人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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視点:


【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[同年代の女性と比べても小さめの白い手。
 勢い良く手を差し出したせいで
 普段見せないように気を遣っている手首が
 ちらりと見えてしまっていたことには気づかないまま。]


 
(-42) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:52:49

【人】 七海 聖奈



   ありがとうございます!


[ぱっと手を離すと、 
 その場を後にして、列を離れるのでした。]*
 
(75) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:53:15

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[駅前のロッカーに預けてあった荷物を取って
 向かったのはトイレ。

 
 今の格好では目立ってしまいますし
 見つかってしまったら計画が台無しです。


 推しの前で可愛い恰好をしたい、は
 建前ではなく本音ですが。
 それはそれとして、目立つ格好から地味な格好になれば
 バレにくいはずだ、なんて
 打算が全くなかったとは言えません。
 ブーツからスニーカーに履き替えて
 グレーのパーカーとジーンズに着替えれば
 さっきと雰囲気はかなり変わったはず。]

 
(-43) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:53:57

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[裏口が見える位置、それでいて
 相手からは悟られなさそうな物陰から
 スマホの画面を見ていれば
 サイン会が終わったのだと分かりました。

 渡した差し入れに入れたぬいぐるみ。
 それに仕掛けた発信機が、動いたからです。
 この差し入れを持って帰ってくれるなら
 その方が話が早いですけれど、
 何処かで捨てられてしまう可能性もないわけじゃない。
 
 絶対にあなたの居場所が知りたいんです。
 だから、あなたに見つからないように
 気を付けながら、恐らく帰宅するであろう
 その背を追いかけて。]

 
(-44) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:54:37

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[誰かを尾行するなんて
 勿論したことはありませんから
 後を追いながら何度もバレないか不安でした。
 道中、何か買い物がしたいのか
 お店に入っていくのを見たときは
 一緒に入ろうか少し迷って。

 でも、狭い店内で鉢合わせしたら
 言い逃れできない、そう思った私は
 流石に中まで入ることはせず。]

 
(-45) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:55:15

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[発信機も機能しているおかげで
 彼を見失うこともなく、追いかけ続けて―――――。]


  
(-46) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:56:03

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[そうして、私は目的の場所……
 血腹妖の自宅を突き止めることに成功したのでした。]**


  
(-47) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:56:25

【人】 葉山 裕太郎

***

[サイン会も無事に終わり自宅へ向かう。
今日のサイン会も読者たちには喜んでもらえたようだと安心したのもつかの間、煙草を切らしていることを思い出して近くのコンビニに立ち寄る。

お気に入りの煙草をカートンで複数、バラで何個か購入すると店の前で煙草に火をつける。
歩き煙草は今どき風当たりも厳しいし、灰皿も今じゃここくらいにしかない。

人のいない夜の今なら少しは許してくれるだろう。いや、もう許して欲しい。]

(76) 西 2024/01/10(Wed) 0:40:05

【人】 葉山 裕太郎


[気の所為だろうか。

ライターで煙草に火をつけているとふと誰かに見られているような気がして、辺りを見渡してみたものの誰もいない。

頭を掻きながら煙草を吸い終えると灰皿に吸殻を刺して、また家へと歩き出す。]

(77) 西 2024/01/10(Wed) 0:41:42

【人】 葉山 裕太郎


[そういえばサイン会の後、差し入れには何か危ないものが入っているかもしれないとスタッフの一人が心配していたことを思い出す。

とはいえ、そんなことをするのは悪意がある人くらいだろうしわざわざここまでファンでいてくれる読者に要らぬ疑いはかけたくない。

それに興味の対象は自分の書いた小説であって自分ではないのだから、そこまで警戒をする理由もない。

葉山は自分を案ずる彼らの言葉を聞き入れることはせず、そのまま持ち帰ってしまった。]

(78) 西 2024/01/10(Wed) 0:42:17

【独】 葉山 裕太郎


[ストーカーがいるだなんて思ってはいない。
それでももし、そんなのがいるとしたら、どうせなら今日一番目に並んでいたあの子みたいな子ならいい。

自分を盲信して近づこうとするような子は、いじらしくてとても良いのだから。]


(-48) 西 2024/01/10(Wed) 0:44:03

【人】 葉山 裕太郎


[マンションはオートロックがあるタイプのもの。万が一にでも不審者は入って来れない。たとえほかの居住者に紛れたところで、24時間交代で常駐している管理人達がそれを許すことがない。

高すぎるセキュリティは自身の意識を弛めてしまうもので、葉山は家の鍵を開けて部屋に入ると、そのまま貰ったぬいぐるみを執筆用のデスクのそばに置くのだった。

葉山の頭の中はいただいた紅茶を明日の朝に嗜むことでいっぱいだ。]**

(79) 西 2024/01/10(Wed) 0:45:40

【人】 葉山 裕太郎


[あれから数ヶ月経った頃、いつも良くしてくれている管理人さんとばったり会って挨拶をした時にお隣の住人の話を聞かされた。

このマンションは元々あまり引越しなどで人が出入りすることもなく、インターネットを探してもいつも空室がなく出たとしても一度に一部屋くらいという人気ぶりだ。
だからそれ自体が珍しいことだったのだが。]


   え。お隣さん、引っ越したんですか?


[管理人さんが教えてくれたその事実に葉山は目を丸くする。
お隣さんは確か女性で、引越し挨拶をした以外の関わりはほとんどなかった。

詳しくは知らないがどうやら交際していた男性とのトラブルのせいで、住む場所を変えなければならなくなったようだ。

自分には無縁のような話だけに、その時は大して重くは受け止めていなかったのだ。
隣が空室になったところで何の影響もないのだから……。]**

(80) 西 2024/01/10(Wed) 0:52:30