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【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[もどかしさに詰まった言葉。 羞恥を浮かべながらも、頷いたのに。 彼から返ってきたのは笑う声だった。 肯定が小さすぎたのか言葉が足りなかったのだろう。 上手く伝わらずに身を引いていく彼に、 待って、とも、もっと、とも言えずに。 言葉を飲み込んで、顔を背けた。 甘えたいと言ったはずなのに、上手く言葉にできない。 恥ずかしさがどうしても邪魔をする。 なのに、もっと。聞かせて欲しい、なんて。 言えるわけもない。 (-0) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:03:16 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[晒した裸体に落とされる視線の奥。 微かに燻っている熱を向けるみたいに、細められて。 直接吹きかけられた訳でもないのに、 伝染するみたいに、また熱い吐息が零れた。 肌を合わせたいのはこちらも同じ。 彼が瑕を気にしているのは知っているけれど。 だから、尚更この目で見たいと思った。 酷いという瑕は下半身にかけて。 脱がせたシャツの下では、脇腹から腰に掛けて、 赤い部分と、少しくすんだ場所があっただろうか。] …………上は、ここだけ? [驚きはしない。聞いていたから。 そっと、手を伸ばして腰元の変色した肌に触れる。] (-1) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:03:38 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[彼のように、綺麗だ。とは言わない。 だが、その反対の言葉も思いつかない。 一番気にかけているのは、彼自身だろうから。 瑕があったところで、 彼に対する認識は変わることはないけれど。 一瞬、垣間見えた後悔のような表情。 気にするようならば、つう、と指先で辿って。] あとで、俺もキスしてもいい? ここに。 [そう、問い掛けを一つ。 例え否という返事が返ってきたとしても。 そこは柔らかく首を振っただろう。 だめ、と言われたとしても、させて。と。 ここぞとばかりに甘えるように囁きを返して。] (-2) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:04:19 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[再び、シーツに沈んで彼の重みを感じながら、 胸元に抱き込むようにした、彼の頭を緩やかに撫でる。 時に、髪を梳いて。 薄い胸の先端を吸い上げられて、やはり。 擽ったさは拭えなかったけれど。 何度か舌が粒を往復すれば、微かな違和感を覚えた。] …… 、 っ ……[また息を詰める。悟られぬように声を殺すけど。 舌先を押し返すように立ち上がり始めた尖りが、 少し、腫れるみたいに形を強調し始める。] (-3) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:05:43 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[だから、彼の唇がそこから離れて。 腰元の落ちていった時には、少し安堵の息をついた。 まだ、大丈夫。 ……何が? ……分からない。 一瞬浮かんだ疑問が、肌を滑る手に乱されて。 霧散するように消えていく。 臍はまた違う擽ったさに、声を立てて身を捩り。 髪を撫でる手も、彼の頭が下がると合わせて、 自身の腰元へと伸びていく。 そして。] (-4) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:06:50 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[まだあまり反応していない下肢に彼の頭が降りて、 布越しにキスを送られて。 その視覚から与えられる刺激に、僅かに腰が揺らぐ。 手の甲で探るように触れていたものが、 形を確かめるみたいに、指先で触れて掌で包まれて。] …… は、っ…… [さすがにその場所を探られると、 堪えていたはずの熱い吐息の塊が喉を突く。 優しく触れるだけ、まだ愛撫とも言えないぐらい。 微かな動きが、もどかしくて。 掌に自ら押し付けるみたいに、腰を浮かせた。*] (-5) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 2:07:52 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[疵痕に触れようと伸ばした手が遮られ、 躊躇い混じりに呼ばれて、顔を上げた。 肌を、瑕を見せるということは。 彼の内核に触れるようなもの。 瑕を負い目のように感じていることも 理解はしているつもりだけど。 否、だからこそ触れたいのだともうひと押し。 是が返ってきたならば、目を細めた。 注釈のような言い訳にくすりと笑みを落として。] まだ起きてなかったんですか? こんなに、たくさん触ってるのに。 [肌を滑る彼の手がもう触れていない箇所などないくらい。 温度の高い手で、弄っていたというのに。] (-22) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 12:42:27 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[彼がまだ変な気を起こしていないなら、 自身の魅力が足りないのかもしれない。 だから、そっと彼との距離を詰めて。 彼がしたみたいに耳朶へと口元を寄せたなら、] 俺で、感じて。 [改めて誘うように声を潜め、耳殻に唇を当てて囁いて。 感謝の言葉とともに送られたキスを受け止めた。 高め合うキスも好きだけれど、 気持ちを伝え合うだけの触れ合わせるようなキスもまた。 癖になってしまいそうだ。] (-23) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 12:43:25 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[今はまだその柔い場所に直接的に唇で触れることはなく、 掌を掠める程度に留めて、 触れたいという彼に身を委ね、受け止めていく。 身体の奥の、まだ芽も出ていないものを。 引き出していくみたいに何度も。丁寧に。 愛撫を施されて、少しずつ変化を生み出されるような。 彼の唇が離れて、唾液に塗れた赤い粒に、 恐る恐ると自身で手を伸ばして触れてみれば、] …… ッ、 ん ……[微かにピリ、とまた電気が走るみたいに淡い、痺れ。 薄い胸を、色づいた先端を、窪んだ臍を。 愛おしげに愛された場所を、自らの手で撫でて、 追いかけるみたいに、確認して。 やっぱり、もっと触って欲しいという想いが、 次第に、強くなっていく。] (-24) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 12:44:30 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[それを一番最初に自覚したのは、やはり。 男の象徴である場所だったかもしれない。 浮かせた腰を自ら掌に押し付ければ、意図が伝わったのか もっと、と酷く甘い声で誘うから。] ぁ ……、 うん、 ……ッ、[睫毛を震わせて、こくんと首を縦に揺らした。 聞いておきながら答えるよりも早く、 扱くような手付きに声が上擦って、 悦ぶみたいに聞こえてしまったかもしれない。] (-25) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 12:45:27 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[最初は緩やかだった刺激が、 反応を促すみたいな動きに変わっていく。 髪を撫ぜる余裕が少しずつ剥がされて、 喉奥から込み上げてきそうになる声を、 抑えるよう手の甲を自身の唇に当てて堪え。] …… ふ、ぅ…… ッ [少しずつ膨らみ始めていく猛りが、 ジーンズを押し上げるから、少し苦しくて。 彼の続きを促す声に、また小さく頷きを返し、 手伝うように腰を上げて、緩められるのを待っている。*] (-26) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 12:46:36 |
【人】 瑞野 那岐[大咲の歌声がBGMに混ざる>>0:23、 車中でいちごピザの話に盛り上がりながらも。 高野から漏れるのは温泉の話。>>0:35 やはり身体に残る痕を気にしているのだろう。 大浴場を使うとなれば、 さすがに目に留める人も居るかもしれない。 そんな際に神田の助言が入る。>>0:42 貸し切りにできるのは家族風呂らしい。 源泉かけ流しとはまた豪勢なことだ。 隣から高野の手元を覗き込んで、見てみれば。 確かに部屋にも温泉が引かれているようで。] 部屋でも温泉入れるみたいですよ。 良かったですね。 [部屋にも温泉が付いているならば、 家族風呂が予約で埋まっていたとしても、楽しめるだろう。 大浴場に強い拘りがある訳でもなし。 彼が控えたいと言うなら付き合うつもり。] (1) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 15:12:26 |
【人】 瑞野 那岐[着くなり食べ放題に向かうという二人に、>>0:31>>0:39 軽く手を上げて応えて先に向かう背を見送った。 一緒に訪れたとしても、四人で行動することもない。 二人になりたいことも勿論あるだろう。 ダブルデートと言われても、 何をしたらいいか分からなかったから、正直助かったような。 恋人に見惚れて緩んでいる表情は、 あまり同僚には見せたくない一面でもあるので。 そんな表情は彼にだけ見てもらえればいい。 二人に振った手を下ろしたら、少しだけ。 トン、と小指を彼の手の甲に触れさせて。] 行きましょうか。 [彼が示した方向に身体を向けて、歩き出す。] (2) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 15:13:34 |
【人】 瑞野 那岐[いちご狩りのビニールハウスに入り、 スタッフに簡単な説明を受けた後、 摘んだいちごを入れられる籠を貰って。 赤い実が緑の葉の下から覗いていることに、 少し気持ちが浮わついた。 まだ手にもしていないのに、 いちごの香りが漂ってくるような気すらして。 軽く息を吸い込めば、葉と僅かに薫る土の匂い。] 赤いいちごの他に、 白いいちごもあるらしいですよ。 [大咲が居たならば、自身のトレードカラーに 喜んだかもしれないが、それを伝えるのは 彼女の恋人の役目だろう。] (3) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 15:14:31 |
【人】 瑞野 那岐いちごの品種って、 可愛い名前が多いんですよね。 "紅ほっぺ"とか、"もういっこ"とか、 "おとめ心"とか。 [整列された葉と葉の間を通りながら、振り返り。 彼を指をカムカムと折り曲げて、手招く。] 景斗さんはどのいちごを好きになるかな。 [気分は上々。車の中で歌を口ずさむほど、 自制はあったけれど、兄妹よろしく。 テンションが上がっているのはこちらも同じ。 早く、と小さく彼を呼んで、いちご畑へ。**] (4) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 15:14:53 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗ははっ、 ……良かった。 [問い掛けに肯定が戻れば、声を立てて笑う。 起きてないなんて言われたら、悲しいから。 戯れ合うみたいに一度。 ううん、やっぱり物足りなくなって二度、三度。 どちらからともなく唇を触れ合わせて、 ちゅ、と音を立てた後、三度目の最後は。 離れていくのを惜しむように、舌先を伸ばして。 彼の厚い唇の皮を、ぺろ、と舐めてしまった。 俺の言葉一つで、揺らぐみたいに。 囁く声に欲情が混じっている。 もっと、そんな表情を見せて欲しい。 俺なしじゃ物足りなくなるくらいに。 駄目になって、――墜ちて欲しい。 (-43) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:15:35 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[宥めるような頬を撫でる指先に、すり、と甘えて。 リードを彼に任せていく。 彼の愛撫が物足りなかった訳じゃないけれど、 自身で自身の身体に触れるのは、 作り変えられていく身体を確認したかったから。 感じたことのない場所で感じた甘い痺れ。 そんなところが性感帯だったなんて、 まだ自覚までは至らずとも、一瞬感じた違和感は、 強く、尾を引くように残って。 摘んだ箇所を手放すのが少し遅れてしまったところを 彼に見られているとは、知らないまま。] ………… 、っ [ほぅ、と密やかについた溜息は酷く甘い。 無意識に開いた唇から、舌先を覗かせて。 キスで濡れた唇をより湿らせるみたいに、 自分で舐めて、慰めて。] (-44) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:16:02 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[やさしくゆっくり育てていくみたいに、 あわい刺激を送り続けられて緩く勃ち上がったそれが。 ジーンズの下で窮屈に苦しさを訴える。 脱がしていいという言葉すら、 焦らしているように感じてしまうから、 自ら乞うみたいに浮かせた腰が、辛い。] も、 脱がせて [頷いたのに更にねだるみたいに、言葉を乗せて。 ようやく彼の手が腰元にかかれば、息をついた。 ジッパーが下がる音が妙に耳に響いて、もどかしい。 前を緩められて、下着ごと脱がされたら足を抜いて。 既に兆しを見せていた猛りが、 角度を示すみたいに上を向いている。] (-45) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:16:36 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[擽ったさしか感じないと思っていたのに、 十分に反応していたのは、彼の声と、手の温かさが。 ゆっくりと身体を溶かしていったから。 身につけていたものが無くなって、 靴下だけ残されたままなのが、逆にいやらしい。 外気に肌を晒したまま、彼の手元に視線を流せば。 少し量の減った透明のボトルから溢れるものが、 とろりと彼の右手を濡らしていく。 その手が、ゆっくりと自身の方へ近づいて。] (-46) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:17:36 |
【墓】 瑞野 那岐…… っ、 ぁ [粘液と共に直接握り込まれたら、今まで以上に。 ダイレクトに感じる刺激に、堪えきれず喘ぎが零れた。] (+0) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:18:19 |
【墓】 瑞野 那岐[自慰の時に、道具を使ったこともなくて。 いかにもいやらしいことをします、みたいに。 用意されていたローションを塗りつけられて、 初めて感じるぬるつきに戸惑いと焦りと、羞恥が入り交じる。] ……、 は ……っ、 まって、 ン、 っ…… ぅ、 [緩やかに扱き上げる手が動く度に、 ぬちゅ、ぐちゅ と泡立つ水気を含んだ音。そこに差し込むみたいに囁かれる声が、 酷く 煽情的 でくらくらする。一気に熱を上げられていくみたいに育つ猛りを、 握り込まれて、咄嗟に肩に手を伸ばして縋り、 息を詰める。 今にも喉から溢れそうになる声を、押し殺して。 *] (+1) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 18:20:06 |
【墓】 瑞野 那岐[今まで女性を抱いていたときは、普通に。 性欲も、衝動もあったと自分では思っている。 やさしく抱いて欲しいというなら甘やかし、 逆に甘えるように胸に埋まる時もあった。 それでも、常に求める程欲深い方ではなかったように思う。 淡白過ぎると言われた経験も無くはない。 なのに、今は。 もっと深く溺れたいと思うほどに、熱を孕む。 自ら求めることも、求められることも同じくらいに。 相手だけを気持ちよくさせるだけじゃない。 自分だけが気持ちよくなるわけでもない。 同じ温度で、一緒にゆっくりと熱を上げる。 俺の身体に、溺れて欲しいと思うのは。 初めて芽生えた感情だから。 こんなところで覚えた欲深さが、少し擽ったい。] (+4) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 23:57:43 |
【墓】 瑞野 那岐[焦らされて身を捩った仕草に、落ちる笑い。 まだ余裕があるように見えて、少し悔しくなる。 触れられている箇所が多い分だけ、 こちらの分が悪いのは仕方のないことだけれど。 あなたの手で快楽を得ていくことも、 知っていてほしいから。 口角を上げる様を少し、睨むだけに留めておく。 言葉にできなかったのは、 まだ少し冷たい粘液が熱くなった下肢に 纏わりついて、彼の手が滑らかに滑るから。 余裕が無くなっていくのも、理由の一つなのだけど。] ……、 ンッ、 …… [確認する声が羞恥を煽る。 でも、感じていることは知っていて欲しい。 だから、浅く、頷いた。その目尻が赤く染まっている。] (+5) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 23:58:21 |
【墓】 瑞野 那岐[扱き上げる手が何度も往復するのに、 肩に添えた手に、僅かに力が籠もってしまう。 縋るものがなければ、それこそ声が溢れてしまいそうで。] は っ……、 ンぅ [耳朶に吐息を吹き込まれたら、 ぞくぞくと背筋を快感が駆け抜けた。 興奮する。俺の身体で。 今まで女を抱いてきた人が、俺の声で。] ぁ、 ……そ、こッ…… よわ、い [水音と共に硬く芯を持っていく昂りの、 先端に指が擦れたら、頭を振って弱く抵抗を見せる。] (+6) milkxxxx 2023/03/21(Tue) 23:59:01 |
【墓】 瑞野 那岐[よわい、なんて言ってしまえば 感じる場所を伝えてしまうようなものなのに。 そんな言葉をついてしまったことも気づかずに。 名前を呼ぶ声に籠もった息を吐いて、 増えていく彼の所有印が白い肌を染めていく。 耳朶に囁きを吹き込むだけじゃなくて。 舌先で耳殻を辿られ、食まれて、突付かれて。 耳と下肢と、弱い箇所を同時に責め立てられたら。] ……ぁ、ッ…… 、は、 [ふる、と身震いを起こして前兆のような訪れが襲う。 だめ、まだ。 堪えたいのに長い指が欲を煽っていく。 唇を噛んで、堪えて、堪らえようと腰を引いてしまう。] (+7) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 0:03:17 |
【墓】 瑞野 那岐[達しそうになる前に、肩に縋った手の一つを。 ゆっくりと下方へと下ろして。] …… ね、 俺も、さわりたい [他に意識を向けようとして、落ちていった手が辿るのは。 自身と同じものを持つ彼の腰よりも下。 彼も同じように熱を孕んでいるのか知りたかったのと、 一人だけ、追い立てられることに少し焦りを覚えたから。**] (+8) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 0:04:53 |
【墓】 瑞野 那岐[拗ねるように睨んだ視線を受け止めて、 また彼が笑えば、あやすように落とされるキス。 笑った理由を諭すみたいに教えられて。 決まりの悪さに、] 何も、言ってない…… [少し決まりが悪くなって、そう返したけれど。 もう一度、目尻を落とされたなら、 そんな反応すら居た堪れなくなってしまう。 たったキス一つで簡単に機嫌も治ってしまうから、 恋とはかくも厄介で、苦しくて、愛おしい。 ああ、気づいたら。 ――――こんなにも好きになって、 胸が苦しい。 ] (+14) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 1:59:11 |
【墓】 瑞野 那岐[かわいいと囁く声と合わせて、擽る吐息。 間近で聞いたらその色香に逆上せそうになる。 嬲られる耳朶が熱を含み、赤く染まって。 微かに歯の痕が浮かぶ程。 確かめるみたいに繰り返される音と一緒に、 指先でノックされたら、びく、と腰が揺らめいた。] ……、 ンッ、ぅ [その反応が返事を返すよりも如実だったろう。 伏した瞳が薄く水を張る。気持ちいい。 女性とは違う、少し骨ばった指は 勃ち上がったもの全体を包み込めるぐらい大きくて。 余すとこなく、弱い箇所を握られているみたいだ。 男が弱いと感じる場所を、知っているから、尚更。] (+15) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 1:59:45 |
【墓】 瑞野 那岐[時に奥歯を噛んで、堪えるように。 俯いて、乱れていく表情を隠すみたいに。 教えたばかりの弱点を丹念に指でなぞられて、 刺激を念入りに送り込まれたら先端から、 先走りが溢れて、ローションと混じり合う。 腰が、ずくんと重みを増して。 引けそうになった腰を抑え込むみたいに、 距離を縮められたら、逃げ場所を無くして。] だ、 め…… ッ、 [甘い声が鼓膜を震わせて、熱を更に煽っていく。 一人じゃ、嫌だから。 そんな時に、押し付けられた太腿に彼の熱が触れる。] (+16) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 2:00:34 |
【墓】 瑞野 那岐[――――勃ってる。彼のものも。 身を以て体感させられて、息を呑んだ。 良かった、という安堵と。 自身で興奮していると分かれば仄かに羞恥も浮かぶ。 さっきは逃げも少し混ざっていたけれど。 触って、と。嬉しい、と。 いう声に顔を上げれば、熱を孕んだ瞳と視線が交わる。 下肢に落ちた手をゆっくりと昂りに伸ばして、触れる。 布越しじゃ熱は伝わらないけれど、 その硬さは確かめられるから。 指先で軽く押して、躊躇うみたいに一度、引いて。 それから、形を確かめるように下から辿って、包む込む。] (+17) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 2:01:06 |
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