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【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[目を合わせたまま耳を傾けていた。 言葉が本心か見極めようと。 僕らの使う甘言ではないのかと。 きみはそんなに器用な人間じゃないのにね。 ]……………… [僕しかいらないと言ってくれるのが 嬉しくて堪らない、……からこそ。 長く拗らせてしまっているからこそ。 漂う美味な悪感情すらどうでも良いからこそ。 不安に瞳を揺らしてきみを見ていた。 きみの魂があまりに綺麗すぎて ただでさえ離したくないのに これ以上惚れ込んだらどうなってしまうんだろう。] (-0) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 10:17:35 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[覗き見た首謀者の女の頭の中の構想では 余り暴力沙汰にする気はなく 軽く脅してストリップショーを撮るだけの つもりだったようだが……、 どうもそれだけで済まなくなっていたのは 流歌がかわいすぎたのと 魂が汚したくなる色をしている所為だろう。 悪いのを惹き寄せてしまう性質なのだ。 その最たるが僕なんだけれど。] (-1) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 10:17:44 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[力の抜けた身体に服を着させて抱える。 その場の一人を操れば 床に投げ出されていたスマホを 流歌のものを除いて全て破壊させた。 入り口で寝ている女を尻目に倉庫を出て行く。 中にいるのが女の兄とその仲間で 学校の倉庫に侵入してプロレスを楽しんでいた ……彼らの認識はそう書き換えて。 流歌の身体を見た記録も記憶も僕の中にしかない。 その他の対処は学校がしてくれるだろう。 ドアを蹴破った時の音で誰かが通報したのか 守衛が倉庫に向かって行くのを 木の影でやり過ごした。*] (-2) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 10:17:50 |
【妖】 甲矢 潮音[ざぁざぁ……。 引いては打ち寄せる波打ち際。 はじめて逢ったきみの亡骸を抱いて 共に水底に沈んだのを覚えている。 調べのような流れに攫われて 僕だけが戻されてしまったのは いま思えばきみがしたことだったのかも知れない。] ($0) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 10:19:29 |
【妖】 甲矢 潮音[さらさらの砂の上に胡座をかいて 大事に大事に流歌を抱えて 目が開けられるのを大人しく待っている。 開けられても、暫くは無言で だけど離したくなくて ぎゅぅぅっと抱きしめてると思うけど。 彼女が負わされた怪我とその痛みは今はない。 背中の、翼手目に似た黒き翼を 風と関係なしに揺らしてた。*] ($1) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 10:21:18 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ ことの顛末はね、あんまり ……というか全然どうなったか、知らない。 あんな過激なプロレスごっこがあるんだね?! 現場の惨状の記憶もなければきっと そのことすらもわからないから、 ぼんやり 意識のすみっこ。 ] (-6) あさき 2022/05/25(Wed) 13:44:52 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ ただ、いままでが運良く 悪意に浸されることなく ゆらゆらと漂うことができていただけかもしれないね ……やはり世界は 醜い ] (-7) あさき 2022/05/25(Wed) 13:45:55 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[見えない手で守られてるみたいに 魅了……心や身体を操る術が、 きみに効いたことがなかったんだけれど、 いまは変わっていたりするのかな。 あれ、そもそも、目が見えなかったから効かなかったのかな? もしそうなら僕の色に染まりつつある 証だったりするのかもしれないけど。 気付かず僕は、未然に防げなかったことを悔やんでる。 きみの心にどれだけの傷を残したことかと。] (-12) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 16:53:33 |
【妖】 甲矢 潮音……。 [睫毛に縁取られた瞼が持ち上がって 蜂蜜みたいな瞳が覗いて。 返事をするかわりに抱き締めた。 夢の中に入れるのだから生きてない筈がないんだけど 誰かに拐われないかはいつでも不安だった。 それは他所の男であったり、死神であったり。] ($5) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 16:53:53 |
【妖】 甲矢 潮音[幼げに己を呼ぶ彼女の様子には ついくすっと笑みがこぼれてしまった。 連れて行かれちゃうのはいつもきみだけだってば。] ……っふふ、……大丈夫だよ 流歌はちゃぁんと生きてるし 僕は死なないから [背中のものに気付いても驚く様子はない。 飾りとでも思ってるのかな。 何でも良い、彼女にとって嫌な見た目じゃないなら。 怖がられたら隠しもするけど、いまは。 もっときみに近づきたかった。] ($6) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 16:54:46 |
【妖】 甲矢 潮音[よしよし、って背中を撫でて 抱き締める腕を緩めると左手を取った。] 僕以外嫌って、本当? 僕しかいらないって、本当に? もうずぅっと昔から流歌のことだけ 見てるって言っても……引かない? [覚えているかな。 嫌なことまで思い出しちゃうかな。 口説いようだけど、情けない僕は確認してしまう。 きみの前では格好いい僕で居たかったんだけど。 言葉でも、……別のことでも、確かめたかった。] ($7) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 16:55:13 |
【独】 甲矢 潮音/* えーん流歌〜かわいいだいすき もう3日目?!?!ってめちゃくちゃびっくりした あと一個だけ意地悪したら可愛がりまくりたいんだ〜〜 かわいがるために楽観あと10個ください……ひん…… (-15) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 18:08:22 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音いいよ。 私の気持ち、あげる。 [ それは聖女のようにも わるいわるい、魔女のようにも似た あなただけの私の微笑み。 **] (-17) あさき 2022/05/25(Wed) 19:30:12 |
【妖】 甲矢 潮音[きちんと僕の話をするのは もう少しだけ先かな。 流歌がこんなに真っ直ぐ 想いを伝えてくれているというのに 臆病で卑怯な僕はまだ、 心を預けきれてなかった。 だって、僕の一番醜いところ……、 まだ彼女の中で繋がってない筈だから。 ここでの出来事も全部 ただの夢だったと言う逃げ道を残してる。 狡い、化生だ。] ($12) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 20:51:57 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[自分自身に対してすら負けず嫌いなきみの それを聴けたとき僕は、きっと。 くるおしさで堪らなくなっているんだろうな。] (-21) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 20:52:15 |
【妖】 甲矢 潮音[試すなんてすごく、失礼なことだ。 だけどきみは 綺麗な瞳の奥底まで晒して いいよと答えて 清らかに、 蠱惑的に、 笑ってくれる。悪魔にそれをあげるなんて 簡単に言ってはいけないんだ。 二度と返してあげられないよ。] ($13) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 20:53:40 |
【妖】 甲矢 潮音……。 [おずおずと、掴んだ手を持ち上げて。 撫でていた指を、薬指を、口許へ導いた。 ……ねえ、流歌。 僕の汚い所も全部、受け止めてくれる? 無理なら無理で、良いんだ。 受け入れて、までは言わない。 僕だって、きみを傷つけた奴ら生かすこと 納得できる日がくることはきっとないし。] ($14) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 20:53:54 |
【妖】 甲矢 潮音…………流歌、…… [どんな機微も見落としたくない。 近くにある目をじっと見つめ返しながら。 ぱくり、指先を柔く咥えた。 長い二本の犬歯が覗く、その中心に。 ちゅっと一度軽く吸い付いて 平らな上下の歯でしっかり、それをとらえて。] ($15) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 21:03:30 |
【妖】 甲矢 潮音(……大好き) [一気に、────剥がした。 流歌の左手薬指の、生爪、を。 歯で咥えた先から根元まで、きれいに。] ($16) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 21:04:20 |
【妖】 甲矢 潮音[見知らぬ男達に不条理な暴力を振るわれた かわいい流歌、可哀想な流歌。 ……だけど。 きみを深く傷つけていいのは僕だけだ。*] ($17) nagaren_rp 2022/05/25(Wed) 21:05:05 |
【妖】 甲矢 潮音[あんなことがあったばかりで、 優しくしてあげるべきなんだと思う。 だけど上書きしたくて仕方がなかった。 痛みも、恐怖も、僕が与えるものだけ憶えてて。] ($25) nagaren_rp 2022/05/26(Thu) 8:24:58 |
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