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【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ「…………うん。」 貴方の頭を撫でる。 肩がいくら濡らされようと構うことはない。 「うん、」 あまりに重いものを背負って、 笑顔で隠して、生きてきた。 「うん……」 そんな貴方に、どんな言葉を掛けられるだろう。 ただ相槌を打ち、話を聞いていた。 「……辛いな。」 そうして、貴方の涙が止まるまで ずっと撫でていた。 涙が収まれば、 また後日落ち着いて話をしようと告げて 貴方が落ち着ける場所まで送り届けるだろう。 そんな前日の、出来事だった。 (-6) osatou 2021/09/20(Mon) 22:02:59 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 9949 普川 尚久後孔に先端が触れる。つぷ、と少し沈めた。 静かな倉庫に小さい水音が響く。 「……っ、」 初めての感覚だった。 生暖かいものに包まれ、慣れ親しんだ快感が襲ってくる。 自身が挿入された時の苦痛を思い出し、ゆっくりと進めていく。 「ぅ、うわ……、え、なおひー大丈夫?」 オレは、気持ちいいけど。 そう付け加えた。 一言承諾されれば、そろそろと動き出すだろう。 (-8) wazakideath 2021/09/20(Mon) 22:12:10 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人監視カメラに一度視線を向ける。 カメラの集音機能が大して良くないのは知っている。 耳元で囁けば聞こえないだろう。 「……内緒だよ?オッサンたちに言うなって言われてるから。 まあ、アキちゃん口硬いから大丈夫だろうけど」 顔を上げる。 座った体勢のまま、うんと背伸びをして、やっと貴方の耳元へ辿り着いた。 ────それは秘め事。 大人に禁じられた、きらきらと煌く子供の夢。 (-12) wazakideath 2021/09/20(Mon) 22:34:14 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人一言囁けば、至近距離のまま、向かい合うように腰を下ろす。 「母さんの死刑がね、一年くらい前かな?決まったんだって。 だから、オレも死刑になりたい。 だから、早く外に出て人を殺すんだ」 少年は目を細め、焦がれる未来を夢想する。 貴方越しに、夢を見据える。 「オレみんなと違うから、早く誰かと 同じ になりたい。母さんはその為にずっと頑張ってくれたんだから、さ」 自身の生態が大部分の人間と違うことを知ったのは、ほんの数年前のこと。 以来、視界は色んな大人の手に塞がれてしまったのだ。 (-14) wazakideath 2021/09/20(Mon) 22:36:06 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>闇谷 「ツッキー」 泣き腫らした目元を擦りながら、廊下をとぼとぼと歩いていく。 共に記載のあった少年の背中を呼び止める。 「……いこ?」 背後から近付き、服の裾を軽く摘む。 自分たちにはこれからやることがある。 (+2) wazakideath 2021/09/20(Mon) 22:48:07 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ 首を傾ける。文字通り、耳を貸す。 抱えた体勢のまま、輝かしいのであろう、少年の夢を受け取って。 「――リョウ。秘密だ。誰にも言うなよ」 男もまた、口を寄せ。 軽い身体を抱えなおし、己よりずっと小さなつくりの耳へ、密やかに音を吹き込む。 ――――それは、隠し事。 あの人 ただしさに封じられる、大人だった 俺 の未来。 (-18) 榛 2021/09/20(Mon) 23:07:47 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ 囁きを返せば、屈めた身をゆらりと起こす。 少年を見つめ返す、黒々とした瞳。これまでと変わらない。 「どう違うんだ」 尋ねかける。男が気にしたのは、その一点のようだった。 (-20) 榛 2021/09/20(Mon) 23:08:24 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 7734 迷彩 リョウ「 ん っ、……ふ」また息を止めて、それからゆっくり吐いた。 「ちゃんと気持ちいい、リョウちゃん? ……ならそのままやってていいよ。僕はへいき。 言った通り僕はきもちくはないけどさ、いつもだから」 腰しっかり掴んだ方が動きやすいよ。軽く付け加えて、身体を前に向けた。鞄を抱きしめて、あとは自分からは振り返らない。覗き込まれるのは嫌がらなかった。どこか遠くを見ているようにいるだけ。 (-21) Vellky 2021/09/20(Mon) 23:10:30 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人「……?」 だからどうしたというのだろう。 碌なものでなくとも、誰かと同じになれればそれでいいのに。 どうしてそんな、当然のことを告げるのだろう。 どうしてそれが、秘密なのだろう。 沈黙は、明らかに困惑を示していた。 「──え、ああ、えっとねえ……」 そんな思考は続く言葉にかき消される。 さて、少年には口止めされていることがふたつある。 ひとつは、夢のこと。 次に、自分の身体のこと。 しかし口止めというのは、 理解と脅迫のどちらかが伴って初めて成立する。 少年の場合、そのどちらもが欠けている。 加えて、大人が禁じたのは生命の維持に関わる内容の一点のみであった。 (-25) wazakideath 2021/09/20(Mon) 23:37:59 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人想定外の挙動。 常識で憚られることであろうと、少年には無意味だ。 その常識を知らず、また、未だ受け入れられていないのだから。 「アキちゃんってさ、 身体を着替えたこと それはまるで、小説の中でしか見ないような文脈で。 「オレはね、あるよ」 少年は思い出を語る。 「くるくるした髪だったときもある」 何かを思い出したらしい。 「具合悪くなったからすぐに変えたけど、女の子だったときもある」 伏し目がちに微笑んだ。 「アキちゃんみたいに、真っ黒な髪と目だったこともある」 顔を上げる。 「きっと無いよね。ここに入る前、教わったもん。 みんなは同じ身体で、ずっと生きていけるんでしょ?」 僅かに皮肉を孕んだ目線で、そう問いかける。 (-26) wazakideath 2021/09/20(Mon) 23:38:43 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 9949 普川 尚久「うん、きもちい。……動くね」 言われた通りに腰を掴み、ぎこちない律動を始めた。 後孔からの快感はどこか恐ろしささえ孕んでいたが、 この快感は馴染みのあるものだ。 安心して、求めることができる。 「っ、はあ、……、」 最初こそただ腰を掴むだけであったが、 徐々に背中へ近付き、甘えるように腹側へ手を回す。 背後から抱きしめるような形になり、 一度だけ回した腕に力を込めた。 どくりと脈打ち、あっさりと薄膜に吐精した。 「……。」 背中に鼻先を埋める。 知らない匂いを肺に吸い込むと、ようやく姿勢を起こした。 「終わった。抜くね」 (-42) wazakideath 2021/09/21(Tue) 10:29:53 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁これはカメラを受け取り、食堂へ向かう道中のこと。 相変わらず俯きながら、少年は貴方の隣を歩いていた。 「なー……ツッキー、誰のとこ行くの」 言葉は少ないが、課せられた課題のことを言っていた。 新しいオモチャが欲しい、程度の気持ちで自身に票を入れたが、 今はもう遊ぶ気分ではなくなってしまっている。 (-43) wazakideath 2021/09/21(Tue) 10:44:01 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ貴方と廊下を歩いていく。 課せられた内容もだが、 貴方から語られた話を置いておくことも出来ず、 視線はうろうろと彷徨っていた。 「え? 誰って何 アッ えっとまだ何も考えてないです……… 」自分で撮影を。 理解はしていたつもりだが、 いざ直面すると思い付かないものだった。 いつもの明るさがない貴方の頭に ぽんと手を置いて、撫でた。拒絶されればその限りではない。 (-44) osatou 2021/09/21(Tue) 10:59:11 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「ふぅん」 さして興味も無さそうな生返事をする。 頭に手を置かれても抵抗しない。 大人しく撫でられていた。 「どうせだったら、企画にやる気のある奴だよねー……。 コジコジとか、そのつもりみたいだし」 貴方はこの少年が、貴戸をそう呼んでいることを知っているはずだ。 (-45) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:05:29 |
【墓】 7734 迷彩 リョウこれは闇谷と別れた後のこと。 カメラを手に、少年はゴム製のグラウンドに座り込んでいた。 その背中は明らかに落ち込んでいたが、 原因は課せられた課題ではない。 新しいオモチャが欲しい、程度の軽い気持ちで自身に票を入れた程なのだから。 しかし今、そのオモチャで遊ぶ気力はすっかり萎えてしまった。 「……。」 視界の隅に、小さな蛾が二匹飛んできた。 顔を向ける。 (+7) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:11:42 |
迷彩 リョウは、カメラの電源を入れた。 (c1) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:12:11 |
迷彩 リョウは、蛾の交尾を撮影し始めた。 (c2) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:12:23 |
迷彩 リョウは、駆けつけた色んな大人に怒られた。 (c3) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:12:37 |
迷彩 リョウは、叫んだ。「うるせーんだよハゲ!」 (c4) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:12:56 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+7 こちらを見下ろす大人達を睨む。 企画中で無ければ、ここから長い説教が始まっただろう。 結局画面の外へ向かった大人達を一瞥すると、 グラウンドに寝転がり、電源を切ったカメラを胸元に置いた。 顔を横に向ける。 視線の先では、相変わらず蛾が交尾に勤しんでいた。 少年の収容当時を知る者ならば、懐かしさを覚えるかもしれない。 ここに来たばかりの頃は集団行動が碌にできず、 周囲に暴言を吐き、物に人に当たり散らしていた。 尤もそれは、非行少年として何も珍しくない。 後に改心し素行を改めるのも、よくあることだ。 (+8) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:13:38 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ「…………………。 ……………………、……………… ……………、…………………………、………そうか……っ」 あからさまに動揺した。 貴方を撫でる手にも力が入る。グッ。 「 きっ、 貴戸の所に行くのか……?」 (-46) osatou 2021/09/21(Tue) 11:13:48 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「え?うーん、どうしよっかなあって。 別に誰でも良……、どしたの」 自身の頭に力が込められたことに気付いたようだ。 「だめ?」 その口調にからかうような素振りは無い。 ただ純粋な疑問を口にしただけだ。 (-47) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:17:24 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ「…………………いや…… 貴戸が良いなら良いんじゃないか、 俺には関係ない事だしな、 別にルームメイトなだけだし、全然、 そこに俺が干渉するのは良くないし………その……、」 早口で語る。 それから、手に一際力を加えた後、 「…………ちょっと、……やだ」 小さく、 貴方にギリギリ聞こえるくらいの弱々しい声で呟いた。 (-48) osatou 2021/09/21(Tue) 11:21:25 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「……?」 微かに聞こえた言葉に首を傾げた。 何故自分と貴戸の性行為を嫌がるのだろう。 情緒に疎い少年には、とんと見当が付かなかった。 「なんで?」 「なんで、ヤなの」 真っ直ぐな朽葉色が貴方の見据えた。 (-49) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:26:25 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ「………………、 ……迷彩……………」 その視線を受けて、貴方を撫でる手が 前後左右にウロウロし始める。 わしわしわしわしと帽子ごと髪を撫で散らかす。 「…………何故だと思う? 人と言う字はな、人と人が支え合って出来ているんだぞ。 だからな、つまり、そう言う事だ。」 どうにか話を逸らせないかと よく分からない事を言い出した。 (-50) osatou 2021/09/21(Tue) 11:31:55 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「意味わかんない」 そんな貴方の努力を一蹴した。 髪がぼさぼさになっても気にしなかった。 「オレ頭悪いから、よくわかんない。 ……ちゃんと言ってよ」 す、と視線に別の感情が混じる。 彼が常日頃大人へ向ける目と同じ。 不信が混じっていた。 このままはぐらかせば、少年は貴方を“大人”と捉えるだろう。 (-51) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:39:36 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ貴方からの眼差しに う、と息を呑んで 「………… …………… ………………」 貴方の両肩に手を置く。 深呼吸。 両目が泳ぐ。 深呼吸。 それでも、貴方を見つめ返す。 「俺が……俺は………、 きっ、貴戸の事が……… 好きだから 、です………」 (-52) osatou 2021/09/21(Tue) 11:45:55 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「……好きだと、誰かとセックスしてほしくないの?」 少年が好いている人間は自身の母親だけだ。 その母親は、少年が物心付いた頃から娼婦として生活していた。 家族愛と恋愛の違いを知らないが故に、さらに疑問を持った。 「オレ、母さんのこと好きだよ。 でも母さんが誰かとセックスするの、ヤダって思わない」 「ねえ、なんで?」 (-53) wazakideath 2021/09/21(Tue) 11:54:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ一瞬びく、と身構えたが 続く言葉に首を振る。 貴方の事を知るたびに、それが悲しいと思ってしまう。 もう一度、深呼吸。 「……迷彩、今のは、俺の言い方が悪かった。 好きにも……色々あるんだ。 俺もお前に語れる程、経験は無いんだが……。」 肩に置いた手から力が抜けて すっと真っ直ぐに貴方を見据えた。 「家族を愛する『好き』と 恋人を愛する『好き』では 意味も、感情も変わってくる。 …………………俺のは、後者、で…… 自分だけのものにしたいとか……まあそう言う……うん…… ……なあ、迷彩。 やっぱり勝負は続けないか。 勝っても負けても罰ゲームはなし。 俺はお前のことをもっと知りたいし、 お前に知って欲しいとも思うよ。」 (-56) osatou 2021/09/21(Tue) 12:14:18 |
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