人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク


  ……あった。


[ 奇妙なことに、タブレットは同じ引き出しにあった。
 一拍の躊躇い。
 指が、あのパスワードをなぞってするりと動く。
 画面が切り替わり、タブレットが開く。
 ああ、もしかしたらあの後まだ使っていなくて、
 此方が読んでしまったことに、気付いていないのかも。
 そう思い、一度は納得したのだけれど、
 画面にはひとつの『変化』がある。画像だった。
 それを開き、目を瞠った。

 指先がひとつ、ふたつ、躊躇うように画面に触れる。
 そうして、思い切ってノートを開いた。
 自分が書いた文章の次に、続きがあった。
 職業柄、速読には慣れている。
 けれど、視線はゆっくりと、一字一句、
 記された文章を読んでいく。]
(168) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:13:27

【人】 軍医 ルーク

[ 予想外なことに、日記を見てしまったことに対する
 苦情や怒りは、そこには記されていなかった。
 書かれていた内容に、暫し沈黙する。
 苦情や怒り、どころか。]
 

  ……どうやらわたし、
  余程のお人好しの持ち物を、
  見てしまったみたいだ。


[ じーっとこちらを見上げるぺんぎんにそう言って、
 机の横にしゃがみ込む。
 綴られる言葉たちを、幾度も読み返す。
 正体の分からない何かに、自分の中の空洞が、
 ぎしりと音を立てて軋んだ。]
(169) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:14:24

【人】 軍医 ルーク


   ……書き残していきたいと、思う。


[ そう、此処だ。
 日記としてはごく普通の言い回しかもしれない。
 けれど、その箇所を読むと無性に何かがざわついたのは、
 気のせいだろうか。
 気のせいだと、“思いたい”。
 瞼に浮かび上がる名も知れぬ誰かは、
 後でゆっくり読み返そうとのんびり日記を綴る、
 そんな姿をしてはいなかった。

 姿かたちも知らない、誰か。
 目を離すと、ふっとその姿が揺らいでしまうような気がして。
 どうしてか、息が苦しい。

 書かれている内容は、とても不思議なものだった。 
 無人の見張り台に、朝の光が差し込んで、
 舞い散る埃だけが静かに揺蕩っている。

 ――指が動いた。]*
(170) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:16:19

【妖】 軍医 ルーク

いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ


 メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
 そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
 けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。

 父は、そうだなあ、
 生前はそれはとても困ったひとでした。
 興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
 母に苦労を掛けてばかりで。
 わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
 母が読み聞かせてくれたからです。
 けれど、きっともし父なら、
 迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。

 勝手に日記を読んでしまったのに、
 あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
 そして、大事な話を聞かせてくれると。

 わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
 きっと、とても大事な話なのだと思います。

 あなたが何処から来た誰だったとしても、
 きっと、優しいひとなのだと。
($6) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:18:07

【妖】 軍医 ルーク

 
 夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
 実際に見た光景かもしれないし、
 誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
 あるいは本で読んだ情報が、
 再構成されたものかもしれない。

 けれど、きっとそれは、
 夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
 妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
 わたしは、そう思います。
 
 硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
 差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
 “ほし”の話のように、
 何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
 わたしには、わからなかったのだけれど。

 そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
 不思議で、とても寂しい。
 夢の中の話に、このようなことを言うのは
 少しおかしいかもしれないけれど、
 わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
 そう思ったから。

 だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
 わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
 ありがとう。
($7) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:19:33

【妖】 軍医 ルーク

 
追伸:
 今回の夢でひとつだけ思い当たること。
 総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
 遺失技術の応用。
 硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
 わたしたちにはなくても、もしかしたら。


もうひとつ、追伸:
 写真をありがとうございます、
 楽しんでもらえたみたいで、よかった。
 わたしもやってみます、でもきっと、
 センスの点では負けていないことになってしまいそう。
($8) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:21:35

【妖】 軍医 ルーク

[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
 そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
 伝わり来るようだった。

 もうじき見張りが帰ってきてしまう、
 あまりたくさんのことを書いてはいられない。
 だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
 目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
 そうして写真を隣に一枚増やしておいた。

 浮かび上がってくる線は、実に不器用で
 絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
 形はなんとか伝わるだろう。
 一羽の、ぺんぎん。

 タブレットを戻し、
 ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
 あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
 何処か呼応するものがあるというなら、
 何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
 今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
 もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]
($9) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:23:19

【人】 軍医 ルーク

 
 

[ 立ち去り際、見張り台を振り返る。
 常日頃はすることがないような、そんな仕草]*
(171) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:23:45
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a19) zelkova 2020/05/19(Tue) 20:29:46

【人】 神置 穂村


[中華飯店のある路地を
駅の反対方向に進むこと1分程
緑なす木立とセピアに塗られた金属の垣根に
ぐるりと囲まれた敷地に遭遇する]


 >>60
 …そこまで、期待されても困るけど


[生い茂った木々の葉は初夏の陽射しを浴び
風に吹かれてサワサワと涼やかに戦いでいる
深緑の葉色は痛いほど眼に鮮やかで眩しく

赤煉瓦の門柱に、とてもよく映えていた]
 
(172) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 20:57:15

【人】 神置 穂村


[駅から数分の上、宅地に囲まれているし
単一楽部の音楽大学というのもあって
大学の敷地としては広い方ではない筈だ

しかし、通路で繋がれた複数の棟が密集し
古今東西数多の楽器を展示貯蔵する博物館

入手困難どころか絶版されて久しい
数世紀前の楽譜を保管してる図書館

小さいながらも学食や売店も学内にあり
所狭しと建っている程度の面積は有している]
 
(173) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:00:33

【人】 神置 穂村



 見たことあるような顔があるところは
 作曲家の名前がついたホールだからな
 突然、ブロンズの首とか見て驚くなよ?

 確かベートーヴェン、バッハ、モーツァルト
 それ以外にもロマン派とかの首が
 廊下にも並んでいたな


[自分の楽器を置いてる練習室の場所まで
出来るだけショートカットはしてはいても

その道すがら、ずらりと紙が貼られた掲示板や
他の棟の練習室を通らねばならず
見慣れない者には、珍しい光景には違いない]
 
(174) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:02:59

【人】 神置 穂村


[既に慣れてしまったとはいえ
音大とは多くの楽器やひとの声が齎す
数えきれない音楽が流れる建物なのである

街中ならカラオケボックスの廊下
それと同じ現象ではあるとは思うが

ほぼ全てが前世紀以前までの音楽や
作られた楽器の音ともなれば
なかなか希有な空間なのかも知れない]
 
(175) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:04:10

【人】 神置 穂村



 そこ覗くのアウトだかんな

 レッスン室だしピアノの音がするから
 絶対誰かがレッスン中だわ

 目が合ったら…かなり、気まずい

 
(176) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:06:15

【人】 神置 穂村


[楽器のレッスンでも心臓によろしくないが
声楽では大きな口を開けてる場合が大半で

余程肝の据わった学生でもなければ
かなりの確率でやばい事故となってしまう

もちろん見てる側ではなく、見られてる側の]
 
(177) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:08:07

【人】 神置 穂村


[階段状に座席がる大教室棟に到着すると
教室の出入口とは逆方向、裏側に向かう

まるで、小さな路地裏みたいな
うなぎの寝床の入り口がそこにあり
中に入ると長屋よろしく複数のドア並ぶ

そのひとつひとつが練習室ではあるが
他の棟の練習室にはあるピアノはない

弦楽器は自分でチューニングできるため
ピアノは不要というのが、その理由と聞くがさて]
 
(178) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:09:03

【人】 神置 穂村


[弦楽器専用の練習室、通称「弦練」は
弦楽器専攻の学生の溜まり場でもあった

ピアノや声楽と比べたら
元々、母数は少なく縦横でもほぼ顔見知り
講義の時間中で人は少ないとはいえ
誰かしらはいる場所でもある]


 …ちょっとここで待っててくれ
 この奥の方にある部屋行ってくるから


[それほど弦練は広い通路でもないし
色々と面倒になりそうとも思い
うなぎの寝床の入り口付近の廊下にある
長椅子に座ってくれと、指差した]
 
(179) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:09:57

【人】 神置 穂村


[ふと、昔を思い出してしまったのは
きっとただの感傷だろう

一番奥にある部屋で
自分のケースを持って出る前に

思わずスマホを取り出して
ユージンにメッセージを送ったのも

ただの感傷に違いない]
 
(180) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:11:49

【墓】 神置 穂村



 『…いいこで、待っててくれよ?』

 
(+1) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:12:28

【人】 神置 穂村


[それにユージンがどう反応するかは、
多分、時期に判明する**]
 
(181) Arianrhod 2020/05/19(Tue) 21:13:31

【人】 世界の中心 アーサー



 ( 死にたくない、と 喚いた夜。 )

 
(182) is0716 2020/05/19(Tue) 21:38:23

【人】 世界の中心 アーサー


[ きっと紙幣を散らそうと、
  金を遠くへ投げようと、
  薔薇の血の通う限り 逃れられない牙だった。

  ──今此処に生きているのだって、
        唯、奇跡のようなもの。

  …あの夜の夢も、大概酷かった。
  背中に残る傷を背負い、獣の唸りを耳元に聞く。
  そりゃあ良い夢なんか見られようはずも無い。]
 
(183) is0716 2020/05/19(Tue) 21:40:09

【人】 世界の中心 アーサー



       [ ──これからも ずっと、]

 
(184) is0716 2020/05/19(Tue) 21:40:46

【秘】 世界の中心 アーサー → ミア

 

      …内緒だよ?

 
(-52) is0716 2020/05/19(Tue) 21:41:42

【教】 世界の中心 アーサー



       [ 数歩後ろに付く君に。]

 
(/9) is0716 2020/05/19(Tue) 21:42:18

【人】 世界の中心 アーサー


[ 薔薇ばかりの咲き誇る、中庭。
  外からは見えないし、滅多に邪魔の入らない、
  男にとっては、第二の私室のようであった。

  散りばめられたベンチにも、座るのなぞひとりくらいで
  中央に座すガゼボには、ラタンの家具が詰め込まれ…
  “第一”の私室に比べて、だいぶごちゃごちゃしていた。
  本棚のラインナップも、
  随分と“大衆向け”に変わっていた。]
 
(185) is0716 2020/05/19(Tue) 21:43:20

【人】 世界の中心 アーサー



  ( ほとんど客を通すことのない、
    そういった部屋だ。

    良く知る執事も、ホットミルクを置いて
    直ぐ、何も言わずに消えている。 )

 
(186) is0716 2020/05/19(Tue) 21:44:03

【人】 世界の中心 アーサー



  ふふ、 彼らももう諦めているよ。 
  君を“連れ込む”のも、僕が外に出ないのも。

  それとも、もっと好待遇が良いのかい?

 
(187) is0716 2020/05/19(Tue) 21:44:25

【人】 世界の中心 アーサー


[ ──先ずはドレスを着るところからだな。

  ソファに沈み込みながら、マグに口を付ける。
  微かにブランデーの香り。
  アルコールなんかとうに飛んでいるけれど、
  温かさに解れた舌はさらりと 悪態を受け流していた。

  見上げれば、まあるい月。
  燭台の明かりなど、必要もないかもしれない。
  すこぅしずつ、 頬にも色が差していた。]
 
(188) is0716 2020/05/19(Tue) 21:45:27

【人】 世界の中心 アーサー



  ──香りが良いだろう?
  特に紅はいい。 僕の色だ。

  元々百合園だったのだがね、僕は好かなかったんだ。
  息苦しいような気がして──

 
(189) is0716 2020/05/19(Tue) 21:45:49

【人】 世界の中心 アーサー


[ “リドル”の家の証は、百合であった。
  二十年前、前“リドル”が死んだ時まで、
  薔薇の咲き誇る屋敷になったのは、つい最近のこと。

  ──知らない、というのが、
         心地良いときだって ある。

  外に出ない以上、新しい景色を見ることもない
  そんな男にとって 目の前の彼女は、


        ──確かに、目であるのだろう。
        碧の、 未来以外を映す、 ]
 
(190) is0716 2020/05/19(Tue) 21:46:32