人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 黒眼鏡

ピューウッ。羽振りがいい上司への感嘆だ。

『お仕事は順調なようで』
『それはまたありがたい』
『丁度「子機」が欲しかったんですよ』
『部下にはピザパでも開かせるかな』
『"港"からのオゴリってよーく言っておきますよ』

数日後届くだろう領収書には、数台の送受信用装置の類と、
およそカンターミネ率いるチームの人数から出るとは思えない
無数のピザ……と、アイスの請求が踊っていることだろう。
それこそ、今使っている端末と値段がトントンな金額の。

「『近い内行きますよ』、と。
 ヒッヒ、これじゃまるでSNSのスパムだな。
 ……礼も兼ねて今度珈琲飲みにいくかあ、
 説教されない事を祈りつつ、だな!」

そうしてのんびりと呟き、端末を閉じた。
(-213) shell_memoria 2023/09/14(Thu) 1:17:31

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

その声色にまたうっすらと頬を緩め。
ひねくれもののあなたの部下は、

「及第点ですう」

それでも声音の喜色は隠そうとしないまま。
また表情だけをすまさせた。

「大丈夫ですってえ、もお。」

どれだけ重ねられても信用がないだなんて受け取らずに済む程度の自負はある。
そしてそれはきっと自負だけに所以しない。…幸福なことだと思う。

(1/2)
(-214) oO832mk 2023/09/14(Thu) 1:33:14

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

「まあ、そうですねえ。」

受け取ったフリットラをひとかじり。
色気がない、には同意しかなく、苦笑する。
そのまま色気のある車内食というものについて思いを馳せようとしていたとき。

「…ふふ。はあい。」

静かな首肯。
すぐ茶化してしまうより、多少は誠実さを残したかった。

「さすが、“港”の“黒眼鏡”さんは言うことが違いますねえ。」

直後には茶化してしまうわけだが。
そうやって久し振りに口にした呼称に、ひとりでまたくすりと笑い、遠くの海を見つめていた。

(2/2)
(-215) oO832mk 2023/09/14(Thu) 1:34:08

【秘】 黒眼鏡 → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

調子のいいやつ、と笑い、口座の金額を確認しておこうと思い直す。

『領収書回せ』
『キッチリな』

後日、領収書を眺めながら「ははは」と笑う黒眼鏡の姿があったりはするが、
中々趣深い表情をしていただろう。
それでもキチンと清算し、彼の個人口座がまたちょっと減った。

『おう』
『いつでも来い』

返事だけ入力してから、端末を閉じて。

「さて、来たら色々聞いとかんとな」

ぐるぐると首を回してから、なぜか指の関節を鳴らした。
これはただのストレッチなので特に他意はない。
(-217) gt 2023/09/14(Thu) 1:56:06

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「っあ〜〜〜……久々で痺れた。
 今ガチで珈琲の味わかんねえ……」

貴方にひっ付いていたときは向けられることも少なかったそれ。
この威圧感だけは真似できないから、違うものを武器にすると決めたんだったか。

「此方はなんとか、ありはするが……
 どうも街中が監視されてるような気分で地雷を踏んだらお陀仏だ」

それで猫を預けに来たのだと。

「俺が掴んだのはー、警察の署内でも相当な地位の人間が、
 ごく一部の警察の奴らに指示を出していることだけだ。
 何も知らんで捕まえようとしてるだけの集まりかもしれん。
 向こうもそんな真似を新人警官にでも任せた方が始末が楽だからなあ」

選抜理由も、部署も不明、偉い人の考えはわからない。
流石に警察署内だけで完結してると思いたいが、どうだろうか。

「怪しい奴に心当たりがあるなら、俺が時間をかけてでも調べに行っても構わんぞ? まあ、自分で動くか、あんたなら。
 あー、逆に絶対大丈夫そうなやつとか言えるのなら聞いてみたいね……俺は基本どんな可能性も疑っちまうからよ」
(-220) toumi_ 2023/09/14(Thu) 2:02:28

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ


「そいつはよかった」

かちゃり、と黒眼鏡を押し上げる。
声色が耳を擽って、それが伝染したかのように口許が綻んで。

「まぁ覚えておけ。
 年を食うと、若者が頑張っているのを手助けするのが楽しくなるのさ」

押し付け癖の延長と言われれば、そうなのだろうけど。


「そういえばあそこのジェラート、最近食ってないな。
 あんまり繋がりを残したくなかったが、
 立ち寄るくらいはいいだろ」

さっさと食べ終わり、包み紙を助手席の紙袋の中に放り込む。
食事にさほど拘らないアレッサンドロも、濃い味付けの肉のあとに冷菓を食べたいという欲求はあるようだ。

(1/2)
(-221) gt 2023/09/14(Thu) 2:07:52

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「うるせ」

茶化す言葉には、おどけて応えて。
――しばらく、開けて真っ直ぐな道が続く。
フロントガラスからリアガラスまでが海面の煌めきを映しとり、
海辺の稜線がゆっくりと遠くを過ぎていく。

ハンドルを片手で固定すれば、漫然と走っても構わない。
そう思ったからか、ふとアレッサンドロは振り返って、
座席に肘をつきながらその大きな手をひょいと後部座席に伸ばした。


そのまま、腕を避けることが無ければ。
何も言わずにあなたの頭を、くしゃりと撫でた。


(2/2)
(-222) gt 2023/09/14(Thu) 2:08:05

【人】 黒眼鏡

>>123 >>127 カフェ

「そーかそーか。
 なんもねえなら、それでいい」

…もう用件は終わったのだろうか?
うんうんと頷くと、ふたりの話に耳を傾ける。

「ああ、なんかあったら呼ぶよ。
 クソ重たいガソリン缶が届いた時とかな」

ダヴィードにはそう、軽口で――けれど頼もしげに頷いて。

「お前は変なことに首を突っ込みそうだからな。
 そもそもマジで通るのかわからんが、
 どちらにせよ何か動きはあるだろう。
 しばらくは大人しくしておけ」

珈琲についても、いつも通り。
良くも悪くも特に何か変わったことがないのは、いいことなのかどうなのか。

「そうだお前ら。
 レストア終わった車が一台あるんだが?
 どっちか要るか?
 足が多くて困ることはないだろ」

……なくはなさそうだが。


#Mazzetto
(138) gt 2023/09/14(Thu) 2:13:46

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「おいおい、鈍ってんな。こんなオッサンにビビってちゃだめだぞ」

しれっと言いながら暢気に笑う。
実際、鈍っているという話ならアレッサンドロこそ、そうだろう。
あなたの知る限り、もう10年はまともな喧嘩もしていない…はずだ。

「どこもかしこも浮足立ってる。
 まぁ、変に動かない方がいいだろう。
 …俺はあまり出歩かないから、猫くらいはどうにかなる。

 前のケージがまだあるはずだしな」

前回預かった際にあわてて揃えたもろもろを思い出しながら、
アア、とあなたの言葉に首肯をひとつ。

「……機密がしっかりしてんだろ。警察内部でも、温度差と情報格差があるのは確かなようだ。
 調べるなら、そこからつくのがよさそうだが」

カウンターに伏せられていたタブレットを持ち上げてとんとん、と何かを操作した。

「耳ざとい奴に頼んではいるが、今のところは誰もかれも…って感じだな。
 とにかく今は、情報が欲しい。お互いある程度調べてみてから共有しよう。

 ……絶対大丈夫なやつなんて」

そして、大げさに――けれどきっと、演技だけではなく、溜息をついて。

「……"自分"くらいだろ?」

皮肉なことだ。
(-223) gt 2023/09/14(Thu) 2:21:37

【赤】 黒眼鏡

/*確認ありがとうございます!
それではそのように運営ちゃんに良い感じにしてもらいますね!

二日目以降もよろしくおねがいしますーーー!
(*29) gt 2023/09/14(Thu) 2:25:08

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

眦は細く、無機質なガラスやプラスチックの表面を見つめた。
集合体の意図するところを理解したなら、それで視線は逸れてしまう。
聞いたふうな口を利き、悟ったような目をして、見知った街路を歩く足がある。

訪れたことも多くはない部屋を一個一個理解したように頭の中に入れてしまって、
もう分かったとばかりに帰った視線はアーモンドのまぶされた生地の行き先を見ている。
スカイブルーの目は澄んだ空のような色ほどには冴え渡ってさえもなく、
曇天めいて淀んだ色が閉じ込められているだけであるのを、分かっている者は少ない。
春霞の向こう側にぼやけた焦点は今は貴方の所作だけを追っていた。

「ああ、あの子か。まだ若いだろう、あまり焚き付けないでやってくれ。
 彼の熱心さが彼の足元をおろそかにさせるようにはしてやりたくないんでね」

ふ、と表情が緩む。庭の花でも見るような穏やかな皺が目元に寄った。
己の手の届く範囲にあるかれらに対するときの男は、一層ありふれた老成を現す。
老いさらばえていくもののように緩めた表情が、どれほど実を伴っているものか。

「どうも」

笑う表情は変わらない。
『いい警官』になってから、余裕のあるかのような表情が鈍ることは少なくなった。
他愛なく進む会話が時計の針を押すごとに、いつしか皿もカップも底がまあるく顔を出している。

「為るように為るものだよ」

#Mazzetto
(-224) redhaguki 2023/09/14(Thu) 2:58:42

【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡

/*
ぴこん。御機嫌よう運営です! ヴィンセンツィオ様から黒眼鏡様宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。

 

情報請求先:黒眼鏡
求める情報:カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、
その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由
 

あとなんか相手のPLが覚えのある感触してる気がするから、
せっかくだし回数一消費してこれから毎日パンツの色聞こうかな。
 

とのことです。変化の理由で一回、デイリーパンツカラーで一回のカウント。両方OK、片方だけOK、両方NG、黒眼鏡様の都合に合うものを回答いただければ。
OKの場合は運営を通して内容を伝えるでも、黒眼鏡様が直接伝えるでも構いません。如何しましょう?

(-227) 66111 2023/09/14(Thu) 4:26:39

【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ

/*
なんだこいつ(困惑)


@カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、
その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由

所有欲・執着心が極端に希薄になっている。
理由は「本当に欲しかったもの」を既に失ってしまったため。
彼女は恐らく墓地にいる。
アレッサンドロが教会に礼拝に通うのは、彼女の墓参りだ。
だが、彼女の墓に直接行くことはしていない。
※「彼女」の情報はアレッサンドロによる執拗な情報処理により、詳細不明

Aパンツ:今日は柄パン(花柄)

お手数ですが、運営様経由でお願いいたします!
(-228) gt 2023/09/14(Thu) 4:43:43

【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ

/*

追伸
パンツの色がぬけていました 赤の柄パン(花柄)です
明日のパンツの色が必要なら 青の柄パン(みずたま)です
(-229) gt 2023/09/14(Thu) 4:56:04

【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡

/*
お早い返答ありがとうございます。追記もありがとう。これから更新のたびに能力行使先の確認と一緒に明日のパンツの色を聞きますね、よろしくお願いします。そんなでCiao〜!
(-231) 66111 2023/09/14(Thu) 4:57:21

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

言葉も四肢も、その間に立ち塞がるものを埋めようとはしなかった。
ただ視線だけが互いの色を、その粒子のひとつぶひとつぶを見極めるように交差する。
直接その双眸を見やること、それすらも最近はできてはいなかっただろうから。

「いじめたように言ってくれるなよ、こっちはオフの日に話しかけられたから応じただけだって。
 旦那の教育方針を疑うわけじゃないが、あれはそのうち痛い目見るぞ。
 普段ならともかく、今はいささか状況が悪い。
 怪我せず転べないのなら、子供の手は握るべきじゃないか」

年を取ったなあ、などと柄にもない言葉が意識をかすめる。
そしてそれはきっと自分もそうなのだと思い、
苦笑しながら黒眼鏡を指で押さえた。



「それも、そうか」

だから、帰ってくる言葉も素直にすとんと、腹の奥に落ちてくる。
そういうものだ。

「じゃあしょうがねえな。
 何かやることは?」

明日の話はできない。
だから、とりあえずは今の話をしようと思った。


#Mazzetto
(-235) gt 2023/09/14(Thu) 5:39:28

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

「えー?」
「そんなこと言ってるとお、すぐおじいちゃんになりますよお」

肩を竦めて、既に年寄りくささある言葉を笑っていなす。
成人して3年のまごうことなき若者にはそれこそ響かない。
だけど、きっと、それでも女は忘れることはないのだろう。

「ご随意にい。」
「ダニエラ巡査はあ、ミルクfior di latteがおいしいって言ってましたよお。」

そればっかり食べていただけだ。
署長の入院まではほぼ、そうして『異常なし』が届けられていた。
最近は、『警戒』のイチゴfragolaの頻度が多くなっていることだって、当然あなたは知っているだろう。

(1/2)
(-236) oO832mk 2023/09/14(Thu) 6:40:30

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

早くはない速度で食べ進めながら、色移りゆく景色を眺めている。
早くはないだけで遅いわけでもなかったが、食べ終えても包み紙だけはまだ手の中だ。
停車の折にでもと考えていただけだが、運転席の気配に気づき振り向いた際それは乾いた音を立てた。

「…何ですかあ、もお。」

ひねくれものは反射的に、文句のようなものを漏らしている。
だけど確かに一瞬見せた、面映ゆそうなへにゃりとした笑顔が、その本心を映し出していた。

多分それは、親に頭を撫でられる幼子の姿によく似ている。
そして、隠そうとしたところで満更でもなさそうなわけだから、きっと大して隠れてもいないのだ。

(2/2)
(-237) oO832mk 2023/09/14(Thu) 6:43:30

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「年の功って奴、見せてあげればいいのに」

冗談だ。だからこそ今はこうなっているんだろうと一旦は納得を見せる。
天才ってそれ褒めてる?なんて言って。
男のプライドだとか、そういったものにはまだまだ疎い。

「やだ、もうちょっと引き締めようかしら」

吸い付くような、しっとりやわらかな肌に掌が触れる。
揉まれるような感覚に、口ばっかりのそれが返った。
このくらいの肉付きが好まれるのを知っているから。

「あそこは…何も持っていない分、繋がりを大事にしてるの」
「恩も仇もずっと覚えているわ」

分かっているくせに、と笑う。
あなたにとっても私はずっと妹みたいな存在でしょうに。
何にも変わらない。私たちはそうして生きていくのだ、これからも。

「いっそスキンヘッドにしたら、威圧感も出ていいんじゃない」
「その眼鏡にもピッタリだと思うし……」

肌を指先が撫でていくたびに、小さく体を震わせる。
鼻から抜けるような甘い声が、空気に溶けて。

(-239) otomizu 2023/09/14(Thu) 7:44:25

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「ん、……いじわる」


吐息のかかる距離、一向に縮まらない1p。
拗ねたような、甘えるような声で囁いて。

自分から唇を重ねる。そうしたのなら、啄むようなキスを何度か繰り返してから。
舌先があなたの唇を突いた。
(-240) otomizu 2023/09/14(Thu) 7:45:03

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……あのなあ。
 見た目でなめられないようにするのが精一杯だがあ?
 あんたに参ったを言わせるのは夢だけども」

特訓しても貴方に勝てないから、苦手になった。まともな素手ゴロでは敵わないので腕相撲とかになるだろうか。

「それでも動かないわけにはいかなくてな……まあ、最新の注意は払うさ。
 そうだ、無事に情報を渡せそうならその分小遣いは貰うぞ、こっちは一応商品扱いだ。
 そっちのもんに対価が必要なら別で何か支払わせてくれ」

至極真面目に貴方になら問題ないであろう金額を告げる。
ルチアーノから渡す情報は基本金銭でやり取りをすると。
これまで言ったものは換算されない程度のことらしい。
安くない動きをするつもりであることと、暗に今なら調べる能力に関してはかなりの自信があることも重ねて。

「ん」

「あぁ……」

目を伏せて何処かおかしくて笑ってしまう、今日はずっと珍しい姿が見られる。

「違いないです」

永遠と名の付くものに憧れがないわけではないのだけれど。
(-242) toumi_ 2023/09/14(Thu) 7:51:10

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「それは構わねえよ。
元より矢面に立つつもりで来てるからな。」

そうして貴方に言われた言葉に少し考えるようにする。

「…テオドロ・アストーリ、アリーチェ・チェステ。
この両名には手を出したら、俺が許さない。
アンタだろうがリヴィオだろうが…所長代理殿であろうが。
代償を支払わせるさ。」

例えそれで貴方が裏切ったとしても
自分は警察官で貴方はマフィア。

利は此方にある。
そう踏んだが故の牽制と
仲間すら売り飛ばすだけの覚悟がそこにあった。

「だが、もしそれが、あいつらを表から遠ざけて
守る事が出来る方法になるなら、検挙も厭わねえ。
俺自身が非難を受けてどうなったとしても、だ。」

自分は彼らの兄貴分で
かつては守る事が出来なかったから、今度こそ。
(-250) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 9:00:33

【人】 黒眼鏡

>>139 >>140 カフェ

「このトシで運ぶのキツくなってきてな〜〜。
 おーしおし、偉いぞダヴィード。体を鍛えて悪いことはない」

ダヴィードの腕を見て、ぱんぱんと嬉しそうに手を叩く。

「ああ、ふたりともそうしてくれ。
 ……いうまでもないと思うが、情報共有もしっかりな」

やっとカポらしいことを言ってから、
壁のボードにかけられたキーを指先でひっかける。

「いざという時エンジンくらいはかけられるようになっとけよ?
 俺は14の時にもう運転してたぞ」

おっさんのヤンチャ自慢が始まりつつ、キーを投げ渡す。

「じゃあペネロペ、お前持ってけ。
 で、どこでもいいから停めとけ」

どうやら、逃走手段みたいな話のようだ…。

#Mazzetto
(144) gt 2023/09/14(Thu) 10:43:57

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

「あいにく、生涯現役のつもりだ。
 魚釣りをしてのんびり暮らすのは性に合わん」

若者の言葉にもどこ吹く風。

「おお、そうか。イチゴも悪くはなかったんだが、やっぱりそっちだよな」

彼が食べる分には意味がないことだが、

「……意味深になるな」

なんていって、フロントガラスにまた一つ、笑みを刻んだりして。



「いいや。
 お前、いくつになったっけ」

腕を伸ばす時一瞬向けた顔は、もうフロントガラスを見つめている。
海鳥たちが視界を掠めて、その顔に一瞬陰を落とした。
(-255) gt 2023/09/14(Thu) 10:47:17

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「…スキンヘッドなんかにしたら、
 マフィアのおじさん一丁上がりだろうが」
「今でもスラムのガキには怖がられるってのに…」

ぼやきのような言葉が、口づけの中に溶けていく。
肌を、その下の肉を撫でていく指先。
家族のように育ったものと睦み合う、ともすればいびつな関係。

――それでもアレッサンドロは、女を抱いた。
きっとそれは、あなたが望んだから。
けれどあなたは、彼の手足が触れ合うことを求めていると知っている。
望まれるままに触れるのに、こうして肌と肌が触れ合ってからはどことなく――きっと無意識に求めてくる。

(1/2)
(-257) gt 2023/09/14(Thu) 11:04:05

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

――湿ったような音とないまぜになった吐息が、唇の隙間から漏れる。

ゆっくりと肌を撫でていただけの掌は、
指先でついと掠めるように肌のあちこちを弄っていく。
ぎゅう、と腕が回されて、体が強く押し当てられる。
段々と体重が乗せられて、掌が掌を絡めとり、指の一本一本をこそぐように摩り、愛撫する。

湧き上がる情欲を少しずつ追い立てるように、優しく。
けれど、逃がさないように体中で捕まえて。




舌先を絡めあい、口腔のあちこちを捏ね回してから、ふいと唇が離れた。
男の顔が頬から顎へと伝い落ちていって、白い首筋に口づけを落とす。


「足」


はあ、という溜息に混じる声。
腰の辺りを撫でていた手が、太腿をぐいと押し開くように当てられていた。


(2/2)
(-258) gt 2023/09/14(Thu) 11:06:34

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「『参った』か。若い奴には大体、ずっと思ってるがね」

歯を見せるようにしてにやにやと、どこかの猫のように笑う。

「ああ。俺が代金を払わなかったことがあるか?
 気にするなよ。必要なら、いつもの口座を使ってもいいぞ」

伝えられた金額については、特に悩むこともなく頷いて。
――かつて君に、『資金が必要なら使え』といってポンと渡した口座がある。
君が今でもそれを覗いているかは分からないが、
どうやらずっと維持しているらしい。


「まったく、お互いトシを取ったな」

勝手におじさん仲間にされそうだ。
ひょいと腕を伸ばして、ぽんぽんとあなたの肩を叩いた。
おじさんはスキンシップも好きだ。
(-259) gt 2023/09/14(Thu) 11:10:39

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「名前は覚えた。
 御同輩にもちゃんと言っておけよ。
 まったく、そういうものは伝えて置けばトラブルを防げる」

あっさりと頷き、あなたの覚悟を肯定する。

「元々言っていたとおり、俺は極力マフィアしか狙うつもりはない。
 特にやることはかわらないさ」

そして、その覚悟と決意に、


「お前ー、いいなあ」

ぽん、と。
…もしあなたが油断していたのなら、肩に大きな手が乗せられる。


「残念ながら"アリソン"としてはできないが。
 うん、個人的に応援する。
 お前は、」

きっとそれは、

「できるといいなあ」

       本心だ。
(-260) gt 2023/09/14(Thu) 11:14:06

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「…ああ、そうだな。
リヴィオにも伝えておいた方が良さそうだ。
アイツもアイツで、なんかありそうだったしな。」

いつもは前髪がミリズレるだけで動かなくなる男が
あの場では静かで、常に聞く台詞の一つも言っていなかった。

貴方と同じくらい、いやそれ以上に
何かを抱えている可能性は感じられたから。
確かに伝えた方が良いな、と頷いただろう。

「あの場でも言ったが
その方針に関しては異論はないさ。
基本的にはマフィアを。それともう1つの派閥も。」

油断というよりは貴方という人物に気を許していたからか
肩を叩くことは容易に出来て。
少しだけ驚いたように、男は目を丸くするのだろう。

「んっ…良いなって何がだ。兎も角、Grazie.
出来るといい、ってより、やるだけだよ。
そっちこそ上手く事が運ぶと良いな。」
(-262) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 11:24:35

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「あいつのことはよくわからん。
 同じチームだしお前のほうが近くにいる。
 サポート頼むぞ」

勝手に仕事を押し付けられている。根回しと言うか、強引というか。

「言葉通り、応援してるってことさ。
 ああ、お互いにな」

頷きとともにすぐに手を離すと、
カウンターの裏から袋を持ち上げた。


「ああそう、これ。
 持って帰れよ」

………新品の電気圧力鍋だ。安いものではないが、立ち寄った人間に押し付けるようなものでもない。
(-264) gt 2023/09/14(Thu) 11:39:34