【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[何もかもを吸い込む闇が、そこにあった>>3:152 そうして聞こえてきたのは、 彼女であって、彼女でないものの声。 "彼女"が見つめる先にあったのは、 虹色に輝く晶石の富嶽と、 その真下に現れた新月のような球体。 それが、光を吸い込んでいく。 白も、赤も、青も、緑も、何もかも。 その虹色に輝く何もかもを闇《ヨル》が吸い込んで――] (13) yuno 2018/12/20(Thu) 20:42:02 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (16) yuno 2018/12/20(Thu) 20:43:15 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ ……、さっきは嘘をついてごめんね。 [ぽつり、と音を零す。 独り言というにも拙いような言葉を。] もし、ここでミルフィーユが死ぬかもしれないって ……そう考えたら、とても怖かった。 また、わたしは大切なひとを失って そうして、もう二度と会えなくなるんじゃないかって。 [たとえ命を落としていなくても、 永遠に続く時間の中で会うことも叶わないのなら それはきっと、ヒトにとっての死別に近い。 否、死んで彼岸で再び巡り合うという希望も持てない分 こちらのほうが、より残酷な気もした。] (17) yuno 2018/12/20(Thu) 20:43:44 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[道中、かけられた声と頭を下げる姿を見て>>10] ……。 [ほんの少し、瞠目した] 助けにはなってなかったと思う。 …いろいろと間に合わなかったし、 それに。 助けられているのは、わたしのほうだから。 (18) yuno 2018/12/20(Thu) 20:53:44 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ……だから、今度はわたしも あなたを助けたい。 あなただけじゃなくて、あなたの中の 別のあなたも。 [うまく、言えないけれどと言葉を付け足して] この戦いが終わったら、そのときは。 ……たくさん、いろんな話がしたいな。 [彼女の笑顔を見て、そう思う。 この温かさを、失うわけにはいかないから。] (19) yuno 2018/12/20(Thu) 20:54:05 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[そうして彼女と学園に向かう>>11 彼女たちの怒りの声があがったその視線の先に。>>12] ……あの子が。 [こうしてきちんと会うのは、お互いに初めてだ。 微笑んで手を振る彼女から、少し離れた場所に立つと。 手を振り返したものか暫し逡巡してから 目線で小さく、頭を下げてみせる。] (20) yuno 2018/12/20(Thu) 20:54:26 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロはじめまして、黒い子《アナベル》 [そう声をかけるものの、その気配には 酷く懐かしいものを感じる。 正確には、わたしがではなくて、 わたしのなかの白の不死鳥が、 そう感じさせているのだろうけど。] …場所、移しましょう? ここにいては他の子たちが巻き込まれるかもしれない。 [今更だと、言われるかもしれないけれど。 それでも、命からがら逃げてきた先でまで、危険な目にあうのも辛いだろうと。 この学園がそういう事態に対して万全の体勢をとっているというのなら、此方としても安心なのだけど。]* (21) yuno 2018/12/20(Thu) 20:57:15 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[また、優しいなんて言われた>>24] …。 [困惑を隠しきれない表情のまま、それでも先導するように歩く姿を見れば、そのままおとなしくついていこうとする。 途中、男の人の傍を通ったときには] ……あの人は? [なんて聞きもするのだろうけど。] ……。 [こそっと、手にした不死鳥の石から回復のための白く淡い燐光を生み出して、彼の方向に飛ばしてみたりする。 アナベルに見つからないよう、そちらのほうに注意が逸れていたので、きちんと彼のほうに飛ばせたかは不明だが。] (38) yuno 2018/12/20(Thu) 21:49:14 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[不審を隠さないミルフィーユと共に道を歩く。 道中すれ違う人々とアナベルの様子はどことなく平和な雰囲気が流れていて。>>25 正直、なんとも居心地が悪い。 本当に、これで世界が救われると。 誰も犠牲にならない世界が作られるというのなら。 それはたしかに魅力的だと思う。 だけど……。] …幻影月《ファントム・ルナ》については聞いた、けど。 アナベルは、これからこの世界をどうしたいの? [いいか悪いか、見た目だけでは判断がつかない。 だけど……アナベルはあの人を、コーネリアスの魂を闇に閉ざした。 アナベルや幻影月《ファントムルナ》と協力関係にあったスピカは、この世界を壊そうとした。] …。 [やっぱり、得心が行かない。] (39) yuno 2018/12/20(Thu) 21:54:46 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ…! ミルフィーユ…!! [突如として変貌した彼女にはっとする。 だけど、ここにはまだヒトの気配がする。 このままではきっと、巻き込むだろう] (45) yuno 2018/12/20(Thu) 22:05:02 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[――ああ、でも。 相手が誰であれ、傷ついたらきっと、あの人は悲しむんだろうな] [それに。 ……わたし自身が、やっぱり嫌だなって、思うから] (47) yuno 2018/12/20(Thu) 22:06:23 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[だから。] ―――不死鳥よ!! このものたちを守り給え!! [手にした金剛石を掲げて、叫ぶ。 と同時に周辺にいた避難民とメギドを庇うように 金剛石の輝きを放つ防御壁が展開し、 ミルフィーユの攻撃から彼らを庇うだろう] (49) yuno 2018/12/20(Thu) 22:12:11 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ早く、逃げなさい!! [叫ぶ声は、彼らに届いただろうか。] 『なになに!?』 『いやあああああ!!!バケモノがあああああ!!』 …っ。 [ぐらりと視界が揺らぐような衝撃が頭蓋に響く。 …ああ。 わたしはまた少し、神の子から遠ざかった。 それでも、今は構っている暇はない。 どうにか周囲に人がいなくなったのを確認すると、 あらためてアナベルとミルフィーユのほうに視線を向けた。] (50) yuno 2018/12/20(Thu) 22:12:32 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (51) yuno 2018/12/20(Thu) 22:17:59 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロあなたは……。 [この男は何者か。 わからない。――ただ。 先程見たときにはわからなかった不穏な気配が、 此方を突きさすほど、痛いほどに感じる。 ミルフィーユの刃が此方に迫ってくれば、 片手を封じられたまま、白く輝く不死鳥の羽を散らすようにして、 それらの軌道を変えて防御してみせる。]* (53) yuno 2018/12/20(Thu) 22:25:28 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[巻かれた鉄線とは別にもう一筋が身体に突き刺さる>>54] …っ。 [だが、彼の顔を見やれば、 そこに見えたのは先程の気配とは異なるもの。 訝しむ余地はなかった。 鉄線越しに伝わる"奇跡"が、わたしに伝わると同時 先程の避難民の言葉で失われた力が再び戻るのを感じる。] …。 [先程、アナベルは彼を天使だと言っていたか。 ならば、奇跡――他者の運命を操ることができるのも わからない、話ではない。] (69) yuno 2018/12/21(Fri) 7:23:43 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロえっと……ありがとう。 [鉄線を解く彼にお礼を言って>>62 彼の唇から、二人分の言葉が紡がれている。 …詳しいことは分からないけれど どうやら、ミルフィーユと同じ、ような そうではないような。 そうして、彼が淡く光る槍――夜果ての槍≪ロンギヌス≫で ミルフィーユの爆発を防げば。] …っ。 [飛び立つ彼と、ミルフィーユを追うように アナベルの導く先へ向かう。 そして、その先に在ったのは――……>>66]* (70) yuno 2018/12/21(Fri) 7:24:22 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a10) yuno 2018/12/21(Fri) 7:25:35 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[地下書斎の主たるアナベルが見せる光景>>77 イシに込められた、ヒトの願いや祈りと、 そして煌めきを放ち続ける偶像の幻影《ファントム・オブ・アイドル》を。 そしてもう一つ。 先程見せられた、学園内の光景>>25を脳裏に浮かべる。] ……。 (85) yuno 2018/12/21(Fri) 20:29:25 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[ゆっくりと瞳を開けて] アナベル。 …優しいのはやっぱりあなたのほうだと、思うよ。 [苦笑交じりに相手に返す。] (86) yuno 2018/12/21(Fri) 20:29:42 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ ねぇアナベル。 あなたには大切なひとはいる? 皆大好きよ、とか、大切だ、とか、 そういう話ではなく。 個人として、この人が大事で、大切で、 この人の願いを叶えたい、 この人と一緒に過ごしたい、 この人のためなら、世界のすべてさえ 犠牲にしたっていいと、そう思えるような。 わたしは、この身体を得て短いあいだだったけど そう思える時間を過ごすことが出来たわ。 このひとを大切にしたいとか、大好きだとか。 この想いを無駄にしたくないとか。 そういうふうに思えることが、たくさん。 (87) yuno 2018/12/21(Fri) 20:31:05 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロううん、いいことばかりではなくて、 それこそ、いろんなことがあったわ。 悲しい想いや無力な自分に悔しい想いも、 分かり合えない歯痒さも。 突き刺さるほどに胸が痛むことも、あった。 大切なひとを失うかもしれないことに 怯えることだってあった。 (89) yuno 2018/12/21(Fri) 20:32:31 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロでも、それがきっと「生きている」ってことなのよ。 悲しみや苦しみや辛いことがある代わりに、 ニンゲンたちは、自分たちの限りある短い命の中に 喜びや幸福を見出す。 永遠を生きるわたしたちにはない、 鮮やかな色彩《セカイ》がある。 [生きる幸福と苦しみは きっと世界というプリズムの異なる側面。] あなたの差し出す世界は、 とても素晴らしいものだと思う。 永遠の安寧と幸福に満たされた、 なんの苦しみもない与えられた世界。 (90) yuno 2018/12/21(Fri) 20:38:41 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロわたしは、この世界で"生きて"いきたい。 大切なひとたちと共に限りある日々を ひとつひとつ積み重ねていきたい。 管理者なんて神様モドキになるつもりはないの。 ねぇ、アナベル。 世界の全ての願いや祈りを束ねても、 どれだけたくさんの人たちを幸福に眠らせても あなた自身に手を取り合う大切なひとがいないのなら その世界は、とてもさびしいものだって、思うんだ。 先代のニグラスやコーネリアス、 そして彼の言葉を伝えてくれた子が、 わたしに託してくれたものを無駄にしないためにも、 わたしは、今、あなたと戦わなければならない。 [この幻影月《ファントム・ルナ》を打ち破って、 この世界を今一度、変革しなければならない。 手にした金剛石とあの人から託されたものを握りしめながら、 まっすぐに黒の不死鳥の少女を見据えた。]* (92) yuno 2018/12/21(Fri) 20:46:31 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[差し出されたマイクに>>100] ……ううん。 [その手を握りしめる。] わたしだけでは、だめだから。 ミルフィーユの力も、必要なの。 [これで最後なのだから。 折角だから、我儘を言おう。 とびっきりの、我儘を。] (105) yuno 2018/12/21(Fri) 21:38:28 |
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