【念】 ハチヤ歩きながらでもいいし、鍵を見つけてからでもいいよ [なんとなく知りたいだけで時間稼ぎなんかじゃないから。 おれは今すぐじゃなくてもいいって念押しして、外に出る準備をしたんだ。 エンが今話してくれるなら、もちろん聞くけどね!*] (!30) kannoko 2021/04/08(Thu) 9:25:41 |
【念】 ハチヤ……犬 [ぎりぎりと伸ばされた頬を擦りつつ、エンの話を聞いたんだ。 そっか、あっちのおれ、犬なのか……なんてお持ちながら聞いてたら、あっちのおれ、犬だった。 エンの足元でぐるぐる回ってる茶毛の犬の姿が浮かぶくらいには犬だった。 料理上手は意外だけれど、それ以上に先輩に心当たりがありすぎて、仲がいいのはかなり意外だ。 『お前にはおっぱい様への敬意が足りない!お前がスプーンを突き立てない逸品をつくってはじめて俺は誇りを取り戻せるんだ!!』って、おれを修行道具かなんかだと思ってるの先輩のことは、おれはちょっと苦手だし。 造血剤の先輩は、そもそも心当たりがない。 ベッドに潜り込むって聞いて、おれは──…] (!33) kannoko 2021/04/08(Thu) 10:13:51 |
【念】 ハチヤ[ それで好きじゃないわけがないってわかっちゃうんだ。 名無しは籍も責もなし。 補充は他より難しいけれど隠蔽を考えなくていいから、死ななきゃ何をしてもいい。 名有りは籍あり責もある。 補充は楽だが、探される可能性がある以上、死体になった場合の状態を考えて扱え。 おれはなにをしてもいいヤツだったから、誰かのベッドに潜り込むなんて今でも考えられないし、しちろでさえ番うまで共寝することがなかったんだ。しちろとは普通に眠る余裕なんてなかったけど。 エンだって、お嫁さんって知らなかったら潜り込むなんてできないよ。 今だから、あっちのハチヤはズルいって思っちゃうけどさ] (!34) kannoko 2021/04/08(Thu) 10:26:52 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新