[提案にふむ、と顎に手を当てて。]

へぇ、丘かぁ……。
街を一望できる丘、良いねぇ。
一緒に？いいのかい？君がいると静かな丘の上でもにぎやかになりそうだ。
ぜひご一緒したいね？

[と上機嫌に]

1人で10人分か！頑張るねぇ！
ふふ、任せてばかりで悪いね？どうもありがとう。
お礼として、君の1面を埋められるような詩でも書けたら嬉しく思うよ。

[にこっと笑顔を返して。]

[にょきにょきと鉢植えの中身は伸びて新緑の色……少しづつしげってきては新芽もまだまだ出てきそうだ。]

ふむ。いささか成長が早すぎやしないだろうか。
この栄養剤があれば食糧難とかも解決しそうなものだけど……。

さぁね、頭の良い人の考える事は分からんね……
分からないが、とにかく効果は絶大という事だけが分かるね……

[そう報告しておくか、と一筆したため]

いっそ瓜君が潜入調査をして、確かめに行くという手もあるね？
どうだい、未知の成分が含まれているかもしれない薬品の謎を探して、研究所に乗り込んでみるのは……

[詩人はそんなことを他人事のように言いつつ、お茶請けのお菓子……おはぎもそちらに進めつつ。]

そう、潜入捜査。
ふふ、君は乗り突っ込みもうまいね？お笑い芸人になったら売れるかもだ。

[自分も井戸端話に花を咲かせたり揶揄ったりしながら、おはぎを一口。……育つ植物を見ながらおやつを食べる。
穏やかな時間だなぁと思う。]

それはその通りだ。きっと今の職も、君の天職だね。
私？私はこの通り口下手だからなぁ！
それにおじさんだ。御笑いに転身するのは少し遅すぎたね！

[若ければ考えていたのに、なんて冗談を。]

まぁ、若かったら記者に転身して君と色々するのも
悪くないかなとは思ったけれどもね？

所で……瓜君はこれ、何が咲くと思う？

[君のじゅき号を指して。]

それもそうなんだよねぇ。
私も"これ"で一財儲けてしまったし

[来世に期待だねぇなんて笑って見せた。]

そうか。……私の方はね、なんとなくだけど分かる気がするんだよ。

[多分あれだな……とかばな号の方を眺めて。]

白くて、塊みたいに咲く花だろうな、あれは。

さてここで問題。白くて塊みたいに咲く "こ" から始まる花！

何て名前の花かわかるでしょ〜かっ！

[動揺する様をはっはっはと笑いながら。]

おじさんだからね、たまにはお茶目をしたくなるのさ。
ぶぶー。どっちも違います。正解は〜〜〜〜……

[ででんっ、口ドラムロール]

明日までお預けっ！

[と、正解発表を引き延ばしたのでした。]

この調子なら明日、君のも僕のも咲くだろうね……
きっと君のもいい花が咲くよ。

[ワクワクしている様子に「微笑ましいね」と笑って。]

さ、今日の所はお帰り。お話どうも有難う。
また明日もおいで、明日にはきっと花も咲いてるだろうさ……