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ごきげんよう100日後に死ぬセミ様、花守PLこと夏祭りの境内裏ですわ。

『約束』のお相手、バリバリに空いておりましたわ。
と言う事はつまり清和君、貴方が"そう"でしたのね。
メモに偽りなく、大歓迎でしてよ！

とは言いましても『約束』の内容は決まってもいない空箱なのですけれど、ご一緒に中身を詰めていけたらと思いますわ。

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ええ、清和君が何も言わず姿を消したとしても、『不発弾』に何が仕込まれいようともわたくしは一向にウェルカムですの。

10年前というと、ふと姿を消すことになる3年の先輩と1年の花守と言うことになりますわねウソ守の面倒を見られいたのかしら。

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拝啓
大暑の候、世界幸福委員会さまにおかれましては益々ご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。

この度は花守と同い年同士の縁から、ふんわり既知設定組めたらなと思い、ご連絡差し上げましたわ。
生意気少年がツンツン青年に育っていくのを近くで見てきてた嘘つき少女、如何でございましょうか？

やったですの！
これからよろしくお願い致しますわ！

花守、多分聞かれる毎に見え透いた嘘で誤魔化していたと思いますわね。
ただ、田舎を離れる時期くらいに「なんで嘘つき始めたかなんて、自分でも忘れちゃった」と此方から伝えた事でしょう。

それはそれとして、屋上の目立たない所で二人でこっそりタバコ吸い合っていたりしても宜しくて？
そしたら花守、今でも同じ銘柄を愛煙していたりして。

同級生でやんちゃ盛りの添木君とつるんでいたようで、素行もあまり宜しくなかった花守としても、そういう悪い部分があったからこそ打ち解けていった様ですの。
きっと、初めのうちはなんで貴方が大人達から信頼されているのかと、反抗的だったかもしれませわね。

何故嘘をつき始めたかと問われても基本的に見え透いた嘘ではぐらかしていたのですが、打ち解けた清和君にだけは打ち明けていたのでしょう。
打ち明けれ代わりに一度だけ抱いてくれと本心か嘘かわからない条件を出して。
これを承諾してもしなくても話す事にはなるのですけれど。

押忍！何！？様！花守PLッス！
この度は既知設定の打診誠にありがとうございますでッス！

良いッスねシンパシー！是非に是非にッス！
こちらの評判を知ってか知らずか懐いてくれるモモチちゃんには、花守としても悪い気はしていなかったと思われるッス！
きっと、学校をおサボりしてる時にお知り合いになったりして、口止め料とか適当なこと言ってアイスを奢ったりしてたんじゃないッスかね？

万華鏡様！万華鏡様！
花守PLの夏祭りの境内裏ですわ！

涼風君医学部を目指してらしてるのね、未来の後輩ですわよね！？
ド田舎ネットワークで進路を知っている体の既知をさせてもらっても宜しくて？

ですわですわ、わたくしが舌っ足らずでしたわね、オホホ、ごめんあそばせ。
花守がそれを知ったのは帰省してから人づてに聞いて〜のつもりでしたの、なので前者のセンで行かせてもらいたいと思いますわ。

また、こちらの事は10年前から、又は帰省してから知っていても知らなくても構わないものとしますわ。
どうでしょうかしら？

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未就学児をダシに悪戯敢行するゆか姉さんろくでもないッスね！
「○○さんちのヨブコの弟くん？へぇモチモチね、何して遊ぶ？お姉さん暇でさ」みたいな感じの会話が駄菓子屋の前でしてたッスねきっと！

最後の年の途中から更生したゆか姉に何を思っていたのか、いなかったのか、楽しみしてるッス！
ではでは、ではではでは！

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ふふっ、だからこそ、まあいっかと観念して打ち明けたのでしょうね。

花守が一番最初についた嘘は今から20年ほど前、この世代が小学生に上がるくらいの頃で、その内容はでした。

もちろんその知らせを聞いた村民は大慌て、被害が出る前に駆除する為に猟師も出動して、村中を恐怖に陥れました。
しかし、何日経っても、いくら捜索してもその影すら捉えることができず、これは幼さ故に事の重大さがわからなかった花守がついた嘘なのではと結論が付きました。
非常事態に村民も疲れていたんでしょうね、捜索も打ち切られ、花守は説教を受け、この騒動は幕を閉じました。

しかし、真相は違いました、花守は一人遊びで山に入った際に本当に熊を目撃していたのです。
重大な危機が迫っている、良い事をするつもりで大人達に伝えた筈なのに、肝心の熊が再度現れなかったせいで真逆の評価を得てしまった花守。
親も娘を信じきらなかった、このショックは幼い花守には堪難く、それを誤魔化すようにいろんな嘘を付き始めたのです。

以上が逆狼少女となった『嘘つきウソ守』の誕生秘話になりますわ。
いかがでしょう？