天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 通行人 2022/11/04(Fri) 0:25:39 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 通行人 2022/11/04(Fri) 0:31:55 |
修復師 ラシードは、メモを貼った。 (a1) 通行人 2022/11/04(Fri) 0:32:13 |
【人】 給仕 シロタエ―― 大衆食堂「仔狐亭」 ―― [海上の孤島でありながら、その特性>>n5故に人の往来が多いキュラステル そんな島の様々な店が並ぶ一角に「仔狐亭」はある 朝の早い漁師のために早朝から開く店もあるが、この仔狐亭は昼から営業のごく一般的な食堂だ 売りはやはり新鮮な魚介料理で、小皿をつまみに一杯という客も少なくない 大衆向けに安価に抑えられた価格もあって、今日も開店から賑わっている] 「はいはい、今日はいい貝が入ったからそれもお勧めだよー」 [などという店主の声に、それならと注文の声が上がり そんな店内を数人の給仕が忙しく動き回っていた] (5) sammy 2022/11/04(Fri) 2:25:19 |
【人】 給仕 シロタエ はーい、お待たせ! ピノス貝の塩ゆでとビールで500コルドだよ! [給仕の娘がそう言って料理をテーブルにおいて手を差し出すと、客はあからさまに困ったような顔をした] うちは料理と代金引換だよ? 入口に書いてあるの見なかった? [初めてみる顔の男はきっと島に来たばかりなのだろう そんな客でも料金システムを言えば大体はすぐに払ってくれるのだが、この客は視線を泳がせたままもごもごと口を動かしている 娘はそんな様子を見て「あぁ」という顔をして] もしかして……お金持ってない、とか? [その一言で男が思いっきり動揺するのを見て「やっぱりぃ」と呟く 本当に持ってないかは置いておいて、混んでいる隙に食い逃げする輩は結構いた だから今の代金引換になったのだけど、つまりはこの男は食い逃げする気だったということで] 大将ー、ちょっといいー? [厨房にいる店主に声をかけ事情を説明する まだ食われてはいないのだからそのまま追い出せばいいだけなのだけど 前にそれをやったらちょっと怒られたりもしたので] (6) sammy 2022/11/04(Fri) 2:27:16 |
【人】 給仕 シロタエ 「お客さん困りますよ……」 [なんて言いながら店主が対応する 本当に持ち合わせがないのかとか、島で何をしているのか、とか そして結局、貝の塩ゆでとビールの代金分皿洗いで話がついた] もー、大将ってばほんと甘いんだから…… [実のところこういう対応は「いつものこと」で 研究目的で島に来る人たちの中には「本当に」困窮してる人もいたりするから、無碍に追い出したりしないっていうのが大将の言い分だった それには、本人が昔そんなふうに世話になったというのがあって、そう聞いてしまえばそれ以上何も言えなくなってしまう 何より、娘本人も大将に拾われたようなものだったから**] (7) sammy 2022/11/04(Fri) 2:28:30 |
給仕 シロタエは、メモを貼った。 (a2) sammy 2022/11/04(Fri) 2:45:24 |
【人】 住職 チグサ── 夜明け前 『慈厳寺』にて ── [外に一歩踏み出すと、銀に冷えた風と共に、宵っ張りの虫の声に包まれました。 東の空は僅かに白んではいても、天空にはまだ星々が息づいておられます。この頃はずいぶんと夜明けが遠くなったものです。 しかし、お寺の朝とは得てして早いもの。修行僧たちは起き出して、まだほの暗い寺に灯を灯し、朝餉前の作務に精を出しておられました。 あるいは掃除に。あるいは料理に。 広い境内をひと歩きし、僧の修行を見て回り、望ましくない行いを細かく指摘していくのが、私の朝のお勤めです。老いて節々が痛くなった体とともに、私は歩き回りました。] (8) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 6:52:26 |
【人】 住職 チグサ[縁側を歩くうち、掃除中の一人の小僧が目に留まりました。あらかた掃除を終えたのか、水桶の中身をあけようとしています。] そのような粗末なことをしてはいけません。 [言われた小僧はなぜ叱られたのか分からぬようでした。 子供から水桶を受け取ると、縁側から外に出て、まだ夜霧の底で眠る木にかけてやりました。やがて日が登れば、この水は朝日を受けて輝くでしょう。] あなたにとっては役目を終えた汚れ水でも、渇いた草木にとっては待ち望んだ一杯かもしれません。 一滴の水に感謝して、無駄にせぬ慈悲心を育てなさい。 [言われても、小僧は未だ納得できぬ様子で、しぶしぶと水桶を受け取りました。今は住職となった私に、表立って不服を示せるのは、がんぜない子どもの特権でしょう。] (9) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 6:53:39 |
【人】 住職 チグサ[もっとも、こういった不服自体は彼だけのものではなく、この寺全体の僧から感じるものでした。私のお説教は何かにつけてケチケチと意地汚く見えるようです。 気づきを得るのは、昔よりも難しくかったのかもしれまけん。このお寺は昔ながらの質素な──あるいは不便な生活を保っていますが、街に降りればずいぶんと豊かになりました。 足腰を使って井戸水を汲み、かじかむ手を冷水にさらさずとも、魔法一つで温かいお湯が生み出せ、その熱を保ち続けることさえできるのです。 そういった豊かな、心地良い社会に浸かれば、お寺の生活など、ただ苦しくて貧乏くさいだけでしょう。良くも悪くも大きく育ってしまったこの『慈厳寺』では尚更。] (10) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 6:54:45 |
【人】 住職 チグサ[私はこのお寺と共に育ち、生きてきました。 修行に励むうちに、何が功を奏したのでしょうか、そう大きくもない、歴史が長いだけの貧乏寺だったはずのこの慈厳寺は、すっかり大きく、膨れ上がってしまいました。 それにつれて、修行に門戸を叩く僧侶の性質も、向上心の強い、良家のご子息が増えていきました。お釈迦様の教えを広くお伝えしていくのがお役目のはずのお寺に、威厳と権威が満ちていく様は、悲しくも皮肉なことです。 しかし、このような懊悩もまた仏の教えの内。 ── 一切皆苦、諸行無常。 物事は思い通りにはならず、全ては移り変わっていくもの。] (11) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 6:56:03 |
【人】 住職 チグサ[一礼して立ち去っていく小僧の背中をじっと見送りました。時代の写し鏡である子供は、このお寺でどのように育っていくのでしょう。 自ら訪れる者が多い慈厳寺においては珍しく、彼は訳あってこのお寺に拾われました。 野垂死のうとしていた場所が境内ではなく街中であったなら、大衆食堂に拾われたのかもしれません。 例えばそう、あの情け深い対象が働く大衆食堂であれば>>6、世俗の刺激の中で、年の近い女給などとともに育っていったのかもしれませんが、現実として縁があったのはこのお寺です。 そうであれば、娑婆っ気のない枯草のような老婆と共に、寺小僧としての在り様を見つけていくのが理です。しかし、どのように? 小さな背中から受け取る責任は、こんなにも重い。この移り変わり行く時代の流れの中で、私はどのように彼らを育てていけばいいのでしょうか。] (12) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 6:56:58 |
住職 チグサは、メモを貼った。 (a3) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 7:06:22 |
【独】 住職 チグサ/* ひっさしぶりの一人称。 お年寄りやるのは初めてだったりする。 私の仏教知識は、主に「福厳寺」ご住職の大愚元勝さんからです。 YouTubeでお悩み相談室をされていて、好き。 多分宗派は曹洞宗系というか、禅宗?になるのかな? 原始仏教に近い気はする。 (-0) kumiwacake 2022/11/04(Fri) 7:30:45 |
【人】 隻影 ヴェレス──── 先刻;へレース聖堂 [故人への別れを終えた聖堂の境内では、 祈りを捧げる者、喪主に言葉を掛ける者等が疎らに残る。 出棺の準備が着々と進む傍ら、 最前列のベンチに座したまま膝元を見詰める少年は 喪主としてこの場を取り仕切るには余りにも若い。] (15) Saint-Exupéry 2022/11/04(Fri) 7:42:26 |
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