人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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ニコロは、大事な人の名を呼んだ。
(c10) ぴんじぃ 2023/09/23(Sat) 23:27:09

ニコロは、きっと、その場に居なかった。
(c14) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 2:41:11

月桂樹の花 ニコロ(匿名)は、メモを貼った。
ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 2:52:36

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

くふ。


弱々しい抵抗に、男は息を漏らした。
それは笑ったようにも聞こえた。睡魔に犯された貴方の耳が、勝手にそう聞いただけかもしれない。
こちらの表情はきっと伺いにくいはずだ。顔の中心で鼻を摘んだ手は大きく、貴方の口元に寄せられる手もまた大きく。近づくもので視界は遮られて​────そうしてそんなものに目を凝らすには、状況が緊迫しすぎている。

従順に開いた貴方の口。
慈悲を与えるような優しさと丁寧さで、男は貴方の舌に再び錠剤を乗せた。
そのまままた、吐き出されぬよう手のひらで塞ぐ。
さて。
今度こそ自白剤であればいいが、と男は思った。


​が────それは叶わぬ期待。
実際この場にある錠剤の中に、
自白の効果があるものはない。
それは男が既にダメにしてしまったから。

残るのは精力剤のみなのだが、
それをこの男は知らなかった。
(-90) rik_kr 2023/09/24(Sun) 4:28:13

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

最初の一錠の時よりも随分弱い抵抗で
二錠目の薬もまた、口の中に入れられて。

もし貴方が鼻の手を除けないなら
口まで塞がれれば呼吸が困難になったせいか
また飲み込む気配があっただろう。

そうして得られる効果は、精力剤のもの。
睡魔に加えてどうしようもない熱が男を襲うのだった。
頬に赤みが差し、呼吸数が上がる。

「っ、ぅ…くっそ……」

そう間をおかない、二種の薬の服用に
熱と、睡魔とで、頭がおかしくなりそうになる。

「なにが、したいんだ、おまえ……」

流石に尋問には関係ない薬の効果が二度目にもなれば
疑問も膨らむというもの。

ただ、目の前の貴方に対して劣情をぶつける訳にもいかず
堪えるのに必死な表情を見せるだろうか。
(-95) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 4:45:57
ニコロは、頭がぐちゃぐちゃになりそうだ。
(c17) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 4:57:41

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

眠気と共に襲う欲。
三大欲求に数えられる二欲。
初めに盛られた睡眠剤の効果は未だ濃く貴方を苛んで、
加えて今、下腹に熱が溜まるような感覚を覚えたはずだ。
緩やかに活動を停止しかけていた貴方の身体が再び活性化する。
人の欲求の中でも一際強かろうその二つが同時に貴方を蝕み始める。

それでも男は気づかない。
レンズ越しの瞳はどこか遠くを見ているようだ。
単に片眉をあげるだけ。そうして貴方の言葉を聞く。

「したいことなんてありませんよ。」

男は事も無げに告げる。

「貴方が話してくれればそれでいい。」

見当違いな言葉を投げる。
まだ、貴方に盛ったのが自白剤であれと思っているらしく。

「話す気になりましたか。」

乱雑な問いを投げている。
しかし、それだって今だけのこと。
貴方の様子がおかしいことには、いずれ気づくはず。
(-102) rik_kr 2023/09/24(Sun) 5:34:02

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「……? ああ。
 普通に俺は男も褒めるぞ。両方いけるんでな」

ため息を吐きながらぼんやりと、ゆるりと首を傾げて。

「いくらでも口説いて欲しかったらしてやるよ。
 本気で、――望むのならどこまでも?」

楽しませてやっていいぞと、何がとは言わないが。
あまり冗談ではなさそうなトーンで笑い返してやっただろう。
(-113) toumi_ 2023/09/24(Sun) 6:39:16

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「こんなもん、盛っといてか…?」

頭が重い、のに下腹部は熱く
思考を妨げて、考えが纏まらない。

「何も変わらねえって、言ってんだろ。
俺は、マフィアと内通なんて、してねえ。
データベースでも何でも漁って、調べれば分かるさ。」

「それともそんな調査も出来ない、愚図か?」

煽るような物言いになってしまうのも
余裕がないから、が大きい。

目を閉じて、熱くなった息を吐き
追加されたもう1つの欲を抑えようと必死に務める。
(-120) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 8:52:31

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「勘弁しろよ。何の拷問だってなっちまう。」

ひく、と表情を引きつらせて
更にそんな失礼な事を重ねた。

真っ直ぐに自分を褒められるのは慣れていない。
父親を早くに亡くし、母親ともあまり過ごさず
どちらかと言えば兄として振舞う事が多かったから。

唯一ハーモニカを教えてくれたあの人だけは
可愛がってくれたけれど、それもずっと昔の事だ。

「そういう言葉はお前が一番大事な奴に取っとけよな。」
(-121) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 9:00:51

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや……すまん、誰にでも言う。
 だが一番大事な奴……?」

あまり貴方の事ばかり聞くのもフェアではないか?
いや、聞かれてないから答えなくともいいな。

思い浮かべて、一番、一番。と。
何を基準にすればいいかわからず、かつ直ぐに浮かぶ名前は無かった。
命をかけるという意味ならボスだっただろうが、貴方との会話での流れであれば違う物だと思ったので。

「……お前じゃないのは確かだが。
 俺はお前も大事だから、そこまで卑下をするな。
 男で飲める知り合いなど片手ぐらいしかいない」

あれだけ女を連れていてまともな友人はいないというのだから。
貴方という存在は一応かなり男の中では貴重であるのだという。
(-132) toumi_ 2023/09/24(Sun) 10:07:29

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「いや、卑下してるつもりはないんだが。
褒められるのってこそばゆくてさ。
それもいつも女を侍らせてるお前に言われると
余計に落ち着かないしビビる。」

素直に、少し困ったように言うだろう。

「…まあ、居たら刺されそうか。
俺も此処まで言えるのはお前くらいだよ。」

何処までも遠慮がない。
(-133) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 10:35:31

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

煽るような言葉に、男は唇を持ち上げて笑った。

「漁って。」
「調べた、結果が。」
限りなく黒に近いグレー
だ。」

立ち上がった瞳が寄る。
金色は嘲けるようでいる。
その男のかんばせに、きっと熱い息がかかって。
────それで、ようやく。

男は知る。
貴方が飲んだのは自白剤ではない。

気付いた男はぱちぱちと瞳を瞬かせる。
そうして、机をずらした・・・・。貴方の反応を確かめるように。
さて。
貴方が机を支えにしていたなら、その頼りも失うはず。
だらりと力の抜ける身体は、男の視線に晒されてどう反応するのだろうか。
(-170) rik_kr 2023/09/24(Sun) 15:50:37

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

机がずらされたなら
貴方が支えない限り、男は椅子からずり落ちる形となる。

鈍い音を立てて転がるが、痛みよりも衝撃に震える。
男なら分かるある一部分が反応しているのが分かるかも。

同性とはいえ、こんな姿を見られるのは
男も本意ではないから。

「みる、な…!」

貴方から距離を取ろうと
ようやっと体を動かそうとするだろう。
(-192) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 17:18:19

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

ずるり。
落ちる身体を支えることはない。その義理はない。

しかし転がった身体が起き上がる素振りを見せないのであれば、不審そうに近づいた。

何かあったのだろうか・・・・・・・・・・。そんな表情。
まさか。
悪い薬だったりしたのだろうか。
なんとも間抜けな話だ。男は焦った。
殺すつもりなんて当然あるはずもない。致命的な効果を与えるつもりだって当然ない。ただ尋問・・を楽にしたかっただけ────いじめっ子の論理。


焦燥から貴方の肩に手で触れた男は、服越しに感じる湿度に僅か動揺した。
けれどその後。
赤らんだ貴方の顔と仕草、息遣い。それから聞かされた効能の一覧を思い返して────

「は」
「はは。ああ、そう。」

「そうか」

ぺろ、と。舌先を僅かに出した。

/*
すみません、同時にPL打診も失礼します。
完全にニコロくんを辱める方向にシフトしてしまったのですが、
もっと真っ当な暴力の方がお好みだったりするでしょうか。
その場合はそちらにハンドルも切れますので仰ってくださいね。
(-195) rik_kr 2023/09/24(Sun) 17:49:38

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

肩に触れる手を、咄嗟に叩き落とす。
そして貴方を睨みつけるのだ。

「黒に近いグレーだ…?
何もやってない人間からそんな情報が出るなんて…
情報調査能力が欠けてるんじゃないか?」

熱い息を漏らしながら、貴方の反応を見れば。
嫌な予感が、ぞくり、と背筋を走った。

「…それ以上触ろうとしたら、ぶん殴るぞ。」

男に好きにされる趣味は勿論ない。
手負いの獣が唸るように、拒絶の意思を明確に示した。

/*
RPお付き合いありがとうございます。
ニコロは大変嫌がりますが、PLは流れのままやっていただいて大丈夫です。
存分に辱めてください。
勿論、辱め以外で暴力を振るう流れになったらそれも遠慮なくどうぞ!
基本的に流れで何をやっていただいても構わないPLなので
引き続きよろしくお願いいたします。
(-196) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 18:05:42

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

やった・・・んだろう。」
「マフィアの女と交際していた。潔白とは言えない。」

情は人を狂わせる。
簡単に人に足を踏み外させる。
それくらいはこの男も知っていた。
知っているから、それを縁に貴方を嬲る。

「はは。」
「嫌だな。何を想像したんですか。」

嘲るように言う男にだって、男を好きにする・・・・・趣味はないのだ。
それでも敢えてそのようにする。顔を寄せる、手を添わせる。
さて、殴れるものなら殴ってみろと嘲弄してそのようにした。


/*
ありがとうございます。では流れのように!
ニコロくんかわいいですね。こちらも楽しんでいただけるように頑張ります。
(-205) rik_kr 2023/09/24(Sun) 18:37:57

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「付き合ってたが、ただの一人の人間としてだ。
お互いに、覚悟の上でのことだ。」

それに、と続けた。

「情に流されて警察を恨んでたとしたら
A.C.Aに参加する理由はないと思うが?」

言いながら、そちらを見れば
近づく貴方、触れる手にびくりと震える。

「お前が悪趣味に走る最悪な想像をしただけだ。
っ、触るなって言っただろ!」

薬のせいでキレはないが
拒むように腕が振りかぶられて、貴方の頬へ。
(-214) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 19:39:28
ニコロは、熱に浮かされている。
(c25) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 22:46:05

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「どうだか。」
「悪人は大抵」
「まさかと思われるような善良な顔をしているものですから。」

そう言いながらも触れる手は止めずに、
貴方の身体が震えれば微かに目を開く。
頬へ飛んだ手はむしろ甘んじて受け入れるだろうか。
その威力がどれ程であれ、男は好きに打たせた後、その手を掴んだ。

「ははは。」
効いてる・・・・みたいですね。」

つ、と貴方の手のひらを指でなぞる。
レンズ越しの金色には笑みが浮かんでいるだろう。
恐らくは床に這ったまま、震えている貴方を見て。
(-283) rik_kr 2023/09/25(Mon) 2:39:13

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「だとするなら、俺が認めるのは付き合っていた事一点のみだ。
他に関与した情報は何もない筈だろ。」

確かに貴方の頬を殴り飛ばしたのに
やはり、威力は足りないのか。
掴まれると手を退こうとする。

「ダフネに関する事についてはそれ以外には何もねえ。
っひ…!やめろって、言って…!」

手のひらを走る指の感覚に
ぞわぞわとして、嫌がるように身を捩るだろう。
(-304) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 7:01:34

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

何もない・・・・、なら。」
「こうはなっていないはずでしょう。」

すり。
すり、と手のひらを撫ぜる指。
眠気と情欲で上がる貴方の体温。
手つきばかりは優しい。
振るう・・・だけでは意味がないのだと、学んだ。


と。
ふいに男は貴方の上に影を降らす。貴方の手を離して立ち上がれば、なぜだか椅子の位置を調整した。顔を上げてみるなら、机の極近く。正しい位置に戻すように。
さて。
次にはまた貴方の脇にしゃがみこむ。そうして、何を思ったのか。
これは貴方を抱えあげようとした。
蹲った貴方の姿勢に物足りなさを感じたか、或いは単に親切心か。それだって余計なお世話に違いないのだが。

どうあれ、抵抗することは出来なくもないだろう。男は貴方より大柄であるが、貴方もそれほど華奢ではないのだから。
(-327) rik_kr 2023/09/25(Mon) 12:27:51

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「あるってそっちが思い込んでる、だけ、だろ…!」

あったとして
A.C.Aに居た後ろめたさくらいで
過去の恋人に関しては殆ど何もないのが真実だ。

手に触れられる度にぞわ、として
その都度息を詰まらせ、声を殺していたけれど
不意に貴方が離れて、次には抱え上げようとしたものだから。

「っ、あ…!?おい、離せ…!」

びく、と一際大きく震えて
藻掻くくらいの抵抗はするだろう。
とはいっても熱と眠気で力が抜けた体ではたかが知れている。
(-347) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 13:54:23

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「どうだか。」

弱々しく藻掻く様は風呂を嫌がる犬のようだ。
何かテレビで見た気がする。そんな映像を思い出して、男はまた少し笑った。揶揄の含みがある笑み。

そして、貴方がそれ以上抵抗しないなら。
男は貴方を座らせる・・・・
椅子にではない。椅子に座った自分の膝・・・・・・・・・・・に、だ。自分の方に無理矢理向けて座らせれば、反応した部分を腹辺りに感じることになったかもしれない。それには少し顔を顰めた。失礼な話だ。
こうしてしまえば貴方は脚を使えない。背後の机も自由を僅か奪うだろう。貴方に出来る抵抗は更に封じられて、こちらにとっては好都合。

「なら別の女とあったんじゃないか?」

「昇進も望まず、外回りを好んだのは逢瀬のためだ。」
「違うか?」

恋人が睦み合う時のような形。
不似合いなそんな構図で、言うのはやはり不釣り合いな下世話なことだ。
(-354) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:19:52

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ

睡眠剤さえなければ。
蹴るなり殴るなり、もう少しマシな抵抗も出来たろう。
短時間に2種類の薬を摂取した体では
この程度が限界だ。抵抗虚しく座らされる。

「違う、それは、テオとアリーの為だ…!
前線で、危険な任務には俺が出れば良いって
それで敢えて下に残っただけで他に女なんかいねえ!」

熱い息が貴方に掛かるかもしれない。
顔を顰めたのは此方も同じだ。
噛みつくように睨みつけるだろうか。
(-359) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 14:28:43

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「口では何とでも言える。」

そう、なんとでも。
だから無理矢理吐かせたところで、意味なんてないのだ。
人は自分を楽にするためにいくらだって嘘を吐くし、
やはり情に流されて、不要に罪を負うことだってある。


ぬるい愉悦を浮かべながら男は言葉を紡いでいく。
その間にも手は服越しに貴方の身体を這った。脇腹から胸の中心。それから首筋、襟元から露出した肌に触れる。

「ああ。」
「そうか。」
「男の可能性もありますね。」

喉仏をくすぐるようにしながら言う言葉は一層下卑ていた。
貴方の喉がそれで震えるなら、男もまたそこを震わせて笑う。
(-366) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:58:41

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「っ…!」

テオドロに聞けば良い。
そう口に出そうになったけれど
弟をこんな男の手に晒すのは、許せなくて。

「は、っぅ……んっ……
そういう逢い引きするような相手は
男だろうが女だろうが、いねえっつってんだよ。」

体を震わせて、ぞわり、ぞわりと走る感覚を堪えて
喉を撫でられれば反射で熱い息が漏れる。

逢い引きする相手は居ないのだ。それは本当。
大切な相手は居るけれど
それこそ言えば碌なことにならないから、口には出さない。

変わらず、熱に浮かされた瞳で睨みつける。
お前なんかに屈しない、と。
(-421) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 20:42:45

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

その瞳を男は好んだ。
最早視線で射貫く以外の手段を持たない弱さを好んだ。
これ程近くにいるのに反撃ひとつ出来ないのが愉快だった。
自分が正義の側に立ったのだと勘違いした時。
踏みつけていい悪をその目に映した時。
人はどこまでも傲慢になる。


触れられたところから増幅する快感が。
上がった体温に比して低い男の手指が。
奥の奥まで浚おうとする金色の双眸が。
貴方の羞恥心をより一層誘うだろうか。
その羞恥が感覚を増幅させるだろうか。

「熱いな。」
「脱がせてあげましょうか。」

悪趣味な発言はずっと、貴方を辱めるためだけに。
男の手が、貴方の襟首から浅く入り込んだ。
(-444) rik_kr 2023/09/25(Mon) 22:50:54

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「必要、無いだろ…っう…!」

じとり、と汗ばんだ肌に手が触れる。
熱を帯びた体はそれだけでも敏感に反応を返してしまう。
堪えれば堪えるほど、感覚が研ぎ澄まされる気がして。

「やめ、ろって…言って……!」

ガタン、と机が揺れて音を立てる。
身を捩って、逃げようとして。
貴方の腕を掴んで止めようとするだろう。

けれど動けば動くほど、薬はより回るものだから。
ぐら、と視界が揺れて、そちらへ体を預けそうになる。
(-446) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 23:03:57

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「あはは。」

遂に男は声をあげた。
テレビでも見ているような浅い笑い。日常の中にあるような平静な笑いだ。

「嫌だな。親切心じゃないですか。……おっと。」

がたん。バランスを崩した貴方の身体が倒れそうになる。
掴む手はむしろ縋ったようになったかもしれない。その熱さにまた喉から笑いが漏れた。
自由な手で背をしっかりと支えてやれば、先程より距離は余計に近づいて。

手を掴んだ力は如何程だろう。
振りほどくことができるなら、これはそんなもの意に介さない。
くく、と喉元で笑いを転がす。転がしては無遠慮に貴方の頬を撫で。

「誘ってるんですか。」

片手で掴んで、こちらを向かせたりもする。
勿論冗談だ。男には少しも、その気はない。
(-458) rik_kr 2023/09/25(Mon) 23:41:02

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「余計な世話、なんだよ…」

かろうじて絞り出す声。
手を掴んだ力は徐々に抜けていって
ぐら、ぐら、ぐら、と熱に思考が蝕まれていく。

「お前なんか誘う訳ないだろ、馬鹿が…」

ハッ、と弱弱しく鼻で笑う。お断りだ、と。
けれどその瞳は潤み、顔は真っ赤に上気して
下腹部も酷く、熱く感じるだろう。

我慢は限界に近く
相手が貴方でなければ、より縋っていたかもしれない。
この男の自我は、それなりに強固なようだ。
(-466) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 0:00:12

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

男は考えている。貴方の扱い・・を。
それは酷く傲慢で横暴な様だ。男に課された目的は尋問であり、自白の強要であり、こんなお遊び・・・ではない。
男は貴方と違う。何も薬剤を投与されているわけではない。
今は。

それでも脳を染めていくのは心地よい、奇妙な万能感。目の前の貴方を自分は好きにできるのだという勘違い。
もう一突きもすれば崩れるかな。
力の抜ける貴方の手を感じて男は思う。
何が? 貴方の理性。何のために? 何の​────そう、問いの答えを得るために。
問いって?
なんだっけ。
まあいいか。



片手は貴方の背中に添えている。
貴方が暴れたから、机の位置は少し遠くなった。
それを認めて、男はうん、と頷いた。

(-496) rik_kr 2023/09/26(Tue) 3:27:28

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

貴方の身体を机の方に倒させる。
そうすれば背がそこに乗るだろう。男の手による支えはいらなくなる。背中を机に支えられ両足を床に着く姿勢。半端なブリッヂのような姿勢、で伝わるだろうか。
自由になった両手をあなたの身体の両側に着く。さあ、こうすれば貴方は逃げられなくなる。

そうして、そのまま。
身体を添わせるようにして、男は貴方に自らの影を重ね。
これまでもそうしてきたように、
貴方の唇に、自身のそれを重ねようと​────勿論、貴方の抵抗がなければの話。

それでも男は正気だった。
悪法に身を委ね、狂法に賛成し、その手先となっても。
男はずっと正気だった。これは真面目な警官だ。

正気のまま、貴方を辱めている。
(-497) rik_kr 2023/09/26(Tue) 3:27:43

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

男は既に、薬で意識が朦朧で
それでも理性を保っているのは
他でもない弟妹と、守らねばと決めた人の為。
何かが違う気がする…けれどそれがきっと一番。


けれど、目の前の男が何を考えているかだとか
そんな事を考える余裕は最早なかった。

されるがままに、力が抜けるままに机に倒されて
顔が近づいてようやっと、何をされそうか気付いた時には
その唇は重なっていただろう。

「ッ…!」

女程ではないにせよ、柔らかい感触を感じて
最後に出来た抵抗は、唇を引き結ぶことのみだった。
(-519) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 8:35:14
ニコロは、もう限界だ。
(c36) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 12:19:24

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

ここまでしておいて。
こうまでしておいて。
それでもなおこの男は、
貴方に欲情していない。
これは欲からくる行為ではない。

眼鏡が邪魔だ。
気付いて寸前でそれを外せば、貴方が唇を引き結ぶ最後の抵抗が見えた。
死にかけのうさぎのようなささやかなそれに、口角が上がる。

(-557) rik_kr 2023/09/26(Tue) 14:51:51
 




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フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
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もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
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ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
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ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

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ジランドール / イルミネーション by may-co
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