかなかった。やるしかなかったからやった。
ちゃんとやればできるのだけど、やるから自分がわからなくなる。
自分の心の境界が曖昧になると、いつもトットは何も考えられなくなる。

医者に言われたことがあった。正直でいなさいと。
それが君の病気のためなのだと。

医者の言う事は間違っていない。

トットは血花病を患っている。
血液が空気に触れると血液から発芽し花を芽吹かせる病気。
この病気は精神にも影響する。
(-49) susuya 2022/05/05(Thu) 2:48:18

【独】 花信風 トット



過度のストレスにより引き起こされる自傷衝動。
及び一時的な解離性障害。トランス。



──トットは壊れたおもちゃみたいに笑いながら、いつもポケットに忍ばせているナイフを抜いた。
(-50) susuya 2022/05/05(Thu) 2:53:32

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

「………」

じっと、吸い込まれそうな夜空色の瞳が見ている。
あの空き教室でクロノの口から語られかけた言葉を覚えている。
自己防衛からくる逃避の行く先を塞いでいくのは、少し申し訳ない気持ちになった。
それでも、丁寧にひとつひとつ、道を塞いで誘導していく。

言ってしまえば楽になるとでも言いたげに。

『お願い、というのは?』

躊躇いを解くように、片手を伸ばして耳に触れる。
素手ではない、布地の感触が伝わるだろう。
小さな声も聞き漏らさないように、額を突き合わせるくらいの距離でその表情を覗き込んだ。
(-51) dome 2022/05/05(Thu) 3:01:32

【秘】 雷鳴 バット → 半分の仮面 リアン

貴方の手紙に気がついたのは、きっと朝食を終えてから。
既に授業の始まっている頃にようやくその手紙を確認したから、
同室者の目にはなんとか留まらずに済んだのだろう。
中身を見て、考えて。
どれだけ、手紙の指す意味を理解したかは定かではなく。

『何も』

と書かれただけの手紙が、返ることとなった。
(-52) redhaguki 2022/05/05(Thu) 3:01:54

【独】 ライアー イシュカ

あとトットくんめちゃくちゃ可愛いのに
全然優しくない大人で本当にごめん……
普段この状況だと何も言えない奴が多いのに、
今回のイシュカはあえてまるで大人になれないあかんやつがコンセプトで……そしてPLの心は痛む なぜ私はそんなキャラにしたんですか??
(-53) poru 2022/05/05(Thu) 3:05:06

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

今までは、見なかった振りをしていただけだ。
君の事情を知ろうとしなかったように。

「それが、この……神隠しに、繋がるのか。
 ああ、普通の教育機関にしては可笑しな部分が多いとは思っていたんだ。
 貴族の息子もいれば、貧しい家の娘も籍を置いている。
 それも、珍しい病気を抱えた子供たちが多いとなれば。何かしらの手が入っているだろうとは、思っていた。
 知名度の割に、設備も整いすぎている。
 
 ……治療を理由にして、後ろ暗い事をしているのだろうと」

想像はしていた。信じたくはなかったが。
勉学の為の場所、抱えた病気の治療の為の場所。
治療のために行われている行為―――子供だましの噂で包み込まれた、大人の表に出せない黒い思惑。

(-54) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:15:33

【秘】 共犯者 リアン → 神経質 フィウクス

今だからこそわかる。
自分が入学時に大人から渡された一つの"特別な権利"。
これは、自分の事情を知っていて。身分を知っている大人が信頼を得るためのものだったのだろう。

「だが、どうにかしなければ。
 僕たちは、手探りで。大きなハンディキャップを背負って社会に出ることになるのだろう」

もしここに留まるのであれば。
ただそうするだけでは意味がない。それでは、子供たちの笑顔が消えてしまう事に変わりはない。
大人たちのやり方を変える事も、必要になるだろう。
エゴだと言われても、そうでなければ。自分は納得できないだろうから。

勿論だとも!
僕達が生きていくために、変えなければならない。
 それに、言っただろう―――
"君が良い方向に進みたいと望むのなら、その為の手助けはする"
と」

その目をしっかりと見据えて、淀みない返事。
そして、口角を上げる。共犯宣言だ。


「仮に―――君が、大人に近付きたいと思うことがあれば。
 僕は、
その為の力
を貰っている。君を連れて、共に行くことが出来る。
 わかっているだろうが、その時は僕も君も"治療"を受ける事になるだろう。それでも良いなら、僕はいつだってそれを切る用意がある」

最終手段だ。あくまで、君が望むのなら その時は。
(-55) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:19:34

【独】 花信風 トット

「っ、
あ、
〜〜っ、ひ」 
振り下ろす。


血飛沫の代わりに、勢い良く花が芽吹く。きもちがいい。膝を付く。


、 っあ、あ"、」「ふ、♡」 
振り下ろす。


血を吸い続けて育つ。芽吹く。育つ。きもちがいい。


「ひ、ぁっ、 
あ"
、 っぎ」 
振り下ろす。


ナイフを投げ捨てて、花を掴み勢い良く引き千切る。視界が白く弾けて、


「────〜〜〜〜〜っ、
あ"
っ!?♡♡ は♡」
「っあ」「ふ、ん、
んぅ、
っあ……♡」「は、」

……子供の悲鳴であるのに、その声は明らかに熱を孕んでいた。
床をのたうち身体を不規則に痙攣させる姿は達した後のようにも見える。
不自然に引き起こされる快楽から逃げるように床を掻いては、また身体が震えた。

傷口はとうに塞がってはいるものの痛々しい。
散らばった花々は嫌に瑞々しく鮮やかだ。
命を削って咲く花は、『種の持ち主』が苦しまぬよう悦楽を刷り込む。
もっと咲きたい。


しかし出血による消耗は常人よりもかなり激しく、本人に負担がある。
快楽の波が遠ざかった後も、頭が冷えた後も、指一本動かすのでさえ出来なかった。
助けを求める体力ももう無い。もう咲けない。
ざんねんだなあと暗がりに沈む意識の中で思って、

……そのままその夜は、気を失うように眠った。
(-56) susuya 2022/05/05(Thu) 3:20:41
リアンは、演劇部の指導に顔を出している。
(a14) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:20:53

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「…………」

ごくごく近くに迫る顔、
耳を触れられれば、ぴく、と分かり易く身を跳ねさせる。
昨日の感触が彷彿される。
それよりずっと、硬質ではあるけれど。

恥じらうように、少しばかり頬が熱を持つ。



「…………わ、かんない」


「わかんないの……。ただ、…………」

これは、誤魔化しでもなんでもない。
“お願い”が何なのか、言葉にされるより前に
その
が対価を強請ったのだから。





「か。からだ、じゅう、」


「舐め、られ、て…………」


消え入りそうな声が、ぽそぽそと口にする。
必死に夜空色から逃げようとする瞳は、
細められて横と逸らされた。
(-57) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 3:22:12
リアンは、"演技とは、ふりを上手く観客に信じさせることだ"
(a15) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:29:16

【墓】 ライアー イシュカ

>>16 アオツキ

「……え、……ぁあ、」

ようやく気付いたように視線が合う。
元々覇気のない目は、光そのものが失われたのかと言うほど生気すら消えかけている。

「……?心配してないなら、いいだろ。
 手伝わないのに何の……あれ、違う……?」

最初こそぼんやりしていたものの、唐突に目を見開いてから、眉間に手を置いて考え込む仕草。

フォークを手に持っていたのを忘れていたため床に転がる金属音に、更に意味がわからないと困惑を隠せない舌打ちが響く。
(+6) poru 2022/05/05(Thu) 3:32:51

【人】 月鏡 アオツキ

>>+6 イシュカ
「言葉遊びでもしていますか?」

眉をピクリと動かし、瞳を覗きこむ。
軽口をかえせるような様子ではない所から冗談ではなさそうだと感じた。

「流石にその様子は生徒を不安にさせかねません、
 私は放っておくことができませんね〜」

私は嘘をつけないのに、困った男だ。

「言い換えましょうか〜。
 今のイシュカは、ここにいない方が迷惑になりませんよ」

「私は授業があるので面倒はみません、自分の部屋に行って下さい」

持ち上げるように手を引いて、立ち上がる。
近くの生徒には心配しないでください、といつもの言葉を吐いた。
ここ数日で何人を食堂から連れ出したかを思い出す。
昔自分も掴まれたような気がしたが、遠い記憶の彼方。
食事の時間は毎日なにかが起こる、それが、ここでの日常だ。
(18) toumi_ 2022/05/05(Thu) 4:21:59

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あなたの前へやってきて、ようやく少■は足を止めた。
荒く息をつき、その様子を確認する。
外傷はどうやら見当たらない。
あれはやはり噂にすぎなかったのだろうか。
けれど少■は、校舎裏に打ち捨てられた防護服を見た。


「……っ、そ、う、だよ、…………」
「バラニが、いないから」
「酷い目に遭ってるんじゃないかって、怖くなって」

あなたの様子は以前と変わりなく見えた。
昨日、あんな別れ方をしてしまったのに。
それは少■があんまりにも慌てているから、驚きが先に立ってのことだろうか。
けれどなにか、違和感がある。


「——————」

近付くことで顕著になったその違和感に、少■は首を傾ぐ。
そう変わらなかった筈の目線が合っていない。……たった一晩で?

「……ねえ、
なんだか、背が、伸びた、?」
(-58) beni 2022/05/05(Thu) 4:29:24