人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

似合うと思うのにい、とくすくす笑った。
そんな女が浮かべたのは、派手なシャツにサングラスのまま釣り糸を垂らすあなたの姿だったりする。
…でも、せめてそれよりはあの喫茶店で車を弄りながらコーヒーを振る舞っている方が、なんてこれは取り留めもない話。

「21、ですよお。」
「…いけないんだあ。女の子に年齢聞くなんてえ。」

宣いながら、指先が前髪を整える。
そのまま滑るように、するりするりと横髪を弄んだ。
(-265) oO832mk 2023/09/14(Thu) 12:57:39

【秘】 黒眼鏡 → 日差しにまどろむ ダニエラ

よせやい、と言うように肩をすくめる。
海を見ていることはあっても、魚釣りなんてしているところは見たことがない。
10年前からずっと、惰性のように同じことを繰り返している。
それは執着か、それとも残滓か。


「もうそんなか。
 トシとるわけだ」

しみじみとつぶやく声は、きっとガラス越しに潮騒よりは大きくて、けれど車内に響くエンジン音には負けてしまう。

「いいじゃねえか、お前ね、
 聞くべきことを聞いてこない男より、
 ちゃんと色々聞いて確認してくれる男のほうが
 QOL高いぞ」

俺みたいな、と笑う。
嘘である。
この男は、放任主義がアロハを着て歩いているような男だ。

そんな男に任せているのだから、車も好きに走っていく。
ハンドルがゆっくりと回って車線を変えた。
次の曲がり角を曲がれば、海辺沿いの道から一本内側へ。
そのまままっすぐ細い路地を勧めば、"待ち合わせ場所"へ戻るだろう。
(-266) gt 2023/09/14(Thu) 13:44:08

【人】 黒眼鏡


>>145 ペネロペ

「行けるうちに行っとけよ。
 俺なんか腰が重くなっちまってもう」

ここ以外ではほとんど見かけることがない男は、
のんびりとカウンターに肘をつく。
君たちを見送る構えのようだ。
短いやりとりで、"仕事"上必要なことが含まれていたようには思えない。
となればやはり、顔を見たかったというのが本音なのだろう。

そのくせ、来たら来たでこの調子なのだから、
なんとも放任主義がサンダルを履いて歩いているような男である。

「ああ、知ってるよ。必要なことは言うだろう」

お前ならな、と付け加えながら…お代と言われて、手のひらを突き出す。

「いくらだっけな? 忘れたな。
 次もちゃんと顔だしたら、その時払ってもらおうか」

…おごり癖が出た。

#Mazzetto
(146) gt 2023/09/14(Thu) 14:24:30

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「ああ、任された。
って、
おいおいおいおい。


ドン、と渡された電気圧力鍋。
近所の奥さんが持ってってと渡すお菓子やおかずほどの気楽さで。
流石に突っ込まざるをえない。

「なんでまたこんなもんを!
ドルチェを渡すくらいの気軽さで渡すもんじゃねぇだろ!?
つかアンタは使わないのかよ!」
(-267) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 14:40:17

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「なんでってお前、よっぽど料理に興味がないと
 こんなモン使わないだろ」
「俺はいらん」

ちゃんとレシートも入っている。
なんで買ったのだろうか。

「ホームベーカリーとホットサンドメーカーとジャパンの…タコヤキ?メーカーもあるが、それが一番高いんだぞ」

気を使ったみたいな言い方してくる。
(-268) gt 2023/09/14(Thu) 14:44:49

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡

母が亡くなり拾われた日から5年。
それ以前の付き合いも含めれば、もっと。
子供が大人を見て年月を想うのは、その姿に老いを見た時だけだから。
紛れた声が聴こえたとして、きっと共感なんて、できやしない。

「そうですかあ…?」

つまり、ただ、懐疑的な声が続く。というか当然、信じてない。
他に聞くべきことはいくらでもあろうに、聞いたのが年齢という辺りが特に。
そういえば女はあなたの年齢を詳しく覚えていない。
出会った時から大人だったあなたは、ただ“大人”であり続けている。

「……」

窓越しの海を、ぼんやりと。
あなたの大嘘に対する自分の意見を述べようとしたが、何故かこの時に限り言葉がまとまることはなかった。
そうする間に道が移り、デートの終わりを女も悟る。
(-270) oO832mk 2023/09/14(Thu) 16:46:01

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……ずっと? だらしない姿を見せすぎの間違いだろ」

「一応聞いただけだよ、払えねえとは思ってない。
 というかあの口座、……使わないなら今のうちに金塊でも買い占めておいたらどうですか」

あの金を最後に使ったのは貴方の直属を離れた直後、促して使わせてきたのはファヴィオだった。
可愛がって貰えているうちに使っておけと、良くも悪くも自分を甘ったれにした原因は俺自身の身の回りのものを他人の金で揃えさせ。
そして、貴方とは違った金の取り扱い方と、他人に
頼る
術を叩き込んできたのだ。


先ほど肩をたたかれたときは保てていた姿勢、それが続けばだんだんと上半身をうつ向かせていく。
最後には机に伏せて黙り込んで深く息を吸わされる羽目に。
普段は隠している
甘えん坊
の記憶が掘り出されていく、決して悪いものではないのだけれど。

「その言い方、本当に歳を取ったなあ……!」

おじさんの仲間にされそうな男はスキンシップに弱くなった。
その上怠惰を許されるともう動きたくなくなってくる甘ちゃんだ。

冗談抜きで腰が抜けると、額を抑えながらふらつくように立ちあがれば「眠いから戻る」と言って出ていこうとした。
ここは、居心地が良すぎる。疲れた時に来ちゃならん。まだ働かなければいけないのだから。

「本当にあんたは、……そういうやつだよ」

何もかも人のせいにしながら次の休日を頭に浮かべる。
結局はすべて事が起きてからでしか時間は取れなさそうだと、深く深くため息を吐くことになった。
(-272) toumi_ 2023/09/14(Thu) 19:22:36

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「そういう問題じゃねえし何で買った????」


レシートが入っているので
完全に貴方が買ったと思い込んでいる。

「高いのは分かったし、貰うけどさ。
使わないのにそんなに買ってどうするんだよ…」

何なら全部貴方が買ったと思っている。
ついでに自分も料理をそんなにする方じゃないので
署に置くかな……とか思っている。
(-277) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 20:24:19

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

「痛い目に合わないように支える人間は幾らもいるだろうよ。
 まあ、けれど。出来るだけの教育くらいはしておくとも。
 知らないおじさんが心配していたよって伝えておいてやろう」

からかうような言葉が苦言を受け流す。少しも真艫に捉えていないようだった。
そうでなかったとしても、仮に、そうだとしても。
犯罪組織の渦中にてその重責を担う貴方の見えないところで行われることだ。
周りの労苦や心配が実を結ぶときが来たとしたって、きっとずっと先のことだろう。

水を向けられた、如雨露の首を返すように視線は流される。
既に短いやり取りで、多くに納得をして、多くに満足した。
そこから先を、この部屋においていく必要はお互いに無い、そうだろう。

「何も。お前の顔を拝みに来ただけだ。珈琲の腕前もお目にかかれたようだしな」

皮肉っぽい言い回しとともに、長い指と素爪がカップをつついた。
ほんの少し小麦の粉がついた指を軽く払うと、手はそのまま机について立ち上がるのを助く。
用事はそれで済んでしまった。
部屋をいっそう狭く見せるような長駆が伸びて、入ってきたばかりの扉の方をつま先が向く。
帰りの見送りは、さて。『いい警察』を厭うなら、必要かもしれないけれど。

#Mazzetto
(-282) redhaguki 2023/09/14(Thu) 20:49:46