瀬戸 海瑠は、メモを貼った。 (a1) nikibi 2023/12/18(Mon) 8:02:02 |
【人】 瀬戸 海瑠[―――待ち合わせ場所には、早く来すぎたので。 近くのお店に寄って時間を潰していた。 そうしたら見知らぬ人たちに声を掛けられて、 振り払うのに時間がかかってしまって……。 結果ぎりぎりになってしまったから、大人しく待ち合わせ場所に留まらなかった自分を恨んでしまいそう] ……もう少し大人しい格好に したらよかった、かも [そうしたら声をかけられたりなんて、 なかったかもしれない……なんて後悔。 でも、この格好には険しい表情なんて似合わないし、 何よりあの人に見せるものとして 相応しくないと思ったから] (7) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:31:27 |
【人】 瀬戸 海瑠[まだ光の灯っていないクリスマスツリーの下、 その人は顔を上げてこちらを見ていたけれど、>>6、 視線が絡まなくたって、見つけ出しただろう。 ツリーの華やかな飾りのひとつみたいに、 世界で一人、自分の中に輝く存在なのだから] お待たせしました、 ……おひさしぶり、です。 [傍まで近寄って、声を掛ける。 病み上がり(と表現していいのかわからないけど)の人を待たせて申し訳ない気持ちはあったけれど、それを顔に出すのも違うと思ったから、微笑んで。 ゆるく巻いた髪を編み込みのハーフアップで飾って、 ベビーピンクのショートコートにオフホワイトのツイードのスカート、黒の編み上げのブーツ、なんて、雑誌でしか見ない様な出で立ち。 「もう気分はクリスマス!」みたいな格好だけど、 季節柄浮かれていた訳ではない。 ……久し振りに逢えるのが、嬉しかったから] (8) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:32:51 |
【人】 瀬戸 海瑠……お元気そうでよかった。 [まだ無理をさせる訳にはいかないとわかっているし、 完全回復ではないのもわかっているけれど。 記憶の中の彼の顔色と遜色ない様に見えたから、 もう少し笑みを深めた。*] (9) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:32:59 |
【人】 北神 翡翠[間もなくXmasツリーの点灯式が始まる頃、 時間を確認するためにスマホを見て、画面から顔を上げた視線の先に、君がいた。>>8] ……お、…… [これまでと大分印象が変わって見えたのは、 数カ月ぶりに君に会うからか。 思い出の中の君は俺の中で少なからず美化していたとは思うけど、現実はそれをも遥かに越えてきて、] ……、っどろいた……、モデルかと思った… [いや、モデルのバイトをまだ続けてるのだから、 それは間違ってはいないのだけど。 こんなに綺麗な子が、 お待たせしましたとか、お久しぶりとか。>>8 まるで自分を知ってる風に声をかけてくるのが、照れくさいようなムズかゆいような。 いやいや、前提からおかしくなりかけてるぞ、自分。 とにかく、久しぶりすぎて舞い上がってるのは確かだ。] (10) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:22:06 |
【人】 北神 翡翠[この場でいくら言葉を重ねても、会えなかった空白の時間を埋め切れる気がしなくて。 もどかしくなった俺は、言葉を考えるより先に、君の肩に手を置いて手前に引き寄せた] (12) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:26:01 |
【人】 北神 翡翠[周りはかなりの人だかりだが、俺たちがここで抱き合ったところで、この季節の都会ではよく見かける光景の一つだろう。周囲から特別注目を集めるまでもなく、俺はしばらく無言で君の体を腕の中に閉じ込める。 君の肌の温もりは、服を通してではあまり分からないけれど、髪から漂う香りだとか体のしなやかさは腕を通して伝わってくる。 君に触れて、ようやく再会を現実のものと実感した後で、] ……、ただいま [感極まって、耳元に一言だけそう告げた。 今の俺の気持ちを一言で現わすとしたら、これが一番ふさわしい気がしたから。*] (13) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:26:14 |
北神 翡翠は、メモを貼った。 (a2) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:33:35 |
【人】 瀬戸 海瑠― 夏の終わりから ― [彼の卒業する数ヶ月前という時期に彼と恋仲になって、 刺激的な誕生日や夏を過ごした。 学業にも力を入れていたら目まぐるしい毎日だったけれど、本当に幸せだった。 そんな夏も終わった頃、不思議な体験をした。 自分が男の身体になって、 彼が彼女になって…… 二人して夢を見たのかと思ったし、今でも……夢か現実か、どちらかだとはっきりと自信を持って言い切れないところがある。 でも、 自分が憧れる様な可愛い女の子を目の前にして、 純粋に可愛いと思う気持ち、 姿形が変わっても愛おしいという気持ち、 それから、 ずるいって、うらやましいって思う気持ち…… そういうのは確かにここにあった、と覚えている。 でも「ずるい」っていう言葉は伝えられなかった筈。 先に子供ができる様な行為を体験したから、なんて、 自分がしておいて何を今更、という事もあったし。 翡翠さんがかわいくてたまらなくて 抱いてしまったけれど、 翡翠さんの方がかわいいから、 元に戻った後に抱きたいって言われても、 正直どうしていいかわからなかった] (14) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:20 |
【人】 瀬戸 海瑠[それでも自分もそうしたかったから、身体を重ねた。 でも、うまくできたかわからない。 かわいいあの子の姿がちらついて、 あの子を抱いた感覚と、 あの子には敵わないなんて感情に挟まれて、 複雑な心境になったのもまた事実だった。 それでも彼は優しくて、 自分も、時が経てば解決してくれると思って。 彼の言う通り>>3に、 会いたくなったら……否、 自分の気持ちの整理がついて、失礼なく逢えると思ったら連絡をしようと日々を過ごしていた。 そしたら、 彼の方が忙しくなってしまって。 淋しかったけれど、自分には十分な時間が与えられたから、 その間にゆっくり休んで気分転換なども経て、 もう大丈夫ですってこちらから連絡して 約束を取り付けたけど、 そこからまた逢えなくなってしまった] (15) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:26 |
【人】 瀬戸 海瑠[事故に遭ってしまったんだって。 そう知らせてくれたのは、彼の家族だっただろうか。 行っても逢えないってわかっていたけど、 居ても立っても居られなくて、 学校もバイトも休んで病院に向かって、 逢えなくても何日か病院の傍にいた。 でも彼が意識を取り戻す前に学園に帰る事にした。 彼のご家族とか、ルームメイトに言われて、だったと思う。 彼はきっと大丈夫だから、と…… 最初は随分取り乱してしまったと思うけれど、 病院を後にする頃には、 「恥ずかしいので、ここに来た事は翡翠さんには内緒で……」と ご家族にお願いできるくらいには平静を取り戻していただろう。 久々にバイトに行ったら 「痩せたね」って言われてすごい細いスキニーとか履かされて、 ちょっとウケたけど別にそれはどうでもいい。 今はもうだいぶ体重戻ったし……] (16) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:30 |
【人】 瀬戸 海瑠[ともあれ、 彼が意識を取り戻したと連絡が入れば、 また学校を休んで逢いに行きたかったけれど、学業もバイトも、手に着かずに遅れた分を取り戻さなければいけなかった。 生きてる。 逢える。 その事実が支えとなって、 彼がきちんと回復するまで、 自分も自分の生活を大事にする様に努めた。 彼の意識が戻ってから最初の電話口では、 ボロボロ泣いてしまって、 何て言ってるかわからなかったかもしれない。 でもだって……誰だってそうなるだろう。 それからスマホでやり取りはしていただろうけど、 逢えるのは本当に久し振りだから。 だから、 今までで一番のおしゃれをして彼のもとに向かったんだ。*] (17) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:39 |
瀬戸 海瑠は、メモを貼った。 (a3) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:46:42 |
【人】 瀬戸 海瑠[人混みの中で声を掛けたら、 見えた彼の表情は、驚き、と言える様なもので。>>10 口を開いた彼も「驚いた」って、「モデルかと」って言うから、 何か可笑しくて、ふふ、と笑みを零す] ……、 [でも続く言葉>>11には、こちらの言葉が途切れてしまった。 見ない間……そう、彼に見てもらえない期間は、短くなかった。 綺麗になったって……それはただの服とお化粧の力で、 そんな風に言ってもらえるほど、何も変わってはいない。 少なくとも自分の中では、 翡翠さんという存在に自分が揺らぎまくって、 格好悪い事を沢山しでかして、 人間として……退化したんじゃないかとすら思っている。 それを隠す為に着飾った――せめて彼の前ではと―――……なんて深層心理もあったのかもしれない] (18) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:31:02 |
【人】 瀬戸 海瑠……おかえりなさい…… [耳元に吹き込まれる声も、 スピーカーを通していない、素の彼の声だ。 あんなにずっと隣で聴いていたのに、 こんなにも懐かしいなんて、 可笑しいし、嫌だ。 こんなに長い間離れるなんて、 それももう二度と逢えなかったかもしれないなんて、 こんなの、もう御免だ。 彼の背に手を回して、ぎゅう、と コートに皺がついてしまうくらい抱きしめる。 ああ、本当に、生きていて……ほんのり、あったかい] おかえり、なさい…… ……あいたかった、です。 [もう一度繰り返したら、 俯いて、彼の胸にそう呟く。 もう、これだけで今日は満足してしまいそうな心地だった。*] (20) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:31:41 |
【人】 北神 翡翠──今に至るまで── [電話口で泣いてしまった君に>>17 嗚咽の合間に「もう大丈夫だよ」「心配かけたね」「ごめんね」と聞こえるように繰り返したのは、今から二週間ほど前だ。 魔障に穢された俺の体が浄化されるまでは、 うかつに術者を近づけられない事情もあったので。 一般人よりも退魔士の方が影響を受けやすい状態だったからね。 君は俺と将来を約束した大事な人で、君に悪影響が出たらいけないと両親が判断したため、会わせない事にしたらしい。 悪影響が出た場合、本来それを癒すのが俺の甘露なのだから それから、君が病院の側で何日も過ごして居た事を、両親からではなく、病院のスタッフから最初に聞いた。(その後で両親からも聞いた。君から口留めされていた事も含めて) 何日も学校やバイトを休ませてしまって、申し訳なかった、 と思うと同時に、君からすべてをかなぐり捨ててまで、熱い思いを向けられていたのだとわかると、後ろめたさはありつつも、喜びに胸が打ち震えるのは止められなかった。 君はもう、俺を求めているのかな。 お互い顔を合わせるのが微妙な時期は、終わったのだろうか。 俺はもう、とっくに君に逢いたくてたまらなくなっていたよ。 退院後は真っ先に君に会いたかったけど、 自宅でしばらく安静が必要だったし、平日は君の方が学校やバイトが忙しそうだったから、お互いに時間の都合がつけられる週末になったら会おう、って運びになったんだっけ。 だから割と、これでも最速最短で君と会う約束を取り付けた事になるんだよね、それが今日] (21) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 21:59:30 |
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