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【教】 裁判官 リーベルト[僕の悪鬼生の転機となったあの日。 帰り際に掛けられた気遣いの言葉>>/3には、黙って軽い会釈のみを返した。 返す言葉が何も見つからなかったのだ。 顔を上げればこれまでの天敵が見たこともないような穏やかな表情をしていたものだから、此方が少々面食らってしまった。 居心地悪くきまり悪く、店を後にした。 悔しいけれど彼の言い分を頭では理解していた。 弁護士を雇うにも、それなりに多額の金が要る。 たとえ慰謝料を巻き上げられたとしても、手元に残る金は二束三文。 ならば余程のことでない限り、 それこそ店の存亡に関わる事態でない限り、 客の要望に答えた方が得策だということを。 そもそも店長は法学部の教授と仲が良いのだ。 己の押し付けがましい指摘など無用の長物だっただろう。 いざとなれば腕の良い弁護士を紹介して貰えるだろうし、新米の僕が知らなかっただけで、もしかすると顧問弁護士が既に居たかもしれない。] (/8) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:11 |
【教】 裁判官 リーベルト[ 年下ながらほんの少しを我慢できる彼。 年上ながらほんの少しを我慢できない僕。 どちらが人として優れた大人かと問われれば、 答えは一目瞭然だった。 その日の夜は、ほとんど眠ることが出来なかった。 帰り際に「また明日」と声を掛けられなければ、僕は辞表も出さずにカフェからログアウトしていたかもしれない。] (/9) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:16 |
【教】 裁判官 リーベルト[頑張りを認めてくれる人がいた。 理解を示してくれる人がいた。 たった一人でもちゃんと自分を見ていてくれる人が居たということが、支えとなった。 針を逆立てずとも、肩肘張って鉄の鎧を着込まずとも、 人を必要以上に怖がらなくとも良いのだと。 ヴィクが挫折してしまった時の僕の行動は、 この経験があったからこそ。 傍に居ることで、今度は僕が彼の支えとなれるのではないかと思ったのだ。 後に彼が己へ嫉妬を覚えたこと>>/5は知らない。 どこか遠くへ行くような錯覚を抱かせていたことも、知らない。 サバクンジャーの仲間達が見たら驚くかもしれないけれど、昔の僕が居たからこそ今の僕が居る。 散々罵詈雑言を浴びせていた非礼も、今ならば素直に詫びられる。] (/10) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:21 |
【教】 裁判官 リーベルト[それにしても。 心を入れ替えて心機一転の初出勤時、周囲の反応はあまりに失礼だったと思う。 記憶喪失でも、頭のネジが飛んだのでも、 見知らぬ誰かと 「「 入れ替わってる〜〜〜!!??! 」」なんてSF体験をしていた訳でもない。 表向き満面の営業スマイル(当時比)を浮かべながら、額に青筋が浮かびそうになるのを必死で堪えていた。 ヴィクに前髪をかき上げられた時>>/4には本当に驚いた。 触れるどころか顔を見るのも嫌だっただろうに、 どういう心境の変化だろうと。 一瞬、内心苛ついていたのがばれてしまったのかと焦った。 けれど本気で発熱を心配してくれていたようだったから、余計。 少なくとも僕なら、前日まで散々暴言を吐いてきていた後輩(年上)を親身になって心配するなんて、そう簡単には出来ない。 彼の懐の大きさを思い知り、 それもまた懐く理由のひとつとなった。 そのうちに問題児を手懐けたヴィクの方が、恐れられる存在となっていったのだったか。] (/11) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:27 |
【教】 裁判官 リーベルト[そうしてホール担当から外され、スイーツデコ係になって数週間。 ヴィクの作った見本のシュークリームを自分の作業予定であるシュークリームの隣に並べ、 「こんなもん描けるわけねぇだろ!!!」 そう叫びたいのを必死で堪えながら日がな一日作業を続けて、僕は悟りーべるとになっていた。 存外慣れるのは早かった。元々書写や習字は得意だった。 写仏の効果に近かったのかもしれない。 寺の本堂ではないが、静謐な緊張感に満ちた空間。 先生は生徒の出来をきちんと褒めてくれるから、承認欲求も見事に満たされる。] 巧く出来てますか……!!? 本当ですか!? 嬉しいです!!! ヴィクトル先輩!! 次は何をすれば宜しいでしょうか!!? [ お前は誰だ。 そう言われても仕方ない変貌ぶり。図案の愛らしい鳩の癒しも相まって、尖った心も徐々にまあるく穏やかになっていった。 悟りを開いてしまえば、今度は些細なことで怒りを顕にする客ほど気の毒に思えてくる。 それでどうする、というところまではまだ行かずとも、トラブルを起こすことは殆どなくなった。] (/12) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:35 |
【教】 裁判官 リーベルト[僕らが絵を描いたシュークリームは大変よく売れたらしい。 図案を描いたのは自分ではなくヴィクだが、ふふん僕の先輩が描いたんですよと誇らしい気持ちになっていた。 ある日のこと。 いつものように作業場へと向かおうとした時、客に声を掛けられた。 『最近お見かけしないなーと思ったら、 お二人で共同作業されてるって本当ですか!? やっぱり仲良しなんですね♡』 『握手してください♡』 『一緒にお写真お願いしてもいいですか♡』 やれやれ。姦しい女性客である。 それまでの僕なら眉間に皺を寄せ、グラスを床に叩き付けていただろう。 ところがその頃には僕はヴィクの処世術を丸々完コピしつつ、明後日の方向へと進化を遂げていた。 お嬢さんの手をするりと取り、 営業スマイルと物腰柔らかな慈悲深さを携えて、] ――大変申し訳御座いません。 折角お声掛け頂いて恐縮ですが、 仕事中ですので……店員の撮影はご遠慮願います。 お嬢様方のご来店記念のお写真でしたら、 喜んでお撮り致しましょう。 (/13) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:49 |
【教】 裁判官 リーベルト[共同作業については人差し指を唇の前に立てて、内緒ですのポーズ。とどめにウィンクを一つ。 お嬢様方は暫くぽかんとしていたが、徐々に顔を赤らめた後激しいお辞儀を繰り返して走り去っていった。 なお写真に関しては、 『 レーナルトさんとカーライルさんとお写真撮りたい♡ 』の希望者が後を絶たなかった為、後日簡易的な顔出し看板を設置することになった。 観光地で見かける、顔部分がくり抜かれている立て看板。 穴から顔を出して記念撮影が出来るという優れもの。] お写真をご希望の方は、 宜しければあちらをご利用ください。 [看板へとご案内しながらの爽やか営業スマイルもお手の物となっていた。]** (/14) rinto 2019/04/21(Sun) 0:27:55 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ[ 海色に光り差し、きらきらと輝く海の世界 それが疑似的であっても、多くの人が 気軽に神秘的世界を見れるのは、やはり良いことだと思う 己は、そんな世界をずっと眺めていて 此方を見る貴方は、青に佇む茜が 一等魅力的に映ってるのだろうか ] (D53) kakiki 2019/04/21(Sun) 0:30:19 |
【秘】 巨人のアヴェンジャー クガネ → 幕末のライダー シロガネ[ オレが照れ笑いをした時、一度貴方の顔を まじと見た後だったかもしれない ] ――そんな熱烈な瞳で見られたら こっちまで心が燃え上がりそうだ [ 何だか無性に、貴方を求めたくなった それくらい熱く、オレだけを見てくれる瞳だったんだ ] (-122) kakiki 2019/04/21(Sun) 0:30:42 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ[ 人のクローンで語ったのは記憶に新しいが、 そういえば人間は品種改良なるものにも手を出していたっけ ……これは、神代が終わったのも納得の 逞しさだ。 でも、オレだって金魚は可愛いし綺麗だと思う。 だから良いんじゃないかなーと、元神はサムズアップするのだろう アバウト?気にしない気にしない ] お、良いんじゃね? あとは金魚とか居ればいつでも見れるのになァ [ その時は軽めにそんな会話もしたか ――だが、本当にカニが来ようなら (しかもそれが夢の時とほぼ同じカニなら!) 仁義なきシロさん争奪戦が始まるのだろう カバディカバディ ] (D54) kakiki 2019/04/21(Sun) 0:31:35 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ[ そうして一度水族館を出て寿司を楽しんだ後、 シロさんの提案にうーむと考え込む ] ――そうだな。八つ時まで時間もあるし、 運動がてら上に行ってみようぜ! [ アレ、上んのかァと天を仰ぎながら そう提案しただろう ――しかし、実際はエレベーターなので そんなに運動にはならないだろうけど**] (D56) kakiki 2019/04/21(Sun) 0:32:10 |
裁判官 リーベルトは、メモを貼った。 (a21) rinto 2019/04/21(Sun) 0:34:05 |
【独】 舞台役者 ヴィクトル/* 仕事速すぎるwwwだいすきwwwww >>/12 お前は誰だ >>/13>>/14 ギャアアアアァァァァーーー♡ [卒倒した] (-123) nuruko 2019/04/21(Sun) 0:41:54 |
【人】 不器用 ラッセル[買い物を終えてコンコースを歩けば これまた沢山の売店が並んでいた 昼の食事を済ませた後だからお腹は空いてはいないけれど この地方で取れた物を生かした料理が多いのか、ホットドッグや野菜焼きそばに フルーツが沢山トッピングされたソフトクリーム この辺りに長めの列ができているらしい] 選手プロデュースのご飯なんてのも あるんですね…? [選手の出身地の名産品や好きなもの、時には名前からのダジャレを入れたメニューだそうだ 初めての現地で、初めて知って 置いてあったグルメガイドを一部取ってまじまじと見つめた これもまた、良く売れているのか ガイドの写真と同じものを持つ人が、沢山行き交っている …あとでお腹の具合に余裕があったら、一つぐらい買おうかな。なんて思ってまたグルメガイドに視線を落とした] (128) Az’rush 2019/04/21(Sun) 1:09:46 |
【人】 不器用 ラッセル[やりたい事を全部済ませた後 指定されている席に向かうことにした チケットを取り出して係員さんのチェック 問題なく通して貰って、階段を登った先 拓けた視界の先に見えたのは鳥肌が立つくらいに 広くて美しい、球場だった いつもの草野球場だって そこまで大きさが変わらない…はず?なのに 見渡す限り並ぶ客席と、中央に設置された大きく綺麗に映るモニターが ここがある種の異世界だと、思わせる] おお……すごい。すごいなぁ こんな場所が、あるなんて [この球場に来てから 感心と驚きと喜びで、憧れの球場に来たという実感が湧かなかった]** (129) Az’rush 2019/04/21(Sun) 1:11:35 |
【独】 舞台役者 ヴィクトル/* 球形がてらって何だよ(今気付く)(いつもの誤字 明日には、というか今日にはもうエピ入ってるんだよね…… うそやろ早すぎやん…… あと1d欲しい…… (-129) nuruko 2019/04/21(Sun) 2:34:20 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル ─ 回想・室内 ─ 確かにそうだけどなー。 おっ、でも悪くないな。 [ 隠さない撮り>>69は、結構上手く撮れたように思える。 撮影技術は並だと言ってたが、これならばすぐに 上達するのでは無いだろうか。機会があれば、SNS撮影用に 俺の分まで撮って貰いたいと思う程に。 可愛らしく撮れた写真を見せた反応は、想像以上のもので。 顔を被っている姿を見てよしよしと頭を撫でる。 写真に残されている姿も可愛いが、 やはりリアルタイムで動き、反応があるのが一番良い。 腑に落ちなさそうな反応も、本人は不本意かもしれないが 可愛らしさに拍車を掛けている。 ご要望のポーズで撮影とあらば>>70、普段より恰好をつけ 片方の手を肩に回し、俳優らしく、映りを意識しポーズを取る。 出来上がった写真はすぐに送って貰い、 自らの携帯でも確認し大満足。 背景には真珠ソファが、隣には最愛の人が。 ──紛れもなく、今此処に存在している証拠の画像を残して。] (130) nuruko 2019/04/21(Sun) 4:54:16 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ どうやら、我慢していたのはリーの方もだったようだ。 我慢出来ず、重なるなりすぐに深い口付けを交わしたが、 その反応も可愛いもの。びくりと身が反応し、服を掴まれれば、 優しく背を上下に撫でる。] ……んっ、んん……っ……。 [ 舌を絡めていく間、互いの声が漏れていく。 妖艶な声が聞こえれば、より興奮するのも生物の性。 抱き締める腕にも徐々に力が入るもの。 もし、ドライブ中にアラート音で起こされていたら、原因が あの時のクリーム舐め(エア)だとは思わなかっただろう。 否、確かに俺自身も当時は物足りなかったが。 俺自身は、寝ている間に唇を重ねられていたことには 気付かず、また、夢だと思っていた。 静寂の部屋の中、リップノイズの音がぴちゃ、ぴちゃと、 双方の漏れる声のみが響き渡る。 ──そして、舌を絡ませ合い続けた結果 互いの理性が警告を発するようになった。 (-130) nuruko 2019/04/21(Sun) 4:54:23 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト[ 少しすれば、後頭部を包み込む優しく、温かい手が 何やら蠢いているような気配を感じた。 顔と顔は既に密着しており、後頭部に触れられている 手の様子は見えない。 ただ、包み込んでいたはずの掌が離れ、親指の腹のみ── それもどこか、違和感を覚える感じの触れ方をするように。 指が離れる際、頭に硬いものが当たった気がしたので、 大まかに察することが出来た。 ──恐らく、人のものにしては硬く、鋭過ぎる爪だろう。 とはいっても、己自身も少し前から、 ]牙だけでなく爪も伸び始めていたのだが。 (-131) nuruko 2019/04/21(Sun) 4:55:13 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト……ははっ、互いに同じこと考えていたようだな。 久しぶりなのもあって、少し油断してた。 許可も出たことだから、夜を楽しみにしてるぜ……? [ “襲っても良い”。俺達の間では、この言葉の意味が普通と違う。 言われずとも当然襲いたく、襲われたくもある。 落ち着かせる為一旦唇を離し、口元を覆った手の指先には、 鋭く伸びた爪が見えたことだろう。 元に戻そうと落ち着かせていた筈なのに、 牙の辺りを舐められれば、軽く噛みたい衝動に襲われたが、 ここは我慢。そのせいか、爪は早くに引っ込んだものの、 牙はなかなか消えずにいた。 腹いせに軽く噛んでやろうかと思ったが、 そうすればきっと、そのまま本格的に襲っていただろう。 久々に感じた温もり、良い匂いに、既に理性を抑えられずにいる。 そのまま早くも愛を確かめ合うコースとなる確率も、 それなりにあったのだろう。] (-132) nuruko 2019/04/21(Sun) 4:55:21 |
【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルトへっ、良い声出、っ……んッ……。 [ 首筋を舐めた際に漏れた声は、愛らしく艶っぽい、と感じた時。 宝石のような赤紫の瞳が、突き刺すように俺を睨んでいた。 ──やはり、美しい。 仕返しされ変な声が出たが、所詮は小さいこと。 既に睨まれたことすらご褒美である。 赤紫水晶をまじまじと見つめてから、唇が重なる味に酔いしれた。 結局は調子に乗り、再び重なった唇を舐めてしまったのだが。]* (-133) nuruko 2019/04/21(Sun) 4:56:45 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル─ プール ─ [ 普段よりも一際楽しそうな声が響き渡る>>71。 思えば29才児のプールにかける情熱は 出発前から本気だった>>0:446>>0:826。 こんなに本気だったと知っていたのなら、 棚の奥で眠っていた、景品のエビの浮き輪や、 スイカのビーチボールを持ってくるべきだったか。 ウォーターガンを向けられていることに気付いたのは >>60次のこと。 普段なら「やられたぁ〜〜」と付き合い、倒れていたことだろう。 普段から触れ合っている故、通常は許可など取らないのだが、 思わずその美しさに見とれ、許可を取っただけのこと。 久しぶりに見たのも手伝い、以前より逞しく感じられた。] ははっ、サンキュ。 リーこそ仕事で忙しい時期が続いてたと聞いたが、 前よりもがっしりしたんじゃないか? 俺の身体を触っても、別に得はしないと思うがな。 (131) nuruko 2019/04/21(Sun) 5:08:58 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル[ 勿論断る理由は無い。 ぺたぺたと触れられるだけならまだしも、 胸から腹へと指を伸ばされれば むず痒さに「……ん、っ」と声は漏れてしまったが。 体力の無さに関してはさすがに否定出来ない。 過去の苦い記憶の発端も其処だ。 しかし、これでも過去に比べると筋肉はついているのだが。 新しい自転車も、引越しを機会に買うのはいいかもしれない。 進呈、というより共用的な意味でなら。 時間が経つと、リーの方が先に泳ぐのを止め、 持参した道具で遊び始める。 その様子を見れば、真面目に泳ぐのも一段落。 一緒にフロートのくじらに覆い被さってみたが、 くるりとフロートが反転し、二人仲良く沈んだり、 西部劇ごっこに付き合い倒れこんだりと。 おもちゃのあひると共に撮影した分は、 さぞSNS映えすることだろう。 投稿すれば、一気に拡散されるかもしれんな(自惚れ) 共に沈み込んだ時、結果身体が密着し、 そのまま水中で身体を抱き締めていた。 浮き上がってからも、暫くは腕を離そうともせず。 身を密着させている間に、先程の件を思い出し、 胸の鼓動が一瞬蘇った。 ────まだ、早い。 ] (132) nuruko 2019/04/21(Sun) 5:09:03 |
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