人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「さあ…、何か事情があるのでしょうね。」
 
 
流石に、なんでここで戦っていたのかなんて答えられません。
>>1:@5だから、問いかけにはそんな風に誤魔化すしかありませんでした。
怪我がないのなら良かったと胸を撫で下ろします。
 
 
「先輩の名前は岸咲先輩にお伺いしました。
 岸咲先輩は校舎内を確認してくる、と。
 帰る時は岸咲先輩も一緒ですので大丈夫です。

 …それとも、女子二人では心許無いですか?」
 
 
私はリッコが強いことをもちろん知っていますが、首を傾げて尋ねます。
正直、リッコがこのあいだしてきた告白めいたこと──いえ、あれは告白と認めましょう。それがあって、二人きりで帰るのは何となく気まずかったからです。
 
(6) もくもく 2023/10/16(Mon) 6:38:58

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「私の家の方が近いですから、
 その後岸咲先輩も送ってくださるなら
 有難いのですけれど…?」
 
 
そんなお願い事を、滝沢先輩はどう受け取ったでしょうね?
その後玄関に向かったなら、サアヤの無事?な姿に驚いたりホッとしたり、その場にいた先生に戸惑ったり、そのまま帰れそうなら滝沢先輩も一緒に帰ってもらいたいと思っていることをサアヤとリッコに伝えたりするのでしょう。
 
そのまま無事に帰れたら、ですが。**
 
(7) もくもく 2023/10/16(Mon) 6:39:14

【人】 爽快ブラスト チアキ


「はい、それではそのようにお願いします。」
 
 
>>13先生と滝沢先輩の申し出を受けて、私とサアヤは車に乗ることになりました。
私の返答にリッコは一瞬反論しかけましたが、ぐっとそれを堪えたようでした。
…私、思い切り驚いて戸惑ってしまいましたものね。ごめんなさい。でも、私はやっぱりユスターシュ様が…。
 
でも、先ほどの会話を思い出して胸が痛みました。
それでも、私はユスターシュ様が一番なのです。
何かあったようでしたし…それにしても、記憶を失ってしまうだなんて。
失った記憶は、どうやって取り戻すことができるのでしょう。
私が授かった癒しの力ではどうにかできるのでしょうか…?*
 
(17) もくもく 2023/10/16(Mon) 20:31:18

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
魔法少女について問われて、ぎくりとしてしまいましたがサアヤの言葉を聞くだけにしました。
成る可く嘘はつきたくありませんもの。嘘、苦手なんです。
変わったものに関してもサアヤに任せました。
だって…ね。
私は今少し悩ましいのです。
先ほどからグルグル、同じ事を悩んでしまって。
 
サアヤの住処に着いたでしょうか。
何事もなければ、小さく手を振ってご機嫌ようと別れる事になるのでしょう。**
 
(26) もくもく 2023/10/16(Mon) 21:55:44

【人】 爽快ブラスト チアキ


「サアヤ先輩、ごきげんよう。」
 
 
そう言ってサアヤと別れた私に先生が話しかけてくださいました。
物憂げな顔をしているのを悟られてしまったのでしょう。
運転している最中なのによく目が行き届くのだなと感心します。
それとも、先ほどサアヤと別れたときにも、そんな顔をしてしまっていたのでしょうか。
 
 
「ええ、人と人の出会いや巡り合わせは
 時としてとても不思議なものです。
 先生とも、こうしてお話しできるのは
 先生と生徒としての巡り合わせがなければ
 きっと無かった事でしょうから。」
 
  
そう頷きながら微笑みを向けましたが──それは、きっとユスターシュ様にも言える事なのです。
婚約者同士でなければ私たちは会話することはなかったでしょう。
護衛騎士にならなければ私を近くで守ってくださることもなく、私が恋に落ちることもなかったかもしれません。
ユスターシュ様も、私が婚約者であり王族だから大切にしてくださったのでしょう。
いいえ。
きっと、私はユスターシュ様と婚約してなくても恋に落ちていたのだと思います。
幸い、ユスターシュ様と婚約していたからこそ実った想い。
本来王族は国益の為の結婚をしなければなりません。そこに色恋沙汰は無いはずなのです。
でも私は彼に恋をした。
愛されてると思った。満たされていると。
けれど、記憶を失ったユスターシュ様は敵で、──。
 
(36) もくもく 2023/10/17(Tue) 10:34:02

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
きっとわたしを愛してくださらない。
婚約者でも無い敵の私は、受け入れて貰えない。
イーリスで彼の記憶を取り戻す?
愛して、もらう?
でもそれは、かつてのドローイグの王のようではありませんか。
恋人たちを引き裂き、我が物にしようとしてその心を砕かせた…。
 
 
「両親は仕事でいないので大丈夫です。
 ただ、少し、ショックなことがありまして…。」
 
 
先生の憂いの表情に気づくことはできませんでした。
今の私は、ユスターシュ様とのことで頭がいっぱいだったからです。
でも、こんな事をどう伝えたら良いのでしょう。
膝の上で拳を握り、唇を開いては噤んで言葉を探しました。
そして、やっと言えた言葉は。
 
(37) もくもく 2023/10/17(Tue) 10:34:22

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「私、婚約者がいたんです。
 私はその方をお慕いしておりました。
 …でも、もしかしたらその方は、
 私の事を…遠ざけたいのかもしれません。」
 
 
今までだって…。
でもそれは私が子供過ぎたからかもしれません。
今までの関係はともすればおままごとのようだったのだと、こちらの世界に来て知りました。
唇同士でのキスはしたことがありません。
手の甲にキスをされたことはあっても、私から返したこともありませんでした。
だって、それははしたないことと思っていましたから。
ダンスやその練習以外で抱き寄せられたこともなかったでしょう。
だからあの日のダンスは本当にときめいてしまったものです。
けれど、こちらの世界のドラマやアニメで、そんな事は恋人同士なら普通だと知りました。
初めての口付けは子供の頃に済ませたクラスメイトの話も一人や二人ではなく、まだなの?と笑われたりもしました。
恋人と婚約者は違うのでしょうか?
でも、それなら、私は恋人ではなかったのです。
 
私だけが片思いしていた、婚約者同士。
 
(38) もくもく 2023/10/17(Tue) 10:34:42

【人】 爽快ブラスト チアキ


「わたし…どうするのが良いのか、
 わからなくなってしまって…。」
 
 
はら、と涙がこぼれ落ちてしまいます。
彼の記憶は元に戻るのでしょうか。
元に戻すことが最善なのでしょうか。
むしろ、それは私の偽善では?
 
剣を向けられたときに感じた拒絶と殺意。
それに、私の心は容易く折れかけていたのです。**
 
(39) もくもく 2023/10/17(Tue) 10:35:00

【人】 爽快ブラスト チアキ


もし私が第二王女ではなかったら。
魔法戦士アムニャックに選ばれたとしてもこの世界に来ることはできなかったでしょう。
第二王女の立場は、王族の中で決して高いものではありませんでした。
王位継承権も低く、メロディを奏でることも出来ないのです。
リズムも決して音楽の中で不要ではありませんでしたが、花形の役目ではありませんでした。
少なくともミュジークの間では。
 
いつか誰かに嫁ぐ為に魔法の才を高めました。
音楽の才とは別に治癒能力を授かっていましたが、お父様たちはそれを好ましくは思いませんでした。
何故なら、抱きしめると言うその行為が、はしたないとされたからです。
だから私は王族の中では高い地位には無いどころか、役に立たないとされていました。
お兄様のように勇敢ではありません。
お姉様のように美しくもありません。
けれど、いつだって自分にできる事を懸命にしてきたつもりでした。
 
 
そんな私の婚約者となったユスターシュ様。
初めは申し訳なかったのです。
私よりもっと別の方が良かったでしょう。
私はどうしても見劣りすると思っていました。
音楽の才も。魔法の才も。他とは別に授かった能力すらはしたない。
けれど、ユスターシュ様は私に優しく接してくださいました。
その気持ちを疑いたくは無いのです。
王族だからと言う理由だったかもしれません。
でも、蕾が緩やかに花開くように、私の思いは芽吹いていきました。
恋の種に水を注いで下さったのは、紛れもなくユスターシュ様だったのです。
 
(49) もくもく 2023/10/17(Tue) 19:50:50

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「はい、両親が…決めたことです。
 でも私は確かに彼の方を…。」
 
 
ぽつり、ぽつりと言葉を返します。
ユスターシュ様に焦がれた想いは確かです。
先生は想いは覚悟と仰りましたが、覚悟を決めて確かめる、その事が恐ろしくもあるのです。
本当に断ち切られてしまったらどうしよう。
そのとき、私はどちらを選べば良いのでしょうか。
泣いて頽れてはしまわないでしょうか。
何もかも諦めてしまって、アムニャックとしての未来すら放棄してしまわないでしょうか。
──それとも、その想いから彼に縋って全てを裏切る?
いいえ。いいえ、いいえ。
私はミュジークの第二王女、チアキローズ。
国の未来を背負う事は王族の責務。
そう教えられてきたではありませんか。
だから、だから、私は…。
 
(50) もくもく 2023/10/17(Tue) 19:51:09

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「先生も、怖い事があるんですね。
 先生も…その覚悟が、想いが、届きますように。
 そうお祈りさせていただきますね。」
 
 
覚悟。想い。確かめなければならない事。
その結果、…私はユスターシュ様を切らねばならない未来があるかもしれません。
それでも、次にあったなら。
覚悟を決めなければ。
辛くても国を背負わなければ。
それでも、先生の幸せを願いたいのです。
優しい先生はやはりどこかかつてのユスターシュ様を思い起こさせましたから。

だから、玄関まで送っていただいた最後のこと。
 
 
「先生、本日はありがとうございました。
 それではまた明日、ごきげんよう。」
 
 
制服のスカートをつまんでカーテシーをしてみせました。
そしてきっと、先生が立ち去るまで見送ってからドアを閉じるのです。*
 
(51) もくもく 2023/10/17(Tue) 19:51:26

【秘】 爽快ブラスト チアキ → 水の魔騎士 ユスターシュ

 
「ユスターシュ様、本日はありがとうございました。
 それではまた明日、ごきげんよう。」
 
 
ドレスをつまんでカーテシーをしてみせました。
そして、窓から彼が見えなくなるまで見送っていました。
そんな日が、酷く感じられていました。。*
 
(-0) もくもく 2023/10/17(Tue) 19:52:36

【人】 爽快ブラスト チアキ


そう、私は確かに昨日、誰かに見られても構わないと変身したのです。
でもまさか本当に誰かに見られているとは思いませんでした。
 
私は今、知らない男子生徒に呼び出されてサアヤとはまた別の空き教室にいました。
そこで、スマホを見せられたのです。
そこに映し出されていたのはある写真。
確かに小さい絵でしたが、変身する瞬間と、そこから屋上に向かう瞬間が捉えられていました。
私はそれを見せられカタカタと震えてしまいます。
 
──彼が、実はそこまでの確証は無く、かまをかけているとは知りません。
遠影過ぎて仔細が映っていない事も。
ただ本人である私はてっきり、それでバレたと思い込んでしまったのです。
そして、私の反応からバレてしまったと言うことも。
 
(65) もくもく 2023/10/18(Wed) 6:44:31

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「そ、その、皆さんには秘密にしてください…。」
 
 
泣きそうになりながら懇願します。
そうすると、相手はごくりと喉を鳴らしました。
それなら、スカートをめくってみせろと言われて愕然とします。
 
 
「あ…ぁ…。」
 
 
どうしましょう。嫌ですそんなこと。
でも正体が露見してしまうのは避けなければなりません。
私はスカートをグッと握りしめ震えてしまっていました。
はらはらと涙をこぼしながら。**
 
(66) もくもく 2023/10/18(Wed) 6:44:47

【人】 爽快ブラスト チアキ


まだスカートを固く握りしめただけで、それを持ち上げることはできないでいました。
けれどそこに助け舟が入ったのです。
男子生徒は狼狽えていましたが──。
 
 
男子生徒は口にします。
昨日、教室から飛び降りた生徒がいた。
それが変身して魔法少女になったのだと。
別に、目の前の女子生徒がそうでないのならこんな事する必要はないんだと、スクープを手に入れた!と興奮気味に先生にスマホの画像を見せたのです。
私はそれに何も言えません。
昨日、魔法少女について問われた時に何も言いませんでした。
遠回しに嘘をついていたのです。
そして、今だって。
スカートの裾を握りしめることはやめましたが、私は震えて何も言えませんでした。
 
言いふらされても困ります。
でも、何でも言う事を聞くなんてできません。
スカートを捲るだけで済むのなら。
でも、そんなはしたない事をしたくも無いのです。
 
(75) もくもく 2023/10/18(Wed) 13:17:08

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「先生…。」
 
 
涙をこぼしながら私は先生に微かな助けを求めるしかできませんでした。
男子生徒もまた、先生を仲間に引き込もうとしているようでした。
先生も、秘密を握った相手を好きにできるんだと言わんばかりに。
私は。…私は。
 
今は先生の良心を信じるしかありませんでした。**
 
(76) もくもく 2023/10/18(Wed) 13:18:19
 




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