【神】 奔放 クリス『うるさいなあ!!!!!!!!!!!!!』 『なんだよ!!!!!』 『なに? タオル?』 ふぅん、と写真を眺めて。 『まだ赤いじゃん、血。ついさっきついたやつじゃないの?』 『てことは此処にいる奴らか、或いは誰か此処に入り込んできた人の血がついてるのは間違いないから』 さて、 『ちょっと鳥飼に聞いてみるか! まだみつかんないのあいつ』 (G3) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 9:00:30 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「じゃあ」 彷徨っていた視線があなたへ向けられた。 わずかばかり喜色をはらんだ彼の目を見るに、 あなたの見立ては正しかったらしい。 「じゃあ、 下の子の証言は正しいと思わなかったってことすよね」 やっぱり一番最初に浮かんだのは、なんですか」 上の子のことがが好きだから。 上の子に命令されて逆らえないから。 あるいは両方。 あるいはその他 。話の取っ掛かりくらいに思えなくもないから、 こちらの問いの答えはなんでもいいのかもしれない。 けれど、>>a11 だから、眉尻を下げて笑った。 (-18) 66111 2022/07/07(Thu) 12:21:51 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「上の子のことがが好きだから」 「上の子に命令されて逆らえないから」 「あるいは両方」 「読み取るならそこが一番有力視されるだろう」 瞬きが一つ落とされる。 「だけど、」 きっとここに合理性は必要ないから。 「死んでほしかったからじゃないかな」 相馬栗栖は、その目を見ている。 (-21) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 15:34:51 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『そうなのだとしたら、逆もありえるんだろう』 『打ち込まれたがゆえに存在する物語と、物語が存在するがゆえに打ち込まれたもの』 『きみはどっちの方が好きだ』 残された人には、それがどちらか判断する術はない。 悪魔と同じように。ただの創作だと信じ切っているそれが、物語がある故に打ち込まれた文章だったかのように。 『そりゃあ勿論』 『どうか悪魔のままでいてくださいね、ってお願いする』 『悪魔が悪魔じゃなかったら、興ざめだからね!』 (-22) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 15:42:03 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『面白い方が好きです』 即座に答えた。迷いはなかった。 『作り話でも本物でも、拙はこだわりありません。ただ自分の感覚で面白いと思えるか、夢中になれるか、皆と共有できそうなものか、それだけが重要なのですよ』 『何が面白いの基準かと言われれば、拙は栗栖みたいにきちんと言葉にできないのですが』 身も蓋もない回答だ。 『栗栖らしい願いですね』 『ただ、栗栖の定義に則るのであれば。分からないことを暴くのはいつだって人ですし、悪魔を悪魔ではないと否定するのも人ですから』 『悪魔にそのままでいてもらうなら人はわりと厄介な存在ですね』 それから、ややあって。 『拙は、』 そんな途中にも程がある文章が送信された後、メッセージごと削除された。 *この内容は削除されました*。 そんな文面が、貴方のメッセージアプリにも残っているのかもしれない。 (-27) もちぱい 2022/07/07(Thu) 17:11:31 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス>>a13 それから、へにゃ、とわらって言った。 「そう思いますかぁ」 安心したような、何かを諦めたような、そんな顔。 「猫島は死んでほしいまでは思ってねぇすけどね。 ……ああいや、思ってるかも」 死ぬまでしないと何でもできてしまうから。 わからなければいいと思っていたのに。 “うまくいかない”は“できない”ではない。 殺すだけならむずかしくない。知っている。 この流暢で素直な言葉には、本当が半分くらい。 捻くれてはいても、嘘を吐いたことなんてほとんどなかったのにね。 この数年の内に覚えてしまったらしい。 猫島を知らない人なら、きっとわからなかった。そのくらいの。 (-31) 66111 2022/07/07(Thu) 19:14:21 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『だから悪魔でいて貰いたいんだろう?』 空想の生き物。それが現実に成り下がったとき。 それでもそれを掴めない時。身近にいるのに、それが何も分からない者。 そんな物語。 相馬栗栖は、一人笑った。 『言えよ』 (-50) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 11:13:04 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマその笑顔を。 尊ぶこともなく。 切り捨てた。 「気持ち悪いな、その顔」 「後押しでも欲しかったの?」 「じゃあ」 「そう言えよ」 それしかない奴の言葉なんか、面白くない。 「それとも」 「こういって欲しかったの?」 「なにをどうやったって」 「結局どうにもならないって」 猫は好きだ。 (-51) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 11:24:45 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「…かなわないなぁ、本当」 「……要らねぇすよ、後押しなんて」 栗栖ニイに解決してね、って言うわけないじゃないですか」 「解決してほしくないことがあるんなら、 栗栖ニイには絶対言わねぇんです」 「どうにもならない、って。 そう言って欲しかったんなら、 それ、猫島が栗栖ニイを見縊ってるってことすよ?」 「当然、そんなことないんです」 「ないんですよ」 (-63) 66111 2022/07/08(Fri) 17:29:41 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「だからあの日お願いしてて。猫島は誰にも言えないだろうから」 「けれど兄ちゃんもひどい人なのは知らなくて。もっと言えなくって」 「猫島は反抗しないだけでお利口さんじゃなくて」 「だって何か言ったら怒鳴るんです。みんな、みんな」 「こわい、くって」 言葉と一緒に涙があふれて、ぽろぽろ、落ちていく。 (-64) 66111 2022/07/08(Fri) 17:32:29 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリスそれは、トリカイの騒ぎの後。 薬袋から短いメッセージが届いた。 『こんな時だけどメッセージを残しておくよ』 『キミの弟君に昔伝えていたことがあってね なにか聞いていないかい?』 『中々連絡がないんだよ』 貴方は弟から薬袋の話など一切聞いたことなどない。 聞いたとしても、保健室にいつもいた生徒というだけだ。 特別仲がよかったわけでもない、なにか縁があったのだろうか? (-78) toumi_ 2022/07/08(Fri) 19:59:14 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「──僕が、もう大丈夫だ、なんて言うわけないだろう?」 相馬栗栖という男は、やっぱりそこにある感情を尊ぶことをしない。 楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとか、疚しいとか。 ただ、そこに言葉と共に涙が一つ落とされた事実のみがある。 相馬栗栖は大した男ではない。 ただ、昔。憧れてしまったものがある。それはある種、悪魔とでもいうのかもしれない。 自分を規定したわけでもないし、適応させたわけでもない。 ただ、憧れが模倣に。模倣が、自分の形に。 拙い模倣など、自分の形でしかないことに気付くことは。もしかしたらもうないのかもしれないけど。 そいつは、こう言っている。 ──── (-80) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:08:35 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「解決してあげようじゃないか、猫島」 きみのそれを、終わらせると。 約束を落とした。 真新しい約束は、拘束力を生まず。 因果は逆転しえない。 何の発展性もない、ただのそんな約束をしたという事実。 そいつは、それを約束した。 「僕は優しくないって」 「よおく知ってるだろう?」 (-81) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:11:01 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『きみたち知り合いだっけ?』 普通の文章。タップの速度も普通。なんでもないこと。 『知らないな、僕。あいつと仲良くないからさ』 『ていうか嫌われてんの僕! いやだねー』 (-84) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:13:09 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「……栗栖。 牧夫の所、行ったのかい」 音もなく少女が、ふと、貴方の視界の端から現れる。 まるで貴方がここにいると、最初から知っていたかのように。 「マユちゃんはああ言ってたけど……。 誰にも見つからず、この校舎に潜むなんて難しい。 犯人は早く探すべきだと私は思ってるんだ」 その横顔は、貴方を見ていないけれど。 試すような表情を隠しもしない。 「言ってる意味、わかるだろう。君ならさ」 (-85) wazakideath 2022/07/08(Fri) 20:24:39 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「回りくどい」 相馬栗栖は変わらずにそこにいた。 教室の古ぼけた椅子。まるであの空き教室を占拠した時と同じように。我が物顔で、自分の空間にして。 「行ってきたよ。永瀬はああいってたが、どうにもおかしな状況らしい。今は見るだけに納めておくけどね」 「僕らの中の誰がやったのかって言えばいいだろう、まどろっこしいな」 (-90) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:46:43 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「ふふ、ごめんごめん。 こういうのは探偵の口から聞きたいのさ」 黒板へ向かい、教卓にひょいと座った。 もしも遺体を発見した時の、彼女の様子を知っていれば。 または、その場にいた誰かから聞いていれば。 その口振りに違和感を抱いたかもしれない。 今目の前にいる少女には、強張った表情も他者を気遣う遠慮も見当たらない。 それは貴方が相手だから、かもしれないが。 「当たりは付けてるのかい? 第一発見者の証言、必要かなと思って来たんだ。 夏彦やカナ姉よりはきっと話せると思うよ」 (-91) wazakideath 2022/07/08(Fri) 21:01:04 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「かんがえちゅー。流石に当たりを付けるにはパーツが少なすぎるだろ。聞かせて」 非日常の光景だ。 日常的ではない。 死体なぞ、軽々しく登場していい物ではない。 だけれどこうも落ち着いているのは、だからが故か。 或いは、そういう人格か。 目を見やる。相馬栗栖は人の目をよく見る。 人を、よく見ている。 椅子に座ったまま、その距離のまま。 「一応聞いておくけどさ」 「白間は、見つけてどうすんの?」 自分達の中に。誰かを殺すような何者かが混ざってることを。 悲しむ、恐怖する、終わらせる、とでもいうのならば。 相馬栗栖は、笑わないで。 吐息の中に、微笑みを乗せて。 笑った。 それらしい振りでもしてほしい物だね。 (-94) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 22:11:16 |
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