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【人】 裁判官 リーベルト─ 回想・室内〜プール ─ [>>130「悪くない」と写真を褒められれば、 ふふんと得意げに口角が上がってしまう。 学生時代のバイト先でも、ヴィクはこんな風に何かと己を褒めてくれた。 素人でもそれなりの写真が撮れるのは、最新技術の詰め込まれた携帯機器と写真アプリの恩恵に過ぎない。 それでも、褒められると素直に嬉しい。 SNS映えする写真がどういったものかは解らないけれど、 他ならぬ彼のご依頼とあらば断る理由は何もない。 己の挙動が相手の瞳に可愛く映ってしまっているのは想定外。 不本意なよしよしに頬を膨らませつつ、居心地良さから糸目がより細まってしまうのは最早条件反射。 一緒に写真をとお願いするとすぐさま映りを意識したポーズを取れるところは、流石現役の俳優さんだ。 僕は空いた方の手の親指と人差し指を重ねて、指先で小さなハートを作ってみることくらいしか能がなかった。 撮影した写真は、即待ち受けに設定した。 最愛の人に肩を寄せられた自分が、幸せそうに写っていた。] (140) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:30 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[艶かしい水音と、荒く熱い息遣い。 時折漏れる互いの声が静かな室内に響いて、鼓膜を支配する。 優しく背を撫でてくれる手も、強く抱きしめてくれる腕も、 ともすれば意識が飛んでしまいそうな程に気持ち良くて、 それ以上に、 ――もどかしさが募っていく。 自分が自分でなくなっていく感覚。 それでいてどこか、満たされない胸懐。 出発前や車中やサービスエリアでこれまで中途半端なお預けを食らってきたことを思えば、ずっと素晴らしい時間を過ごせているというのに。 どんなに身を触れ合わせても、深く唇を重ねても、競い合うように舌を絡ませ続けてさえも。 いっそ彼と己を隔てるこの身体自体が邪魔だ、と。 内に眠らせた悪辣な鬼が貪欲に、魂ごと彼を求め始める。] ……んん………… ふ……っ、 ……は、………… [離れた唇から伝った銀糸を舐め取り、とろんとした瞳で彼を見つめる頃。 己の手が人ならざるものへと回帰しようとしていたのと同様、彼の爪も鋭く変化して伸びているのが見えた。] (-146) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:36 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[甘えるように頬を擦り付けて、上がってしまった息を整えて。 人の柔らかさを取り戻した腕で強く抱き締めると、香ばしく甘い匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。] ……ふ。 こんなに明るいうちから、 箍を外すつもり無かったんですけど…… ……久しぶり、でしたからね。 はい。約束です。 また夜に。 (-147) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:40 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル[この耐え難い餓え、渇きは、人の食料では満たされない。 世間一般の意味合いで襲い襲われるのも、 彼とならばきっと愉しいのだろうけれど。 どんなに身を触れ合わせても、それは一時的なもの。 彼の身を喰らって血肉とし、 己の身もまた彼の一部として貰えるなら。 そうして初めて、本当の意味で満たされる気がするのだ。] (-148) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:45 |
【秘】 裁判官 リーベルト → 舞台役者 ヴィクトル――ふふ、可愛い。 良い反応です。 ……ヴィク。好きです。 [ぴちゃ、と首筋から舌を離して、そのまま耳朶を甘噛みしてから耳元に囁き入れた。 可愛らしくも妖艶な吐息が脳髄を酔わせ、狂わせる。 期待通りの反応が得られたなら、不敵な笑みを浮かべて。 蒼の双眸を食い入るように見つめてから、彼への想いをひとひらの言葉と、重ねた唇に託した。 愛を確かめ合うのは、夜のお楽しみに取っておこう。]* (-149) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:51 |
【人】 裁判官 リーベルト[>>131エビの浮き輪にスイカのビーチボールまでこの場にあったら、僕のテンションは最高潮に達していたと思う。 最初のウォーターガン攻撃は不発に終わってしまったものの、後の西部劇ごっこでノリ良く倒れてくれたなら少年(29)は大はしゃぎした。] 君にみっともない姿は 見せられませんからね……、 身体を動かすと気も紛れますし。 僕は得します。 [こうして触れ合うのも久しぶりだ。 何かと理由を付けて触れたくなるのは君も同じでしょう?と。 悪戯心で下へ下へと指を進めれば色っぽい声が漏れた>>132から、また理性が吹っ飛びそうになった。 ヴィクも、昔に比べれば筋肉は増えていると思う。 三食もやしフルコース生活だった頃はもっと痩せていて、今の心配とはまた違う、生命の危機を感じてしまうレベルだった。 あひるとヴィクのツーショット写真はSNS拡散待ったなしだろう。被写体が最高だし、カメラマンは僕ですからね(自過剰) ヴィクが乗っかって来てフロートがバランスを崩し、二人揃って水中に投げ出された時には。 抱き締められるのとほとんど同時に腕を伸ばしていた。 先刻と違って直に触れる素肌が、温かくて、心地良い。 浮き上がってからも暫しの間、僕から腕を離そうとはしなかった。 ――身体の内から湧き上がる衝動を抑えつけて、 身が離れたなら、折角だから浮力を利用してみようと。 彼を水中でお姫様抱っこして、額にキスを贈ってみたりした。] (141) rinto 2019/04/21(Sun) 14:52:58 |
【人】 裁判官 リーベルト……ええ、本当に。 僕も、此処に君と来れて良かったです。 [プールから上がった後、夕陽を二人で眺めながら。 左頬に思いがけず口付けが贈られた>>133のには抑えきれない破顔のまま、背伸びして同じように口付けを返した。 髪をセットしていないヴィクは新鮮だった。 普段のきりりとシャープな印象とはまた違う、ふわっとした柔らかい雰囲気になっていた。 人に髪を乾かしてもらうのは心地良い。 己の髪は絵に描いたようなストレートで、特にセットせずとも乾かしただけでつるんと丸く頭を覆う。 玉子みたいだなんて言われたこともあった。 ヴィクが髪の指通りの差にショックを受けている様子>>134に気付けば、よしよしと髪を梳きながら慰めた。] あっ、良いですね。 この辺りは街明かりが少ないから、 星が良く見えそうです。 [都会では数える程度の星しか見えない。 星影を落とした夜の海も美しいだろう。 潮風に乗せて清々しい甘美な香りを振り撒く花畑には、夜明け前後に訪れる案に賛成した。 起きられなかったなら、それはそれで。]* (142) rinto 2019/04/21(Sun) 14:53:10 |
【人】 裁判官 リーベルト ─ レストラン ─ [お待ちかねのディナータイム。 量より質派の己の舌も満足させる、流石の高級ディナーだった。 >>135珍しくしっかりと食材を味わうように噛み締めているパートナーの姿もまたご馳走。微笑ましく見守った。] 良いんですか? いただきます。 ……んっ、……美味い。 僕も、お肉分けてあげますね。 [口元へ運ばれたムニエルを味わい、代わりに一口サイズに切り分けたステーキを彼の口元へと。 周囲の視線や黄色い声は気にならない。 昔から、二人で居ると何故か目立った。 その度に「うんうん。ヴィクは格好良いからな」と誇らしい気持ちになったものだが、時々己も含まれていたようだったのは不思議だった。 それももう、慣れてしまった。むしろ見せつけてやれの勢い。 完全に二人の世界な気分になってしまうのも、旅先の非日常感のなせる業。 彼が舞台俳優だと知る人間はこのレストランには居ない様子だったけれど、 『綺麗な子ね』 『どこかの若手俳優さんかしら』 なんてお姉様方の声はあちらこちらから聞こえてくる。 上機嫌で地酒を頂き、ほろ酔いしながらデザートまできっちり完食した。 「ご馳走様でした。美味しかったです」笑顔で会釈しつつ、レストランを後にした。] (143) rinto 2019/04/21(Sun) 14:53:16 |
【人】 裁判官 リーベルト[潮の匂いに混じって、甘い花の香りがする。 日中の暑さは和らいで、頬を撫でる涼やかな夜風が酔いを覚ましてゆく。 食後、提案された通り見晴台へと向かうことにした。 ヴィクの手を取り、指を一本一本絡めて恋人繋ぎにして、ゆっくりと小高い丘へ向かう散策路を歩く。 足元はきちんと整備されているようだったが、何分糸目なので夜目は人並みにしか利かない。 本質に逆らったあるまじき欠陥。 一応は闇に生きる種の出身であるというのに。 それでも月と星の灯りはしっかりと、眩しく判別できる。 街灯は少なく、周辺には民家の明かりも見当たらず、 夜空を見上げれば夏の大三角を見失ってしまいそうな程数多の星々が煌めいている。 丘の上の鐘には、 " 共に鳴らした二人は一生別れない "――なんていかにも観光地らしいロマンチックな伝説があるそうだ。 デートスポットとして有名らしい。 ちらほら、カップルらしい人影も他に見えただろうか。 なだらかな坂を登りきれば、遠くに宝石を散りばめたような美しい夜景が広がっていた。]** (144) rinto 2019/04/21(Sun) 14:53:23 |
【見】 最上 雪[はぁい!田嶋さんありがとうございましたーっ! (スタジオからお送りする昼のバラエティ番組の 司会アナウンサー風)>>63 嗚呼、それはそれは幸せそうな光景ですねえ。 想像しただけで多くの腐海に 死体が浮かび上がることでしょう。 そして片思い歴の長さよ!これは一途と言っても 差し支えないのではないでしょうか!? (頭抱えるのも、ンんんんんんんっっ!!) 助手席に。ええそれきっと違いありませんね きっと確信犯ですね側に座らせたいのでしょうかね?? あーーーーー可愛いですねえ素敵ですねえ うふふふふふふふふふふ そして認識の剥離の差、これは気付かない(真顔) そしてよっしゃありがとうございます!! 蚊帳の外に居る者同盟、同士よ (※ただし一人は完全なる部外者) 心の底からああ 叫びをあげてえええええっっ!!] (@32) 塩胡椒 2019/04/21(Sun) 15:08:29 |
最上 雪は、メモを貼った。 (t5) 塩胡椒 2019/04/21(Sun) 15:15:57 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante─こぼれ話・セットの沙汰モ代理次第─ (ア、本当にマスターなんですネ……。) [“正式に”との言葉で>@24 僕は初めてマスターの顔を知ったのでしタ。 ヴェーチェルさんの言う通り、 見た目は僕とそれほど変わらないようナ。] (145) 桃胡椒 2019/04/21(Sun) 16:09:32 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante「ゲッ」という声に血が凍りそうな感覚に陥りながらも 従業員ヒエラルキーを悟った僕は>>@25 ホールへ戻ろうとする最中、背後から聞こえる足音に 振り返ろうとする余裕など到底ありまセン! 足音の主がマスターだということモ!] (147) 桃胡椒 2019/04/21(Sun) 16:10:16 |
リコリス臨時店員 Danteは、メモを貼った。 (a22) 桃胡椒 2019/04/21(Sun) 16:11:30 |
【独】 リコリス臨時店員 Dante (-153) 桃胡椒 2019/04/21(Sun) 16:26:33 |
【人】 氷炎の剣士 フリーレ あるか無いかで言われたら あるけど死なない時に抵抗しないか? するだろ [尋ねられたら当然だろ、と踏ん反り返った。 確かに殺せと頼んじゃいるが。 死にたいわけではないから───抵抗するだろう。 それは判断力が落ちたからこその”頼み”だ。 至って、普通の人間なのにこの扱いだ。] (149) こと 2019/04/21(Sun) 16:38:31 |
【念】 氷炎の剣士 フリーレ鼻を鳴らして目を逸らされる。 ふは、と笑い飛ばした。 だって、この悪魔。 結局のところ────甘い<やさしい>のだ。 ああ、だけど。] ( ぼくの心からの ”頼み”を聞かないはずもないのだ。 それぐらいは、信じている。 ああ、だけれども 悪魔が何を成そうとしているかわかっていたなら。 ) (!13) こと 2019/04/21(Sun) 16:38:37 |
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