【人】 店長 ジンふー…… [コーヒーのマグカップを置いて、一息。 そろそろボードを書く時間か。 新物のかぼちゃはつやつやとしていい重さ。ズッキーニも同じくいい艶で、太さもしっかりしている。 ついでにオクラも、おすすめに上げていいレベルの張りがある。 魚介は今日一番なのはスズキだろう。ワイン蒸しなんか食べたいね、とは内心でだけ。 あとはやわらかく桃色のきれいなラム肉が入っていた。 最後の締めを飾るのはキウイ。ゴールドキウイの甘そうなのがあるが、グリーンも合わせて入れている*] (3) papr 2021/05/19(Wed) 1:11:53 |
店長 ジンは、メモを貼った。 (a6) papr 2021/05/19(Wed) 20:01:41 |
【人】 店長 ジン[テキパキと掃除しているのを横目に、卯田から受け取ったジャーナルのチェック。 在庫の確認に、翌日の準備。その間に賄いが準備されれば舌鼓。] 茄子と胡麻ってうまいよねぇ。 [そんな呟きを拾われたのかどうかは、フリーザーに眠るタネだけが知っている。] (29) papr 2021/05/19(Wed) 22:21:16 |
【赤】 店長 ジン[自宅は徒歩圏内、それも結構近い。 駅からは反対方向。店から5分ほどのところに、小さいながらの持ち家がある。 といっても、親の代からのもので築は相当経っている。] どーぞ。 [明かりをつけながら、部屋の中へ。 L字になっている変形のリビングルームは、入って目の前に寝れるレベルの大きめのソファがある。 そこから地続きで、カウンターキッチン。 一人暮らしらしくないしっかりとしたファミリー用の冷蔵庫も鎮座ましましている*] (*31) papr 2021/05/19(Wed) 22:24:02 |
店長 ジンは、メモを貼った。 (a8) papr 2021/05/19(Wed) 22:24:48 |
【赤】 店長 ジン好きにしてちょうだい。 何の場所がどことか面倒なこと言わないから。 [冷凍庫を開けていいかと問われたら、当然とうなずく。 ここでNoを出したら溶ける一方ではないか。 中身は馬刺し用の馬肉の赤身とか、スモークサーモンだとか。 あとは冷凍で保存している野菜類やら。 スカスカというほどではないが、ジェラートのタネくらいは入る。] (*45) papr 2021/05/19(Wed) 23:07:47 |
【赤】 店長 ジン覚えてるよ。 あいにく記憶力はある方でねえ。 なんて、ま、最初に来たときはすっかり忘れてたけど。 日記書くのが趣味でね。君のことも書いたなって、なんとなく思い出した。 [6年前、あまり事情は聞かなかったように思う。 家出ではないと聞いたが、家に連絡していいかとか、そんな程度。 人様の子供を預かるわけで、本来ならやりすぎるくらい身元を確認したりするべきだったんだろうが、6年前からある種の放任主義はかわらない。] (*50) papr 2021/05/19(Wed) 23:14:30 |
【赤】 店長 ジン……今さら、聞いていい? あの日、何があったの。 どうしたの。 [時効だろうと当たりをつけて、問いかけながらそっと、折り畳まれた腕の先をなぞる。 手指を重ねて、体温をうつした。 攻撃的な意思ではないことが伝わればいい。 触れ合うことで安堵を得て話せたらと。] (*51) papr 2021/05/19(Wed) 23:16:38 |
【赤】 店長 ジンお腹空いて動けないのは、充分深刻でしょ。 少なくとも俺にとってはね。 [笑ってみれば、空気は緩むだろうか。 緊張感のあるこわばり、うつむいた視線。どちらも解したい。] そう。 そういや、海外にいたみたいな話、聞いたな。 今もそこに世話になってるの? [フラウア、と名乗る彼の基盤は、そこにあるのかもしれない。 結局、呼び名は一度も決められないままだ。 いつでも、君、と呼んでいる。] (*61) papr 2021/05/20(Thu) 0:02:30 |
【赤】 店長 ジン迷子で、心細くて、お金もなくて、慣れない国で、お腹が空いてる子には優しくしなさいって家訓でね。 ま、俺が作ったけど。 そんな子をほっとくとかさ。俺がやだったの。 それが嬉しかったんなら、俺も嬉しいね。 [好いてくれるのは悪い心地はしない。 手を尽くしたぶん、親切にした子が懐いてくれるのは嬉しいじゃないか。] (*65) papr 2021/05/20(Thu) 0:06:58 |
【赤】 店長 ジンもー少しで、それなりの金額は渡してあげられると思うけど。 君、シフトしっかり入ってくれてるしね。 [慣れも早く、腕もいい。 少し甘えたな気質は感じるが、もう少し(俺も含めて)慣れたら、自慢の我が子なんですよと笑える日が来るのも遠くない。 そうなるころには、普通に暮らす程度なら困らない金額をわたしてあげられるだろうと思っている。] (*80) papr 2021/05/20(Thu) 0:41:17 |
【赤】 店長 ジンそうだね。……うん。うん。 [迷子じゃない。大きくなった。彼の言う言葉をひとつずつ肯定する。 撫でてほしいなら、そうしよう。 心地よさげにすり寄る頭は、手に馴染むアールを描いている。] ……好き? [紡がれた理由を、繰り返す。] (*81) papr 2021/05/20(Thu) 0:43:58 |
【赤】 店長 ジン…………うん。いや、困ってない、けど。 困ってはないけど。 ――…… [沈黙。困っていないと言う割には長い間。] 俺のこと、好きなの。 [真っ直ぐ、聞き返してみようか。 彼なら答えてくれる気がした。 なんて、どちらが甘えているんだろう*] (*82) papr 2021/05/20(Thu) 0:46:24 |
【赤】 店長 ジン[優しくて格好いい、が滑っていったのは、実感がないせいだ。 行き倒れを助けたのは事実なので、優しいという評価はつくだろうが、それ以上を見出だせなかったし、格好いいだなどと言われる姿を見せた覚えがない。 場を曇らせないように紡がれた、方便のように思った。 眉尻が下がるのを見て、沈黙。] (*86) papr 2021/05/20(Thu) 1:18:24 |
【赤】 店長 ジンんん。 [どうして、を紡ぐ前に、アラーム。 ぱたぱたと駆けていく姿をかわいいな、と思ってしまって、ひとり肩を竦める。] (*87) papr 2021/05/20(Thu) 1:19:48 |
【赤】 店長 ジンっはは。 そっか。 君のせいじゃなし、謝るようなことじゃないでしょ。 [へたりと床に座る様子がおかしくて、からから笑う。 改めて、ソファの隣を示して。] 座って。 (*88) papr 2021/05/20(Thu) 1:21:19 |
【赤】 店長 ジン……どうして、って、聞いてもいいかな。 あ、全然、嫌とかじゃなくてさ。 理由を聞きたいんだ。 きっと君は、俺に、あの日助けたっていう以上の気持ちを、抱いたんでしょ。 [そういうことだと自惚れるならば、だけれど。] ……俺はね。格好よかった試しはないよ。 だけど君は格好いいって言うだろ? そういう、君に見えてる俺の話が聞きたい。 どう? [叶うなら、その儚げにすら見える身体をそっと、抱き寄せよう。 体重を少し、分けてもらうみたいに*] (*89) papr 2021/05/20(Thu) 1:25:37 |
【赤】 店長 ジン顔…… [冴えない自信しかない。が、目の前の彼にとっては違うのだろう。 ぺたぺた触ってみても何が変わるわけでもない。ひげの剃り残しに出会って、所在なさげに目が泳いだ。俺の家なのに。] 一目惚れ、ねぇ。 6年経って劣化してなきゃよかったけど。 [6年という月日は大きい。 生まれたての子供が小学校に通える。 振り返ればそんなときから店をやっているし、年食ったなと自重しないでもない。] (*100) papr 2021/05/20(Thu) 2:54:46 |
【赤】 店長 ジン薄くない薄くない。 知ってるよ、俺もしたことあるからね。 あれは不思議なもんだよなぁ。本当に、ほんの一回会った、触った、それで忘れられなくなるんだよな。 俺が写ってる写真は、見つけた? [それが自分に向いてると思うと、どうもこそばゆくて茶化してしまったが。 けれど否定はすまい。わかるよ、と優しく囁いた。] (*101) papr 2021/05/20(Thu) 2:55:20 |
【赤】 店長 ジンはー…………愛されてるなぁ、俺。 [否定はしないが、並び立つ好きなところたちには呆気にとられる。 褒められているとは思うのだが、如何せんただ普通にしていたら褒められたという気分で、実感は全然やってこない。 ただ、ある一点についての言及は、小さくやべ、とこぼして。] (*102) papr 2021/05/20(Thu) 2:55:46 |
【赤】 店長 ジン……バレてた? 別に食わないって訳じゃないんだけどな。 フルーツとかはむしろ好きだし。 なんて言うか、優先順位が低い? いやー…… うん。ごめんね。 [ランチにドルチェをつけるくせに。 毎日のように季節のフルーツを仕入れるくせに。 今まで製菓に特化したスタッフがいなかったのは、この理由も大きい。 悟らせてしまったことに、謝った。] (*103) papr 2021/05/20(Thu) 2:56:09 |
【赤】 店長 ジンそーだね。 本当なら、こんな思わせぶりなことするなとか、怒られても仕方ないんだろうけど。 心細い子を甘やかすでもいいって言ったのは、君だからね。 これは俺流の甘やかし方ってことで。 [よしよし、とそれこそ子供にするようにまた頭を撫でて、ゆっくりと、今度は腕の中に抱き寄せる。] (*104) papr 2021/05/20(Thu) 2:56:52 |
【赤】 店長 ジンごめんね。 君が俺を想ってた6年は俺の中にはないから、今ここで君に答えを返してあげることは出来ない。 [真っ直ぐに好意を伝えてくれた彼だから、きちんとこちらの思いも、伝えようと思った。] だけど、よければ受け止めさせてほしい。 すぐに答えが返せないからって、サヨナラゴメンナサイできるほど、非情になれないやつでね。 とりあえず今夜はこれくらいしか渡せないけど、それでいいなら。 [頭を撫でていた手をするりと降ろして、あやすように背中を叩く**] (*105) papr 2021/05/20(Thu) 2:57:14 |
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