人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【人】 残氷 の エアハート

>>@11 リーゼロッテ
「まあ率直に言うと張り倒したくなりますね」

男は割と短気で直情的だった。

「とは言え物理的に不可能な場合はありますから。
 そう言う意味で力は常に欲していますし鍛えています」

物理的じゃない不可能はあるだろうに、
それについて想定できないのではなく、言及しなかった。

「……成程。つまり善悪は一切関係なく、
 『己に害成すか否か』を基準に思考しているのですね。
 ……良い事、とは正直、私は思えません。だけど……

 ──少しだけ、羨ましいとは思いました。
 ……お答えいただきありがとうございます。
 世界が広がりましたし、
 貴方と戦う時も覚悟を決められそうだ」
(37) poru 2021/12/11(Sat) 14:57:51

【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル

実にしょうもない、なんて瞳で挟みかけた足を一瞥するも、観念したように扉を開け放つ。

「ハン。タダで観せてもらえるなら、付き合ってやらんこともない。癪だけどな。
 幸いちょうど猫の戯れが済んだところだ。空いているといえば空いてる」

苛立たしさは表情に浮かんでいるものの、あくまでいつも通りに。声を荒げてしまってはそれこそ怪しいものだから。

「その代わり、くだらない話なら閉め出すからな。
 話す間にどれだけ依頼を探せるか、分からないはずもないだろ?」
(-71) backador 2021/12/11(Sat) 15:08:17

【秘】 残氷 の エアハート → 花売り妖精 アイシャ

 
「……。自分もまだまだですね。
 あの程度の事を隠しきれずに勘付かれるとは」

己の不甲斐なさを恥じるように笑って。

「……ええ、知り合いですよ。
 お互いに物心がついた頃から傍にいました。
 知人と言うより、相棒の方が近かったかもしれません」

「でも」

「人にとっては馬鹿らしいと言われるかもしれない。
 私にとっては譲れない理由があった。
 だから、彼に何も告げずに、全て置いて出てきたんです」

追いつかれましたけどね。と肩を竦めた。
つまり、あの時の騒ぎは。
ようやく相手が自分を見つけた状況だったと言う事。
(-72) poru 2021/12/11(Sat) 15:12:09

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「わかってますよ。何も全ての貴族を殺そうともしていない。
 わざわざ友人が敬愛しているのに愚痴を重ねもしません。

 ただ……随分とノアベルトは私の事を少し、
 過大評価していたように見えたので。
 それくらい俗な男ですよと伝えたかっただけです」

言い方から。差別を嫌いと言いつつ差別をしている。
その矛盾に気付いているのは明白だろう。
その上で止めない、あるいは辞められないのを
人間臭いと捉えるか、愚かと捉えるかは人に寄るだろうが。

「……期待をしていないとまで言われると、
 こう見えて負けず嫌いなので結構複雑なんですけども。
 いえ、友人や主人に成れる器だと思ってるとかまでは
 言ってないんですけどね?正面から言われるとね?」

つまりやはり気にしてるらしい。
聞けば聞くほど、品行方正とは随分ズレた男だと、
割と評価を気にする男と薄々伝わっているかもしれない。

「一番ができたら死ね。或いはこちらを一番に、か」


「──私は叶えられませんが、そう言うの、好きですよ。

 最も私に主人に成って欲しい人なんていないでしょうけど」

おやすみなさい。そう手を振って、別れて。
次に会う時は此方の話をするだろう。
それはきっと、貴方が想定していた方面ではないだろうが。
(-73) poru 2021/12/11(Sat) 16:03:12

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
と言う事で別れる秘話を送らせて頂いたばかりですが、
当方、狼の噛み予告に参りました。


と言う訳で、何か希望のシチュエーションなどありましたらそれに沿うように合わせます。
何もなければ、普通に勧誘させて頂いて失敗したらハイ通報。と政府に密告予定でしたが、暴行とか尋問して欲しいとか、勧誘にむしろ乗ってくれる(フリだけでも)などありましたらそれも行います。
逆にお忙しいのなら簡単に「こう言う事をした事にして欲しい」と伝えて頂ければ、狼の方でもそう言う事にしたと共有しておきます。よろしくお願いします。
(-74) poru 2021/12/11(Sat) 16:07:44
チェルシーは、辺りを見渡した。
(a19) tablerder 2021/12/11(Sat) 17:00:26

チェルシーは、二人がまだいないことを知っている。
(a20) tablerder 2021/12/11(Sat) 17:00:47

【独】 大道芸人 チェルシー

寝ぼけているけれど 知っているってよりは違くない?
違くない? なんか諜報者匂わせみたいになったな
いっぱい見たけどいないね・・・・みたいなニュアンス
(-75) tablerder 2021/12/11(Sat) 17:08:12

【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ


「オオカミ?何のことだ?……なんて、ここに来てすっとぼけても意味ないか」

屈んで、顔を近づけて、そこから見上げるように。
帽子のつばから覗く右目、有鱗目特有の細い瞳孔、鮮やかな水晶体は、怒りも悲しみもなく、真摯に貴方を見据えた。

「お前の存在は革命の妨げになる、と見た。いわば言論の自由に対しての見せしめといった方がいいか。

 やることは簡単、些細な尋問だ。この都市の埃である俺が担当するのは、おたくには不本意だろうが……

 ……ま、抵抗しないなら手荒な真似はしない。ただ、話すことを考えて、事が運ぶまでお利口さんにしてくれたらいい」

余所には聞こえないように、小さな言葉で、ハッキリした発音で。そう宣った。

/* お気になさらず……ゆったりいきましょう。何か暴力系統を行う場合はワンクッション置くようにしますね。お好きに避けるなり、あるいは怯えるなり無駄だと諭すなりすればやめてくれます。
(-76) backador 2021/12/11(Sat) 17:17:40

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト


「……飯選びには付き合ってやらないぞ」

酒場にて。視線が合って、あなたの探し人が自分でありそうだなと思った時には不意にそんな言葉が口をついて出た。
(-77) backador 2021/12/11(Sat) 17:30:49

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

「おや?これでも私、今は頗る気分も機嫌も良いのですが。
 随分と其方は御不満と言ったお顔で。

 下手と仰いますけど、素直になろうとしてくれないのはそちらですよ。それじゃあ誰も善くなりません。……ですが失望しないと善くなれないなら、わかりました」

貴方の全身を殴り続けたその手でその前髪を掻き揚げる。
何か悪戯を思いついた時。或いは慰める時。
こうしながら子供じみたはにかみをいつも浮かべていた。
今は、子供じゃなく大人でもなく、何かに染まった目。

「どうにも私の事を私と見てくれてない節がありますけど、
 ちゃんと記憶もありますよ。“あの手紙”も、
 “それを見たからあのような行動に走った”事も、全部。

 真意だのどうしてだのって言ってましたけど、
 “そもそも貴方が理由だった”のは最初から同じ。
 貴方のその流れる血のせいで、そも離れたのですよ。
 
ずっと黙っていた裏切り者の貴族の傍にいられないって」


貴族嫌いは当時から相当な物だった。
差別を悪としながら、この男本人が差別を行っていた。
それを矛盾していると理解はしていても、納得はしない。
下級市民の生まれで清廉潔白な性格に成れる筈がなかった。

──そんな状況で、思想の男に貴方が明かせる訳ないと、
考えられるはずなのに、それでも感情の矛盾に耐え切れず、
あの日、男は自分にすら嘘をついて、全てから■■た。

「……これ、今は大分落ち着き大人しく言ってるんですよ?
 本当は恨み言だの嫉妬だの呪詛だの、“尋問”に向かなくなるので。調整が入れられて、だから話せている。それとも素の感情をありのままに聞きたかったですか?罵倒、凄いですけど」
(-78) poru 2021/12/11(Sat) 17:36:20

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
貴方の部屋、或いは仕事帰りの貴方を外で捕まえるか。
正しく人気がない事を確認した状況で、その割にいつも通りの人す気のする軽い笑顔で、片手をあげて貴方に声を掛けてくる。

「さて『ここ以外では何と言われようといつも通り』──
 そう言われてましたが、これは昔みたいに
 時給じゃ貴方の時間を買い取れませんかね?」

昔、最初にまともに会話をした時の事を言っている。
あの時は何だかんだ言いつつも面倒見のいい貴方の事だ、物好きと言いながらきっと会話をしてくれただろうが。

「勿論ここでとは言いませんよ。“いつも”の場か、
 “友人”しかいない酒場や宿ででも構いません」

今回は内容が内容だ。外で一切話したくないのも自然だ。
故に応じてくれるか、男もまだ確信は持てていない。
持てていないが、声を掛けてくるのもまたこの男である。
(-79) poru 2021/12/11(Sat) 17:43:05
エアハートは、"裏切者"、と吐き捨てた。
(a21) poru 2021/12/11(Sat) 17:44:31

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「ハァ〜ア……
 遠回しに話しかけてくんなと言ったつもりだったが?
 それにお前らと来たら俺を誘う口実に酒しか使えないのか。どこぞの娼婦のがまだ手数があるぞ」

言い草からして既にどこぞの蝙蝠に誘われていたのか、ほんの僅かに朱色の差した頬で部屋から出てくる。
酒に強い配達屋のことだ。これでも恐らく酔いのうちに入らない……とでも言ってのけるだろう。

とどのつまり。
一度はもうタダ酒につられて出てきた、ということ。

「どこでもいい。勝手にしろ。
 行き先を一緒に考えてやるほど俺はお人好しじゃない」
(-80) backador 2021/12/11(Sat) 18:36:12
スカリオーネは、頬杖をついて窓の外を見ている。
(a22) shell_memoria 2021/12/11(Sat) 18:43:40

ミズチは、昼食を食べ損ねたらしいです。
(a23) 66111 2021/12/11(Sat) 18:51:40

オーウェンは、なんでお前らは俺を誘い出す口実がタダ酒ばっかなんだ。
(a24) backador 2021/12/11(Sat) 18:54:12

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 花売り妖精 アイシャ

夜の間。花占いをしていた貴方がおおかた配り終え
人がはけた時間を見計らい、一人の男が話しかける。

「大盛況ですね、アイシャ。
 一つ、あたくしももらいたいのですが……
 それとは別に、花が入った籠を一つ売ってほしいんです。
 こんな時に仕事の気分にはなりませんか?」

張り紙の方を見て苦笑いを浮かべる。
それもそうだろう、気分が上がるような話題でもない。
(-81) toumi_ 2021/12/11(Sat) 18:55:27

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>a24
 お話しよ〜〜〜だけで誘うよりも受けてもらえそうだから…? なんかこう、オーウェンにとっての明確な利益がないと、馴れ合う理由なんてないだろみたいにされかねないところある。ありませんか????
(-82) 66111 2021/12/11(Sat) 19:08:35

【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「その言葉、お返ししますよ。しがない灯屋の名前をよく覚えていらっしゃいましたね。
そのように他人に気を配る事ができる方は、この街ではそう多くはありません」

自分以外の誰かの事まで抱えられる者は此処では少ない。
だから革命だなんだという話が出たのだと、これは思う。
半ば荷物置き場になっていた椅子を自分用に引き摺り、貴方の向かいに腰掛けた。

「……それなりに知っていた者が相次いで連れて行かれると知らされたものですから。わかっていて何もできないというのは、酷く歯痒い」

先程は見苦しいものをお見せしましたと目を伏せる。

「いいえ。どちらにしろ寝れませんでしたし。
―――ひとつお聞きしたい事があります。
フランドルはこの騒動の発端。革命や反乱を、どう思いますか?」

こういう話、今酒場ではできないでしょうと添える。
これの考えは……酒場であのような胸の内を曝け出した後だ。少なくとも政府側に肩入れしていないとはわかるだろう。
(-83) sym 2021/12/11(Sat) 19:20:12

【念】 灯屋 レイ

捕まえて来る


思わず復唱。今から?どこで?なにを?
間違いなくこれはガルムの善意だ。眩しいほど純度100%。
そして、ヘルはガルムの狩りの腕前を一切疑っていない。捕まえて来ると言うからには、捕まえてくるのだろう。
しかし、いったい何を?どれがうまいのか狩場で迷い始めはしないか?そもそも、どこで調理するつもりなのだろう?

「…………」

熟考。

では、調理場を探しておきます


善意には善意を返す。
ずれを指摘するどころかそのまま突っ走り始めたふたりの明日はどっちだ。
(!8) sym 2021/12/11(Sat) 19:22:16

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

/*
やっぱりあなた様が狼でしたのね!!
まんまと噛まれますわ〜〜。
一つあるとすれば勧誘後、少しだけ返事を待ってほしいと離席をする旨を一つ置くと思いますわ。
その後は煮るなり焼くなりと思っていましたが、狼様が執行なさるの?それとも政府の方が執行したことになさるの?RPとしてはお話したいですわ〜、どちらにしても乗り気で返事をすると思いますの。担当はエアハート様かしら? ご都合に合うようによろしくお願いします〜
(-84) toumi_ 2021/12/11(Sat) 19:43:43

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
「はて、“お前ら”と言われましてても元々この手法を
 使ったのは此方が先だったと思いますがお忘れですか?

 或いは──遠回しな“そう言う行為の”お誘いで?
 だったら申し訳ない。その辺りはどうにも鈍いようで。
 手解き頂かないとお好みに合う行為ができるか、
 指定がないと選ぶのに迷う悪癖がある物ですから」

冗談か否か。わかり辛いいつもの笑顔で。
少なくとも清廉潔白とは程遠い話題を口に出す。
鈍いと言いつつこの口調だ。
経験がないなんてことは、まずないのだろう。

「とは言え誘いが被ったのは偶然とはいえ、
 少々タイミングが悪かったですね。

 行先は提示できますが、日を改めましょうか。
 介抱を面倒臭がって放り出すには向かない場ですので」
(-85) poru 2021/12/11(Sat) 19:49:05

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
一度返事を置いてくれても大丈夫なんですが、こっそり監視は付けますけど平気でしょうか?(勿論気付いてくれたり壊してくれても構いません)

あとは思想改革(手段は問わない)を尋問の事でしょうか?>執行
こちらも噛み対象様の意見を基本は汲む様にしていたのですが、お話ししたいとの旨は了解ですがどんな感じの方向でのお話が良いでしょうか。

基本的に尋問や思想改革などの執行は、言う事聞かないとか反抗的な相手に行うので、素直に乗り気で返事してくれるなら別段する理由がないんですよね。勿論「いやそんな二つ返事は怪しい」って体で暴行する事は可能ですので、それを望まれるならそれを行いますね。

なのでお話の方向性だけ教えて頂けると助かります。今回の担当は私エアハートになりますのでよろしくお願いしますね。
(-86) poru 2021/12/11(Sat) 20:00:49

【人】 灯屋 レイ

>>31 アイシャ
どうしてその花を指したのか。
ただ向けた先にあったのか。それとも、貴方の瞳の色と同じそれについ意識が向いたのか。

差し出される紫の花を見つめる。不信感。期待。
どこか、見透かされているような気さえした。


「期待に応えられるかは、わかりませんよ」

リボンの添えられたラベンダーを受け取る。
壊れ物を触るように、両手でそっと。

「―――私は、貴方のような。
このような場でも人々を和ませる事ができる、笑顔を振りまける、貴方のような者が。
何事もなく過ごせる場所を願っていました」

張り紙を見たこれにとって、その願いは過去形だ。
礼を告げ、対価はまた後日にと続けただろう。
(38) sym 2021/12/11(Sat) 20:13:09

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>@4 フェリックス様
「お気に召したのであれば、幸いなのです。
 またべつの日に、違うお花占いを用意しておくのです。その時も御贔屓にしていただければ嬉しいのですよ」

ふふ、と笑みを浮かべて小さく頭を下げました。
続く言葉には、反応を見せる事はないでしょう。ただ、花売り妖精はいつものように振舞うだけです。
(39) otomizu 2021/12/11(Sat) 20:23:06

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
「おや手厳しい。
 とはいえくだらないかどうかは君の決める事。
 閉め出されないよう最大限努力はするが、確約はできないな」

苛立たしげな表情にわざとらしく肩を竦めて。
扉が開け放たれたならこれ幸いと部屋の中へ足を進めた。
その後は多分、勧められずとも適当な所に掛けるなりして。
流石に懇切丁寧な饗しには期待できそうにないから。

その傍らに、
手土産だ、なんて言って酒瓶を差し出したんだろう。

「多分、君としてはもう
 うんざりするほど話したような話だろうけどさ。
 君、あの"猫被り"は仕事でやってるのか?
 幾ら仕事は選ばない"埃運び"とて、損得勘定ができるなら
 何もあんな泥舟に乗る事はないだろう。」

新参者もそれ以外も下手を打てば等しく"トカゲの尻尾切り"。
加えてこの素性の知れないよそ者の役者でさえ引き入れる始末。
体制は組織としては杜撰も杜撰、
内情を鑑みるに恐らくは資金繰りも芳しくはない。

単なる損得勘定の上であれば、幾ら何でもリスクが大きすぎる。
であればその不利益を押して受けるに足る理由があるか。
そんな"仕事仲間"としての疑問。

「勿論話したくないならそれで良いのだけどもね。
 それならそれで、もっとくだらない話をしようじゃないか」
(-87) unforg00 2021/12/11(Sat) 20:34:39

【秘】 花売り妖精 アイシャ → 残氷 の エアハート

「全てを隠し通すことが、必ずしも良い事とは思わないのです。
 隠しきれないほどの感情が漏れ出すのには、それなりの理由があるはずなのですよ」

気にしないでほしいのです、と微笑みを返します。

「幼馴染、に近いのかもしれないのですね。
 なるほど、確かに置いていかれた側のフランドル様としてみれば、
 ようやっと探し当てた存在なのです。

 それならば、ああいった反応になるのも頷けるのですよ」

敵対している者同士、ここであったが百年目というわけでないのなら一安心なのでした。

「ちょっと喧嘩になってしまうんじゃないかとひやひやしていたのですよ。

 ……もしよろしければ、その譲れない理由もお聞きしてよいですか?誰にも言わないと約束するのです」

とはいえ、部屋の外では話しにくい事かもしれませんけれど。
(-88) otomizu 2021/12/11(Sat) 20:50:53

【独】 灯屋 レイ

「…………何か、めぼしい依頼は?
 ……魔物退治で、いいのだが……食えるヤツとか……」


もしかして:魔物料理
(-89) sym 2021/12/11(Sat) 21:02:40

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

──日は移り、天から差す月明かりが怪しく華やかな都市を照らす。
それが暗い雲に隠れて、都の底にある陰りが差す、そんな時分の事。

「……わざわざこんなところにまで……ご足労、痛み入るわ」

死霊術師の工房に、ガタガタと物音を立てて衛兵が足を踏み入れる。

"何と穢れた居住まいか!"

"これが〈泥掬い〉の根城……"

"吐き気がする……腐肉の匂いだ"

などと騒ぎ立てる、取るに足るほどでもない画一的な装いのそれらに、
皮肉気に口を聞きながらも抵抗をすることはない。

何かの液体が入っていたであろう小瓶を片手にしながら、
自らを取り囲む衛兵をぼんやり……まるで無関心な様子で見やる。

「……どうしたの? 私を連れていくのでしょう?
 貴方たちを自由に操れる、腐った脳みその所まで……」

腫物を触るように警戒する衛兵に、不敵な笑みを向けながら言って。
(+0) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:26:24

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

『気味が悪い……何を企んでいるのだ、この反乱分子め……!』

衛兵のひとりが、その手に持った武器で死霊術師を殴打する。

「……っ……別に、何も……?」

打撃の衝撃に小さくうめき声を上げながらも、やはり抵抗はしない。

"もう、そいつは買い換えないとな……"

なんて、別の衛兵は至って真面目な調子で。

──死霊術師の扱いなんて、凡そ、こんなものだ。

その後も、死霊術師は抵抗もせずにそのまま連行される。

それが却って衛兵たちの恐怖や不信感を煽るのか、
拘束された後も理不尽な扱いは止まることはなかった。
(+1) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:30:51

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

カチリ、と音を鳴らして。
その日のどこか男はあなたの背に再び訪れた。

そして簡潔に一言。
「反乱軍に誘われました」
、と貴方の耳に届かせる。

「まだ答えていませんが、なんだか嫌な気配がします。
 今ですら軽い監視をつけられていて。
 壊してきましたが、きっと二度目はないでしょう。

 どう答えてほしいですか、それだけ聞きに来ました。
 あとは追加の依頼など、人に言えないことがあれば。
 主の不都合なく動けるのは、……今夜までですから」


感情を出さず、静かに言葉を落とし。
少し憂い気な声で貴方の答えを待つのだろう。
(-90) toumi_ 2021/12/11(Sat) 21:32:04

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

そうして連行され、衛兵たちの長であろう人物の前に引き出される。
打撲や擦り傷など、衛兵に痛めつけられた跡がはっきりと残っている。


……この程度、冒険者をしているのなら軽い傷でしかない。


諦念か、覚悟か。
こうなると理解していた死霊術師の瞳に、恐怖や怯えの色はない。

じとり、纏わりつくような視線を目の前の人間に向け、
下賤な優越感に浸るその姿を収める。
(+2) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:33:00

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

『……最初に見つかった反乱分子は貴様か。
 〈泥掬い〉ペトルーシャ……
 フ、クク……何の驚きも……
 感慨も感じられないよ……どうしてだろうなあ?』


「……あなたたちはそんなに恐ろしいのね、
 私たちのような死霊術師が。
 金貨500枚だなんて、随分と高く買ってくれるのね。
 ……うぬぼれかしら?」


『いやいや、お上の方々はお前たちのような……
 塵芥拾いの事もよく見てらっしゃる。
 だからこそ、下賤の者に関わらずに……
 真っ先に連れてきたのだ、こうして──』
(+3) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:34:30

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

 
 
 
            「             」
 
 
 
(+4) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:37:29
ペトルーシャは、"何か"の単語を呟いた。
(c0) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:37:48

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

『貴様……!いったい何処でそれを知った!』

男は酷く興奮した様子でペトルーシャに詰め寄る、それに向けるのはやはり不敵な笑み。

「……やぁっぱり。
 貴方たちが人間を墓に埋めてまで隠したいもの、
 墓を荒らしてまで見つけ出したいもの……
 死に近い私たちには、何だって筒抜け……
 だからでしょう? こうやって、私たちが邪魔だから」

骸糾問。
死霊術師であるペトルーシャが行使できる力のひとつ。
物言わぬ死者から言葉を、情報を、真実を。
あらゆるものを引き出すことのできる術。

口封じに誰かを殺して始末することなど、
古今東西、どんな場所でもありうる話だ。

死人に口無し。

黙して語ることのできない死者が、どれほど喚き、騒いだとしても。
それを聞くことのできない生者にとって、それは無いものと等しい。

……ならば、それを聞くことができるものがいるとすれば?
(+5) 7_hertz 2021/12/11(Sat) 21:39:36