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【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜『体調崩したわけじゃないんで』 『サボりですよ』 手を抜くことは多々あったけど、学校ごと休むほどのサボりは僕には珍しい。 『お構いもできませんし、お勧めはしません』 (-169) oO832mk 2021/10/30(Sat) 9:12:46 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ「へぶ」 なんのことかわからん、とでも言いたげに。 「さあ。まあただ一つ言えることは…… 俺には期待しないで。 でも俺を必要としてくれ。 ああ二つか。でも、それだけ。 俺は……期待されるのはもうたくさんだ」 (-170) backador 2021/10/30(Sat) 9:13:56 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親『それは安心だ』 『私に言えるくらいの余裕はあるってことだ』 『了解』 『何か欲しいもんある?』 (-171) tamachi 2021/10/30(Sat) 9:21:21 |
【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「はは、甘やかしがいがあるというものですよ」 やや悪びれた様子に、へらっと笑ってそんな事を言う。 これまた冗談なんだか本気なんだか。 「飽くまでも応急処置、ですからね。 後でちゃんと修繕とクリーニングに出す事。」 シャツはもう、買い替えた方が早いだろうが。 手袋を片方外して、その手をそちらに差し出した。 流石に着たままではやり難いので。 一度脱いで渡せという事らしい。 (-172) unforg00 2021/10/30(Sat) 9:21:56 |
【人】 苧環のつぼみ 御旗栄悠>>61 守屋先輩 「ああ、貸し出し。それは頭になかった。 それか頼りになる先輩の異能を借りるでもいいか。 応援旗を直したという実績抜群の、副生徒会長」 後々に出会すことになるとは思ってもみなかったが。 それはまあ、後の話。 「とりあえず、保健室に向かうあたりで、 何かアテがあるのでしたらよろしくお願いします。 ……いえいえ、そんな謙遜なさらずとも。 放送の人がいなければ、体育祭とか、 誰が選手にスポットライトを当ててくれるんだって話」 「いやあ、それほどでも。(すぐさま謙遜) 多少荒ごとが得意なひとが場を収めることもあるって話」 (63) backador 2021/10/30(Sat) 9:35:07 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「二つだなぁ。……任せろ、と言えるほどじゃねえけど安心しとけ。期待すんの、俺はあんま得意じゃないから。俺はただ知りたいだけ」 する、と頬をひとなでしてから離れると、 「ほな今日は軽く遊んで解散にしようぜ!」 某有名対戦アクションゲームを起動させた。ポチーッ! (-174) nekonya 2021/10/30(Sat) 9:39:13 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜『お勧めできないって言ったんですけどね』 『まあいいですけど』 『暇つぶしになるものあった方がいいですよ』 『本当にお構い、できませんから』 (-175) oO832mk 2021/10/30(Sat) 9:43:27 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 綴り手 柏倉陸玖「はい肝に命じておきます」 心配性の家族が言わんでも計らってくれるだろう。 しっかり者とはいえ、自分のことは蔑ろにしがち故。 塞がっている傷が開かないよう十分気をつけて、 ブレザーを徐に脱ぎ、渡した。 シャツは大方予想通りメチャクチャになっている。 「こういう時だけは自分の異能をちょっと誇れます。 丈夫だし、腕っ節もまあまあ強いし。 だからって迂闊なことしてると、無理し過ぎだって、 周りから言われるんでしょうけど」 (-176) backador 2021/10/30(Sat) 9:47:53 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜 (64) tamachi 2021/10/30(Sat) 9:48:49 |
【人】 苧環のつぼみ 御旗栄悠>>64 守屋先輩 「一学年下のこと子どもだと思ってます?」 フレンドリーすぎる。嫌いではない。 「保健室の場所わかんなかったら、 運動部としてなかなかファンキーな生き方してますよね。 てなわけで大丈夫です……けどまあ、 そちらが忙しいんでもなければ、 別についていらしても構いませんよー」 (65) backador 2021/10/30(Sat) 9:59:50 |
【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「よろしい。」 ブレザーを受け取って、 適当な壁に寄り掛かって補修作業を始めた。 人差し指と親指で、生地の表と裏から挟むようにして 裂け目に沿って両の指を沿わせて行く。 「適材適所、とも言いますから。 異能を活かす事ができるのは、良い事ですけどもね。」 その手の進みは、随分とゆっくりしたもので。 だからこうして、少しだけ、お喋りが進んでしまう。 「怪我をしても治せるから、人より荒事をこなせるから、と 誰もが身体を張る事を咎めるようにならなくなったら。 そうなれば、人が怪我をするという事の重みは きっと随分軽いものになってしまう」 突き詰めれば、異能者全体の問題なんですよ、と苦笑した。 (-177) unforg00 2021/10/30(Sat) 10:04:31 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親『じゃあカップヌードル持っていく』 『勢喜クンのご飯がなくてお腹空いたんだわ』 『ポットくらいあるよね?』 (-178) tamachi 2021/10/30(Sat) 10:14:30 |
【人】 朧げな陽光 守屋陽菜>>65 御旗 「私含めてみんな子供だよ」 ふふんと押しつける。 マスカット味。 「運動部だろうと帰宅部だろうと、怪我はない方がいい お医者さんだって、暇な方が嬉しいだろうさ」 「ほいほい 忙しくなるかもしれんが、 それは未来の自分に期待しよう」 ってなわけで、レッツゴー。 (66) tamachi 2021/10/30(Sat) 10:20:01 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜『ありますよ。原始人じゃないんですから』 『僕の分は必要ないので、先輩の分だけどうぞ』 『それじゃあ、待っています』 (-179) oO832mk 2021/10/30(Sat) 10:29:40 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜メッセージを送った僕は、部屋に向き直って嘆息した。 苛立ちに任せて散らばった本が、床やベッドに数冊。 ……片付けないとな。 でなければ、余計な心配をかけまいと、普段通りに接した意味がない。 この苛立ちも、その理由も、誰にも話す気などないのだから。 (-180) oO832mk 2021/10/30(Sat) 10:30:13 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 綴り手 柏倉陸玖「……だからそれを重く足らしめてるのは、 当人じゃなくて、周りの人なんです。 部活の後輩も、同じ部屋の寮生も、 そして、あんたも。俺の傷を重く受け止める」 「あはは、重いなあ」 顔を歪める。痛かった。 身体の傷以上に、心が、痛い。 ▼ (-181) backador 2021/10/30(Sat) 12:04:09 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 綴り手 柏倉陸玖「俺は、心配してくれるみんなに、 一番誇れる俺でありたいです。 俺のことを必要してくれる皆が好きだから。でも」 自分を蔑ろに。自信が持てず、粗雑に扱うのは。 何の感情の裏返しなんだろう。 「スタートから踏み外しているような。 何処まで走っても、理想から遠ざかってるような。 この先に、胸を張れる御旗がいるかどうか。 それを考えて、気づけば目先のことに囚われて。 また一歩、自身のない道を進んでいる」 それはまるで、独り言のように。 聞いてる人の事を考えず言葉を並べ立てていく。 「……俺は、俺の異能のことが嫌いだから。 だから、異能を役立てようと躍起になってるんですよ」 (-182) backador 2021/10/30(Sat) 12:17:52 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「お邪魔しまーす」 こんこんと扉をノックする音。 男子寮だろうと、苦も無く辿り着くことができる。 中に招かれれば、ずかずかと入り込んでくる。 手にはコンビニ袋。 「おーっす、元気そうじゃん? あ、流し借りるね」 顔を見るや否や、早速とお湯を沸かそうと。 (-183) tamachi 2021/10/30(Sat) 12:30:09 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「はいはい、いらっしゃい」 ノックが聞こえると戸を開けて、招き入れた。 本棚が2つ。どちらもデザイン系の本で埋まっている。 フォントデザインからプロダクトデザインまで、その内容は多岐に渡っていた。 荒れた形跡は一切残っていない。 「どうぞ。 そりゃ元気ですよ。サボりですから」 流しを明け渡して、パソコンデスクの前の椅子に座る。 他にも食事用のローテーブルとローソファがあるから、必要になればそこへと促した。 (-184) oO832mk 2021/10/30(Sat) 12:38:01 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「いやぁ、それにしてもけっこうやるもんだね? 巻き込まれたんだろうけどさ ……忙しいだろうに、大変だったねぇ」 保健室。 騒ぎに対処するように、養護教諭は出払っているようだ。 適当に、包帯や消毒液なんかを見繕っている。 もっとも、あなたの方が詳しいだろうが。 「私もびっくりしたよ 勢喜クンのことは全然聞かなかったからさ」 あ〜と、違いの分からない瓶を見比べながら。 世間話のように、話しかける。 「そういえばあれから椿屋クンはどうなったぁ?」 (-185) tamachi 2021/10/30(Sat) 12:41:17 |
【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「なら、軽んじられれば気は楽になりますか?」 ふと、手を止めて。 「あいつが居れば、治るから。 あいつは、治るから。だから怪我してもいい。 そういう風潮になれば、君は満足できますか?」 取り巻く環境が重荷であるならば。 そこから抜け出したいと願うなら、環境を変える他無い。 それはきっと、他の異能者さえも巻き込んで。 「なんて、意地悪は止めておきましょうか。」 (-186) unforg00 2021/10/30(Sat) 12:52:38 |
【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 苧環のつぼみ 御旗栄悠「確かに、上を見ればきりが無いかもしれません。 周囲の期待に100%応える事は難しいかもしれません。 自分の異能を疎ましく思っていて、でも頼らざるを得なくて。 ならせめて、少しでも良いものになりたくて。 けれど自分はきっとそうなれると、周囲の期待に沿えるのだと そう信じる事で、いつか現実に打ちのめされるのも怖くて。」 「軽んじられた方がずっと楽な事だってありましょうとも。」 最初から、期待など掛けられていなければ。 きっとこうまで苦悩する事なんて無かったわけで。 「それでも、諦めないだけで きっと君には誰と比べるべくも無い価値がある。」 これもまた、重荷なのだろうなあ、なんて。 一度止めた手を再び動かしながら、そんな事を思う。 「なんて、諦めた側の俺が言っても、とは思いますが。」 「もし仮に、スタート地点が人と違ったとしても。 目標までの道が、随分と迂遠なものだったとしても。 その道を行く君の努力は、 他の誰かの努力に劣るものでしょうか。」 「俺はそんな事は無いと思いますけどね。」 (-187) unforg00 2021/10/30(Sat) 12:53:35 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「サボりだろうが、元気じゃないことだってあるじゃんよ 学校が面倒だと気が滅入っただってそうさ」 ぺりぺりと包装をはがしつつ、お湯を待つ。 シーフード味。 他にも数個持ってきたが、それは残り物。 「なんの勉強してんの?」 遠目から、パソコンに向き合う背中に。 (-188) tamachi 2021/10/30(Sat) 12:58:55 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「本当に気になるなら、紹介してもいいですけどね。 その異能にも条件があるんで先輩が受け入れられるかどうか……」 なんでもかんでも無制限、とはいかない。 「結構話しちゃいましたね。 ……おやすみなさい、また会えたらうれしいです」 もそもそ、と体勢を変えて少しだけでも昼寝をする構え。 ある日の昼休みのことだった。 (-190) NineN 2021/10/30(Sat) 13:25:09 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 綴り手 柏倉陸玖「意地悪」 念を押すように。 きっとそれは自分が今薬騒ぎに加担している理由の、 感情の、氷山の一角に触れることで。 「くそくらえです。 俺はそんな大層なものなんかじゃない。 地を這うのがお似合いの”御旗被り野郎”なんだ。 この努力をそんな簡単に認めないでください。 キラキラしてる他の奴らと一緒にしないでください。 俺のことを放っておいてくださいよ、だって」 「きっと、誰もが俺を蔑ろにしている最中で、 輝く奴らをねじ伏せたら。その時が一番気持ちがいい」 「だから。認められたら、駄目なんですよ」 こんな薄汚い感情から成る頑張りを。 肯定されたら、どんな気持ちでいたらいいのか。 (-191) backador 2021/10/30(Sat) 13:36:58 |
【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉「ふーっ……!」 こんな姿を見られなくて良かった。薬の影響で膨れ上がった血を求める欲望を貪る姿。 差し伸べられる手を、命の水を。 「ん、ぐ……」 こくこく、と喉を鳴らして飲み込む。熱い吐息をふきかけて、何度かそれを欲した後。 「……かっふ」 ポータル越しに食らいついていた首筋から離れた。荒々しい呼吸から、次第に落ち着いていく。」 (-192) eiya 2021/10/30(Sat) 13:38:47 |
【秘】 苧環のつぼみ 御旗栄悠 → 綴り手 柏倉陸玖「───でも。 ああ、だから。こんな気持ちでいるから。 冷静になって道を振り返った時に。 今の自分は間違ってるんじゃないか、なんて。 そもそもこの異能を持つ俺は、その全てを知られたら、 誰にも愛されないんじゃないか、って思っちゃうんです」 蓋を開けてしまえば、くだらないことかもしれないけど。 でも、それをくだらないと笑い飛ばせる気はしなかった。 「……そうやって俺のことを肯定して、必要としてくれる。 傷を心配してくれる。寄り添ってくれる。大切なもの。 それもまた、蔑ろにしてはいけないのかもですね」 「ちょっと考え直すようにしておきます」 この頃は先走りすぎなのかもしれないな、なんて。 (-193) backador 2021/10/30(Sat) 13:40:16 |
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