人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「一人で何でもできるようになれた時は、きっと私が一人前になれたときです。
 重圧も責任も決断も、全部できるようになるか、その勇気を得られたときが、きっと」
 
 ギルドに所属していると、ギルドのためにお金を多めに収める必要がある。
 こうした貸店舗のレンタル代も、場所代も支払う必要がある。
 薬の卸売りという点ではアドバンテージもあるけど、単価が低いと言うのは内緒。

「……一緒、でいいなら。
 ……その、一緒に回って頂けると嬉しいです。何か気付きとか、一人でいるよりは得られるかもしれませんから」
(-9) eiya 2024/02/05(Mon) 22:03:39

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー


 あなたの痣が光り、それからのいつかのこと 
 あなたは夢を見る 

 真っ白な、ただただ広い空間 

 ぷわぷわりと宙に浮かぶシャボン玉は 
 その中にどこかの景色を映している 

 あなたは地面から浮かび上がるそれに気付かずに  
 触れてしまったかもしれない 
 何かの気配を察知し、避けたかもしれない 

 兎角、触れればそれらは割れ 
 誰かの記憶を覗くことができたのだった 




/*
遊び星の干渉ロールです。お話ができるとうれしいにゃん。
彩雲窓の内容は、過去の日付のものも、このロール中に投稿されたものも、任意にPCが知ったり知らなかったりして構いません。
(-12) 66111 2024/02/05(Mon) 22:06:21

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

「おっ、エリーじゃん、やっほ〜
 あ、聖女様からのさらなるご祝福おめでと〜」

 あなたが現状把握に努めていると、背後から声が掛かる。

 振り返れば、ゆるいノリでひらひらと手を振る彼の姿があった。あなたもだが、彼は町を歩く際の装いだ。
(-13) 66111 2024/02/05(Mon) 22:07:23

【墓】 仕立て屋 エリー

「痣が……」

ガリガリと胸元を搔き毟る。
油断はしていなかった。誰かに触れられてもいない。
ならばこれは魔法か呪いか。

「失せろ。殺すぞ」

いつもの人当たりの良さは消え失せて。
囲み祝福する民衆を押しのけてどこかへ消えていった。
(+1) akoris 2024/02/05(Mon) 22:08:01

【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「勇気ならあるんじゃない?
 それを形にするための、先立つものがないだけで」

心の内にあるものを出そうにも、お金がなければ形にならない。
こうして幼い身空で一人、金を稼いでいるだけでも十分勇気があるとは思える。
重圧や責任を負うための資金さえあれば、あなたはきっと大丈夫だとエリーは思っている。

「それなら是非。
 じゃあ、アンジュが見てみたい出店とかある?
 まずはそこに行ってみよう。お金は心配しないでね」
(-14) akoris 2024/02/05(Mon) 22:13:38

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

夢か現か。それを把握しても意味はない。
既にもう、夢破れた身なのだから。
自棄気味に浮かぶ泡に触れようとした瞬間、背後から声が聞こえた。

「シヴァ……煽ってるんなら殺すよ」

指輪がカチリ、と音を立てた。
その一部から、針が突き出す。
彼我の距離はまだ少しあるが……
エリーの速度ならばもう、射程圏内だ。
当然、あなたもそれを知っているだろう。
(-15) akoris 2024/02/05(Mon) 22:18:24

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「いつの世もお金とは切っても切れないのですよね……」

世知辛く現実的なお話だ。
夢を追いかけるのにもお金がかかるのだから。

「あ、そ、そんな……ああいえ、あまりへりくだってはいいけませんね。
 ……それなら見てみたいところがあったのでお付き合い頂けると」

店から出る前に懐に仕舞っていた魔導書を開き、何かの呪文を唱える。
危機感知か、店を開ける際のセキュリティ用のものなのか、ソレを唱え終えると外へと出てくる。

「……その、化粧品……なんですけど」
(-16) eiya 2024/02/05(Mon) 22:40:39

【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「そうだね、どんな世界でもお金は必須なんじゃないかな」

世知辛い世の中だ。
まぁ、物々交換の時代よりは幾分マシだが。

「化粧品。いいんじゃない?
 やっぱりリップとか? 下地系もほしいよね。
 睫毛は綺麗だからマスカラとかはいらないだろうし……
 アンジュは可愛いし、ナチュラル系のメイクがよさそう」

なんて、少しだけテンションが上がっていた。
(-17) akoris 2024/02/05(Mon) 22:53:04

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

えっっっ????

 待って待って素直な気持ちじゃん????
 ココに住んでてそんっっなに聖女様のコト
 好きじゃなかったりした?????????」

 両手を上げて降参のポーズ。全然思っていた反応じゃなかったにゃん。どったの????
 あなたの反応から考えたことはあったが、それは一度横に置かれた。
(-22) 66111 2024/02/05(Mon) 23:30:13

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

「しらばっくれんならいいや。
 それ以上煽らないなら殺さないでおこう」

とは言うものの、指輪の針はしまわない。
集められた痣持ちは自分と同じような境遇と勝手に推理している。

「で、何しに来たの。こんな変なことまでして」
(-29) akoris 2024/02/06(Tue) 0:23:26

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

「あ、俺ちゃんがなんかしたって思ってんだ??
 
そんなになんかそんななんだ…?
…いや俺ちゃんココの夢の
 理由知ってるだけで何かしたワケじゃねェんよね一応」

「この腕輪作ったヤツさー、聖女様のご祝福を受けた上で、
 もっとのご祝福って欲しくない人だったらしいンよ。
 痣はほしいけど光るのは要らないってコトね、変だろ?」

 曰く、その人物は聖女祭りの痣について色々研究しており、どうして痣が光ったのかを聞くために、痣が光った人とコンタクト取るためのアイテムも作っていたらしい。
 そんな特殊な目的を持っている理由なんて、ごく限られるだろう。

 
きっとその人も転生者だった。
「ふつーに聞いたらいいンにね。これは推測になるけど、
 この腕輪自体が結構な研究成果だったんじゃねェかなァ」

 鍵にしたり呪いの腕輪に移行したり。腕輪自体はロストテクノロジー時代の品であるから色々と詰め込めたのだろう。

「そんなワケでココはお喋りをするとこっぽいよ。
 …てかしらばっくれじゃなくて反応見るまで
 ガチだったんだって。そんなにいる???って気分」

 目的語は省かれているが、似た境遇であるのではと彼も思ったらしいことは察せるだろう。
(-34) 66111 2024/02/06(Tue) 1:55:59

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

「違う。
 シヴァが私を呪う理由がないでしょ。
 嫌がってるのわかってるクセに煽ってるように見えたから。
 今ならそれだけの理由で人を殺せる。躊躇せずに」

一人称に気をつけられない程度には、苛立っているようだ。
そこにあるのは失意と殺意。聖女とこの世界への怨嗟。

「研究はこっちもしてた。
 痣を光らせる毒と、痣の奇跡を消し去る毒。
 前者は副産物だけど、どっちも痣からの魔力でお釈迦になった。
 ……呼ばれた時、言われたことで全員"そう"だと思うでしょ。普通」

ガリガリと胸を掻く。
服の上からでも、血が出そうなくらいに。
(-36) akoris 2024/02/06(Tue) 3:40:02

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

――それは痣が光る者が現れる前の日。

明るい祭の光景の中で疲れていた自分に話しかけてくれたあなたを捕まえれば、奢りの言葉もほどほどに受け流しながらエールを頼んで一気に煽った。

話したのはちょっとした店を出す上での小競り合い。
既に解決したが一日かかったこと。出費がかさんで貯金が少なくなったこと。そして、女の冒険者だからといって足元を見られたこと。

それとは別に――恋愛絡みの話だ。

「なによわたしだって、ちょっとは強くて美人で。
 店もやって悪い女じゃないのに、……どこの男も大切にしてくれやしないわ。
 好きで一人で居るんじゃないわよ、選んで何が悪いの」
(-37) toumi_ 2024/02/06(Tue) 5:38:41

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

小競り合いの愚痴には相槌を打ちつつ、ノンアルカクテルに口をつける。
明確な解決策などを提案したりはしない。
解決したことなのだし、何よりも愚痴に必要なのは共感だと自分は思うからだ。
そうして一頻り話をきいて、恋愛絡みの話に移った。

「まぁ、自分より強い女は嫌だとか、綺麗より可愛い系がいいだとか、自分のことを棚に上げてる意気地無しな男はいるからねぇ。
 ま、でもバカな男が多いんだね。
 こんな綺麗で店をやれる度胸もあって、内面もこうして可愛らしい女の子を大切にしないなんて。
 僕の生まれたクズの掃き溜めならともかく、普通は大切にして、誰にも渡したくなくなると思うんだけど」

じぃ、とあなたの容姿を改めて見る。
整った顔立ちに美しいスタイル。
切れ長な瞳は強気な雰囲気を感じさせるが、こうして目を伏せていると色気すら感じる。
こんな女性を大切にしない男はなんて馬鹿なのだろう。
(-38) akoris 2024/02/06(Tue) 6:14:03

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

急な私に、ん?とは思ったが一度流した。
「ああいや、何しに来たのの方ねなんかした云々。
 俺ちゃんだって俺ちゃんがエリーに
 害与えるとか思われてたら心外だワ?」

「そういうワケでここの夢は俺ちゃんが
 自分でやったアレソレじゃねェってコトよ。
 またなんか誰かと夢でお話できるンだろなとは
 思ってたけど、人は選んでませ〜ん」

「てか俺ちゃんあってもおんなじ人半分くらいって
 思ってたのはマジなんよ。祝祭なんに毎回毎回
 痣光った全員が暗くしてたら異常じゃん??」

 実際そんなふうになっているのだが。彼は別に全員の反応を拝んではいないもので。

「あーほらほらそんなしても痛ェだけじゃん、おやめ〜?」

 どうどう、ジェスチャーしつつ数歩近寄る。針がしまわれなくとも。本当に血が出そうなまでにやるのなら止めるつもりだ。
 針の毒が即死毒でない可能性は考えたが、止める気で動くことの方が優先された。
(-45) 66111 2024/02/06(Tue) 11:42:58

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

「……変な腕輪。
 持ち主と痣持ちを強制的に引き合わせて何がしたいんだか」

意味がわからない。意図がわからない。
対象を選べるのならまだしも、意思が絡まないだなんて。

「半分もいたら十分でしょ。
 今回が特別か、ゴミどもの熱狂でかき消されたか。
 どっちにしろ、絶望してるやつを褒めたたえるあのゴミどもは異常……
来ないで


指輪の針をあなたに向ける。
仕込まれているのは神経毒。
解毒をしなければ十数分で末端が麻痺し始め、一刻程度で全身麻痺。
そして更に一刻ほど経てば呼吸もできずに死に至る代物だ。
護身用にしては過剰だが、暗殺用にしては手緩い。

そうしている間にも、胸元の……左胸の痣の辺りを搔き毟る。
(-52) akoris 2024/02/06(Tue) 17:46:52

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……わかってくれる?
 でも誰にも渡さないなんて甘い台詞聞いたことないわ」

追加のエールを頼みながら頬杖をつけば少しスッキリしたように顔を上げた。

「別に物凄い自信があったわけじゃないのよ。
 ただ……ちょっと夢を見て、叶わないなって思い知って。
 今日で吹っ切れさせて次の糧にしようと思ったの。
 ごめんね付き合わせて。こうして吐き出せてるだけで十分ありがたいわ」

二杯目が届いて、また口をつければ三分の一程飲み切って。

「それにしてもエリーの国は酷い言われようね、そんなに嫌なことおきたの?」
(-61) toumi_ 2024/02/06(Tue) 21:20:59

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「どうあれ商人のはしくれですから、お金とは切っても切れない縁がございます。それも醍醐味というものかもです」

あなたが良ければ目的の店まで案内しながら続きを話していくだろう。

「はい、リップと……あと保湿できるものがほしくて。
 あんまり派手なのは確かに好みでもないし似合う感じでもないなって思ってて……でも人前に出る仕事なら繕うくらいはできたほうが良いとは教わってて、まずは軽いもので……みたいな」

そうこうしている内に目的の店にたどり着いたらしい。
ほのかに甘く、清潔感のある香りと雰囲気が漂っている。
(-65) eiya 2024/02/06(Tue) 21:44:21

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「そう? 大切な物は誰にも渡したくないでしょ」

さも当然かのように。
少なくとも、自らが培った技術は誰にも渡したくない。

「夢見たって……告白ったりしたの?
 って聞くのも野暮か。ごめんね、忘れて。
 謝らなくても、僕はカリナと話せてるだけで楽しいし」

ちびちびとアルコールのないカクテルを飲み、大きなため息を吐く。

「……ダンソン地方わかる? まぁ、田舎の方だから知らなくてもおかしくない場所なんだけど。
 そのジョヒ地区らへんの出でさ。
 そこがもうヤバいんだよね。女に人権ないみたいな。
 それが常識だから誰も異議を唱えないし、
 唱える女はだいたい見せしめで辱められるし。
 そういうゴミみたいな場所だったら、カリナみたいな美人でも大切になんかされないだろうから。
 僕でも匿うくらいしかできないだろうし……」
(-66) akoris 2024/02/06(Tue) 22:09:52

【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「ふんふん、なるほど……」

繕う程度。
化粧に興味があって進んできたというわけではないのか。
まぁ、それでも楽しんで買い物ができるならそれでいい。
なんだかんだと考えている間に、店へ辿り着いていた。
香水も売っていそうな甘い香りがする。

「保湿なら化粧水とか乳液とかは必要だね。
 リップは肌と色を合わせて見たいし……
 まず何から見よっか?」
(-67) akoris 2024/02/06(Tue) 22:17:58

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

本格的に化粧も覚えたいけど、まだいいかな、という気持ちもある。
それよりも仕事に注力はしたい。ともあれとはいえ今後のためにもそれ自体は必要なわけで。なんとも難しい塩梅だ。

「じゃあまずは化粧水と乳液一式を……これと、これを」

植物、自然由来のものをチョイスしていく。
肌をトーンアップして見映えを良くしながら、目的の保湿も見込める上に値段はリーズナブルなものだ。
どうしようか見比べつつ、香りのあるものも手に取り始める。

「人と対面する時なら、私自身からは匂わない方が良いのでしょうか。
 お店とかの雰囲気作りには……お店をコーデするなら香りは大切だと思いますけど……エリーさんはどう思います?」
(-69) eiya 2024/02/06(Tue) 22:53:54

【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「ううん……僕としては薬の香りと喧嘩しないなら、
 アンジュからはいい香りがした方がいいと思うよ。
 いい香りは印象をよくするしね」

だけれど、薬草類の香りと喧嘩しない香りを探すのは簡単ではないかもしれない。
いや、店員に聞けばそういったものもあると教えてくれるだろうか。

「あ、でも匂いが強いのは逆効果だからね。
 ふわりと香るくらいのものがおすすめ。
 今のアンジュは……」

と言って、あなたに顔を近づける。
どのような香りがするのだろうか。
(-70) akoris 2024/02/06(Tue) 23:23:54

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「お、おぉぉ。エリーさんもそう思いますか。
 殿方からのご意見はいくらあっても困りませんから、とても参考になります」

あれとこれと、あれは違うこれが良いかも。
色々な化粧水や乳液なんかを吟味して選び、肌質に合うものをチョイスしていく。

「そうですね。私は……おぉ?」

顔が近い。己から香るのはほんのりとした薬のようなかおり。
それも少しすっきりとした、ハッカの香りを感じるかもしれない。
強いて言えばミントや柑橘系、後者はほどほどにすれば喧嘩せずにすむのかもしれない。
(-83) eiya 2024/02/07(Wed) 9:45:58

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

「元々はご本人がもう一度参加するための
 備えみたいな感じだったからなァ〜」

 本来であれば、儀に参加した本人が、痣の光った者にその原因の心当たりを問う為の尋問の場としての夢になるはずだった。その彼にもう一度は結局なかったらしいが。
 夢見の効果自体は、外す方が手間であったりしたのだろうか。とりあえず現状を見るに、元々用意していた役割を特に外さずに後年の転生者向けの呪いの効果を付け加えられたとシヴァは推測している。

 まぁ、その話は置いておいて。

「夢でまで痛くするなよエリー。
 現実でも散々掻き毟った後だろ? ああいや、夢だから
 むしろ満足するまでやれば?ってとこなんかな…」
(-89) 66111 2024/02/07(Wed) 14:04:08

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

「…てか俺ちゃんそんなにこわい?
 害与えるつもりない云々話したじゃんね、信用ならん?
 うんうんならんくて正解だと思う。別に俺ちゃん達ってば
 仲良くないしね、久々に会ったってだけで」

 さらなる拒絶に足を止め、一歩二歩離れる。この反応は、無理に近寄るものではない。信用云々ではなく、あなた個人の問題に見えた。

「さっさと覚めちゃった方が
 エリーにやさしいのカシラねこの夢。そこらへんどう?」

 すとん。腰を下ろし、離れた適当な場所に胡坐をかく。
姿勢からして警戒してはないし、何かができるとするならあなたの方が先であろう状態のままだ。
(-90) 66111 2024/02/07(Wed) 14:04:51

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……私の傍にいた人たちが冷めていたのかもね。
 ああでも物はそうね、いつか壊れはすれど惜しくなるし。
 あくまで人に対してよ」

「似たようなもの。ありがとね」

未練よりは苦々しいような、何かに対して気遣うような言葉選びは自分のことであるのに少し他人行儀のように感じさせた。

「聞いたことはある。
 だけどそこまでとは思わなかったわ、出て正解よ。
 私だったら偏見持っちゃう、でもエリーはそこが嫌で出てきたのよね?
 女の子大事にしたかったりお嫁さん探したりなのかしら」
(-94) toumi_ 2024/02/07(Wed) 15:12:13

【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「第一印象って大事でしょ?
 見た目以外に声、香りもそれに入るからさ。
 特に客商売なんて中身見せること殆どないんだし」

ぼろきれを着た何者かが売る商品と、見目麗しい女性が売る前者より少し高い同じ商品であれば後者の方が売れるはずだ、などと講釈を垂れて。
化粧水の成分は恐らく薬師のあなたの方が詳しいだろう。
特に口は出さず見ていた。

「薄荷……柑橘系……うん、今の香りなら喧嘩しないと思うし、
 もう少し強くても問題ないかも。
 いい香りだと思うよ、アンジュ」
(-103) akoris 2024/02/07(Wed) 23:43:14

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

「もう一度……?」

もう一度なんてあるのか?
あるのならばその時を……
いや、そんな定かではない希望を抱いたって苦しいだけだ。

「……怖いとかじゃない。警告してるだけマシなはず」

ガリガリ、ガリガリ。
綺麗に手入れされた爪であれ、多少は鋭い。
夢でも掻き毟れば血が出るのだろうか。それならば、そろそろ。

「どうでもいい。これから覚めても地獄が待ってるだけ。
 この世界で穢れた私が生きてる限り、夢も現も変わらない。
 ……あぁ、でも起きた方が都合はいいかな。
 痣を削いでみたり、試せないし」
(-104) akoris 2024/02/07(Wed) 23:50:50

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「物と一緒だよ。
 あ、人間本人がじゃなくて、人間関係がね。
 大切な相手との関係は大切に、手放さずにいたいでしょ」

「……それにしても、自分のことなんだよね?
 シミュレーテッドリアリティ拗らせてるとかじゃなく。
 まぁ、そういう風には見えないけど」

なんだか自分を別人として俯瞰しているかのように見える。
まぁ、個性の範囲なのかもしれないけれど。

「聞いたことあるんだ。まぁたまに悪評流れるしね。
 あー……僕の場合は狂った環境が嫌になったからかな。
 あと、抜け出せるだけの能力があったから抜け出せた。
 
……少しセンシティブな話かもしれないけど、
 神殿で自分のステータス聞いたことある?
 もしよければ、一部でいいから教えてくれないかな。
 僕も開示するからさ、本当の情報を。一切の嘘偽りなく
(-105) akoris 2024/02/08(Thu) 0:02:56

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「声……そっか。あんまり意識してなかった……」

身なりに気を遣い始めたのも最近のことだが、己から発せられる情報、商人としてのある種のステータス。
店の並び、品数のラインナップとそういうものばかりを重視しているけれど、そうした外面で得られる情報の意識をそれほど感じたことはない。
目からうろこを落としたようにぱちぱちと瞬いて、無意識に自分の喉元に指を当てた。
こうした少女らしい風貌でいる内はともかく、いずれ必要になることのはずで。
見目麗しい後者側の女性になるためには、早期に理解しなければならない事柄だ。
ひたすら化粧品を吟味して、肌質にあいそうなものを選びつつ、リップもチョイス。

「……それなら、これにしてみます。ちょっとだけ、オトナっぽい感じに……なれそうですし」

そう言いながら、ベルガモットとローズ系をチョイスしてみることにした。
てきぱきと選び抜いて、購入のために店員に声をかける。
(-107) eiya 2024/02/08(Thu) 1:00:03
 




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