人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【鳴】 星になった カテリーナ

「……もぉ……本当に、みなさん甘いんですからぁ」

やっぱり苦笑が漏れてしまいます。
そんな船だから私が今の私で居られるのも、
事実なのですけれど。

「はぁい、お願いします。
 きっと、守ってくださいね」

『カテリーナ』を。
呆れたフリをして。切なる願いを預ける。

まさかその裏で眠り姫にされているだなんて、
思ってもいないのだけれども。
もし、”いつか”が訪れたら……その時は。
たくさんの涙と感謝の言葉があなたに贈られるでしょう


「……。」
「わるいこ、にさせちゃダメですよぉ。
 ちゃんと『いいこ』でいないと、
 今度はもっと怒られちゃいますよぅ」

その優しさに瞳が潤むのを感じて。
無理やり拭って、そう答えます。

でも、もしも。
もしも、”私”も居ることができる未来。
そんな奇跡が起きるのなら、その時は……甘えさせて貰いたいです。
(=10) 968. 2024/04/13(Sat) 18:35:21

【秘】 メイドッwワハハwマン マンジョウ → 商人 レオン

>>-103
「んんwww聞き逃さないwwwやはり敏腕wwwwww」

なんでこの優秀な右腕、よりによって自分の部下になったんですか?そしてなり続けているんですか?キャプテン的には長年の疑問だ。別に問う理由がないから問わないというだけで。

「えwwwオッフwwwドゥフェwwwwwフォカヌポゥwwwwwww
 なーんで皆して拙者にカポやらせようとするのwwwww
 拙者どれだけ長生きしなきゃいけないんでござるかwww
 ふえぇwwwおかしなことを頼む右腕がいるwwwww
 タチケテwwwタチケテwww大人の男の人呼んで〜www」

今、大人の男の人二人が会話をしています。
別に拙者レオンタソなら全然上やれると思うんだけどなーwww
なんて首を傾げながら、でもまあ、既に別件で"そうあれ"と言われてるのもあるし。

「まあ〜wwwでもレオンタソがそういうならwww
 拙者もやぶさかではないwwwいやでもwww
 今からカポ目指すのか〜wwwなる頃にはwww
 隠居する年齢になってそうだな〜wwwwwww
 そうなったら素直に隠居させてクレメンスwwwww
 いやでもwwwヴェスペッラ手放したくないな〜www」

そうやっていつも通りに笑って、笑う間も仕事の手は止めず。いつになるかはわからないけど、なにより推しの願いじゃ断れない。

「まwww期待せずに待っててちょwwwww
 拙者もヴェスペッラをよりよい環境にしてwww
 推し達には幸せに過ごしてほしいでござるからな〜www」

と、言う事で。
あなたの願いはどうやら、無事受理されたようですよ。
(-105) shell_memoria 2024/04/13(Sat) 18:54:36

【秘】 黄金十字 アウレア → 星になった カテリーナ

『……成程なあ』

ああ、と思った。ここにも一人、似た者同士。

『俺様ちゃんも、だよ。教会に居た家族が殺されたんだ。
 義体主義の宗教でね。紛れ込んでた純人間主義の神父が、
 あたしの居ない間に教会に火ィ点けたみたいだな』

データ端末が燃えずに残ってて良かったよ、と。
宗教同士の対立。それから裏切り者によって齎された多くの死。
それはもしかすると、この船で起こるかもしれなかった事によく似ている。


『気持ちが分かるとは言わねえさ』
『でも、俺様ちゃんも同じような事はしてたから』

自分も復讐を望んだから。


『責めらんねえな。その気持ち自体は』

『……安心しろよ。カテリーナは可愛い可愛い部下だぜ?
 これからも勿論ヨロシクしてやるさ』

アウレアはあなたの意志を否定することはない。
道が違えばぶつかるのみで、今回がそうだっただけ。

『お前も部下に来てほしいものだけどな? アンジェリーナ』
(-107) susuya 2024/04/13(Sat) 20:34:02

【独】 星になった カテリーナ

0900 ヴェスペッラ上層――公園

監視の下、罪人がいつも通りに散歩をしている。
数日後、ヴェスペッラはセントラル・コスモスへ帰る予定だ。

「今は……夏に設定されているんですね。
 春の景色にしていただいても良いですか?
 あのお茶会を、思い出したくて」

自身では勝手に操作できないから、と。
監視役に告げて、ベンチに座る。
監視役の警備ロボは操縦室の権限者に連絡を取り、
許可を得た上で、その”お願い”を実行しようと、
罪人の傍を離れた――
(-106) 968. 2024/04/13(Sat) 20:35:14

【赤】 星になった カテリーナ

――――――

結局、秘匿通信は復旧することなく、その役目を終えました。
そもそも聞いている人も、もういないはずですが。

――――――ザッ

それでも、つい。
いつも通り・・・・・立ち上げて……
(*0) 968. 2024/04/13(Sat) 20:36:01

【赤】 星になった カテリーナ

『アンジェリーナより連絡します』
『予定通りに取引を終えて帰投いたします』

『……。』
星は輝いて生きていますか?』
『あなたの傍にブルースター花言葉:幸福な愛は咲いていますか?』
『もしそうなら、嬉しく思います』
『もしそうでないなら、』
『お茶と、クッキー。
 それにオレンジ・マーマレードをご用意して、』
『夜にお待ちしましょう』

『……。』
『以上です。』
(*1) 968. 2024/04/13(Sat) 20:37:04

【独】 星になった カテリーナ

通信を終えた後、戻ってきた監視役を一瞥して、
独り言を零す。

「私もこの公園が好きです。
 特に春は。秋も、冬も、夏も、嫌いではありませんが」

見る見る間に、景色は夏から春へと逆戻りしていく。
それが終わるのを見届けて立ち上がった。

「ありがとうございます。
 許可をくださった方にも、お伝えください。
 それでは散歩の続きを」

ゆっくり、歩み始める。
通信状況を知らせるランプは、もうついていなかった。
(-108) 968. 2024/04/13(Sat) 20:43:01

【鳴】 商人 レオン

若さを保つための方法も、命をつなぐ方法もある時代。
寿命なんて言葉はなくなった、なんていう人も居る世の中だ。
いくらでも、その時を待つことは出来よう。

不幸で命を落とし、蘇生ができなくなったとしても。
意思を繋ぐ相手もいる。
だからそれを信じさせるだけの自信はあった。


「わかってないね。
 いい子も悪い子もキミであることに変わりない。
 俺にとってはどっちでも良いんだ。悪い事をしても、それを咎める力も褒める力も俺にはあるんだからね」

勿論、アウレアを差し置いてということもあるけれど、それでも目をかけている子だ。
このまま全部を散らせる気は毛頭ない。


「だから、安心して眠れ。何、悪いようにはしないさ」

Buona notteおやすみ、いい夜を CaterinaAnfelina
(=11) eve_1224 2024/04/13(Sat) 21:30:16

【秘】 星になった カテリーナ → 黄金十字 アウレア

「そうなの、ですね……」

薄い表情に、それでも驚きと分かる色が乗る。
同時に哀しみも。

「……。」

その悲しみは、その苦しみは、その恨みは、
きっとあなたにしか分からないもので。
自分と似ているからこそ、分かるなんて言えないから。
哀しみの色だけが取り残された顔で、小さく頷いた。

「アウレアさんは……アウレアさんの家族は、
 もう笑っていてくれるのですか?」

あなたの記憶の中で。
そうであってほしいと願うように、問う。

「はい、あの子は可愛い、ですよね」

これは姉馬鹿仕草。

咳払いひとつ。

「あなたにそう言っていただけるなら、安心できます。
 あの子を、よろしくお願いします」

「私も、ですか……?
 ……そのお気持ちだけでも、嬉しいです。
 でも、そこは……あの子の居場所ですから」
(-109) 968. 2024/04/13(Sat) 21:56:27

【秘】 商人 レオン → メイドッwワハハwマン マンジョウ

>>-105
「トップってのは、仕事が出来るだけじゃ務まらないんですよ」

だから俺にやらせようとしないでくださいねと笑う。

 大体、貴方が売られてきた俺を拾ったんです。
 最後までついていきますよ、今度こそ。


なんて、この男も口にすることはないのだけど。

「何いってんですか。
 当分は隠居なんてさせませんし、この船を手放す必要もありませんよ。
 期待はそうですね……、あんまりやると逆に失敗されそうなんで、ほどほどにしておきます」

受理されたようでほっと一安心。
部下に淹れてもらった珈琲を口にしながら、送信されてきたデータを承認。
今日も無事に、ヴェスペッラは運行中。
次の目的地はどこの銀河か。

「だからヴェスペッラの皆かぞくのために、
 頑張ってくださいね、キャプテンお父さん
(-110) eve_1224 2024/04/13(Sat) 21:58:03

【秘】 メイドッwワハハwマン マンジョウ → 商人 レオン

>>-110
「うーんwwwやはりポタクじゃなければwww
 キャプテンは務まらないということwww」

絶対そういう事ではないんだが。まあ、多分譲れと言われたらイヤイヤ期に入るに違いない。そういう意味では右腕の立場は安泰だ。

「ふえぇwww拙者の穏やかな老後計画破綻www
 まあ計画とか練ってないけどwwwいや〜www
 死ぬならこの船の中でがいいかな〜wwwwww
 ナンチテwwwいつか拙者が死ぬ時は誰かに譲るか〜!www」

軽口を叩きながら、今日も画面やらキーボードと向き合って。

「ンモー推しに言われちゃ断れないでござるな〜!wwwww
 はいはい、拙者にお任せあ〜れ〜www
 手始めにシステムθタソのセキュリティチェーック!www」

へらへらしながらも、お仕事は確実に。今日も一日、
家族推しのために、頑張るぞい!www
(-111) shell_memoria 2024/04/13(Sat) 22:17:36

【鳴】 星になった カテリーナ

「じゃあ、」
ありえないもしも、が許されて、

「私が悪い事をしそうになった時は、叱ってくださいね!」
今度はこんなことになる前に。
あなたの言葉ならきっと、私たちに届くでしょうから。

私の為したことの罪は消えませんし、
出会えた理由は良いものではありませんでした。
でも、あなたと。あなたたちと出会えたことは……
幸運だったと、思います。


「……はい」
「起きたら、またたくさんお話してくださいね!」

静かな肯定と、朗らかに望みを返して。
いつかの通信を終えるのでしょう。

Arrivederci felici giorniさようなら 愛しき日々
(=12) 968. 2024/04/13(Sat) 22:57:37

【独】 機関士 ジャコモ

その滲んだ瞳は、星なんてひとつも捉えた事がなかった。

身体も、声も、名前も、人生も全て奪われ、
皮肉なことに記憶だけは残されたまま捨てられ、
ジャンクヤードのゴミ箱や排水溝何かに必死に食事を求め、
ようやく見つかった第二の住処でも"代用品"としか扱われないと知った時、
自分が強く人間としての生を求めている事に気づいた。

もうそうとしか扱われないのならば、
そうやって生きて行ってもいいんじゃないかと諦観する程、
俺の世界に"星"は一つ足りとも輝いていなかった。


それは唐突に、
ぽたりと一筋のインクを書物に垂らしたかのように、
魔法をかけられたかのように、幻想生物"星"を見る。

それからの旅は、竜に導かれた見知らぬ広い空ばかりで。
自分には夢物語としか思えないものと山のように出会った。

ダチと旅行の約束をした。猫と船の夢を見せて貰った。シスターと酒盛りした。喧嘩する程、仲がいいは当てはまらないと知った。
ただの普通にしか見えない女とこの俺なんかが"仲間"になった。

彼らにたいしてもう少し何か綴ろうか、思案にふけようかと考えもしたが、今となっては全て言い訳染みてしまうなと結局長くは続かず、苦笑して手を止めた。

ユウィさんに望みをかけていれば。いつかは待っているだけで合法に会える日が来るとは思うけど、それじゃあ余りにも情けなさ過ぎる。

護送団 "シアーメ・メテオリコ" は流星群だ。
一人だけでは幾ら明るくても流星群にはならない。
それならば、誰よりも遠く、高く輝く。俺も、"星"になりたい。
(-112) poru 2024/04/13(Sat) 23:30:06

【独】 機関士 ジャコモ

 
真の安寧が訪れることはない。


今度挑むのは、太陽も夜もない銀河だ。
不安はなかった。むしろ幸福だと思った。
信じて、信じ合えている最愛の人がそこにいる。
どんな運命でも、自分達なら開けると夢見られる。

どんなに暗く困難な道であろうとも、
どの道を進むか、舵は俺達に託されているのだから。

"人間"ならば、託された己の意思でそれを指し示せる。
全て、全ては大切な彼が教えてくれた事。

だから昔のように、人としての生を終わらせようなんてことはもう笑い話なくらいに昇華され、幼少期にずっと泣いてる"俺"も、
きっとこう言う事だろう。

"星"が綺麗だね、と。

Giacomo    
Leonardo Carafa
          
(-113) poru 2024/04/13(Sat) 23:30:22

【秘】 UNK-403 エーラ → 箒星 ストレルカ

あなたの答えを聞いて、より一層声色が低くなる。
潜入したファミリーの顛末も。あなたの顛末も。
何一つ自分の思ったようにならなかったこと。
失敗したのだから、当然だけれど。

元々、こうするべきだったのだ。
ありもしない希望に手を伸ばしたのは、気の迷いだ。
よく考えてみれば、ノッテに媚びをうって生き延びて 何になるのか。
自分に嫌気がさすだけだ。


「……ストレルカ」
「さっき、わたしにとってノッテはどうだったかって聞いたね」

討つべき敵だよ

「今も変わらない」


淡々と。冷静に。


「おまえに取り入れば、ノッテを内側から壊すチャンスに近付けると思ったんだよ」

嘘。
けれど、もういいのだ。


遅かれ早かれ、決別することになるのだから。
最初に戻るだけ。

(-114) otomizu 2024/04/13(Sat) 23:40:05

【独】 UNK-403 エーラ

(でもね)
(ストレルカのことは、結構好きだって)

(あれは、嘘じゃなかったんだよ)

積み重ねたあなたとの時間が、未来につながっていればよかったのにね。

わたしとあなたが、本当の家族だったら。なんて。
(-115) otomizu 2024/04/13(Sat) 23:43:02

【秘】 ■から手を離す エーラ → 箒星 ストレルカ

「家族なんかじゃなかったよ」
「ずっと」

「今までも」
「これからも」


ぱ、と 放つ。
あなたを、遠ざける言葉。


ノッテファミリーのストレルカ。

あなたなら、どうするべきか わかるよね。
(-116) otomizu 2024/04/13(Sat) 23:47:07

【秘】 黄金十字 アウレア → 星になった カテリーナ

それぞれに歩んだ道があって。
それぞれに後悔も、祈りも、憎悪もある。

『笑ってるよ』『ずっと』

それでも今、どんな形であれ。
アウレアも、アウレアの家族も笑っているから。

『おう! どーんと任せとけ』
『大船に乗ったつもりでな!』

あなたアンジェリーナも、あなたの妹カテリーナも、どうか笑えるようにと。
シスターらしく、祈るのだ。

『なーにー? 席の一つや二つ作るって』
『ま、無理にとは言わないけどネ。
 アウレアチャーチは君達姉妹をいつでも歓迎しているよん』
(-117) susuya 2024/04/14(Sun) 0:13:04

【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ


「嘘つき」
 
(-118) unforg00 2024/04/14(Sun) 0:43:09

【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ


果たして、今のあなたは飽くまで再現エミュレーションの上のもの。
そこにストレルカの想定外がありはしない。
それは吐いた嘘も隠した心も例外なく。

false真実trueの存在を証明するためにある」

「いつかあなたが嘘を真実にするなら、それもいいでしょう」
「その時は、私が責任を持って」

「壊してさしあげます」

バンカー・ストレルカにはそれが実行できる。
やりたくはないけれど、
実行できるなら、やらなければならない。
機械は人間の為のもので、バンカーはノッテの為のものだから。
(-119) unforg00 2024/04/14(Sun) 0:43:51

【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ


「それまでは」

「あなたにもついてきていただきます。
 嘘でも本当でも、嫌だと言おうとも」

「それが私から嘘つき裏切者に与える処罰です」

積み重ねてきたものが無くなったとしても。
いつかは決別する時が来るとしても。
それまでの全てが無くなる嘘になるわけじゃあない。
良くも、悪くも。
(-120) unforg00 2024/04/14(Sun) 0:44:10
エーラは、ただ。「ストレルカ、きらーい」とだけ言った。
(a29) otomizu 2024/04/14(Sun) 1:14:49

【秘】 星になった カテリーナ → 黄金十字 アウレア

「よかったです、本当に」

あなたの言葉と、表情に。
今、あなたが笑っていられることに
安堵の吐息を零してゆっくり頷く。僅かに口元を緩めて。
……自分もそうでありたかった、と思うには、
少しばかり遅すぎたけれども。

「ありがとうございます」

あの子のことを頼めることに。
それだけでは無く、”私”まで誘ってくれたことに。
深く、感謝を。

もし、何かが違えば、そんな未来もあったのかもしれません。口には出さずに惜しんで。


「懺悔とお願いは以上です。
 ……アウレアさん」
「初めて」
そして最期に

「あなたと話せて、嬉しかったです」

椅子から立ちあがり、もう一度頭を下げる。

「ありがとうございました」

話ができたことを、話を聞けたことを、
今までのことを、これからのことを。
その一言に込めて。
(-121) 968. 2024/04/14(Sun) 2:15:59

【秘】 黄金十字 アウレア → 星になった カテリーナ

『ん!』

重なるお礼に、惜しみなく笑顔を向けて。

『俺様ちゃんも話せてよかった。
 時間がありゃあ、カテリーナの昔話でも
 聞かせてもらってたんだがなぁ』

『ありがとよ。話してくれて』

それからあなたにも礼の言葉を。
懺悔は、告白は、勇気の要る事だから。
せめてあなたの罪や後悔が、雪がれることを信じて。


あなたとあなたの妹の進む道は、
またここから変わるのだろう。
しかし在り方が変われど、
あなた達の価値はきっと変わらない。
願わくば二人の魂の行く先がせめて穏やかであるよう、
エミュレートされた思考で祈っている。

シスターとして。あなたを想う者として。

(-122) susuya 2024/04/14(Sun) 7:43:54

【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア

「あ、デフォルト設定はそんな声だったんですね。
 ストレルカさまやアルバトロスさまにも頼んでみるのも楽しそうです」

あなた達は随分と個性が強いからと笑いながら片付けではなく荷物運びを楽し気に眺める。
その瞳らしい部分と目を合わせれば体を傾けて、それはもう何度もうなずいた。

「はい! カンアさまには専用の雇用主がいないと記憶していますので。
 私も手元に"お友達"を置いてみたいです」

「だって寂しいじゃないですか、このままじゃ。寂しいんです」

単純なことだ、傍にいる友達がたくさんいなくなってしまう。
何処かで生きていたり、データになったからと言って隣に居る生身の姿はない。

割り切って生きられるというには未熟で、誰かに頼りきっりになるのも嫌で。

「でも、あなたなら私裏切りだけは一切考えなくて済みますし。
 誰がポンコツと言おうとそれが好きだから、十分なんです、新品よりもずっと」

「お判りいただけましたか?」
(-123) toumi_ 2024/04/14(Sun) 11:10:21

【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ

「わ、えっと、照れますー……ね?」

抱きしめて、同じように弾む心音と火照る頬を傍に寄せて。
この音と熱が再び交わるその日まで、この答えを忘れぬように頭に刻み込む。
その時、己が過去の自分をどうしているかはわからない。
もしかしたら『二人』か『一人以下』になっている可能性があるのは此方で。
それでも今の『ナル』はあなたを迎えるためにたくさんの準備を整えるだろう。
でも『二人』はやっぱり驚いて、責任とやらを考えるのに時間を使うのだ。


「楽しみにしてます、リーナさま」
「話したいことを話して嫌なことは嫌だと言い合いましょう。
 そういう間柄になりたいんです、あなたとは」

心から、目の前の大切な人の為に一生懸命に。
信じることも疑うこともできるから、たくさんの心を傾けられる。

「自慢じゃありませんが、できた男じゃないです。
 それでもあなたの嘘ぐらいを許せない男じゃないですから」

そう、あなた額に口づけを落として。
(-124) toumi_ 2024/04/14(Sun) 12:07:53

【秘】 仕分人 ナル → 星になった カテリーナ

 


「さあ、もうしばらく楽しい話をしましょうか!」

怒るのは他の人に任せて、自分がするのは小さな愚痴や笑い話。
嫌なことの後でも笑えるように、記憶に残る顔は笑顔でいよう。

誰よりも先に会いに行く、そう心に誓って。
今だけのもう二度と訪れない時間、惜しむこともなく、いつものようにお茶を傾けた。
(-125) toumi_ 2024/04/14(Sun) 12:10:57

【秘】 星になった カテリーナ → 黄金十字 アウレア

「時間が許されるなら、私もお話したかったです。
 昔から元気な子だった、あの子のお話を。
 今度、あの子に聞いてみてください。
 ”高いところは好き?”と。
 きっと面白い話が聞けると思います」

向けられた笑みに、淡い笑みを返す。

「……。」

部屋の出口で振り返る。
口を開いて、躊躇して、閉じて。

「それでは、失礼いたします」

次に発せられたのはありきたりな別れの言葉。
これから逝く私が未練を語っても、
優しいこの人を困らせてしまうだろうから。
(-126) 968. 2024/04/14(Sun) 12:29:47

【秘】 星になった カテリーナ → 黄金十字 アウレア

「また、お話してくださいねっ!アウレアさん!」

最後はカテリーナが手を振って、作業場を後にしたのでした。


あなたの慈愛はアンジェリーナの傷を癒して、
あなたの友愛はカテリーナに喜びを与えて、
あなたの在り方は二人の標に。

きっとそれは最期に安らぎをもたらすでしょう。
きっとそれは再会に歓喜をもたらすでしょう。

あなたの祈りは確かに二人を救いました。

そして、少し先の。
”ありえない”そう思っていたことが叶ってしまった後に。
あなたの下に賑やかな部下が戻ってきて、
静かな……時々賑やかな部下が増えて、
また賑々しくも穏やかな日々が続くことでしょう。
(-127) 968. 2024/04/14(Sun) 12:30:58

【独】 商人 レオン

無限に広がる宇宙は今日も深く
昼か夜かもわからぬ帳を下ろしたまま。

男は今日も、商売相手を前に嫣然たる笑みを携え取引をしている。
商売は駆け引きだ。
相手の考えを読み、応じ受け入れながら、最大の利益を引き出していく。

……勿論、その殆どが違法のものである。

「はは、俺がほしいんですか?
 なるほど、大胆なことをおっしゃりますね、お客人」

「俺は安くないですよ。
 提示する額をお支払いになるというなら、考えてあげます」

提示されるは途方もない、誰も払えぬ巨万の額。
見たものはわかるだろう、男が一切ノッテから動く気がないのだと。

それでも取引はいつも円満に終わっている。
わからぬ客は、いつもこの世には塵一つ残らない。

(-128) eve_1224 2024/04/14(Sun) 13:36:18

【鳴】 商人 レオン

 

「さて、ご機嫌はいかが、眠り姫」

心臓は確かに止められたその身体は冷たく凍るカプセルの中だ。
いつか蘇生が成せるその日まで、川を渡る事を許されずにいる貴方はどんな夢を見ているだろうか。

(=13) eve_1224 2024/04/14(Sun) 13:37:57