人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

>>-177

「……なんだ、そのまま撫でて居ろ、聞いている」

どうしてそんなに言いよどむのだろうかと疑っていたが
貴方の思惑を聞き取れば、と納得するように相槌をうった。
やっぱりお前は馬鹿だと小さな声で呟いた。

「そうか」
「もうお前は信用しないと決めたから気にするな。
 ……勘違いするなよ、嫌いになったわけじゃない」

「お前は安心ができん。心配もかける常識も時々外れている。
 もうまともな人間だと思わないことにした。
 これまでは一人でやっていける立派な大人だと信じていたんだが、……思い違いだったなあ?」

何も気にしていなかったわけじゃあない。
何も思っていなかったわけじゃない。
いつだって頼られれば答えたし貴方の心配ばかりし続けていた、会うたびに面倒は見ていたつもりで。
それでも足りなかったんだなと改めて知る。何にも知ろうとしてこなかったのだと。

「……もう、一度お前のことは
洗いざらい調べようと思う

 だがその面倒くさい程開かん口はどうしようもならんから、
 何か疚しいと思っていることがあったらバレ早めに言えよ。
 言わなかった事一つある度に、お前の事嫌いになるから」

何とも子供らしい言い方で貴方をとがめた。
調べようと思う、という言い方に何処までの意味が含まれているか貴方にわかるとは思っていない。
(-193) toumi_ 2023/09/29(Fri) 16:49:19

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「俺はほぼ無傷だなあ……。
 ……一番きつかったのは幼馴染からの言葉だった」

牢屋の生活はむしろ快適に過ごしていた、何処でも寝られる男はそういうが。
やはり時々出てくる幼馴染に世話を焼いているらしい。
そういいながら話す様子は穏やかで嫌がっている様子は見せていない。

「素直でよろしい、それじゃあ車に運んで適当な病院にぶち込んでやる。
 んあ? なんだ俺がくる理由なんて簡単だ。
 確認だよ、お前がどれぐらい無事かの。それですることを考えていたんだ」

「無理だと判断したからはっきり言ってやる。
 リヴィオが俺が持っていくからな。
 貰っていくじゃあない、この様子のお前じゃ連れていけないと判断した。
 あいつも怪我をしているらしいから医者に掛からせる、会うなら後にしろ。

 大分死にそうな感じがするのでな、少々世話を焼いてくる。
 これぐらいは許せよ、俺たちは友達なんでね」
(-194) toumi_ 2023/09/29(Fri) 17:04:44

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

>>-193

「べ、つに。
 今はもう何も隠してないよ……入院したこと言わなかったのは悪いと思ってるけど……」

これは間違いなく、この人は自分に会いに来たのだと思った。
たまたまなんて反応ではなかったから、きっと、その情報網の広さでここに居ることを知ったのだろう。
でもそれなら、どうしてこんな所で寝ていたんだろう?
病室に来てくれたらいいのに、僕がここに散歩に来なければいつまでここに居たのかと、ちょっと心配になった。

そのままと言われたので左手でそのまま柔らかな髪を梳くように撫でながら、浮かべる表情は困惑した表情だ。

「代理を引きずり降ろそうとした結果、肩を撃たれましたとか、格好付かないし……」
「あ、洗いざらいって……あ、ねぇ……でもそれなら」
「キミになら何知られたって良いし聞かれたら答えるけど……それなら、僕にも教えてよ」
「キミのこと」

駄目かな? と、あなたの顔を覗き込んで問う。

僕は多分、知らないことがたくさんあるんだ。
今まで知ろうとしてこなかったマフィアの話とか。
幼い頃何を考えてたのかとか。
色々だ。
(-195) eve_1224 2023/09/29(Fri) 17:15:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

「っ、う…、!」

注射器の針を避けるような動きをしたばかりに、下手にその拳を受け止める形になる。ゴキ、と嫌な音がしたのち。ぶらんと力が抜けたように垂れ下がる。

全身の痛みに、意識が持っていかれそうで。
気力でもって、なんとか耐えている形。
まだ、立っている。

「っ、…はぁ……先に、不義理を働いたのは…彼の方、よ」

口の中の異物を胃液と唾液に混ぜて、地の吐瀉物へ垂らすように吐き出し。
息を整える。痛みに意識を向けないように。

「違うわ。私の、独断よ」

たまたま火遊びの相手が、ファミリーに害を生した男だったというだけ。
ここに誰の命令も介在しない。この殺しだけは、自分だけの責任だ。

話していれば、あなたが携帯を取り出したものだから。勘がまずい、とでも告げたのか。
強く地面を蹴って、諸共地面に叩きつけられるよう飛びかかる。
携帯を取り落としてしまえばいい、と。不意をつく形で。
ここで捕まるわけには、いかないのだ。
(-196) otomizu 2023/09/29(Fri) 17:23:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

>>-195
「……」

その心配そうな顔に答えを返してやる。
今となっては貴方の顔から疑問が読み取りやすい、本当疑う方が俺は性に合っている。

「……言わないってことがどういうことか教えてやろうと思ってなあ。
 ずっと連絡を取らず、偶然お前が散歩をしなかったら、
 俺は何日もここで昼寝して一生お前に会えず無駄な時間を過ごしていた。
 どうしてかって? わざわざ見舞いに来たのが恥ずかしかったから。等言ってやろう。
 そうして風邪を引いたとしても自業自得だな、馬鹿だろう? 馬鹿なんだよ」

お前がしたことを真似しただけだけどなあ。と鼻で笑った。

「俺が駄目だなんていったことがあるかよ」

あ。と言ってから気づく。
あの男と同じ台詞をいってしまってしかめ面をした。
本当に何もかも背中を追っていた弊害で、所作や口調が染みついてしまっていて嫌になる。

「気味が悪い……あいつなんで俺の人生に侵食してるんだ。
 はあ……なんでも聞けよ。なんでも答えてやるから」
(-197) toumi_ 2023/09/29(Fri) 17:29:21

【秘】 歌い続ける カンターミネ → 摘まれた花 ダニエラ

「―――」

1度2度。それから深く。深く……。
本音を言えば。永遠にこうしていたい。
薄汚れた痕を塗り潰して、
ずっと、ずっと、全部混ざり合いたい。
だけど……少なくとも、今はまだ、だめだ。これは、手当て。
この後に立ち向かう為の準備だから。
それでも求められる限り応え、何度だって撫でる。
だって、それだけ頑張ったんだ。少しは報われるべきだろ?
俺も一緒にさ。


やがて。 強ばった声を聞けば、もう一度だけ唇で触れる。
顔を離せば、その目に僅かに迷いを乗せ、静かに目を瞑って。
開いた時には、迷いは消えていた。
(-198) shell_memoria 2023/09/29(Fri) 17:43:54
カンターミネは、口にする。「エリー、」その名前を呼ぶ時は、いつだって。
(a16) shell_memoria 2023/09/29(Fri) 17:44:26

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

>>-197

「ほ、本気かい?」

本気でなかったらこんなところで寝ていない。
ここで見つけなかったら。
この後もずっと連絡をしなかったら。
……その先はちょっと想像したくない。

「はぁ……これからは後ろめたくてもちゃんと言う。
 だからこんな嫌がらせ無茶はやめてほしい」

重々しく息をついて、降参の白旗を上げた。
皮肉めいた言い方だが、流石にそれは後悔するどころではない。
あなたに風邪をひかせてまで守るプライドなんて、本当はないのだ。

「今、なに思い出したの?」
「そうだな……じゃあ、なんで子供の頃の夢はどうでもよくなったの。
 おじさんとおばさんを殺した犯人をもう追わないのはどうして?」

これを知らなきゃ、僕も調べる手が止められない。
男はまだ、あなたに幸を届ける方法がわからない。
(-199) eve_1224 2023/09/29(Fri) 17:45:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

>>5:-581
「ああ、いつだって俺の子猫ちゃんのおねだりは歓迎だ」

何処かの噂で聞けば、この男は部下を持つのを嫌がっている。
本当に誰かを抱えるのは苦手で、責任を取るのも面倒くさくて仕方ない。

それでも貴方だけは簡単には手放してやらないと、貴方の意志を大事にしながら共に歩かせると決めたのだ。
誰かに言われたからでもなかった、後で――誰かさんに言われてしまうが、そんな背中を押す言葉なんていらなくて。

「頼むぞー。一番が自分だからな。
 俺はちゃんと、……お前が帰ってくる場所を守ってやるよ」

いつかその場所が自分自身にならなくなっても見守り続けよう。
この場所を離れたくないというのならずっと傍に置き続けよう。

貴方は自分の部下で、自分は貴方の上司だ。
血の掟などなくとも絶対の誓いをここに、そう信頼を込めて貴方の額に口づけを落とした。
(-200) toumi_ 2023/09/29(Fri) 17:47:22

【秘】 favorire アリーチェ → 花浅葱 エルヴィーノ

>>-138
「あ、ごめんね。はい」

貴方の左手で自然に取れる位置まで移動して、
改めて大変そうだなと手の様子をまじまじと見つめている。

「ちょっとかわいいの買いすぎちゃったかな……
 って思ってはいるのよ。……不要だったら他の子に
 遠慮なく渡してくれたりしてくれていいからね」

棄ててもいい、とは、貴方は絶対しないタイプだろうから
わざわざ言葉に出したりはしなかった。

「それならお土産、ブックスタンドの方がよかったかも。
 今度持ってくるわね。推理小説好きって格好いいし
 表紙が格好いいデザインが多いものだから、エルヴィーノの為って理由をつけて本屋で選ぶのちょっと楽しみになってきたわ。

 後は最近音声で本を読む、って言うのもあるから、
 あれ、試してみたらどう?お料理の最中とかに
 わたしはたまに聞いたりしているのよ」
(-201) poru 2023/09/29(Fri) 17:50:20

【秘】 歌い続ける カンターミネ → 摘まれた花 ダニエラ

「俺は現場は見てないからチームからの報告書だ。あー、
 まず、ノッテファミリーのアジトでスーツケースが
 爆発したらしい。中身は花火で、けが人はナシ。その直後、 
 ……現れたアレっさんが、突然襲撃をかけた。単独で、だ。
 現場にいた5名に重軽傷を負わせた、命に別状はなし。
 そして直後アジト内に仕掛けた5つの爆弾を起爆。
 爆破によるけが人はないが、建物と設備が
 それなりに被害を受けた。当人はそのまま逃走、
 下水道に逃げ込んで以後行方を晦ませている……」

傍らに置かれていた二人分の着替え、
その片方のポケットから報告書を取り出して差し出す。

「……上からの指示としては『報復』だそうだ。
 その、……今回の法案の件にも関わりがあるから、ってな」

これは、あなたを案ずるように言葉を少し暈した。

「エリー。俺は、アレっさんを探すつもりでいる。
 報復なんかどうでもいいが、個人的な用があるからな。
 ……あのおっさん、絶対前から準備してやがったし、
 しかもこれ単なる裏切りじゃねーもん絶対」

そう呟いて、一度言葉を切る。
(-202) shell_memoria 2023/09/29(Fri) 18:00:08

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

>>-199

「無茶だ? いくらでもできるぞ。何なら退院するまでやってやる。
 もっとも風邪なんて引かない上に途中からは仕事をしながらここで医者でも口説いてコネクションを増やしにいくさ」

無駄なことにはしたくないんでねと、肩をすくめながらよいしょと起き上がった。
この先は寝ながら話すことでもない、病院の中庭で話すことでもないが聞いている人間もいないのでいいだろう。

「今だあ? 馬鹿老害だよ、同じ事言ったんだ。
 あいつも俺に目立った隠し事なんてしてなかった、聞いてれば素直に答えたんだ。
 だけど……もういい。あいつはもういいお前も関わるな」

いつか黒眼鏡がこの世から居なくなった噂は広がってそして忘れられていくだろう。
実際貴方の頭にそんな記憶が残り続けるのも嫌なのだ、
本当に喪失感を味わう人間は一人でも減らした方がいい。

(-203) toumi_ 2023/09/29(Fri) 18:05:46

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

>>-199 >>-203

「どうでもいいというか……そんな暇がないのが正しい。
 大学に行かなくとも俺は頭がいいからな。
 それよりもやりたいことがある上に、
 お前たちと遊ぶ時間が取れなくなる方が問題だった」

「あと犯人捜しだが――見つかってる。内容は言わん。
 マフィアと関係ない反社組織で、そいつらはもう死んでる。
 俺は両親が落ち込みも泣きもしなかったただの薄情者だ。
 ただ犯人が何のために殺したのか、理由だけが知りたかった。
 お前を止めなかったのは関わらせないためと、
 その……調べることに意味があるかと思って。
 ずっと頑張ってくれていたのに、知ってるからもういいなんて、嫌だろ……?」

「……お前が居るから別に家族が死んでも寂しくなかった。
 想像しているより俺は引きずってないんだよ、それよかアジトでの毎日が慌ただしくて
 辛いや悲しいなんて気分になることなんて一度もなかった。
 だから――悪いな、俺は今いる場所が、本当に大好きなんだ」

例えこれからどれ程辛いことがあっても、無茶をさせられても、
怪我をしても、犯罪にかかわることをし続けても、辞めたいと願うことはないのだろう。
はっきりと貴方に意志を伝えるのはあまりなかったように思える。

「それでも俺を抜けさせたいって言うなら――それを全部奪うつもりで来るんだな。
 俺の大切で守りたいものを全部奪ってまでやり通したいって言うなら受けて立つ」

全く嫌がっていない様子で、それでもそんな日が来ないで欲しいと願う気持ちで。
貴方に向けるのは、好いている人間には裏切られてもいいという絶対の信頼だ。
(-204) toumi_ 2023/09/29(Fri) 18:10:15

【秘】 favorire アリーチェ → 口に金貨を ルチアーノ

「まあ、リヴィオ先輩まで?
 警察に仲良しが随分多いんですね。なんだか私だけが
 お会いした事がないの、少し寂しくなってきたわ」

言いながらも拗ねた素振りもなく、笑顔な事から
どうやらこれは軽口の一環らしい。

「……ヴィットーレと親しい、ご友人かしら。
 い、色々ご迷惑をかけてすみません。でも私からもお願いします。病院の手配とか、一般の病棟しか連絡もできないから……」

随分と気の利く男の人だ。なるほど、友人の数にも納得だ、となりつつ、病院への手配が終わると口を引き結んで、まだ痣の残る腕をさすり上げる。

「……悔しいな。こういう時、いつも。警察じゃなければ何かできたんじゃないかと悔やみそうになるの」

「……聞いてないわ。ただ、ずっと私達家族の事を
 守ろうとしてくれてたのは、知ってる。
 ……だから人より拷問されることになったことも」

貴方の言い回しに違和感を感じたのか、尋ねられると困ったように顔を上げる。どう思うか、法案について述べろと人に言われた事は初めてなのもあって。

「……そも、この取締法自体に私は納得していなかったと言うの前提で話すけれど……冤罪が多すぎるのよ。一番最初に捕まった巡査を覚えている?同僚だけどとても投獄される子じゃなかった。

 ただ、私は……私が投獄された罪状は完全な冤罪、だけど。
 ……貴方がマフィアだから答えるけど、取締法の別の罪状に値はしていたと思う。──頑張って隠して来ていたけれど、やっぱり、いつもみたいに駄目だったなぁ」
(-205) poru 2023/09/29(Fri) 18:10:50

【秘】 favorire アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

「……ヴィットーレは今、結構偉い立場なんだっけ。
それならそうね。捜査するにしてもマフィアの方面じゃ
入りたてになる私はあまり役に立てないかも……」

「もうひとつ、不思議な諜報ルートを見つけて、それで……」
「ね、……
ふぁい!?


──一緒に、住む!?
今とんでもない言葉が聞こえた気がする。

確かに貴方の思惑通り、傍に居られない心配は
毎日同じ家で共に暮らせば随分と懸念も軽減され、
安心して日々の公務に励みながら人探しもできるだろう。

「わ、わっ、」

なのだが、
ちょっと、今この繊細な乙女の気持ちを抱える女には
些か刺激が強すぎるというか、この気持ちを黙ったまま
一緒に住んでしまうなんて申し訳ないんじゃなんて
色々洪水のように気持ちは溢れかえってくるのだが──

「……いっしょに、くらせるなら……」
「くらしたい、です……」

しゅしゅしゅ、と縮こまって顔を真っ赤に染めつつ。
唇を真一文字に引き結んでいた状態から、
ようやく、その言葉をたどたどしく発した。

わたしのばかばか、誠実ってどこに行ったのよ!
でもいま、実はって告白をするタイミングじゃない気もして、
いえ、そうだとしても心の準備だって全くできていなくて、
結局何も言えなかった自分が情けなくてしかたないの……


それでも答えを変える気はないから、救いようがない。▽
(-206) poru 2023/09/29(Fri) 18:14:27
アリーチェは、両手を顔で覆ってもだもだした。
(a17) poru 2023/09/29(Fri) 18:14:37

【秘】 歌い続ける カンターミネ → 摘まれた花 ダニエラ

「……ここから先は、聞かなくてもいい。
 個人的な用を済ませる為にエリーにも来てもらいたいが。
 それに際して、多分、エリーにとって
 結構辛い事が起きる……と、思う。わからんけど。
 俺が勝手に思ってる辛い事が、
 俺が勝手に予想してる内容で、起きるかもしれんってだけ。
 ……でも、多分、そうなるし、俺は……エリーを
 泣かせるかもしれんが、内容も言うべきだと思ってる」

あなたにとって酷な事を伝える、とそう言っているらしい。
それでも、真っ直ぐに目は見つめたまま。
どんなに優しい嘘でも、あなたに嘘はつきたくない。

「聞きたくないなら、それを尊重する。
 ここから逃げて、全部忘れたいって言うなら、
 それでもいい。このまま車ぶっ飛ばして
 どっか別の国で生きるのもアリだ。
 俺はそれについていくし、最後まで一緒にいる。
 個人的な用だけ済ましたくはあるけど、
 エリーが行くなって言うなら、諦めよう」

「けど、俺の話を聞いて、俺のする事を聞いて、
 俺と一緒に行くって言うなら、改めて誓うよ。
 俺は、お前を全部から守ってやる。
 お前の心が痛い時、傍でずっと抱きしめてやる。
 お前の足が折れそうな時、必ず支えて一緒に立つ。
 ……どうする、エリー。」
(-207) shell_memoria 2023/09/29(Fri) 18:17:49

【秘】 favorire アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「……わかったわ。マフィアになるのは辞めて今のままに。
 でもね、何があってもわたしは、
 マフィアの味方でも、警察の味方でもなく」

「ヴィットーレの味方だからね」
(-208) poru 2023/09/29(Fri) 18:19:16

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → favorire アリーチェ

「そうだなあ、……といっても男連中とばっかだぞ。
 女性とはもっと運命的なところで出会いたいたちなんでね」

女性警官に殴られたのも男にとっては予想外だ。
警官をやっていたというのならもう少し慎重に扱っていた、なんて。

「あいつの店は知ってるだろ? 常連なんだよ。
 いくらでも融通利かせてやる、あいつのラザニアは失っちゃあならん。
 そんなあんたは恋人でもなさそうだが、仲がいいようで」

からかうわけでもないが軽口を。
貴方が彼に大切にされているとわかってしまったから。

「おっと。……家族ねえ。
 ……違う家族を持ってる輩が多いなあ、あそこは」

「……マフィアってばれてるなら隠さなくていいかあ。
 血の掟は結んでいないがこれでも警戒はされたく無くてなあ?
 ああ常連は嘘じゃないぞ、本当に店にはよく通ってる。
 だけどお嬢さんの話は全く聞いたことがなかったんだ。
 よっぽど大事にされてたんだなあ」

「ニーノ・サヴィアのことかあ。
 あれはなあ……悪意はなかったとしか言えんなあ。
 それでも悪い事であったのは確かだからいい訳は出来ん。

 なんだ、お嬢さんも少しは過激なことをしてたのかい。
 いいじゃないか、だったらバレないうちに早く出てしまおう。
 俺とヴィットーレでその罪ぐらい隠してやる、大方俺たちの仲間も関わってるだろ?
 駄目かどうかをお嬢さんが決めつけてしまわんでいい、ちょっとぐらい隠し事があってやんちゃしてる方が魅力的さ」
(-209) toumi_ 2023/09/29(Fri) 18:25:48

【人】 corposant ロメオ

>>77 フィオレ

「……ハハ。それでいい。女の涙は宝石と同じだからな」

下を向けば貴女と自然に目が合う。
口の端を吊り上げて、悪戯小僧みたいな笑い方をした。

Ottimo lavoroよくできました!」


「美味しいもの? いーよ、何買う?
 つかなんでも買うか……せっかくなんだし奢ってやるよ」

運転席に戻れば、そろそろずらかるかとエンジンボタンを押す。端末には見張りの部下達の『問題無し』との報告が入っていた。そちらにも『お疲れさん』と返して、後部座席を振り返る。

「じゃあ行きますかぁ。問題無い?」

#BlackAndWhiteMovie
(78) susuya 2023/09/29(Fri) 18:46:00

【秘】 favorire アリーチェ → 口に金貨を ルチアーノ

「う、……恋人、じゃないわ。
家族……」


貴方が女の扱いに手慣れているなら、この反応だけで
何を心苦しく思い、何故切なげな顔をしているかも
容易に読み取れはできるだろう。

「血の掟、あまり詳しくはないのだけれど、
 敵対組織と仲よくしてはだめ、とかだっけ?
 ……ふふ、疑ってはいないわよ。贔屓にしてくれてありがとう」

大事にしてくれていたことについても、疑った事はない。
今までのうのうと警察を続けて来られたのだって、
全部彼が大事に守り通してくれたのだろうと信じている。

「……ルチアーノ、何でも知ってるのね。情報屋顔負けだわ。
 わたし、貴方に会えたら諜報の極意を教えてもらうか
 弟子にして貰いたいって思ってたの。……だめかしら」

だめかしら、ではない。あまりに唐突に、もしかしたら
チャンスがあるとばかりに尋ねてくる女、おかしい。

「……困ったわね。少しで済むかしら……
 ……ヴィットーレに関わる件でちょっと、調査をしていて。その過程で色々知ってしまっていて……。

 ルチアーノに会うのもこれが初めてではあるけど、
 "声"は私はお会いしたことがあったわ。私を投獄した日の指示を貴方がしていたのも、聞いている。
 ……これでも魅力的ってまだ言ってくれるかしら」

心配そうに目を逸らす。まさか、それを聞いたのが不思議空間であることまでは説明しなかったが、逆にそれで貴方の会話を盗聴していました宣言になってしまう。
(-210) poru 2023/09/29(Fri) 19:04:19

【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「あ〜……あ!? いたんすかその人!?
 あんだけ姿見せないで今更ひょっこり?
 そら……そうもなるか? なってるか……」

その話を聞いて瞼を持ち上げて驚いた。
貴方の落ち込みようを見ていた事もあるし、生きていた事にも驚いた。下っ端の自分にはなんにも知らされないばっかりで、とっくに処分されたものだと思っていたし。
お疲れさまです、とどこに向けてかもわからない労りをした。

「日焼けはオレも嫌いです。泳がねえし……。
 浜辺散歩するだけで十分すよねえ」
「そんなカッコのそんな経緯の人を空き地に転がして帰るのは十分薄情でしょうが。いや……オレが心配性すぎるだけなのかもしれねえすけど?」

「怖……そんなんすっげえ恨みじゃないですか。余程すね。
 じゃあチャンスがあれば殺すんだ。オレ手伝います?」

そんな事をサラっと言って、それともそんな殺してえなら帰って一人の方がいいすか? とも。
海と雲の間の、白い空を横目で眺めながら「なんでまたって」と。

「いいでしょ、逮捕されたって聞いて寂しかったんだし。
 すぐに帰ってこられたからいいけどさ……」
「文句なんかないですよ。オレが心配で行ったんですから。
 無理やり文句言うなら買ったティラミスが少し溶けてた事くらいじゃないですかね〜……」

「……ま、あの時よりは元気すね」

適当なスペースを見つけて、緩やかに停車する。浜辺の近くまでやってきたから、ここから歩こうと。
サイドブレーキのレバーを引いて車から降りれば、
ここまで波の音が聞こえた。

#ReFantasma
(-211) susuya 2023/09/29(Fri) 19:18:28

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → favorire アリーチェ

「おや? ……まー、今は忙しい事が多い。
 ちょっと込み入った関係になるんなら落ち着いた平和な時に口説いてやれえ」

「それとーそうだな、掟は警察とは仲良くしちゃならん。そんな感じのだ。
 だから俺たちも今はただ迷子を案内しているだけの仲だ」

今は誰にも聞かれてないとでもいうように、そういえば少し変わった道を歩いているかもしれない。
すれ違う看守いない、遠回りでもされていただろうか。

「アレは驚いたなあ。
 まさか俺に届いてると思わんかった、面白かったぞ?
 悪い事だと思わんくていいし気にしてもない。
 途中から聞かせてやる気だった上に、大事な部分は筆談でやっていたからな」

あっけらかんとした態度で貴方の罪は丸め込む。
そうして改めて足を止めればしっかりと向き合ってからその瞳を見つめた。

(-212) toumi_ 2023/09/29(Fri) 19:25:09

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → favorire アリーチェ


「というわけで、今話したことはここだけの秘密にしよう。
 内緒にできるな? アリーチェ・チェステ。
 女の秘密は魅力を高める、これぐらいは守ってもらおうか。

 それにせっかくヴィットーレが守り切っていた宝なんだ。
 これ以上自分から顔を出して奪われちゃあいつが可哀想だ。

 それが守れるってんなら、弟子……弟子ぃ????
 まあ……ニコロにも言われたしな。
 少しぐらいは隠れ方や調べ方を教えてやっていい。
 危なっかしいんだ今のお嬢さんは。
 油断を減らす術を身に着けた方がいいな。迷子も直せえ。
 ……あー。それで、構わないかい?」

そうやってあまり師匠ぶるのは苦手なんだがと、貴方にその手を貸すことは構わないと穏やかに告げた。
それは誰かから託されたことや、宝物である事実もあるが。
何よりも少し悪い事をした気がしてる女性の頼み事は断れない、そんな色男のちょっとした罪滅ぼしだった。
(-213) toumi_ 2023/09/29(Fri) 19:25:25

【人】 Il Ritorno di Ulisse ペネロペ

>>-172 >>63 ダヴィード

「Buon appetito!
 冷めない内が食べ頃ですよっ」

食事前の挨拶をして、シチューをひとさじ。
具材の旨味と甘みがふわりと広がる優しい味。
しっかりとした食事パンの食べごたえも、夕食にちょうどよく。

「Buono! …そういえば、
 実は近々マスターに料理を習おうと思うんです」

「最初に習うのは、このシチューで決まりですね」

なんて笑って、シチューをもうひとさじ。
いくらか食べ進めた頃に、カクテルのグラスを傾けた。

「それはそれとして。
 来年来たら、今度は一緒にお酒を飲みましょうねっ。
 成人祝いはここでさせてもらってもいいのかも」

来年。あなたが18歳になれば、
ノンアルコールでないカクテルで乾杯ができる。
そんなまだ先の未来の約束も勝手にしてしまって。

残暑も過ぎて、外は徐々に涼しくなっていく頃。
バー:アマラントは今日もいつも通り。
穏やかであたたかな時間が過ぎていく。

#バー:アマラント
(79) unforg00 2023/09/29(Fri) 19:26:18

【鳴】 corposant ロメオ

「いや……デカくもなるよ、驚いてんだもん」
「家無し子ォ〜〜? お前家まで追い出されてんのかよ。
 や、良くはねえだろ。なんですか」

まだ梳いていない寝起きのままの前髪をかき上げながら、
また仰向けにぼすんと寝転がる。

「……なんだよ。言えよ、何でも」

まごつく様子に、何を言い出すのか待っていれば。

「…………………」
「ああ〜〜……」

納得した。それは確かに貴方には言い辛い話だろうと。

「分籍とか就籍とか養子縁組とかそういう感じじゃない奴ね?
 あれクッソめんどくさい上に書類でつっかかりそうだもんなぁ……う〜〜〜〜〜ん……まあ逆にそっちの方が……」

しばしの間、そんな風に考える呟きが
通話口に垂れ流された後。

「……できるよ。よそのブローカー頼んのはやめな。
 足元見られて適当な仕事されんのやだろ。
 やんならオレがやるから……」

つまり質問の答えは『Yes』だった。
良くない兄も居たものだ。
(=3) susuya 2023/09/29(Fri) 19:41:30

【妖】 新芽 テオドロ

手伝ってもらった方がいいか。
手袋に包まれたそこを見下ろしながら、助力を受け入れて。

「恨まれていそうですね。俺じゃなくてやらかした奴らが。
 きっとゆくゆくは俺の机にもデスクワークが山積みになるんでしょう、今から少々気が重くなってきますね」

にしてはあまり憂鬱そうにしていないのは、
仕事そのものを苦にしていないからか。
何かしらの世話か、警察の仕事くらいしかしてない男である。

それ故食事の用意も任せっきりにしていて、
どことなく落ち着かない様子に見えるだろう。

「無理に見せろと言ったところで、
 得られるものは何にもないでしょうから、賢明です」

「……できないことはないか、乾杯くらいは」

大人しく席については、自分の手をまた見遣る。
曲げられる指はどれとどれだったかな。
($2) backador 2023/09/29(Fri) 19:57:49

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

>>-203 >>-204

「……そっち行って良い?」

あなたが起き上がってしまうと、寝転がってた分の距離が開いた。
あなたはきっと断らないだろうから、せめて同じベンチに座ろうと隣にすとんと腰を下ろした。

「黒眼鏡と何があったのか知らないけど……その口ぶりだと彼も脱獄したんだね。
 明確に罪状がでてるあの二人黒眼鏡とヴィンセンツィオの釈放は認められないはずだったんだけど」

まぁ、どうせそうなるだろうとは思っていた。
あの二人がそう大人しく捕まったままでいるわけがない。
二人が消えたら喪失感を覚えるのかということならば、やはり、上司の死を聞かされる方が喪失感はあるだろう。
喪失感から歪んでいった事を考えると、あなたの判断は正しいものだ。

(-214) eve_1224 2023/09/29(Fri) 20:05:51

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

>>-203 >>-204 >>-214

「えっと。つまり……」

話される言葉を噛み砕いて、理解する。
ずっと仲良しで優しい家族だったと思っていたあなたの家族は、実はそうではなかった。
そんな事すら知らなかった事が、少し恥ずかしい。
ただ、それよりも。
あなたの言葉を聞いていると、どうにもうずうずしてしまっていけない。
だって。

「……それって、全部……僕のため?」

だってそうだろう。
大学よりも、両親よりも、
自分を優先してくれてるように聞こえた。
なんなら、牢屋であんなに黒眼鏡や後輩との事に怒ったのも。
――全部。

あぁ、本当に僕は馬鹿で愚か者だったのだ、今まで、ずっと。

「…………。もう、そんな事望まない。
 キミがまた、依存してしまうようなら別だけど……大好きな場所から引き離すほど、聞き分けのない子供じゃないよ」

自分だって、今いる警察が
嫌いじゃない

嫌いな上司は沢山いるけれど、それ以上に大事な同僚たちがいるし、守りたいものを守る事くらいは出来るのだから。

「でも……やっぱりね。
 キミが誰かに捕まるくらいなら、僕が捕まえに行くつもり。
 マフィアのこともちゃんと知りたいし、好きな人が好いてる人の事くらいは知りたいから……会ってもいい人くらいは紹介してね」
(-215) eve_1224 2023/09/29(Fri) 20:08:15

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → favorire アリーチェ

>>-201

「いや、これも嬉しいよ。
 キミの気持ちが籠もってるしね」

手の中のキーホルダーをみつめて、表情を緩めた。
流石に持ち歩くには可愛すぎるから、家に帰れるようになったら飾っておこうと思う。

「あぁ、ブックスタンドと本の代金は払うから頼むよ。
 ここにいる間に何冊も読めてしまいそうだから、キミのおすすめも混ぜてくれて構わないし。
 格好いいかはわからないけど……トリックとか先に解けたらよし!ってなるでしょ」
「音声か……イヤホンつければ確かにここでも聞けるからいいかもね」

料理は確かにやってると手が離せないから、音で聞けるのはいいのかもしれない。
なるほどね、なんて言いながら相槌を打った。

それはそれとして……。

「あれで皆外に出れたと思うけど……皆無事かな。
 ここにいると、外のことが何もわからないんだ」
(-216) eve_1224 2023/09/29(Fri) 20:21:05

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → corposant ロメオ

「凄いぞあいつ、俺も死んだと思ってた。
 なんせ黒眼鏡すら見つけられなかったんだからな」

こんな風に笑い話のように話せている姿なぞ昔の自分では想像もできなくて。
細かく言えば今この瞬間まで口に出してここまでつっかえない物なのかと驚いている。
それは相手が貴方だからなのか、拳銃をぶちかました後だからかわからない。

「まあ俺は黒眼鏡もぶっ殺したいほど好きで嫌いだったが?
 チャンスがあれば……そうだな。
 もう一度失敗したし、次はお前にも手伝ってもらうか。
 俺じゃあ上手く殺せるかわからん、殺意が漏れてる人間ほどかわしやすい奴もおらんだろ」

自分でもそうかと腑に落ちるような答えだった。
執着していたのは確かだが、もう彼の意志を知った以上、その背を追うことはもうしない。
別に生死は関係なくて、はっきりと一人でどうこう思うだけの時間が終わったのだと実感した。


#ReFantasma
(-217) toumi_ 2023/09/29(Fri) 20:26:03

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → corposant ロメオ

「んで。つまり。
 心配で寂しかったから今俺の愚痴を聞いてくれて
 その上で散歩に付き合ってくれてるってことか?
 ……成程お? あー」

「…………」

……ティラミスはすまん


思い出して、目元を抑えながら珍しく心の籠った謝罪をした。珍しいことだらけだ。

「そうだな、あの時より疲れてはない。
 疲れてはないが……一人が嫌だったんだよ」

「……靴の中酷くなるかー?」

車から降りてパーカーを羽織る、もう血濡れたシャツは乾いて黒ずんでいて。
まあ、こんな時ぐらいはいいかと砂浜に足を踏み入れ波の音へと近づいていった。

#ReFantasma
(-218) toumi_ 2023/09/29(Fri) 20:27:41

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