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【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介/* わーーん圧政ばんざい!!ばんざーーーい!!! お疲れ様でした! 村の空気吸いたいはとてもわかる……!ゆるゆる自分の思うがままを吐き出すのがソロルのうまみ。 (-4) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 10:43:09 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[腹は少し減っていたけれど 夕飯のことにも生返事。 時間よ止まれ、と念じるなんて 馬鹿なことを試みていた。 でも、それでも時間は流れてしまうから 願うだけじゃなく手を伸ばす。 抱きすくめた飛鳥の身体が一瞬、強ばった。 でも、もう離そうとは思わない。] 思うさ。 さみしいし、時間が惜しい。 今日という日が終わるのが、つらい。 [抱き合ったまま、鼓膜へと刻み込むよう 素直な気持ちを口にする。 まるで子どもみたいで恥ずかしい。 でも、言わなきゃずっと伝わらない。] (D0) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 16:36:30 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[ぐ、と飛鳥の顔が近くに来る。 触れるのか、と思った赤い唇は また離れていく。 離れていく体温を惜しむよう 俺の手はまだ、飛鳥の肩に置いたまま。 さびしい、帰りたくない。 でも、夕飯までは一緒。 それで飲み込ませようというのが大人の理屈。 頬にちゅ、と口付けられて 嬉しい、の気持ちよりももっと強く 寂しい、の気持ちが湧き上がって胸をつく。] 俺のが我慢出来ねェよ。 [すん、と口を尖らせたまま ヘルメットを手渡して。 昼にがっつり天丼を食べたから 洒落たイタリアンでピザでもつつこう、と またバイクを走らせる。 空に溶かした濃紺の色が じわじわ広がり、空全体を飲み込んで 代わりにちらちらと星が瞬く。] (D1) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 16:39:08 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[背中に感じる体温が、 何故だかひどく遠く感じて やっぱりさっき、 キスしておけばよかったかな、なんて。 でも、さっきの時点でキスしてしまえば 後の過ぎるだけの時間を、 ひどく辛い気持ちで過ごしてしまう気がして。 前に来た時は美味いと思った店だったけど 石窯で丁寧に焼いたマルゲリータは 今日は何だか、味がしなかった。 ピザを食べる間、何を話したろう。 『今度』の話は、なんだか怖くて 俺は飛鳥のことを尋ねたろう。 若い人の話をどこまで飲み込めるか分からないが 彼女のことを、もっと知りたくて。] (D2) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 17:16:35 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 [どんなに惜しんでも、時は過ぎて 店の外に臨む空はぬばたまの色へ。] ……今日は、ありがとうな。 [空になった皿を前に、に、と笑って見せようか。 言いたいことはたくさんある。 引き止めたい気持ちも。 でも、今日このまま帰さない、というのは、ダメ。 明日、明後日、ともっと一緒にいたくなる。 送り届けるまでが、今日のデート。 もし嫌だというのなら、家に帰るまでの ほんの少しのドライブを提案しよう。 港町の灯りを眺めて、海でも眺めて 気が済むまで一緒にいよう、と。]* (D3) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 17:42:07 |
【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介/* 詳しく説明させようにもPCがくちをわろうとしないためさっきからケツをぶっ叩き続けているんだけどまだ口を割らんのです…… (-7) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 20:12:49 |
【秘】 西園寺 飛鳥 → 『伽藍堂』 江戸川 颯介………わたしは、颯介さんが、好きだよ [ゆらゆら揺れる瞳で、伝えた。 聞きたいことはW1つWだけ。 これには、答えなくていいよって意味をこめて。]* (-8) ななと 2021/05/25(Tue) 20:22:18 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[イタリアンに入ると隣の席には 何処かぎこちない男女がいて 何となく、見合いか何かかな、って。 他人行儀な距離感と話題、 それでも何とか話題を出しては 笑い合おうとする、奇妙な空気。 名前だけ普段と違うけれど きっと傍目には其方の席と 同じ空気に見えたかもしれない。 最近ハマったコンビニスイーツとか 欲しいコスメとか、友達の話とか たくさん、知りたいことは知れたけど そういうのじゃない、 俺はまだ、核心に触れようとしてない。 取り繕っておしゃべりしても ダメ、なんだ。言わなくちゃ。] (D12) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 22:14:47 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[そうして提案したデートの引き伸ばしにも 却下が下りてしまえば これで本当にデートのおしまいが すぐそこにきてしまう。 …………いいや、きっと俺が一言 も少し一緒にいさせてくれ、って 素直に口にすれば良かった。 じわり、じわり、後悔が押し寄せる。 最後に冷やを一口、苦い想いを 喉の奥に流し込んだら、席を立とうか。 結局、またあの重苦しい感じのする 綺麗に剪定された松の前に辿り着くまで 俺は自分から切り出せない。] (D13) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 22:15:10 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[門に向かおうとする背が 控えめにぎゅ、と引かれて 俺は素直に立ち止まる。 くる、と振り向くと飛鳥の唇が 開いて、閉じて、やがて問う。] ─────それは、 [我慢、ってなんのことだ、なんて すっとぼけるのは、無しだ。 ─────だって、飛鳥は待ってる。 俺が言葉にしなかった先の言葉を いつもみたいに、 でもいつもより揺らぐ瞳で、紡いで。] …………飛鳥に、言わせたくなかったのに どうにも臆病で、我ながら情けねェや。 [ぼりぼりと、ヘルメットに蒸れた旋毛を掻いて 唇だけ、笑みを形作ってみせた。 イタリアンにいたカップル未満の二人みたいに 間を埋めるだけの空虚な笑みだった。 そう気付いたら、首を横に振って。] (D14) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 22:15:42 |
【秘】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 → 西園寺 飛鳥……あんたが店に来ると、 パッと店に花が咲いたようで いつも、来るのを待ってた。 [握られたシャツを解いて もう一度、恐る恐る腕を伸ばそうか。 腕の中に迎え入れたら、また心中を零す。] でも、こんなオッサンよりいいヤツがいる、 きっと幸せになれる立派なお嬢さんを 俺なんかのところに来させちゃ可哀想だ。 ……そう思って、遠ざけてきたけど でも、今は、今日という日が終わるのが怖くて もっと飛鳥のそばに居たい、 許されるなら、あんたが欲しい。 ……そう、思っちまった。 [綺麗な髪を梳いて、毛先を拳の中に握り込む。 そのままその拳へ口付けると 咥内に飛鳥の髪の匂いが広がった。 でも、やっぱり足りない。 風に晒された髪は、冷たかった。] (-9) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 22:16:41 |
【秘】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 → 西園寺 飛鳥[顔を見る勇気がなくて 俺は抱きしめまま、問う。] 俺は、あんたに口付けても、いいのか。 [それが許されるのか、やっぱり自信はなくて 待てをする犬みたく、合図を待って。 もし許されるのなら 震える唇を、赤いそこへと落とそうか。 肌先を掠めるだけの、 溜めのわりには軽いキスを。 口を離す頃には、俺の唇は 飛鳥と口付けた証拠の赤に塗られていたか。]* (-10) シュレッダー 2021/05/25(Tue) 22:17:12 |
【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介/* 僕は揺れ動く感情も好きだし、 練り歩くぷにぷにも好きなんだなァ (すけを) 探検いいなぁかわいい…… (-12) シュレッダー 2021/05/26(Wed) 8:51:04 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[欲しかった口付けが、飛鳥の方から送られて 俺はそっと瞼を閉じた。 背伸びしてのそれは、ほんの少し触れるだけ。 移った赤を拭われる前に、 もう一度、今度は俺からキスをしよう。 もう少し深く口付けても 良かったのかもしれないけれど、 まるでキスの仕方も知らないような 掠めるだけのキスだった。 それだけでも、触れ合った身体に ドキドキと鼓動を伝えてしまう。 ……これはどっちのものだろう。] (D19) シュレッダー 2021/05/26(Wed) 21:29:43 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[蕩けたような甘い声で呼ばれ 俺はほんの少し身を離す。 もう何度も何度も言われてきた告白に 今度はちゃんと頷いた。 ざあ、と吹いた風が御屋敷の松を揺らす。 彼女の祖母から出禁を食らったのを思い出せば ほんの少し、臆病風が吹く。 でも、もし許されるのならば 彼女と付き合う許しが欲しいし、 ……あの骨董品達の評価に 関する誤解も解きたいとも思う。] 飛鳥の、お祖母様は特に いい顔してくれなさそうだけど…… もう一度、骨董品のことも含めて チャンスをくれたりしないかねェ。 [だから、飛鳥にも力を貸してほしい、と 少し眉を下げる。 話し合いに努力するのは俺の仕事、 そのきっかけを作ってもらえないか、と。] (D20) シュレッダー 2021/05/26(Wed) 21:30:04 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[そうしてするりと身体を解いて バイクに跨り……ふ、と気付く。] そういや、俺ァ飛鳥の好きな店を まだ知らねェ気がすンだ。 [天丼もイタリアンも、俺が知ってる店。 『今度』こそ、君の好きな店を 俺にも教えてくれ。 ─────そんな約束を取り付けようか。 何処だっていいさ。 ただ、ジンジャークッキーと カップケーキの出処には、俺は固く 口を閉ざすだろうけれど。]* (D21) シュレッダー 2021/05/26(Wed) 21:31:44 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[このままずっと一緒にいたい。 共に迎えた朝日の下で、 君の顔はどんな色に染まるのか もっと知りたい気持ちは、ある。 けど、嫁入り前のお嬢さんと 会ったその日に共寝をしけこむような 不埒を働くつもりもなく。 時間はかかっても、 ちゃんと納得してもらえるよう 努力するのも大事なことか。] おい、あんまり虐めたらダメだぜ。 [くすり、と笑みを漏らして 抱き寄せる腕へ最後にく、と力を込めて それから、離す。] (D25) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 9:14:13 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[クラブに行くのか、 はたまた流行りのスイーツの店か、 次の話をしようと思ったが 飛鳥の好きな店を聞けば きょとん、と目を丸くして…… それから、くすりと笑みを漏らす。] そいつァ、光栄。 [触れるだけ口付けを追って もう一度、抱きすくめて此方からキスを送る。] ……愛してる。 [ありがとう、とか、待ってる、とか 言いたいことは沢山あったが、 そういうのを全部ひっくるめて囁いた。 そうして改めてバイクに跨り直すと 俺は西園寺邸を跡にする。] (D26) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 9:14:45 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[ケーキ用プレートの納品に 店を訪れた時、紅茶専門店の店主は カウンターの奥からにじり寄ってきた。] 「ねえ、うまくいった? カップケーキ、どうだった?」 [眼鏡の奥から好奇心を覗かせてくるのを はてさて、どう答えたものか。 多分恋の行方が気になっているのと 自分の手製のスイーツがそれに一役買えたのと どっちも気になってる、って顔。 「まあまあ、ってやつだ」と答えると 「ああ!惨敗じゃなかったんだ!」なんて ぴょんぴょん跳ねながら嫌なことを言う。 まだ、付き合い始めて、キスをして 抱き合っただけ。それも、一日だけ。 年月を重ねてそれが確固たるものになったら 今度はちゃんと、飛鳥と一緒に来ようと思う。] (D27) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 9:15:18 |
【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[俺の頭を読んだか知らないが 店主はにっと笑ってみせて] 「君がいいと思った人だもの。 僕はその人が男の人だろうと、 どこかの国の王女様だろうと、 どんな人だって祝福するよ」 [そう、笑って見せたのだった。] (D28) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 9:16:48 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 ー 『伽藍堂』ー [あの日を境に、俺の店の入り口を眺める頻度は さらに高くなっていった。 (連絡先の交換をし損ねたせいだ) いつ来るか、それとももう来ないのか 首を長くして待とう。 この気が気じゃない時間が過ぎていくのは どうにも俺は「待つ」というのが苦手らしい。 紅茶屋の店主が持たせてくれた パウンドケーキを傍らに。 また飛鳥が店に来てくれたら、 待ち時間の恨み言抜きに歓迎しよう、と。]* (17) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 9:22:48 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[首を長ーーーくして待って(1)1d5日、 飛鳥の声が入口から聞こえた時 俺はカウンターから半身を乗り出して その声の主が想い人か確かめようとしただろう。 「颯介さん」と呼ばれたら、咳払いひとつ。] ……いらっしゃい、 飛鳥 [他に客もいないのに 声を潜めて、呼ぶ。 日を改めてみると、ああ、本当に飛鳥の 気持ちを受け止める立場にいるんだ、って 実感出来て、耳がジン、と熱くなる。] (21) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 22:26:10 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[飛鳥が近くによると、微かに紅茶が香る。 伏せられた睫毛を見下ろして その意図に気付いたものの、] おいおい、俺が紅付けて店にいたんじゃ もっと人が寄り付かねェや。 [そう、笑う。 それでもキスをしようとするなら 俺から宥めるように、鼻先へひとつ。 閑古鳥の鳴く店だ、どれだけ居てもいい。 けど店主が紅つけて客と戯れてちゃ 商売になりはしないのだ、と ちゃんと大人の理屈を述べて。 それに納得してくれたなら その手から香りのいい 紅茶のカップを受け取ろう。] (22) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 22:27:13 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介[パウンドケーキを、黒釉の皿に載せて出すと 飛鳥が奇妙なことを言う。 このケーキも、あのクッキーも 古い馴染みの作ったもので、 あのたぬき顔は良い奴ではあるけれど 恋仲になるのは、百ぺん死んでも御免だった。 だから、俺には「まさか」の先が分からない。 はは、と軽く笑いながら] 俺が甘ェモン焼くタマに見えるかい? 知り合いの店のだよ。 [そう流す。 気になるなら行ってみるかい?と聞こうとして ふと、あいつの店を思い浮かべる。 アンティーク屋のような店内に 花咲くイングリッシュガーデン。 話好きで、くるくる笑って 紅茶占いなんかしたりして……] (23) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 22:27:39 |
【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介…………そのうち、な。 [カップの中から、呻く。 飛鳥とあいつが一緒になって遊んで、 楽しげに笑っている光景を想像すると 俺の位置はどうやっても蚊帳の外。 そんなの、嫌だった。 飛鳥をあの店に連れていくのは もっともっと飛鳥との仲を深めてからがいい。 そんなわがままを。] (24) シュレッダー 2021/05/27(Thu) 22:28:02 |
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