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魔王 ウロボロスは、メモを貼った。 (a2) ガラテア 2020/10/21(Wed) 10:13:39 |
【人】 魔王 ウロボロス[患者が今も横たわる寝台と清潔で冷たい床の間、 室内を照らす明かりの届ききらない細やかな闇の中に、 赤光が一対、いつの間にか灯っていた。 実体は無い、只揺らがぬ眼光が其処にあるだけ。 常ならば己が城で気配を消すなどは有り得ず、 この手段で現われるのはもっぱら誰かを驚かす為だが。 今は存在を示す行動を何一つ起こさずにいる。] (181) ガラテア 2020/10/24(Sat) 1:28:22 |
【人】 魔王 ウロボロス[漆黒の竜尾が音もなく寝台の輪郭をなぞり死角から現れて。 無防備に横たわる男の懐から何かを引き抜いたことも、また。 聞き手と語り手となり答えの見えない問題に意識を向ける二人には、 気付けるようなことでは無かった。] (183) ガラテア 2020/10/24(Sat) 1:28:56 |
【人】 魔王 ウロボロス[二人が一人になった頃、赤い目も既に闇の中に無い。 何も語らないまま、よく見知ったどちらの名も呼ばぬまま。 どんな表情で会話を聞いていたのか、誰も知らぬまま。] (187) ガラテア 2020/10/24(Sat) 1:33:45 |
【人】 魔王 ウロボロス──寝室── [ 閉ざされた天幕の向こう側、微かに布の擦れるような音がする。 術を行使していた者の意識が肉体へ戻ってきた証だ。 しかしそれも少しの間だけであり、すぐに静寂が場を満たす。 明かり一つ無い室内は闇一色であるが、外はどうやら雪模様 窓の向こうの広いバルコニーにまで白色が侵食している。 月の見えない空から真っ直ぐに降り注いでいるわけではなさそうだ。 様々な種の魔族を統べる王の城が、 少しの風などで震え眠りを妨げることなどはありはしないが 大切な日の訪れに超えるべき夜はまだ長い。 少しづつ、少しづつ────時間を掛けて強まっていけば やがては吹雪にもなるだろうか。 その先の朝は、どんな光景だろうか。** ] (188) ガラテア 2020/10/24(Sat) 1:34:33 |
【赤】 魔王 ウロボロス[許せないものがあったとしたら。 話の内容でも、配下でも研究員でもなく。 いつか告げた主の言葉を、 彼があまり心に置いていないらしいことでもなくて。 ましてや、秘された紙片の内容でも 秘密を作っていることでもありはしなく。] (*12) ガラテア 2020/10/24(Sat) 1:39:11 |
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