人狼物語 三日月国


238 【身内】幽谷廊へようこそ

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春山宮 霞が参加しました。

【人】 春山宮 霞

[かなり昔の人の子の書物には、私の事も書かれているようだが、実際とは随分違うものだ。母は確かにいたようだし兄もいたが、嫁を取るために母の知恵を借りたこともなければ、兄と諍があったこともない。
名前も少し違っている。伝え聞いたのならそんなものだろう。

もっとも、藤の花を咲かせるのは本当だ。
厄除け、魔除け、そういうものを人から願われたことは随分あった。

とはいえ、それも昔の話。
神無月の集まりが終われば、冬の間はすっぽりと暇になる。

自然、この場所を訪れて無為に長居する癖がついていた。]
(5) yusuron 2023/12/19(Tue) 21:11:38

【人】 春山宮 霞

私だ。今年も世話になる。

[人の一年はあっという間だ。すっかり馴染みになった百花の出迎えを受け、来訪を告げる。「霞」様ですね、と形ばかりの確認を受けたらうなづこう。今年はなんだかお若いですね、と言われたら笑っていなしておこう。人の子なら17、8ほどだろうか?どちらにせよ見た目にはさほど意味はない。それは勿論百花も知っている。

金はその場で先に出しておく。たっぷり一月ほど過ごせるだけはあるだろう。]

それとこれは御前の手間賃の分だ。一々は面倒だから先にまとめて渡しておく。

[いわゆるチップに相当する分を百花に渡す。人の子のやり方だ。ほくほく顔のようだから喜んで働いてくれるだろう。]

部屋はいつものところが空いているなら。
他はいつも通り、簡素にしてくれ。
用があればこちらから呼ぶ。

[荷物を運ばせ、空いていることが確認できたいつものお気に入りの部屋に向かおうとして]
(6) yusuron 2023/12/19(Tue) 21:25:48

【人】 春山宮 霞

そう言えば、最近は来ていたりするのか?

[と、ふと尋ねてみよう。他でもない、人の迷い子の事だ。
興味がお有りでしたか、と聞く百花は不思議そうに見える。
無理もない、ここに]人が迷い込むことは時折あるらしいが、私はあまりそれらとは縁がなかったものだから]

いや、何。
ただの気まぐれだよ。

[そう言って滞在するうち、瞬く間に十日程は過ぎただろう*]
(7) yusuron 2023/12/19(Tue) 21:35:59
春山宮 霞は、メモを貼った。
(a1) yusuron 2023/12/19(Tue) 21:59:35

【人】 春山宮 霞

…おや?

[ちょうど入口で百花と見慣れない来客の姿を見つけ、声をかけた。一目で、人間と察する。
声をかけ、彼女>>11が頭を下げたらこちらも一礼を。
話は、直近のものは耳に入っていた。だから少し口を挟む。]

ようこそ、幽谷廊へ。
…お姉さん、華名村の方なんですね。
生憎、ここは華名村からはひどく遠いですよ。
雪が止めば帰れるでしょうが、それまではゆっくり過ごして
いってください。…と言っても私も客なんですけどね。

同じ客同士、よろしくお願いします。…それじゃ。

[そう挨拶し、百花にはきちんと教えてやれ、と目で合図して奥の方へ向けて歩いていった。*]
(14) yusuron 2023/12/20(Wed) 0:59:03

【人】 春山宮 霞

[百花は人の子の客人に、説明をしているようだった。
とはいえ、彼女の方は半信半疑…というより、半分も信じていなかったかもしれない。
まだ人の姿をした者しか見ていなければそれも当然だろうか。
おそらく、あまり驚かせないよう徐々にこの場に慣れてもらおうとでもいうところだろうか。
雪の中で慌てて出ては、凍えてしまうだろうし。

ともあれ、寒さには勝てない。少し後、彼女はまずは冷えた体を温めに湯殿に向かったようだ。
少し遅れて、こちらも向かう。]
(20) yusuron 2023/12/20(Wed) 14:12:55

【人】 春山宮 霞

[彼女が体を洗って湯船に身を沈めてからしばらくして、ガラガラと戸が引かれる音がするのが聞こえるだろうか。
もし視線を向ければ、先ほどの、均等に刈揃えたおかっぱに近い髪型をした17.8ほどの姿が入ってくるのが見えるだろうか。
湯煙が立ち込めているが、他には誰もいないだろうか。]

あ、いらっしゃったんですね。お姉さん。
……いや、どうかそのままで。
ここは風呂の数はやたら多いんですが、ほとんど全て混浴なんですよ。

それでも気にはなるでしょうが…私は少し浸かりに来ただけなので。

[かけ湯だけして、彼女からは離れた場所の湯に浸かる。彼女からは自分の後ろが見えても直接自分は彼女の姿が見えないような、半ば背を向けるような形になるだろうか。]

よくわからない事ばかりだと思いますが…
お困りのことなどはありませんか。

[自分が入っている事が一番の困り事かもしれないのは承知だが…それはそれとして聞いてみよう*]
(21) yusuron 2023/12/20(Wed) 14:24:01
春山宮 霞は、メモを貼った。
(a2) yusuron 2023/12/20(Wed) 14:25:31

【人】 春山宮 霞

[彼女はやはり、こういった場所には慣れていないらしい。昔は人の子の世でもこういった混浴の場は珍しいものではなかったと聞くが…
それはそれ。最初こそ悲鳴が上がったが、こうして視線を向けない分には構わないという感じだろうか。
慌てて胸元を隠すあたり、奥ゆかしさを感じて笑みが漏れた。

まあ、しかし相談事は真面目に聞くべきだろう。]

連絡は無理でしょう。電話の類はないし、電波というやつも届かなければね。お姉さんがいた場所とはかけ離れていますから。

けれど服のことは心配いらない。
浴衣や湯帷子ならいくらでもありますよ。宿ですし。
外も、温泉の湧く辺りは浴衣でも寒さを感じないくらい温かいです。洞穴風呂などは特にね。

滞在費のことは本当に心配無用なことですが…
そんなに気になりますか?

[気になって滞在を楽しめないのは考えものだ。気の収まる方法があるだろうか。少し考えた。
彼女の名前を聞いたのはその流れで。]
(25) yusuron 2023/12/20(Wed) 21:52:00

【人】 春山宮 霞

清水花枝さん、ですね。
私は春山……
いや、『霞』と。宿ではそう呼ばれています。
ここには毎年来ていますが、神様……ねえ。

[ふっと笑って、両腕を湯船の中で伸ばした。
彼女が疑うのは無理もないことだが。]
(26) yusuron 2023/12/20(Wed) 21:59:03

【人】 春山宮 霞

人の子が神を試すのか……
(27) yusuron 2023/12/20(Wed) 21:59:49

【人】 春山宮 霞

いや、まあそれも無理ない話か。

[ふっと息をついて花枝という彼女を伺った。勿論視線は向けていないので、声色から察するだけだが。小さな声だ。恥じらっているような]

できなくはない…が、ここではあまり大したこともできないですかね。
まあ…でもこちらもただではできないわけで。あまり大層でないほうがいいか。
…なら、あれを。

[そう言って湯から上がる。腰に手拭いだけは巻いたが、体つきは見えるだろう。細身だが筋肉のついた、紛れもない青年のもの。そのまま脱衣場に衣服を入れるために置かれている蔓籠を持ってきて、彼女の側に置いてみせる。]

見ててくださいね。…ほら。

[手をかざしてニ、三度振り払い再び差し出す。蔓籠に一房、藤の花が咲いていた。]
(28) yusuron 2023/12/20(Wed) 22:13:19

【人】 春山宮 霞

どうです?

[手品に見えるかもしれないが、ひとまず差し出して笑ってみせた*]
(29) yusuron 2023/12/20(Wed) 22:14:07

【人】 春山宮 霞

[彼女が少し言葉を詰まらせたように見えた>>30のは、自分が漏らした言の葉>>27のせいだろう。
脅かすわけでは全くなかった…という事もないが、本当に機嫌を悪くしたわけでもない。
この見た目なら、確かに人の子同士なら気安げになるのは当たり前だ。むしろ…]

いや、いいですよ。霞くんで。
あまり気にせずに楽にしてください、お姉さん。
そう思うのは当然ですから。

[そう言って藤の蔓籠に藤花を咲かせれば、どうやらそれを不思議、
人知を超えた事と思ってくれたらしい。内心ほくそ笑んだ。
ああ、しかし…成り行き上とはいえ胸元を隠す姿を直に見てしまったわけだけれど。
彼女にとってはそれどころではないかもしれない。]
(33) yusuron 2023/12/20(Wed) 23:06:15

【人】 春山宮 霞

この場合は咲いた、かな。元々藤の蔓なので。
今は真冬で、生きた樹でもなければこのぐらいが精一杯。
あまり長持ちもしないのは惜しいですが。

[触れた藤の花は、しっとりとしたまさに生花の感触だっただろう。
もっとも、長く見ていれば少しずつしおれていってしまうのだけれど、それがまさに造花ではないという事だ。
彼女はどうやら私を神と認めたようだけれど]

ふふふ。…いや、霞様とは呼ばずに。
さっきほどまでの通り、霞君で構いませんよ、お姉さん。
…ああ、花枝さんの方がいいのかな。
(34) yusuron 2023/12/20(Wed) 23:07:16

【人】 春山宮 霞

別に貴女に崇めてほしいとかそんなわけではないので。
侮りは困るけれど、お姉さんがそんな人でないのはわかりますし。
それより同じ客同士、懇意にしてもらえる方が有り難いでしょうか。

お代が要らないというのはね、お姉さんのように時折迷い込む人間とこうして話をして、あるいは戯れる。そういう事が好きな客もいるからなんですよ。

[巫山の戯れとはよく言ったものだ… まあ、もちろんそればかりが目当てではないし、そんな事を口にはしないが。]
(35) yusuron 2023/12/20(Wed) 23:21:57

【人】 春山宮 霞

まあ、人間と直に話をできるというのはなかなかない事ですから。…なので、お姉さんさえよければ、ここにいる間よろしくお願いできたらと。そういう事です。

強いて言うならそれがお代でしょうか。

[滞在の、あるいは今見せた神力の…どちらにおいても。
そう伝えれば、彼女の答えになるだろうか**]
(36) yusuron 2023/12/20(Wed) 23:22:08

【人】 春山宮 霞

[この場所についての話をして、彼女…花枝が湯に深く沈んで>>37色々と思案しているようなのを見て、察したかな、と理解する。
とはいえ、隠してもそのうち分かることだ。不慣れな現状では不安が先に立つのは無理もない。むしろ、戯れの一言で察したのだから人の子としてはかなり聡い方だろう。そのあたり、好感が持てる。

彼女が実際の所何を考えているかはもちろん完全にはわからないが…そのうち半分は杞憂で半分はまあ当たっている、というところか。]

そうですか、話なら構いませんか。
それはよかった。
お姉さんみたいな方とお話できるならそれだけで楽しいでしょう。こちらの世界はどうしても変わったことが少なすぎるから、人がどんな風に過ごしているか、色々と知りたい事もあるんですよ。
他の客も、少なからずそういうものでしょうが…

[そう、花枝は他の客、他の神との事を気にしているのだった。]
(40) yusuron 2023/12/21(Thu) 12:47:21

【人】 春山宮 霞

そうですね、昔よりはここも客が減りました。時代かな。
他の客はまだ見ていませんが、全く来ない事もないでしょう。
お姉さんも今は客ですから、相手が人でないからといってあまり畏まり遠慮する必要もないんですが…

[同じ客同士でも、もちろん親切と思われて悪い気はしない。]

そうですね。それなら。

[先程の蔓籠の端枝を折り、手にして呪詞を唱える。

と、その枝はやはり藤の花のような小さい紫の石を鈴生りに下がらせた髪留めに変化した。藤の花の芳香が微かに香るのがわかるだろうか。]
(41) yusuron 2023/12/21(Thu) 12:58:00

【人】 春山宮 霞

できました。つけてみてください。

[出来上がったそれを花枝に差し出そう。
構わなければ、こちらで彼女の髪につけてみてもいいけれど。]

私の力を込めた髪留めです。
ここに滞在する間、これを身につけていると良い。
見た者には私の験(しるし)だと分かるでしょうし、
それにもう一つ。
誰であれ、お姉さんの意に沿わない形で触れると、
ひどく痛い思いをすることになります。
強い厄除けという事ですかね。
(42) yusuron 2023/12/21(Thu) 13:44:53

【人】 春山宮 霞

まあ、大丈夫ですよ。
こちらの世界にも規があり範があって…
漏れということなら人の子の世界より余程厳しいですから。

…どうでしょう、少しは安心して過ごせそうですか?

[と、笑みを見せつつも念の為尋ねてみよう*]
(43) yusuron 2023/12/21(Thu) 13:45:04
春山宮 霞は、メモを貼った。
(a4) yusuron 2023/12/21(Thu) 13:45:53

【人】 春山宮 霞

[藤の花は魔除けの花。『不二』であり『不死』に通ずる花。
…まあ、花枝の意に沿わずに触れれば痛い思いをするというのは自分自身も含まれてしまうのだけれど…それはそれ。

彼女の強張った表情が解れてくるのを見るに、このぐらいはして正解だったか。少なくとも、安心したというのは嘘ではなさそうだ。
藤の花の香は湯気に混じって微かに湯殿に広がる。]

うん、とても良く似合いますよ。
…あ、温もりましたか。どうぞお先に。
……あ!!いけない、失礼しました。

[成り行きで、湯船に浸かる花枝の姿を普通に見てしまっていた。確かにこれでは上がれない。自分は湯船から上がっていて少し冷えていたから、元の場所に戻り、湯から上がる花枝を背に、湯船に浸かり直した。

湯から上がるのは、花枝が着替え終わってしまってからになっただろう。]
(47) yusuron 2023/12/21(Thu) 22:25:45

【人】 春山宮 霞

その浴衣、お姉さんに似合ってますよ。すごく。

[いつの間にか従業員が浴衣を用意していたのだろう。
あまり着慣れないのか、少しばかり崩したような場所も見えるが、それは味があり、しばし目を留めた。]

雪が止むにはしばらくかかるでしょうし、今日は部屋でゆっくり過ごして、早めにゆっくり休んだ方がいいでしょう。

もしお姉さんが良ければ、明日また伺っても構いませんか?
散歩がてら、辺りをご案内します。
ああ、私の部屋は奥の廊下から階段を少し登っていった先の離れです。なかなかの景色ですよ。

…ではお姉さん、よろしければまた。

[先程までは姿を隠していた人ならざる従業員も、気をつけてみればそこかしこにちらほら姿が見えだすだろうか。
それを見てから、花枝に軽く礼をしてその場を後にした。*]
(48) yusuron 2023/12/21(Thu) 22:42:03

【人】 春山宮 霞

―自室―

[階段を上って空いてさえいるならいつも使っている離れ部屋に戻る。
幽谷廊の宿の離れの中でも一際高めの所にある部屋だ。
もちろん景色はいいし、繁忙期(これは11月だ、寒くなる時期だし出雲帰りに立ち寄る客が多いのだ。)でも騒々しさはここまではそうそう届いてこない。
しかし、ここを気に入っている一番の理由は他にあるのだが…]

今頃は部屋に入って…食事でもしているかな。

[こちらは火鉢にあたりながら、微かに開いた障子窓から外の雪を眺めている。
彼女あての部屋は、人間が使う用のものだし、変哲はないはずだ。
火鉢もかなり大きなものに炭をおこしているだろうから、そう寒くはないだろう。
文明の利器はさすがにないが、簡素な裸電球の灯りぐらいはあるだろうか。
こちらの部屋は、それもなく代わりにランプが置かれている程度だが。]
(54) yusuron 2023/12/22(Fri) 22:19:49

【人】 春山宮 霞

清水、花枝… 花枝さん、か。

[お姉さんと呼んではいるが、名前は覚えている。
この宿に来て長いが、人の子と実際にこれだけ話をするのは初めてだ。
なかなか聡いし、年若気な割にはしっかりしている。
明日の誘いも二つ返事で受けてくれたのは嬉しい事だが…]

数日滞在して人里に戻っていく人の子に、
何を求めてるんだろうな。私は…

[思えば神代とが終わってから呼べる時代が終わってから、
久しく、人の子というものに関わってはいない。
祀られる社もほとんどなく、あっても訪れる人はなく、さらに言うなら名前すら…]

いや、そんな大層なものじゃないな。

[話をして、今の人の子の在り方を知る。それだけで楽しいに違いないのだ。
だから、そのままその日は眠りについた。]
(55) yusuron 2023/12/22(Fri) 22:20:43

【人】 春山宮 霞

―翌日―

お早う御座います、お姉さん。
昨日はよく眠れましたか?
寒く無かったら良いんですが。

[彼女の朝食が終わった頃の時間に、百花から聞いた部屋の戸を叩く。
こちらも外行き用の羽織は着ている。
まあ、露天風呂の周囲を回るのだし、入浴する事もあるかもしれないが…
花枝が顔を出したら、その姿を見て]

うん、やっぱり似合ってます、その髪飾り。

[にこりと笑ってみせた。]
(56) yusuron 2023/12/22(Fri) 22:29:58

【人】 春山宮 霞

よければ今からこの周りを案内します。
寒くないように羽織ってきてくださいね。
まあそんなに寒くはないし、入浴できる場所はたくさんありますが…

参りましょうか?

[軽く手を差し出して、問いかけた**]
(57) yusuron 2023/12/22(Fri) 22:30:12
 




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