人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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【人】 朝日元親




  (……これ、ダメっても言っても来るじゃん…。)



(146) 西 2022/10/23(Sun) 20:35:00

【人】 朝日元親



[ 心配だというのが全面に押し出されている
  この交換日記を見たら流石にボクも分かった。

  「私が行かないとちゃんと食べないでしょ?
   口で注意しても多分やらないでしょ?
   私が行くって決めたんだからいいよね?

            私、彼女だもんね???


  脳内ハツナに詰め寄られているボクには
  その提案を断る事なんて出来やしない。]


(147) 西 2022/10/23(Sun) 20:35:52

【人】 朝日元親



  「分かった。
   けど、両親には許可取らないとダメだよ。」


(148) 西 2022/10/23(Sun) 20:36:26

【人】 朝日元親



[ 高校生が夜遅くに誰かの家に行くなんて
  普通ならあまり褒められたことじゃない。
  ボクはあくまで一般論を言ったつもりだった。

  でもボクは知るんだ。
  キミがその一般論から遠く離れた
  ボクと同じような場所にいるんだって。


    知ってからはもう言わないだろう。
    言っても意味がないと分かってるから。



(149) 西 2022/10/23(Sun) 20:40:30

【人】 朝日元親



[ いつしか夜ご飯を一緒に食べることも
  それからキミを家まで送り届けることも

  キミが望んだら、日課にだってなるんだ。]



(150) 西 2022/10/23(Sun) 20:40:51

【人】 朝日元親


***


  そう…だね…。


[ ハツナの言葉にハッと気づく。
  ボクだってそうなんだ。分かっていたのに。
  当たり前のようにボクを除外していた。

  露呈してしまう。
  ボクのこの自堕落な姿を
  叱って止める人間が誰もいないことが。


  でもハツナが口に出せないことで
  ボクの首の皮が一枚繋がった。]


(151) 西 2022/10/23(Sun) 20:41:35

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ ハツナが動揺を見せる。
  そんな顔、きっとボクしか知らない。

  散々好き放題言っていた外野たちも
  ハツナのことを好きだと思った人たちも
  知ることすら許されない。


        ボクだけが味わうことを許された
        ココアのように、甘すぎる時間。]

  
(-57) 西 2022/10/23(Sun) 20:42:04

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ もう一度、もう一度と重なる時間は
  ボクらの想像を超えていたんだろうけど。

  誰かに見られるかもしれない?
   今なら見られてしまってもいいとさえ思う。
      彼女は、ボクのものだと、言いたくて。



   ……戻ろっか。


[ あっという間にも思える長い時間のあと
  ボクはキミの手を離して。

  屋上から出ようと目配せをしてみせた。]**


(-58) 西 2022/10/23(Sun) 20:42:38

【人】 惜別ハツナ


***

[ 二人とも公園がいいって思ってたのは
  打ち合わせを重ねていけばわかること。
  同じだ、って思うことが増えていくのは
  やっぱりうれしくて。

  チョコボールはピーナッツの方が好きだよ、って
  当たり前のように君に伝えたし、
  君のイラストを見ていつも描いてるの?とか
  色々聞いてたんだよ。


  そんな風に何度も二人きりになってたら
  心惹かれるのは自然なこと。  ]


 
(152) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:01:05

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ ひとりぼっちじゃない、って
  君といると思えたんだよ。

  君との時間が心地よかった。  ]


  
(-59) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:01:46

【人】 惜別ハツナ



[ それでも、遠足の日までは、
  W朝日くんWって呼んでたんだ。

  本当は君の事、元親くんって呼びたくて
  そう呼べるように、私はあることを決意して。 ]


  
(153) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:02:13

【人】 惜別ハツナ


[ そうして、二人だけの遠足の日。
  君と私は事前に決めてた公園に
  二人で来てたんだ。

  お弁当、君は何を持ってきてたっけ。
  私はね、サンドイッチを作ってきたんだ。
  卵サンドとか、ツナサンドとか
  イチゴジャムが挟んである甘いのも。
  楽しみだな、って思ってたら
  ちょっと作り過ぎちゃったから
  君に分ける分だってあったんだよ。
  いる?って聞いてみたりもして。  ]
 
(154) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:02:36

【人】 惜別ハツナ



   なんか、わるいことしてるみたい。
   
……あ、わるいことしてるのか。



[ 食べながら言ったのはそんな言葉。
  くすり、と笑ってから、
  でもこんな日があるのもいいなって思ったから ]

  
(155) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:02:54

【人】 惜別ハツナ



   わるいことかもしれないけど
   今すごく楽しいな。

   いつも通りの遠足だったら
   ここまでじゃなかったと思う。


[ なんて、付け加えて。 ]

  
(156) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:04:22

【人】 惜別ハツナ



[ おやつを食べるときは
  二人じゃきっと食べきれない量の
  お菓子を広げることになったんじゃないかな。
  
だっていっぱい買い過ぎちゃったんだもん。


  君はチョコボールとか持ってきてくれたのかな?
  私はといえば、明示のThe chocolateを君に見せて
  チョコ好きって言ってたよね、って渡すんだ。
  
なんだかバレンタインみたい。 ]


  
(157) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:05:16

【人】 惜別ハツナ



   こんなにあったら食べきれないね。
   ……残った分はさ、
   明日とか明後日とか。
   お昼休みにこっそり食べようよ。

   きっと屋上ならだれも見てないよ。


[ お菓子、先生の前では流石に食べられないし
  他の子の前でだって、いい顔はされないかなって。
  それに、先生に告げ口されたら面倒でしょ?

  だから、そんな提案をしたんだ。

         
君との秘密を増やそうと思って。 ]


  
(158) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:05:50

【人】 惜別ハツナ



[ そうして、楽しい時間もあっという間に終わって
  そろそろ帰ろっか、って
  どちらかが言いだしたあたりで。

  私は、ちょっといいかな、って。
  君の方を見て、想いを伝えるんだ。 ]

  
(159) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:06:39

【人】 惜別ハツナ

   

   私はね。
   太陽みたいってずっと言われてて
   
……みんなといるの、疲れちゃうなって

   思うことがあってね。

   でも、君と…元親くんといるときは
   私は私でいられたし、すごく楽しくて。


  
(160) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:07:36

【人】 惜別ハツナ



   元親くん。

   私ね……君のことが好きだよ。


  
(161) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:07:55

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親




   
私、君ともっと一緒にいたいよ。


            
私と……付き合ってほしいな。



  
(-60) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:12:24

【人】 惜別ハツナ



[ つっかえたり声が震えたりはしなかった。
  でも、手の震えは止められなくて
  それを隠すように、後ろで手を組んで。

  怖かった。君との時間が楽しかったからこそ。
  だって、何も言わずに、
  友達のまま、君と話し続けることだって
  きっとできたはずだから。 ]


  
(162) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:12:55

【人】 惜別ハツナ



[ それでもそれをしなかったのは
  友達じゃ知り得ないことまで
  君のことを知りたいって思ったから。

  誰よりも君の近くにいたかったから。 ]


  
(163) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:13:18

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親




[ ひとりぼっちの太陽を、
  君は、救い上げてくれたから。 ]*



  
(-61) alice0327 2022/10/23(Sun) 22:14:49

【人】 惜別ハツナ



[ いいよね、って一応聞く素振りだけは見せたけど
  
君がダメって言っても行くつもりだった。


  だって、口約束で言ったって
  たぶん君は自炊しないんだろうし、
  ちゃんと食べて欲しいって思うし、
  私がしたいって思ってすることなら
  別にいいよね?って思ってたんだ。

  まさか君の脳内にも似たようなこと言ってる
  私がいるとは思いもしなかったけどね。   ]


  
(164) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:21:48

【人】 惜別ハツナ



   「……うん、そうだね。
    でもダメって言われないよ。>>148

           
聞かなくても、わかる。」


 
(165) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:22:10

【人】 惜別ハツナ



[ 勿論、聞いてみたし、 
  案の定、ダメとは言われなかった。
 
  多分普通ならダメって言われるんだと思う。
  両親がダメって言わないのは
  きっと私を一人にしていることが
  後ろめたくて、代わりに自由をくれてるんだ。


  自由より何より、
  私は大切な人との温かい時間が欲しかったのに。 ]

  
(166) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:22:44

【人】 惜別ハツナ



[ だから、私が一般論から遠い場所にいるって。
  それを知られて、君が何も言わなくなったら
  私はもとからあまりなかった遠慮が
  全くなくなっていくんだよ。    ]

  
(167) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:23:28

【人】 惜別ハツナ



[ 翌日が休日の日とか
  泊ってもいいかなって、聞くことすらあったよね。
  
  それが叶うかは君次第だけど、
  夜ご飯をいっしょに食べて
  君に家まで送り届けてもらうことも
  日常の一部になっていくんだ。


  だから、君の家のキッチン、
  いつの間にか私が使いやすいような
  調味料の配置になってたりとかさ。
  そんな変化だってあったかもしれないね。 ]


  
(168) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:24:11

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親

***


[ 私はみんなの前では
  基本的にいつもニコニコしてるし
  頬を赤くして動揺する姿なんてみせたことないよ。

  みんなの作り上げたイメージから外れた、
  惜別ハツナを知っているのは君だけ。


          全部、君だけが、知っている。
   そしてこんな君のことを知ってるのも私だけ。 ]


 
(-62) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:25:23

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ もう一度、って二人とも欲張りだったから

  
思ったよりも時間が過ぎちゃってたんだろうね。


  誰かに見られたってよかった。
  君の彼女は私なんだ、って。
  私の彼氏は君なんだ、って。

      うるさいこと言う人たちに
      見せつけてやりたいとすら、思っちゃう。 ]


  
(-63) alice0327 2022/10/23(Sun) 23:26:25