人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ ────薄汚れた腕を掴み、
  片手で軽々と短躯の男を釣り上げれば
  廻廊の手摺から業火が渦巻く階下へと放り出した。]


   貴様の先祖が好き勝手に造り換えたこの場所は、
   いずれ七諸侯が隠し持つ金で再建しよう。

   故に、貴様の手垢と靴底の泥が着いた
   偽りのシェーンシュタインに────価値などない。



      [ 呪われた血に流れる祖先の記憶が
        この場所を懐かしむ事はなかった。

        或いは、感動など既に失くして
        人でなくなってしまったのかも知れない。 ]*


 
(66) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 0:18:36

【独】 終焉の獣 リヴァイ

/*
復讐鬼かっこよすぎて語彙力が死ぬが。
ちまちま書き溜めてはいるけどやっぱ好きなんだよなあ。よしあすくん。

この時点ではリヴァイは矢印向いてないのが口惜しい。
(-21) あんのうん 2020/12/03(Thu) 0:52:48

【妖】 一 夜端

 
[昨日と違い統率の取れた動きで
 二人を取り囲み、行動の自由を奪った。
 担当教員、級友たちは確と認識しながら
 目を逸らし急ぎ支度をして教室から去っていった。
 巻き込まれるのは御免とばかりに。
 声を上げたところで止まるものは一人とて居らぬのだ。]
 
($0) ngr_rp 2020/12/03(Thu) 10:38:33

【妖】 一 夜端

 
[そうして、真昼と転入生と俺、
 俺のかわいい子分たちだけの教室。
 転入生は椅子に座らせ
 両手を後ろで纏めて縛り
 足は片方ずつ椅子の足に縛りつけた。
 暴れたとて数には勝てる筈もない。]


   今日は新入りくんの歓迎会にしよう
   持て成すのは――お前の仕事だ
          得意だよな?


[ぺちぺちと真昼の頬を手の甲で叩く。]
 
($1) ngr_rp 2020/12/03(Thu) 10:38:39

【妖】 一 夜端

 

   ちゃんと持て成せたら
         、、、
   昨日みたくご褒美をやるよ

   けど、出来なかったら――、
   ご褒美は新入りくんに
   あげることにしようかな?


[これはゲームだ。
 性欲を漲らせた子分たちの竿を鎮める役が
 二人のうちどちらになるかを決める道楽。]
 
($2) ngr_rp 2020/12/03(Thu) 10:40:23

【妖】 一 夜端

 

   ここにいる奴らみぃんな
   コイツが筆下ろししたんだ
   今日はいない奴らも、上級生も皆、な
   だから新入りくんは安心して任せて良いぜ?


[主催者はビギナーに笑いかけ見守りの姿勢に入る。**]
 
($3) ngr_rp 2020/12/03(Thu) 10:40:34

【妖】 地名 真昼

 
[昨日に引き続き偽りのない事実がまた
 無垢な空澄くんの耳孔を穢す。>>$3
 彼にはきっと、昨日も今日も
 意味のわからない言葉ばかりだろう。
 僕と君は生きてきた環境が違い過ぎるのだ。]
 
($4) nagaren 2020/12/03(Thu) 12:28:14

【妖】 地名 真昼

 

   ……僕がうまくできたら
   空澄くんには
   なにもしないでくれるってこと、だよね


[ゲームのルールを噛みしめるように呟くと
 決心したように俯きがちな顔を上げる。
 両脇から押さえられていた腕を振り解き、
 椅子に縛り付けられた彼の元へ歩み寄っていく。]
 
($5) nagaren 2020/12/03(Thu) 12:28:19

【妖】 地名 真昼

 

   ……何にも考えなくていい
         僕に任せて


[跪き、微笑んで見せると
 衣服に手を掛け、半身が出るように
 最低限衣服を乱していく。**]
 
($6) nagaren 2020/12/03(Thu) 12:28:27

【独】 地名 真昼

/*
あーーーーーーーー
すぐおっちん触ろうとするのやめようよ自分……
いやだって真昼が空澄くんの裸
あんまり見られたくないとか言うんだもん。。もん。。
嘘くさいから書かなかったけど……

落とした後で空澄くんのあしのゆびなめたくて仕方ない
みみのあなも
脱がさなくてもできるところあったな?!?!
令和最大の後悔
(-22) nagaren 2020/12/03(Thu) 12:37:50

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 ( 勇敢な人物の死に目には、必ず雨が降る。
   天泣という言葉がある様に────
   餞なのだとすれば其れは、

                 ・・
               実に結構な事だ。 )


 [ また一つ、名家が滅びる。
   主君に背いてまで独立を志した者達の旗が燃える。
   地図から、歴史から……消されていく。

       全ての領民と兵の行く末を賭けて
       決闘を申し込み、そして破れた男。
       その亡骸を雨が濡らしていくのを見据えては
       己が胸の内の向き合っていた。

   惜しい人間を亡くしたものだと、
   この戦争で初めて敵側に抱いた感情。 ]

 
(67) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 12:55:55

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 [ 其れでも振り返る為の時間が足りないのは
   残るベストラ家の本拠地が山脈の先、
   堅牢な自然の要塞の中にある故だった。

   21回目の命名日を迎えても、祝う暇もなく。
   葬られた墓も、焼けた城も、総てを春の芽吹きの中へ
   置き去りにして行軍は続く────…… ]


( 兵は休み休み入れ替わるが、己は違う。
  常に前線に立って軍を率いるのは、
  気が狂いそうになる程の熾烈さに身を置くことだ。

    戦場に出ると悪夢を見ずに済むことは、
    血腥い本質ではあるが、幸運とも呼べる。 )


 
(68) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 12:56:17

【人】 『ブラバント戦記』  



  723年 風の月5日

 第一回の出兵より三年。
 獅子戦役最後の攻勢が始まる。

 山岳に護られた高巣城を落とすのは至難の技。
 ベストラ家は近道となる全ての橋を落とした上で、
 魔道部隊が谷間を通る帝国軍を崖の上から迎え撃った。

 降り注ぐ氷の礫は火を用いて相殺する訳にもいかず、
 傷口に凍傷を作った兵がそのまま凍え死ぬ事もあった。

 帝国は丸一年と数ヶ月をかけてこれを攻略。
 舞台は城内戦へと移ることとなる。

 この戦いでの死者は両陣営合わせて数万人に及ぶ。
 魔法によって発生した洪水で行方知れずの者も少なくない。
 

(69) のーまん 2020/12/03(Thu) 12:56:47

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




  [ 人間にとってはこの世こそが地獄であると
     かつて説いたのは何処の誰だったか。 

        そして時は紡がれ
      戦況は刻一刻と姿を変え
      最期の仇を前にして、
 城壁の外ではまたも冷たき秋の雨が降る…… ]

          ・
          ・
          ・



  
(70) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 12:57:35

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム

 


[ ────迸る焔は怒りそのもの。

  向けられた切先に宿る其れは留まる事を知らず、
  溢れ出る程に術者の命を削る。
  業火に照らされる王の面持ちは対照的に冷たく、
  這い蹲る黒衣の男を無感動に見据えていた。>>0:64 ]


    [ 二百年の記憶を得てしても、
      彼等が背いた理由を悟ることは出来ない。
      それ程までに欲は歴史を左右し、
      同時に歴史書を複雑に変えていく。

       戦争の歴史こそが人間の歴史ならば、
       その火種である『欲』とはインキだ。


時と共により深く染み渡り、誰にも消すことは叶わない。 ]


 
(71) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 12:58:18

【人】    



 持てる術を全て使い切った上での敗北。
 総指揮官として捕えられ、引きずり出されたのは
 ベストラ公爵家、アイリー城主ユーダス。


       「 私の妻子にも手を出したな。
         これで満足か? 燎原の獅子よ。 」


 
(72) のーまん 2020/12/03(Thu) 12:58:56

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 貴様らは眠っている幼子も、
 きょうだいも、その妻も殺した。

 唯一落ち延びた我が祖先を錻力の玉座に追いやっては
 囃し立て……嘸かし可笑しかっただろうな。

 俺は貴様と同じ轍は踏まん。
 だがその旗を燃やし、史書から抹消するのは変わらない。


       [ 対峙する王は瞳こそ焔の色であれど、
         声色は何より冷たく悍ましかった。 ]


 
(73) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 12:59:22

【人】    




 既に妻子は西の大陸へ出る船に乗せられ、
 ベストラ家は実質的な滅亡を目前としていた。
 ユーダスは血の混じった唾を濡れた野草に吐き付ける。


     「 大昔の話だ。私とて当事者ではない。
       数百年の年月の内に事実がどう伝わったかも
       定かではないだろう。 」


 
(74) のーまん 2020/12/03(Thu) 12:59:48

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



 では誰が対価を支払う。天が恵み給うとでも?
 貴様の血肉と首に代えねば、
 我々に残るのは家名だけだ。

 ────貴様らが身勝手に踏み躙り、貶めた家名がな。


       [ 受け継いだ記憶がそうさせるのか、
         微かに声色に怒りが混じる。
         在り方で言えばとうの昔に人間ではなく、
         其れは四年に及ぶ戦で表面化していた。 ]


 
(75) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:00:14

【人】    




 ユーダスは歯噛みする。
 遠い祖先の行いなど彼の知る所ではない。
 だが血統が背負う罪は長く残り続け、
 善行によって洗い流される事は無いと理解していた。


       「 ハ、これまでもそうしてお前が
         犠牲にした者に報いて来たのか? 」


 
(76) のーまん 2020/12/03(Thu) 13:00:46

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 死者は蘇らない。これは生者への報酬だ。
 再びの栄光を示し、その忠誠が報われたと証明する為の。

         ・・・
       [ 誰もがお前の死を望むと言わんばかりに
         鋭い言葉を用いて言い切る。
         国の為、一族の為、家名の為。 ]



 [ 此処まで殺めて来た。これ程迄に死なせた。
   墓標が生者にとっての罪や喪失になるからこそ、
  
           “後戻りなど出来はしない”。 ]


 
(77) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:01:18

【人】    




 諜報と謀略に長けるベストラが
 皇帝の身に降りかかった事柄を知らない筈がない。
 相手が見据える物が“自分が去った後の未来”であると
 全てを悟った上で囁いた。


   「 ではお前自身はこれからどうする?
     その呪い、その力、とうの昔から知っているぞ。
            ────長くはないのだろう? 」


(78) のーまん 2020/12/03(Thu) 13:01:48

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 奥方の命は保証してやる。
 精々西の大陸で慎ましく暮らすが良い。
 全てを失った時、命に価値など無いと分かる。

        [ 見え透いた問いには答えない。が、
          僅かに覗かせたのは生き様への価値観。
          まるで自分が“そう”在るかの様に。 ]


 
(79) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:02:16

【雲】 燎原の獅子 ヴィルヘルム

 


[ 四年と七ヶ月。
  古き地図の姿を取り戻す為に費やした年月。
  それだけ長く戦っていれば、
  心がゆっくりと拉げていくのが嫌でも分かる。

  人は人を殺める為に自らの心を殺し、
  其れを定めと割り切るほどに擦り切れていく。
  自分は戦う為に生まれたのだと背追い込めば尚更に。

  自分を忘れて仕舞いそうな時こそ
  あの
小瓶
の存在を思い出しては
 
約束
の在処を想う。 ]


       ( 今なら解る。苦しみとは痛みでなく、
         傍に立つ者が盤上から降り
         二度と戻らないという喪失感だと。 )


 
(D1) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:02:43

【人】    




 僅かに滲んだ本音をユーダスは聞き逃さない。
 王の出生に纏わる噂、内政へ潜り込ませた間者の情報、
 そこから弾き出されるのは全身全霊での侮蔑。

    「 報復の為に生まれ育て上げられた
      レオポルド卿には最早何もないと?
      そうか! ────ハハハハハハ!  」



 
(80) のーまん 2020/12/03(Thu) 13:03:20

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



 [ ────だが、最期の仇を前にして火は揺らがない。
       降り頻る雨に掻き消されることもない。 ]



[ むしろ落ち着き払った様子で言葉を受け止め、
  やがて静かに唇を開いた。
  配下達が掲げる篝火の明かりが近付く。 ]


     ……“我 Wilhelm von Arenberg、
        テリウスの指導者にしてブラバントの王。
        家名の誇りに懸け、獅子の御旗の許に”



   “汝、Judas von Bestlaに死刑を言い渡す”。


( 吐き出せば、重荷は自然と消えた。
  而してArrynに然うした様に、首を落とすだけ。 )



 
(81) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:03:54

【人】    



  724年 冷の月28日

 長い長い戦争はブラバントの勝利で幕を閉じる。
 七つの諸侯が根絶され、彼等の家族の生き残りは
 実権を奪われるか遠くの大陸へと全員が流された。

 彼等は冬に差し掛かる山脈を越え、
 数週間をかけて帝都まで戻る支度を始める。
 ぬかるんだ高原が戦疲れを助長する中、
 重い足取りで北西方向へと凱旋するのだった。

 城主を失ったアイリー城はもぬけの殻となり、
 奇しくもシェーンシュタインの雨の再現となった。


(82) のーまん 2020/12/03(Thu) 13:04:30

【人】 征伐者 ヴィルヘルム



 [ 使い鳥に終戦の報せと行き先を託し、
   たった一羽、籠から高く送り出す。

   もう暗号を用いる必要も、
   撃墜される心配をする必要もない。
   筆は軽く、迷うことなく進み────


              “待っている”

          そんな一言で締め括られた。 ]


 
(83) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:07:39

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




 [ 誰かが訊いた。
   契約の果たされる時は来たか、と。 ]


        ( ────否、未だだ。
          報せを国に持ち帰る迄。
          得た物の処遇と治め方を決める迄。
          全て『王』の役割よ。 )

 [ 声は脳裏で囁いた。
   城に戻れば必ず命を貰う、と。 ]
 

 
(84) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:07:56

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




 [ 悪夢は完全に消え去り、
   一人の脳が抱えるには重すぎる二百年の記憶は
   眠る度に少しずつ薄れて往くのだった。

   三週間に及ぶ帰郷の中で誰かの名が消える。
   今では古き当主の名が思い出せない。 ]



[ 幼い頃から夢の中で継承し、植え付けられて来た記憶が
  抜け落ちれば、何も知らない子供に戻って行くかの様。

  充たされず、飢えと渇きに支配された獣の如く
  思考を占めていた
悪はその名残もなく。 ]


 ( 其の憎しみが誰の物であったのか、

      影も形もなければ確かめる術もない。
               ……そんなものだ。 )


 
(85) Saint-Exupéry 2020/12/03(Thu) 13:08:17